司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 国盗り物語(二)

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    「斎藤道三 後編」とあるが、斎藤道三の話がまだ終わったわけではない。もっとも、美濃の国主になったところまでは進んでいるため、“国盗り”は完了している。

    道三の最高潮は美濃を盗ったところまでで、この先は苦難が待ち受けている。それが北条早雲との違いである。

    ラストのお万阿および深芳野とのやり取りがそれを暗示しているのかもしれない。

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    2022年03月29日
  • 司馬遼太郎短篇全集 第十二巻

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    戦国武将で英雄と言われるほどの者は、みな父親を早くに亡くしている、自ら手掛けたものもあるし、伊達政宗のように見殺しもある/『貂の皮』「良い戦士を作るには年少から戦場を体験しておくといい」「武士」は武装農民の進化型で、「正統」が不在の実力主義の戦国時代では、戦闘力がアイデンティティとなっていた。井沢元彦『逆説の日本史』で、徳川家綱の(評価の低い)「生類哀みの令」について考察し、「過激と見られるほど生命尊重の原則を打ち出さなかったなら泰平の世は来なかったろう 」。暴力が一時的にはあまりに有効な手段、にたいして自制を馴致

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    2022年03月28日
  • 峠(下)

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    下巻一気読み。
    戦国時代モノや、幕末あたりの読み物好きだなーー。

    最初に買ってもらった本が織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の伝記だからかなー??

    河井継之助、惚れるなぁー。

    映画の公開が楽しみです。

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    2022年03月22日
  • 新史 太閤記(下)

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    やはり司馬遼太郎、だと再認識させられた一冊。面白く読ませることに関しては群を抜いている。自分が知らず知らずのうちに彼の説を取り入れていたんだなあ…と、少しショックでもあった。

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    2022年03月22日
  • 新史 太閤記(上)

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     秀吉の前半生に持っていたであろう天性の明るさを十二分にまで描き、その出世していく姿に対して、小説の力で見事なまでに面白さを加味しているところに、加速度的にのめり込ませられた。
     当時としては、現代よりも当然として自身の能力よりも重要視されている家柄などのことに加えて、自身のコンプレックス(猿顔、血筋、身体能力等)をいかに単純に逆転していくかといったものでなく、あまり描き過ぎていないところがいいのかも知れない。
     それ故に人たらしは何処か納得はするものの、真似のできない、捉えどころのない秀吉自身しか有せない、個性(とでもいいのか)と浮かび上がる。
     下巻に秀吉の影がどの様に濃くなるか、気になる

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    2022年03月20日
  • 世に棲む日日(二)

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    吉田松陰先生の真っ直ぐな想いと志が伝わった。
    高杉晋作さんは革命家になるきっかけを知る上海の旅路の思いが、
    とてもリアルな印象でした。

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    2022年03月20日
  • 梟の城

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    ネタバレ

    秀作。
    司馬遼太郎の直木賞受賞作。初期の作品。
    忍者ものだが、司馬遼太郎らしさが出ている。面白い。

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    2022年04月02日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    5月GW明けから読む。明がヌルハチ率いる女真族に倒されて清が建国される中国史上に、平戸から渡った男の話。
    中国史のここの時代は人気があり、よく題材になるそうだ。
    初めてこの時代の中国の物語を読んだ。
    儒教の影響は今も続いているなあ・・・
    当時の衣服などネットで調べて興味深かった。

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    2022年03月18日
  • 幕末

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    幕末から明治にかけてその変遷に関わった武士と暗殺を描いている。
    著者は暗殺に対して非容認の態度で臨んでいる。
    あとがきでも
    「暗殺者という者が歴史に寄与したかどうかを考えてみた。
    ない。」
    としているが、
    「このましくないが、暗殺者も、その兇手に斃れた死骸も、ともにわれわれの歴史的遺産である。」
    とも書いてある。
    そしてそんな暗殺事件の中で「桜田門外ノ変」のみは
    「暗殺という政治行為は、史上前進的な結局を生んだことは絶無といっていいが、この変だけは、例外といえる。」と述べ、この事件の明治維新への大きな役割を認めている。
    ならばきっかけを作ったといえる井伊直弼も日本の変革の立役者のひとりと

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    2022年03月16日
  • 酔って候

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    面白かった。
    幕末人気は高けれど、なかなか“主役”にはなりにくい四人の藩主を中心とした物語。
    徳川幕府の最後を飾る藩主たちだが、彼らを知ると徳川270年の“罪”が分かり、維新は起こるべくして起こされたのだと感じずにはいられない。

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    2022年03月07日
  • 国盗り物語(一)

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    最初の主人公は斎藤道三。

    人の裏の裏をかくといった道三の才能ぶりとともに、時として強引なやり方が後の道三の人生に影響を与えるであろうと示唆するさまが描かれている。そうした司馬の描写は見事である。

    所々に解説を加えている司馬らしさも健在。

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    2022年03月05日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争勃発。真之の純粋、真面目な勤勉姿勢や正岡子規の死を意識した中での俳句への情熱。今とあまり変わらないロシアの思想、時代の世相を表した街の雰囲気。躍動的な時代を感じます。

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    2022年03月01日
  • 竜馬がゆく(四)

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    薩摩藩の巧みな工作により長州藩は朝廷守護の役目を解かれ京を追われた。土佐の老公は長州過激派のこの失速にのっとり、長州寄りだった土佐の勤皇党の弾圧に踏み出し武市半平太も切腹せしめてしまう。このような情勢変化の中、竜馬の海軍事業はどうにか前進し、ついに幕府所有の軍艦一隻を神戸海軍塾の練習艦用に調達することに成功する…
    という第四巻において最も印象的だったのは千葉家のさな子がいよいよ文字通り決死の覚悟で竜馬に想いを伝える場面である。しかしここで何ともタイミング悪く竜馬を迎えに千葉道場に現れたのが陸奥陽之助である。重要な局面で水を差された苛立ちもあってかさな子は容易に陸奥を通そうとせず、玄関先で押し問

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    2022年02月27日
  • 坂の上の雲(二)

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    正岡子規の従軍について触れられた章では夏目漱石が登場したり、同郷の真之とのやり取りに触れられて良かった。
    真之の渡米の様子はその尋常ではない勤勉さに感心する。戦争と言うものが、真之始め様々な人間によって行われ、当たり前の事ですが、全ては人間の手によってその命運も分かれると言うことを痛感する。

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    2022年02月21日
  • 坂の上の雲(三)

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    この巻序盤で正岡子規が逝ってしまい、子規を理由に読み始めたため少し残念に思うもひたすら読み続けます。
    同じ松山出身の秋山兄弟の人となりは興味深く、日露戦争に突き進んでいく明治の日本を戦争の面から辿っていきます。

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    2022年02月20日
  • 坂の上の雲(七)

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    宮古島の島民が『国家機密』の任命を果たした話は戦闘が続く長編の中において、日本の庶民側の様子を知ることができ興味深いものだった。

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    2022年02月20日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    幕末の頃の本はあまり好きじゃなく
    読んでこなかったのですが殺伐とした場面もあり
    面白い場所もあり楽しめました。

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    2022年02月19日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    大阪在住なので大体のの場所を
    思い浮かべなが読めました。
    初めに銭を稼ぐ方法がどつかれ屋とは笑
    その後も常識では考えられない方法で
    修羅場をくぐり抜けます。
    下巻も楽しみです。

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    2022年02月19日
  • 義経(下)

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    戦の天才は平家を滅亡させて京へ凱旋する。この単純な思考を持つ天才は、なぜ頼朝が上洛しないのか?を理解することは生涯なかった。相手の立場を理解せずただ自分を見て欲しいとせがむ純粋さが悲哀。
    奥州への都落のシーン、弁慶との逸話などが書かれていない。何故?あっさり終わる理由とは?謎に包まれた下巻である。

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    2022年02月19日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    慶喜の半生が特に大政奉還前後の明治維新を中心に描かれている。
    慶喜の気持ちの機微について細かい描写されており、とても満足の一冊であった。

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    2022年06月26日