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Posted by ブクログ 2020年03月28日
町人の街大坂が明治維新の流れに巻き込まれる中、侠客の明石家万吉の波乱の人生。上下巻の下巻。
司馬遼太郎の作品、随分と読んだつもりであったが見逃していた作品。「手掘り日本史」で紹介されていたのを機に読んでみました。米相場師だった司馬の祖父の姿が万吉に投影されているらしい。
司馬の本当の魅力は本書の...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月24日
ちょうど十月に、歌舞伎の「夏祭浪花鑑」を見ました。大坂の侠客のあんちゃんが主人公で愛之助、世話になってる親方みたいなおやじが翫雀、というキャストでとても楽しんだのですが、この「俄 浪華遊侠伝」もまさに「舞台は大坂」「侠客もの」ということで、タイムリーに楽しめました。
以下備忘メモ。
*主人公の万吉...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月05日
さて下巻です。
以下いきなり多少、ネタバレ。
大雑把に言うと、幕末の混乱期。
万吉、基本は幕府側の流れになっていますが、長州が没落したときに、落ち武者刈りを命じられてるのに「かわいそうだから」という理由で逆にかくまって落ち延びさせる。
それが理由で幕府側から殺されかかる。
にもかかわらず、また頼...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月23日
浪華遊侠伝 幕末から大正を生き抜いた大侠客、明石家万吉(小林佐兵衛)の生涯。銭取屋、どつかれ屋、市中警備、賭博元締、相場妨害、幕軍傭兵、相場師、消防、病院、養老院、少年院、選挙妨害、実社会との接点は様々な形知変わるが、一貫した狭義心と、人社会の底辺に、それでも何物にも囚われずに独り立ちすると言う徹底...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年02月11日
わが人生は一場の「俄」のようなものという明石家万吉の人生訓が、理解できるのがこの後編。時代は、ちょうど長州藩が京都で負けたあたりから万吉最後のおお仕事までの話。前編ほど痛快ではないが、万吉の度胸と運の良さは顕在。しかし、時代の変わり目からか少しこころに余裕があったのかいろんな葛藤がえがかれている。そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月14日
おもしろかった。
命を捨てる稼業。
幕末から明治にかけて生き抜いた 極道。
男のかわいげ を充満させる。
明治という国ができていく過程がつぶさに語られる。
伏見鳥羽のたたかいの裏側が 明らかにされている。
薩摩は 策士が多い。
錦の御旗のでき方が,なるほどと納得。
明治の時代が まるでパロディみ...続きを読む
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