新装版 俄 浪華遊侠伝(下)
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新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

990円 (税込)

4pt

「わが一生は、一場の俄のようなものだ」。大侠客となった万吉は、播州一柳藩に依頼され、攘夷派の浪士たちが横行しだした西大坂を警備する侍大将を引き受ける。おのれの勘と才覚を頼りに、場当たり的に幕末維新から明治の騒乱の中をたくましく生き抜いた"怪態な男"の浮沈を描いた、異色の上方任侠一代記。

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新装版 俄 浪華遊侠伝 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)
    990円 (税込)
    「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った"どつかれ屋"として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)
    990円 (税込)
    「わが一生は、一場の俄のようなものだ」。大侠客となった万吉は、播州一柳藩に依頼され、攘夷派の浪士たちが横行しだした西大坂を警備する侍大将を引き受ける。おのれの勘と才覚を頼りに、場当たり的に幕末維新から明治の騒乱の中をたくましく生き抜いた"怪態な男"の浮沈を描いた、異色の上方任侠一代記。

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新装版 俄 浪華遊侠伝(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現代でも好きな事を商売にしたり新しい事業を始める時や続ける選択をする時に、知恵やコミュニケーション力や経験等必要な要素は沢山ある中で、文中にもある様に根本は覚悟じゃないかと思う。
    司馬は万吉を文中で #度胸の化物 と万吉を表現してる。
    度胸を覚悟と置き換えて、ビジネス本と呼べる小説に受け取った。勝手

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    現在50代、恥ずかしながら少し前までの自分は、中身もないくせにカッコばかりつけて生きてきた、容姿、言動、態度然り‥常に他人からの目線ばかり意識して、しかもそれが当然であるとさえ思っていた。
    この作品を読んで、それらが全部アホらしいことに気付いた。
    『他人からどう見られたっていいじゃないか』
    『自分が

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    町人の街大坂が明治維新の流れに巻き込まれる中、侠客の明石家万吉の波乱の人生。上下巻の下巻。

    司馬遼太郎の作品、随分と読んだつもりであったが見逃していた作品。「手掘り日本史」で紹介されていたのを機に読んでみました。米相場師だった司馬の祖父の姿が万吉に投影されているらしい。

    司馬の本当の魅力は本書の

    0
    2020年03月28日

    Posted by ブクログ

    ちょうど十月に、歌舞伎の「夏祭浪花鑑」を見ました。大坂の侠客のあんちゃんが主人公で愛之助、世話になってる親方みたいなおやじが翫雀、というキャストでとても楽しんだのですが、この「俄 浪華遊侠伝」もまさに「舞台は大坂」「侠客もの」ということで、タイムリーに楽しめました。
    以下備忘メモ。

    *主人公の万吉

    0
    2013年11月24日

    Posted by ブクログ

    さて下巻です。

    以下いきなり多少、ネタバレ。

    大雑把に言うと、幕末の混乱期。
    万吉、基本は幕府側の流れになっていますが、長州が没落したときに、落ち武者刈りを命じられてるのに「かわいそうだから」という理由で逆にかくまって落ち延びさせる。
    それが理由で幕府側から殺されかかる。
    にもかかわらず、また頼

    0
    2013年11月05日

    Posted by ブクログ

    自分の命を粗末にする主人公に次々とやってくる難解なミッション。今度こそ死ぬんじゃないかと心配でたまらない。読んでいる自分が本の残ページの厚みに命の安心を求めてしまうという・・・こんなことは初めてだw

    0
    2013年01月20日

    Posted by ブクログ

    浪華遊侠伝 幕末から大正を生き抜いた大侠客、明石家万吉(小林佐兵衛)の生涯。銭取屋、どつかれ屋、市中警備、賭博元締、相場妨害、幕軍傭兵、相場師、消防、病院、養老院、少年院、選挙妨害、実社会との接点は様々な形知変わるが、一貫した狭義心と、人社会の底辺に、それでも何物にも囚われずに独り立ちすると言う徹底

    0
    2012年11月23日

    Posted by ブクログ

    わが人生は一場の「俄」のようなものという明石家万吉の人生訓が、理解できるのがこの後編。時代は、ちょうど長州藩が京都で負けたあたりから万吉最後のおお仕事までの話。前編ほど痛快ではないが、万吉の度胸と運の良さは顕在。しかし、時代の変わり目からか少しこころに余裕があったのかいろんな葛藤がえがかれている。そ

    0
    2010年02月11日

    Posted by ブクログ

    実在の人物とは知らず読み始めたので、予想とは違い読み応えがありました。子供の頃から、どんな責めにも耐えてきて、単純明快な義侠心で行動する主人公でした。
    「もともとこの稼業は死ぬことが資本の看板や」と無茶ばかりしながらも、実際87歳まで生きたというのは丈夫な身体だったんだと驚きだった。
    会話文が勢いが

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    下巻は鳥羽伏見の戦いに巻き込まれた後、ご都合主義の一柳藩に放逐され、米相場を始める。

    その後、火消しや少年院、身体障害者の保護に取り組んだ。

    最後ら辺はやや尻すぼみ感があるが、自分の矜持を最後まで貫いた姿勢がカッコいい。

    0
    2024年08月01日

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