Posted by ブクログ
2018年08月18日
大坂での坂本龍馬謁見、そして新撰組のと対峙から始まる下巻。
読み始めて間もなく主人公、天堂晋助は架空の人物だと気づ始めてからは歴史上の人物と多く関わりつつも歴史に関わらない行動をしているのがひどく気になりながら読み進めることとなった。
とはいえ、幕末の長州藩には血気あふれた人物が有名無名含め多数排出...続きを読むされた時勢であり、伝えられていないドラマが多数あるのてはと想像する。
加えて、長州藩には有名な人斬りがおらず、土佐の岡田以蔵や薩摩の中村半次郎を模して晋助を作出したのかもしれない。その人斬りたちはほぼ登場しないが。
ネットで天堂晋助を調べると、NHKの大河ドラマ「花神」にも粟屋菊絵とともに登場し、戊辰戦争で戦死ていることに驚く。菊絵や妹のその後があまり語られないのが多少気になる。