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天堂晋助。長州藩の下層の出ではあったが、剣の天稟は尋常ではなかった。ふとしたことから彼を知った藩の過激派の首魁、高杉晋作は、晋助を恐るべき刺客に仕立てあげる。京に、大坂に、江戸に忽然と現れ、影のように消え去る殺人者のあとには、常におびただしい血が残された。剣の光芒が錯綜する幕末の狂宴!
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Posted by ブクログ
少年ジャンプの格闘シーンを読むような軽快な殺陣シーン。
作者の司馬遼太郎さんは必要以上に状況描写をしないのに
何故,あれだけイメージがわくようなカッコイイ戦闘シーンが書けるのか。
すごい。
例えば,主人公が敵に囲まれていて,
剣を抜いて,一歩踏み込んだと同時に切り倒して,
敵が倒れてゆくと同時に振り返る,みたいなシーンがったとして,
そういうシーンって,絵にしても,映像にしても,漫画にしても,
軽快さを出すことは容易ではないと思うのに,
それを文章だけで,
更に言うと,余計な言葉を一切,切り捨てながら
あたかも息をするように当たり前のこととして軽々やってしまえるのがすごい。
読み返して改めて思った。
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