司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 国盗り物語(一)

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    斎藤道三という名前は聞き覚えがあったが、具体的な人物像は知らないままであった。

    アニメ、ラノベが流行り始めた辺りから日本史の戦国時代を対象としたものが広がり始め、ゲームとしても確立されているため、人物としての名前は知っていてもふんわりとしたものしから知らなかった。

    司馬遼太郎の作品は人、それを取り巻く時代の流れを丁寧な描きと共に読むことができるため、物語として純粋に楽しむだけでなく勉強としても読むことができるのではないか。
    (実際学生時代『項羽と劉邦』を課題図書として読んだ、、、)

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    2023年03月07日
  • 新装版 妖怪(下)

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    応仁の乱前夜  唐天子に取り憑かれた源四郎。

     将軍家に伝わる鬼切の剣を巡って、日野富子とお今の局が争い、その争いに源四郎も巻き込まれる。

     司馬遼太郎の作品は、時代考証するものが多いが、妖怪物のこの作品は単純に楽しめた。 
     妖怪は、弱い人間が見てしまう物なのかもしれない。
     夢枕獏と比較するのは見当違いかもしれないが、この作品のテイストは似ている。

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    2026年01月18日
  • 新装版 妖怪(上)

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    妖怪とは何か?源四郎と唐天子の攻防  室町幕府の将軍の落とし胤と母親から聞かされ育った源四郎は、母の死を境に京に登る。道中、腹太夫という気のおけない仲間もできた。

     京の都では、将軍義政の正室日野富子と側室お今の局が将軍の寵愛を巡って争っていた。そのお今に取り憑いているのが唐天子。呪術使い。

     妖怪とは何なのか。見える人間の中に巣食う物なのか。

     下巻に続く。

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    2026年01月18日
  • 花神(下)

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    花神とは何か  クライマックスは上野の山に籠る彰義隊の掃討。

     下巻を読んで、戦に対する薩摩の情念的で感覚的なものが、その後の日本陸軍のDNAに残っている気がした。大村益次郎が長生きていたら、その後の日本陸軍の状況は違っていただろうか。

     花神とは、中国でいう花咲か爺さんのことらしい。幕末に有象無象の薩摩を中心にした寄り合い所帯の官軍では新政府を樹立する道筋ができず、維新は訪れなかっただろう。全く何もないところに、大村益次郎が魔法のように道筋をつけ、明治維新を成し遂げた。彼は花神なのだ。

     久しぶりに靖国の彼の像を見に行きたくなった。

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    2026年01月18日
  • 街道をゆく 42

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    司馬遼太郎が1971年に「週刊朝日」にて連載を開始した「街道をゆく」シリーズの「42.三浦半島記」。2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観て、手に取りました。鎌倉時代について司馬遼太郎独自の視点で書かれており興味深く読みました。また海軍に関する記載についても陸軍だった筆者からの視点は面白い。どちらかというと三浦半島の付け根の話が多いのはご愛敬か。

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    2023年03月03日
  • 新装版 軍師二人

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    表題作の「軍師二人」の表現がとても好きです。

    まだ芝居の幕はあがるべきでなかった。
    が、あがった。

    たった二行で、坂道を転がり落ちるような破滅を予感させてくれました。

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    2023年03月02日
  • 街道をゆく 6

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    朝日文芸文庫
    司馬遼太郎
    街道をゆく 「沖縄 先島への道」


    重厚な紀行文。面白い。琉球文化の深さなのか、著者のような識者が掘れば掘るほど 面白さが出てくる感じ


    著者の目線は 近代の超克
    沖縄史を研究し、足を運び 現地の人と話しながら、国家を超えるものを探しているように思う


    明快な結論はないが「倭人」という言葉を近代超克のヒントにしている
    *倭人=日本という国家の規制を受けず、村落共同体に生きる人
    *国家ではなく、村落共同体で人を捉えるという意味だと思う


    沖縄に行くなら
    沖縄戦、琉球処分、人頭税、柳田国男ら沖縄文化論、池間栄三 「 与那国の歴史 」を 理解してから行きたい。

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    2023年02月28日
  • 竜馬がゆく(三)

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    龍馬はかっこいい。
    女、金に執着せず、自分のなすべき事をまっすぐにしている姿は今の時代の誰にも当てはまらない。
    だから亡くなってこんなに経つのにまだ英雄なんだろう。
    これは乙女姉さんの力だな。

    さぁ、4に進もう!

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    2023年02月27日
  • 花神(中)

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    村田蔵六 いよいよ世に出る  長州征伐の指揮官として、蔵六は世に出る。

     司馬遼太郎の名調子が続くが、なかなか話は進まない。

     印象深いのは、司馬遼太郎は福沢諭吉を評価していないことだ。福沢は軽佻浮薄で村田蔵六という男を理解できないのだ。嫌な野郎として登場してくる。

     主人公について書かれている割合が少ないが、明治維新の一つの解釈が描かれている。

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    2026年01月18日
  • 花神(上)

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    若き日の大村益次郎  長州の百姓医者から幕府のお抱え学者。そして長州に最下層であるが士族身分で召し抱えらた主人公。緒方洪庵の死までが描かれる。
     
     日本の蘭学事情や科学の発展など、筆者による盛り沢山な解説付きで話が展開していく。

     中巻に続く。

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    2026年01月18日
  • 覇王の家(上)

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    大河ドラマの主人公を時代小説で読むことを続けている。司馬史観などと言われたりもするけれども、それはやはり文章が重しろいからなのだと思う。ひょっとしたらこうかもしれないなと思わせる書きぶりは見事。後半も楽しみ。

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    2023年02月24日
  • 十一番目の志士(上)

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    ネタバレ

     唯一人の長州人、という異常な緊張感と寂寥感が、どう屈折してそうなるか、晋助に自由を与えた。
     自由とは、こうである。
     晋助の隣りに、他家の娘が臥ている。その娘の脛を晋助は白々とめくった。
    (おれは何をしようとしているのだ)
    と、驚いて自問したときには、自分の中に皮膜を破りちらして別の自分が誕生していることを知った。
    (かまわぬ)
     傲然と答える自分が、である。浮世の道徳法律(とりきめ)などはなんであろう。法律的には自分は朝敵であり、道徳的にはすでに殺人者であり、しかもなおその殺人は主義で正当化され、道徳的な罪悪感はない。さらに、
    (この焼け跡の都で、おれ一人が人間の外だ。おれはただひとりで

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    2023年02月23日
  • 十一番目の志士(下)

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    ネタバレ

    「わからないけど」
     と、つぶやいた。おのうが言うところでは生きる甲斐もなくきていて、たまたま晋助という男を知り、ごく自然に身をまかせた。いずれは離れてゆく男だということはわかっているが、こうして一緒にいるあいだだけでも亭主だと思いたい。幻覚かもしれないが、この幻覚を自分は楽しんでいる。亭主が長州の間者ならばそれはそれでおもしろく、自分も間者の女房としてあぶない瀬を踏んでみた。やってみると結構たのしくもある。この幻覚のなかでたとえそのために死んでも自分に悔いはない。というのである。
    (そういうことかな)
     と、晋助は自分の身に引きかえておのうという女と、その言葉を想った。この女は幻覚こそ生き甲

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    2023年02月23日
  • 峠(下)

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    精神的な美しさを体現した幕末の武士、河井継之助は公益のためにのみ自信を操り正義を貫く。新政府側と佐幕派が和解に漕ぎ着けていたら、歴史は少し変わったのかもしれない。

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    2023年02月20日
  • 義経(下)

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    1000年経っても残る判官贔屓の言葉、その人物と影響力の大きさは、日本史上の傑出した人物の一人であることを理解することができた。

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    2023年02月19日
  • 義経(上)

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    1000年経っても残る判官贔屓の言葉、その人物と影響力の大きさは、日本史上の傑出した人物の一人であることを理解することができた。

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    2023年02月19日
  • 竜馬がゆく(二)

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    歴史の授業を司馬遼太郎さんがしてくれていたら、今頃私は歴史大好き人間になってただろう。

    歴史上の有名人がいっぱい出てきてやっぱり幕末は面白い!

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    2023年02月25日
  • 幕末

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    幕末に起こった暗殺事件を題材にした短編小説集。
    ワザワザ小説集と言うような書き方をするのは、事件自体は本当に起こった出来事であり、歴史的検証や登場人物の後日談等も丹念に綴られている為うっかりすると史実かと思ってしまう程臨場感タップリのお話ばかりである。
    もっとも幕末の諸藩の立場や個々の事件に関しての予備知識が無いと読んでいてもつらいかもしれないマニアックな事件が多い。

    筆者自らあとがきで「歴史書ではないから、数説ある事柄は、筆者が、この方が真実を語りやすいと思う説をとり、それによって書いた。だから、小説である。」とあるので史実とは多少違うところも有るだろうし、登場人物の人間関係や心の動きなど

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    2023年02月18日
  • ロシアについて 北方の原形

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    こんな時期だから読んでみた。ロシアを巨人の左腕と右腕に例えていた。そこに生きている人と牽制者はきっと違う。

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    2023年02月18日
  • 梟の城

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    純粋にエンタメとして楽しめる。構えたところもないし、だらだらと無意味に長くもない。「坂の上の雲」に比べて読むのに疲れない。

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    2023年02月16日