司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 菜の花の沖(三)

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    本格的に面白くなってきました。
    何年か前に買って積読にしていたのを、昨年酒田に旅行に行くので読み始めて、ときどき思い出した頃に読み進めてきたけど、ここにきて今どハマり中の金カムと内容がリンクしてきて胸躍る展開に。

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    2022年12月17日
  • ロシアについて 北方の原形

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    今この時期だから
    読んでおきたいな...
    と思っていたら
    偶然リユース文庫で入手

    そして
    ロシアの成り立ちについて
    対日関係の歴史について
    全く無知だった自分

    目から鱗がぼろぼろ

    読んで良かった一冊

    政治家がマストで読んで
    勉強してくれ
    と思う

    市のリユース文庫にて入手

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    2022年12月11日
  • 街道をゆく 43

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    名古屋の旅の前に。

    美濃、尾張、三河の違い、桶狭間を中心とした戦国時代に通じる土地の記憶を辿る。

    街道をゆく最終巻、司馬氏の横顔に触れる。

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    2022年12月10日
  • 項羽と劉邦(中)

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    項羽、劉邦それぞれが勢力をなし戦乱を繰り広げる中巻。各陣営内部の関係性やその中で誰がどのような能力を発揮するのかを通してトップとしての二人の資質の違いが表される。

    組織にはどちらのタイプの代表もいる。コンサルしがいがあるのはやっぱり劉邦タイプがトップの組織。

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    2022年12月04日
  • 草原の記

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    モンゴルとその民族の雄大な歴史を描き出す歴史エッセイ。中世にモンゴル大帝国の基礎を築いたオゴタイハーンと、現代でロシア満州中国という権力に翻弄されたツェベクマさんという一人の女性を対比的に描くことで古代から現代までの遊牧民の来し方在り方をどこか切なくあぶり出す作品

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    2022年12月04日
  • 街道をゆく 2

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    「街道をゆく」第二巻。1970年台の韓国ということだからか、主に農村を周っているからか、今の私が知っている韓国のイメージとは違った雰囲気を感じる部分も少なくない。

    百済新羅高句麗の三国時代の話や白村江の戦い前後の考察も面白かったが、秀吉の文禄の役の際に軍団ごと李氏朝鮮に降った「沙也可」とその末裔の村の話は、全然知らなかったし色々と想像力を掻き立てられて面白かった。

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    2022年12月04日
  • この国のかたち(二)

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    本巻もとりとめなく筆者の趣くままに日本人の歴史の断片が述べられる。中国や朝鮮との比較が面白い。職人に対する考え方など。
    また呉越同舟の越が日本での稲作文化の祖先ではないかとの考えは興味深い。

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    2022年12月03日
  • 城塞(中)

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    クオリティとしては司馬遼太郎の全盛期とも言える。小説における小幡勘兵衛の立ち位置の危うさが、かえって良いスパイスと言える

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    2022年11月29日
  • 城塞(上)

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    小説構成の堅牢さの崩れっぷりと司馬遼太郎の評論が、際どいレベルで調和している時期の作品ではないだほうか

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    2022年11月29日
  • 竜馬がゆく(二)

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    幕末のこと、難しくて分からないな〜って思ってたけど、普通に理解した。史実とは違う部分もあるだろうけど、やたら難しい日本史の教科書読むよりよっぽど面白い( ̄▽ ̄)⭐︎

    龍馬が脱藩するまで。

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    2022年11月13日
  • 関ヶ原(上)

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    石田三成と徳川家康。

    戦国3部作の中では信長、秀吉を魅力が劣ってるように感じ、2人の主人公にあまり好きになれず熱中出来なかった。

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    2022年11月13日
  • 峠(上)

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    インターネットはおろか書籍すらすぐ手に届くところに無い環境では、このように情報を集めて、思考を深めていくものかと考えさせられた。
    「夜は明けぬ 覚めよ起きよと つく鐘の ひびきとともに 散りし花はや」という相馬御風の詠んだ歌がある場面が印象深かった。

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    2022年11月12日
  • 新装版 歳月(上)

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    若い時に読んだ司馬遼太郎作品を一から読み直し中です。

    飛ぶが如くの時代を別視点(主人公を変えて)の著作です。
    前巻は江藤新平の前半生であり、薩長土肥の肥前の幕末での立ち位置を知ることができます。
    江藤新平は才あるも、人間関係の調整、機微が分からない人物として描かれていて、私の会社にもそういう人がいるなぁと勝手なことを思って読んでしまいました。

    (著者の私見も入っておられる思いますが)幕末という騒乱期では英雄であった参議等が、国家を作る政治家、行政家として活動しなくてはならなくなった時の立ち振る舞い、政治家等としての能力、性格を知ることできます。
    幕末小説は多くの小説はあれど、その後のことを

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    2022年11月09日
  • 花神(上)

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    学者のこころ

    石井宗謙のエピソード

    “物習いはさかんだ。しかし物習いを学問とはいえまい。学問とは、あたらしいことを拓く心があってはじめて成立する世界だ。

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    2022年10月30日
  • 新装版 軍師二人

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    短編集。標題の軍師二人は、真田幸村、後藤又兵衛を題材としているが、鉄砲の技術集団として知られる紀州の雑賀党であったり、織田信長の三百石とりの伊藤七蔵政国、徳川家康の新参の家来である佐野綱正、渡辺勘兵衛など、池波先生の小説は、こういったあまり知られていない人物を描くのが上手い。

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    2022年10月25日
  • 国盗り物語(二)

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    年齢と経験を重ねるにつれ気弱さを見せる道三に、フィクションだとは分かっていても人間らしさを感じられて良かった。

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    2022年10月16日
  • 功名が辻(三)

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    3巻まで読んだなかで一番面白かった。
    3巻では、秀吉時代の後半と彼の死、家康の台頭、関ヶ原前夜までが描かれている。
    有事のまっただなかに放り出された、まじめが取り柄だけの山内一豊が、妻千代の助けを得ながら、いかにその後の山内家の運命を大きく切り開くチャンスをものにするのか。4巻を読むのが楽しみだ。

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    2022年10月16日
  • 峠(下)

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     幕末の戊辰戦争で活躍した河合継之助を描いた歴史小説の最終章。いよいよ官軍に攻め込まれて、長岡藩でそれに立ち向かう。ギリギリまで長岡藩の中立を保つべく奔走をするが、どうしてそれがうまくいかず、勝てることはないだろうを分かっていながら大義のために降伏することはせずに北越戦争に突入してゆく。 かっこいい生き様を貫いているようにも見えるが、どうしてもなかなかその立場を十分に理解することが難しいし、郷土では悪者として認識されることも多いというのもわかる気がする。でも魅力的な人物を描いたこの小説は面白かった。

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    2022年10月07日
  • この国のかたち(四)

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    統帥権の論調は叱責しているような論調は同意せざるを得ない。歴史を外科医のようにオペしている。
    最終章の先見性も鋭いと思う。

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    2022年10月07日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    明が滅亡して清になるあたりの歴史は知らなかったので、(司馬さんの解釈が入っていることを考慮しても)ためになった。明や女真族というよりも、日本に翻弄されてしまった庄助だけど、最後はあれでよかったんだろうか。

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    2022年10月04日