司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 韃靼疾風録 (上)

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    歴史小説にしてはかなりの移動距離がある。主人公の立場が事変に関してあまり重要ではないためちっぽけな存在という感が否めないが、そこはファンタジーと思えばカバーできるかも。明末清初の変遷の様子が面白かった。万里の長城越えはもっと盛り上げてほしかった。

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    2023年05月16日
  • 項羽と劉邦(中)

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    項羽と劉邦の対比が鮮やかだ。圧倒的な戦闘力と威圧感を示す項羽。圧倒的に戦下手で田舎の親父感満載の劉邦。しかし、子どもじみた項羽と人たらしの劉邦。自分の力を示し続けなければならない項羽に対し、人たらしの劉邦には様々な人が引き寄せられる。劉邦の身代わりとなり項羽を罵倒しながら焼き殺された紀信のエピソードなどその最たるものだろう。
    漢中に追いやられた劉邦がどのように反転し、関中に戻ってきたのか。ちゃんと描かれていないと思う。

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    2024年01月03日
  • 街道をゆく 40

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    台湾の取引先の偉い人と会話する中で、先方に勧められたこともあり今回本書を手に取った。その御仁は日本のドラマを時々見るのだそうだが、一番好きなのは坂の上の雲だという。理由は台湾統治に携わった人達が次々と登場してくるからだという。

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    2023年05月08日
  • ロシアについて 北方の原形

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    司馬さんのロシア感は深いです!ウクライナとの戦争も歴史的な背景があるようです。タタールのくびき、とか

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    2023年05月08日
  • 項羽と劉邦(中)

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    張良や韓信らが出てきて、鴻門の会などもある。陳平の毒も中国戦乱期の権謀術数の真髄という感じで面白い。韓信があれほど取り立てられたのは何故なのだろうか。

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    2023年05月07日
  • この国のかたち(四)

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    統帥権を悪用した軍部上層部は天皇をも傀儡としたと言える。
    日本史に例を見ない(軍部による)独裁を許した30年を司馬遼太郎は許せないのをひしに感じた。

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    2023年05月07日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    祖母に貰ってこの本を読みました。最初は退屈していましたが、その後は面白く読めました。やはり官兵衛は魅力的な偉人ですね。終盤の荒木村重と官兵衛の出会いは、米澤穂信氏の「黒牢城」を思い出させました。

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    2023年04月29日
  • 覇王の家(下)

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    主に豊臣政権になるまでを丁寧に描かれており、そこからいきなり晩年になってしまったのでちょっと残念。
    小牧長久手の戦いについてあまり知らなかったので興味深かった。
    あとやっぱり著者の描かれ方にもよるけど魅力的な人物ではない(笑)

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    2023年04月25日
  • 坂の上の雲(六)

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    ネタバレ

    ついに最後の巻を読むに至った。いい調子で読んでいたけれど、やっぱりこの話の脱線ぶりというか余談ぶりには全く閉口する。沖縄の漁師がバルチック艦隊を発見してそれを軍部に報告するまでの過程にくだくだと紙面を割くことの悠長さは腹さえ立ってくる。この本を手に取る読者のほとんどの人が読みたいのは日露戦争のドラマ、大筋であってそんなちまちましたことまで読みたいと思うのだろうか。ある意味そういった部分も場合によっては興味深くないこともないが、この膨大な小説が膨大にならざるを得なかったのはそういった余談話をちりばめすぎるからではないか。その分を戦闘シーンに割けばいいではないか。また昔の日本人の名前の漢字は読むのが難しい。なのに、簡単な漢字の「信濃丸」なんてのにルビが振ってあるのはなんなのだ?と、どんどん司馬さんと文芸春秋社を嫌いになりながらこの巻を読んでいる。
     もひとつ。読む側の私の意識にも大いに問題があります。貸してもらっていたのを長らく放置していて、もういい加減返さなくてはとの思い。読むのに旬ではなかったのです。ですから文句を言うほうが間違っているとも言えます。すみません。
     読み終えました。もう何も言うまい。でも一言、“ホッ”としております。

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    2023年04月15日
  • 竜馬がゆく(七)

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    亀山社中から海援隊に変わり、大政奉還に向け志士が動き出す回。
    龍馬が凄いのは、階級をなくし人は平等であり法によってのみ裁かれる時代にしようと行動した所。
    先見の明がある。

    ついに次で最終巻。
    龍馬よ、死ぬなー!

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    2023年04月06日
  • 坂の上の雲(四)

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    この巻の物語の中で乃木将軍を表すことば、エピソード、白襷隊のこと、これらの語られ方から乃木将軍を好まない人がいる理由を少しだけ理解しました。
    明治帝に気に入られて、昭和天皇の教育も務められ、乃木坂駅に乃木神社がある。一般的に嫌われる訳以外のことがあるのでしょうね。
    私はどちらかと言えば好きな方ですが(^^ゞ

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    2023年04月06日
  • 覇王の家(下)

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    ■司馬遼太郎による家康やその家臣、秀吉などの濃密な描写。
    ■関ヶ原や大阪の陣のところなどがない。恐らく、人間的な描写ができる歴史書類が残っているところをつなげているのではないか。
    ■覇王の家というより、覇王の人という題名の方が相応しい、という感じの本。読み応えはあった。

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    2023年04月02日
  • 竜馬がゆく(六)

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    薩長同盟を達成した回。そしておりょうと結婚し、日本初の新婚旅行に行く回でもある。
    ついに龍馬が行くも佳境に入ってきた。

    作者の「事の成る成らぬは、それを言う人間による」という言葉。イチローも言っていたなぁ。
    これからこっそり自分も使おう。。。

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    2023年03月31日
  • この国のかたち(一)

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    近代精神。宗教権威の否定(富永仲基)。科学的合理性・人格の自律(山片蟠桃・三浦梅園)。人間主義(井原西鶴)。

    ※倜儻不羈(てきとうふき)。すぐれていて拘束されない。志が大きく抜きんでている。馬のたづなに拘束されない。独創。独立。
    ※惣は日本の公(共同体)の原形。
    ※皇族の出の人が一兵卒として徴兵される明治の平等主義。
    ※独裁は日本人の気質に合わない。信長。井伊直弼。
    ※尊王攘夷。契丹・女真族に漢民族が服属する宋代。漢民族の王が中国を支配すべきだという考えから。
    ※明治憲法下で天皇は政治に対して能動的な作用は一切できなかった。例外は敗戦時の聖断のみ。
    ※7世紀に統一国家ができたのは隋による侵略に対抗するため? 
    ※隋唐から官制を導入したが、宦官と科挙は採用せず。
    ※藩という言葉が日常語になったのは幕末。
    ※地域色が強く多様なことは大事。
    ※歴代の天皇で中国的な専制を得ようとした天皇は後醍醐天皇だけ。
    ※昭和10~20年は異質な時代。「非日本的」。非連続。※昭和の一時代を過度に醜悪なものと見、他の時代を過度に美化。「日本人は」と全体を一枚岩として語る傾向。

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    二巻

    四カ国船隊に負けた長州。英は彦島ひこしま(海運の要所)の租借を要求。高杉晋作が交渉で無いものにした。1864 シンガポールなど海運の要所を抑えたい英。

    幕藩体制により、領国大名の統治能力が充実、十分な武力を持っていたため、16世紀ポルトガル・スペインは日本の領土に手を出せなかった。

    藩は武士人口が多い。藩の民は総じて精神性が高い。形而上学的な価値意識をもつ武士が、実利意識の強い農民・商工人の精神面を養った。現在の大都市圏など天領(幕府直轄領)だった地域は精神性が低い。

    ※大乗仏教。解脱は素晴らしいが難しい。なのでいっそ解脱した人(釈迦)を拝むことにしよう。
    ※黄金趣味はスキタイ遊牧文化から東へ。古代中国・朝鮮。
    ※中国・朝鮮では儒教は習俗。同姓は結婚不可。日本では儒教は「学問」。

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    三巻

    幕府フランス式陸軍。明治政府プロイセン式陸軍 ※普仏戦争で仏が敗北1871したので明治からはドイツ。ヨーロッパにもあんな田舎くさい、市民精神の未成熟な、国があったのかと驚きと共感。

    ※中央集権の中韓と異なり封建制の日本。とくに応仁以後は無数の豪族による割拠。日本は百千の破片になった。
    ※李成桂は王位につき、明に使いを送り国号を明に選んでもらった。案に和寧と朝鮮があり、朝鮮が選ばれた。朝鮮は明の年号をもちいた。
    ※扇子は日本の発明品。恵比寿天は七福神の中で唯一日本の神。
    ※浪華はべつに帝都にならなくても、依然本邦の大市である。江戸は帝都にならねければ、百万市民四散して、一寒市になりはてる。
    ※所領への私的執着という泥くさいものを、潔さという気体のような倫理に転換させた。さらにその潔さを、甲冑の華やさという造形的表現にも転換している。執着をおさえこんでの名誉希求(潔さ)が、さらに変化して、甲冑でもっておのれの優美さを表現。華麗な甲冑は、自分の死を飾るものでもあった。

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    四巻

    左翼思想は疑似的な普遍性を持った信仰であり、国家や民族を超えてこの疑似的普遍性に奉仕せよと考える。彼らの日本史の捉え方はリアリズムを欠く。江戸時代の百姓は帝政ロシアの農奴であり、大名は帝政ロシアの地主(貴族)であり、東京の都市労働者は英の産業革命以後のプロレタリアートであると勝手に当てはめて理解している。そこにありのままの日本史は存在しない。p.192-193.▼軍事は身に着けるべき一般教養。戦後は軍事に触れるだけでも具合が悪いという細菌恐怖症のような気分がある。現実を認識しない平和論はかえって恐ろしい。軍事を遠ざけることが、軍部の独走という非リアリズムを生む。いつの時代も合理的に判断行動するように。

    日本の庭園。夕闇。寂滅じゃくめつ為楽いらくの宗教的境地に浸る。▼龍安寺石庭は15個の石で大海を表す。大徳寺大仙院は禅の理想郷(枯淡幽寂)を造形化。大徳寺こほうあん、今生の華麗さを描く。

    ※日露戦争は祖国防衛戦争p.173。
    ※高麗は仏教を尊んだが、朝鮮は仏を拝し儒に代えた。小中華という空想や礼がもつ滑稽さ。
    ※馬を去勢する遊牧民文化。古代エジプト・オリエントの宦官。日本には馬を去勢する習慣が明治までない。▼士は男性器の立つ形を示す象形文字。
    ※日本の奥州と大陸の沿海州の交流。靺鞨が住む大陸の南にある青森出身だから陸羯南。

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    五巻

    インドから仏教という普遍性の高い大宗教を受容しつつ、古来の神々も生き残った。伊勢神宮や八幡神は、仏を讃仰(さんぎょう)した/仰ぎ尊んだ。

    八幡神。仏教伝来の後に豊前大分に出現。中央政治に強い結びつき。東大寺大仏造営に託宣。東大寺の域内にまつられる。▼頼朝の祖が八幡神を氏神に。武の神に。頼朝の鶴岡八幡宮。▼華麗な八幡造。

    古代。海に潜って魚を取る。水圧に厳厳(いかいか)しさを感じ、浮遊のときに浮力の愉快を感じ、海面で呼吸を回復する楽しさに神を感じる。

    会津藩。幕府側で最後まで戦った。明治後も会津若松が最大のまちにもかかわらず福島県庁は置かれず。国公立大学も置かれず。1993年になって会津大学という公立大学が開学。

    室町の地侍や国人は土地を所有する農場主。秀吉刀狩により壊滅。大名は土地所有者ではなく、領内から税を取って給料をもらう人。だから廃藩置県がうまく行った。所有する土地を奪われるわけではないから。

    ※伊勢神宮。式年遷宮。持統天皇から。690年から。
    ※神道。初詣。夏祭。秋祭。祇園祭。山王祭。靖国参拝。七五三。地鎮祭。神前婚儀。月参り。合格祈願。式年遷宮。

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    六巻

    森有礼。18歳でロンドンに留学したため、日本的教養が少なく、志士活動の経験もない、質のいい坊や。医学や理化学用語の日本語訳がまだなかった当時、日本語を捨てて英語を国語とすべきだと主張。エール大教授のW・D・ホイットニーに意見を求めたところ反対される。民族というのは共通するのは言語しかない。森は極端な国家主義者で「国家」が富国強兵すれば、民族文化は衰弱してもよいという不思議な純粋思考をもっていた。p.87-88.

    日本文化は過去からの連続性が濃厚。貯蔵能力が高い。古代や中世の歌詞が豊富に保存されている。古事記、日本書紀、梁塵秘抄、閑吟集。文章資料が大量にある。

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    2023年04月01日
  • 覇王の家(上)

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    大河ドラマが始まって家康についてタヌキおやじぐらいのイメージしかなかったのでこれは読まねば!と。
    正直今まで司馬遼太郎作品を読んで家康は好きになれなかったけどやはり読んでみるとイメージはかわる。確かに「奇妙な方」だ。

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    2023年03月27日
  • 竜馬がゆく(五)

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    池田屋の変が起き、それが蛤御門の変を引き起こし長州は朝敵になった。学生の頃は全くわからなかった事がこの本を読んでなんとなくわかってきた。
    たくさんの志士の命がなくなって今平和ボケしている令和があると思うと、一生懸命生きろ!と龍馬に怒られそうな気がします。

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    2023年03月23日
  • 街道をゆく 3

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    本書の中では「肥薩のみち」と「河内みち」がよかった。単純に自分とあまり縁がない所なので面白く読めました。

    米を通して日本のあり様を深く思索しているのだが、はるか古代から球磨川流域は水との戦いがあったことを知りちょっと驚いた。数年前の大水害は、現在でもなおその戦いが続いているのを物語っている。もしかしたら、もっと激しい戦いになっているかもしれない。

    それにしても、西南の役を昨日のことの様に語る古老が50年前にはまだいたし、街中に鍛冶屋さんがあったんですね。これにも驚き。

    「河内のみち」は司馬さんの地元らしく、筆致も何となく柔らかく、散歩感覚で楽しく読めました。

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    2023年03月18日
  • 竜馬がゆく(四)

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    「よくないのは気と気でぶつかる事。殺る殺ると双方同じ気を発すれば斬り合っている。逃げるのも同じ事。やる逃げると積極消極の差こそあれ、同じ気だ。向こうがやたらと追ってくる。人間の動き、働き、の八割まではそういう気の発作だよ。相手のそういう気を抜くしかない。」

    現代の人間関係にも通じます。
    龍馬は思いつきで動いているようで、とても良く時勢をみている。
    少しでも見習いたい。

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    2023年03月11日
  • 覇王の家(下)

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    ネタバレ

    小牧・長久手の戦いがメインになっていて、大阪夏の陣や関ヶ原についてはほとんど触れていないことに驚いた。ただ、その分、家臣の裏切りなどの反応など、人間臭さを感じる部分が多く、本当にこうだったのかもしれないというリアルな小説だった。

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    2023年03月08日
  • 国盗り物語(一)

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    斎藤道三という名前は聞き覚えがあったが、具体的な人物像は知らないままであった。

    アニメ、ラノベが流行り始めた辺りから日本史の戦国時代を対象としたものが広がり始め、ゲームとしても確立されているため、人物としての名前は知っていてもふんわりとしたものしから知らなかった。

    司馬遼太郎の作品は人、それを取り巻く時代の流れを丁寧な描きと共に読むことができるため、物語として純粋に楽しむだけでなく勉強としても読むことができるのではないか。
    (実際学生時代『項羽と劉邦』を課題図書として読んだ、、、)

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    2023年03月07日