司馬遼太郎のレビュー一覧
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人間味が印象的
項羽、劉邦、その他の人びとの人間味が強く感じられた。後代より、本能や欲望がストレートに出ている。戦い、滅びの悲劇であるが、変に格好をつけていない分だけ後味が悪くないのかもしれない。
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徳川慶喜については、文化的な素養があることを聞いたことがあるくらいで、あまり詳しいことは知らなかったけど、
読んでみて合理的な人ながらも開国と明治維新という時代の過渡期の中でかなり損な立ち位置にいた人だったんだなという印象を受けた。
人物像としては13章にある松平春獄の
「つまるところ、あのひとには百の才智が合って、ただ一つの胆力もない。胆力がなければ、智謀も才気もしょせんは猿芝居になるにすぎない」
という言葉に集約されるような気がする。
欧米列強の強さを目の当たりにして、鎖国下でもオランダやイギリスと早くから交流のあった薩長と、
江戸幕府内においても慶喜とその重臣たちは早くから未来を見て -
Posted by ブクログ
『故郷忘じがたく候』
私が焼物が好きだからと母がこの本を勧めてくれた。薩摩焼が薩摩藩によって拉致された朝鮮人によるものとは知らなかった。パリ万博に幕府とは別に出展した薩摩ブースに展示されたあれもそうだったとは。自分には知らぬ事ばかり、と思う事しきり。本を読むとは、果てしなく面白い。
『胡桃に酒』
細川ガラシャについては色々知っているつもりでしたが、夫細川忠興の悋気(嫉妬心)の狂気たるや、凄まじい。たま(ガラシャ)が自らの容姿を罪という様に、忠興の狂気に触れ殺される罪もない人々も痛ましい。秀吉の『女房狩』も初めて知ったがおぞましい。
戦国の世に生まれた人たちは男も女も、身分の高低に関わらずその悲