司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 世に棲む日日(四)

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    高杉晋作の生涯を描く最終巻。自由気ままにしてきた晋作が27歳で病に倒れたりするのは世の無情さを感じる。激動の時代に活動し色々な人に影響を与えた人生は満足のいくものだったろうかと思う。有名な句を素直に受け取って良いのか考えてみたい。

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    2026年03月10日
  • 世に棲む日日(三)

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    高杉晋作を中心に倒幕運動を追い続ける第3巻。薩長の確執が徐々に出来上がる様がわかってくる。長州藩が朝敵にされて幕府側から迫られる。

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    2026年03月10日
  • 新装版 軍師二人

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    短編集。標題の軍師二人は、真田幸村、後藤又兵衛を題材としているが、鉄砲の技術集団として知られる紀州の雑賀党であったり、織田信長の三百石とりの伊藤七蔵政国、徳川家康の新参の家来である佐野綱正、渡辺勘兵衛など、池波先生の小説は、こういったあまり知られていない人物を描くのが上手い。

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    2022年10月25日
  • 国盗り物語(二)

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    年齢と経験を重ねるにつれ気弱さを見せる道三に、フィクションだとは分かっていても人間らしさを感じられて良かった。

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    2022年10月16日
  • 功名が辻(三)

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    3巻まで読んだなかで一番面白かった。
    3巻では、秀吉時代の後半と彼の死、家康の台頭、関ヶ原前夜までが描かれている。
    有事のまっただなかに放り出された、まじめが取り柄だけの山内一豊が、妻千代の助けを得ながら、いかにその後の山内家の運命を大きく切り開くチャンスをものにするのか。4巻を読むのが楽しみだ。

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    2022年10月16日
  • 峠(下)

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     幕末の戊辰戦争で活躍した河合継之助を描いた歴史小説の最終章。いよいよ官軍に攻め込まれて、長岡藩でそれに立ち向かう。ギリギリまで長岡藩の中立を保つべく奔走をするが、どうしてそれがうまくいかず、勝てることはないだろうを分かっていながら大義のために降伏することはせずに北越戦争に突入してゆく。 かっこいい生き様を貫いているようにも見えるが、どうしてもなかなかその立場を十分に理解することが難しいし、郷土では悪者として認識されることも多いというのもわかる気がする。でも魅力的な人物を描いたこの小説は面白かった。

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    2022年10月07日
  • この国のかたち(四)

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    統帥権の論調は叱責しているような論調は同意せざるを得ない。歴史を外科医のようにオペしている。
    最終章の先見性も鋭いと思う。

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    2022年10月07日
  • 韃靼疾風録 (下)

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    明が滅亡して清になるあたりの歴史は知らなかったので、(司馬さんの解釈が入っていることを考慮しても)ためになった。明や女真族というよりも、日本に翻弄されてしまった庄助だけど、最後はあれでよかったんだろうか。

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    2022年10月04日
  • 竜馬がゆく 1 無料試し読み版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    強く成長しました

    わりと子供時代は弱そうな男子で皆からもからかわれ、また勉強もほぼできないという劣等生扱いをされていた竜馬が、時を経て心身ともにたくましく強くなった姿を描いています。完璧な史実に基づいているわけではないですが、彼は強く成長を遂げたイメージが感じられます。

    #カッコいい #アツい #ドキドキハラハラ

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    2022年10月03日
  • 街道をゆく 2

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    某所読書会課題図書:韓国の旅行記だが、観光地を巡るのではなく農村を主体に訪れているのが良かった.日本との関わりを冷静な視点で描写している点に感心した、刊行時と今では状況が違うが、ハングルでの表記がないことに違和感を感じた.小生、ハングルは何とか読めるので地名だけでもハングル表記が欲しかった.

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    2022年09月28日
  • ペルシャの幻術師

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    これがデビュー作とは考えられない完成度。
    時代背景は詳しく分からないが、今読んでも全く色褪せていない。
    短編集なのに一つ一つの物語の深さと広がりと豊かさに脱帽。
    美しさとリアリティが共存していた。

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    2022年09月23日
  • 功名が辻(一)

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    のちに土佐の太守となる山内一豊とその妻千代の物語。千代は賢妻の誉れ高く、戦前の教科書でも取り上げられていたらしい。ジェンダーが気遣われる現代では、時代錯誤の扱いを受けるかもしれないが、小説としては読みやすく、面白い。「竜馬がゆく」に近いテイスト。

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    2022年09月20日
  • 功名が辻(二)

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    天下統一、その後のパワーゲームをどう生き残っていくか・・・

    一巻と比べると、本作の面白さがわかるようになってくる時期だからなのか、

    引き込まれていくのがわかる。

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    2022年09月13日
  • 功名が辻(三)

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    いよいよ戦国時代も終わりに差し掛かる。

    戦国末期のパワーゲームに加え、普段あまり耳にしない武将まで詳しく書かれるとそれだけで楽しめる。

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    2022年09月13日
  • 城塞(下)

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    日本人(そしてこの作家)が「詩的」か否かでその人物の印象を決めるという指摘は間違いない気が。
    でも、そうであれば家康という人物はもっと興味深く捉えてよいのでは?と逆に思ってしまいますな。ただこの作家はストーリーテラーという訳ではないので、そういう描写を要求するのは酷かなとは思いますけれども。
    また、秀吉に明るさを感じるとかありえんと思いますけれども、当方からすると。
    詰まるところ、前から思ってましたけれども、この作家はやっぱり、昭和の、そして男の作家なんだろうと思います、良くも悪くも。

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    2022年09月09日
  • 竜馬がゆく(七)

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    いよいよ大詰め。
    自分が知る日本になる礎ができる直前。
    多くの人の命と思いをかけて。

    心を打たれながら本に入り込んでいたら、
    日課のPodcastでちょうど紀州藩と海援隊の話があった。
    本は竜馬寄りだけど、Podcastは歴史を今の視点で見て語られているから、
    より竜馬側は海賊的な悪どいやり方だと語られていた。
    情はない。
    そして、そもそも実は海援隊も竜馬も航海技術はあまりなかったとのこと。中途半端だったとも。

    なるほど。
    本に書かれたことが正しい話だと思い込み過ぎていた。
    他の角度から見ることも大切。
    人が変われば、時代が変われば、見方が違う。

    日頃の仕事や考え方にも取り入れなければと

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    2022年09月04日
  • 梟の城

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    葛籠重蔵と風間五平を対照的にすることで、正しい日本人としてのあり方を司馬遼太郎は教えたかったのだろう。
    最終的に重蔵が生き残り、五平が死んだ。すなわち、重蔵の生き方が司馬にとっては正しいのだろう。
    「忠義を全うするも自分なりの答えを出す」、そんな生き方は私にも格好良く映った。

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    2022年09月03日
  • 梟の城

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    昭和34年という高度成長期に差し掛かる頃に書かれた司馬遼太郎の直木賞受賞作。
    大衆文化が拡大した時代に提供されたエンタメにも関わらず、移ろいゆく知識人も惹きつけただろう文学的香りのする作品。

    本小説の世界は、信長から秀吉の時代の忍者の世界。梟はむろん忍者を指す。
    葛籠重蔵と風間五平(石川五右衛門)という伊賀忍者二人に木さると小萩というくノ一の男女が織りなす忍者の世界、独特の人間関係のスパイラルを描く。
    忍者の美学に殉じる重蔵が妙に魅力的に映る。伊賀を抜け、武士を志向した五平がよい対比になっている。と同時に、下忍の黒阿弥や敵の甲賀忍者洞玄など魅力的な脇役がよいバランスで描かれる。そしてそこかし

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    2022年08月31日
  • 故郷忘じがたく候

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    主人公である十四代沈寿官氏は、秀吉の朝鮮出兵で全羅道南原に攻め込んだ島津兵が撤退する際に、一緒に薩摩まで連れてこられた一族の末裔。
    島津家は移民たちが定住した苗代川を藩立工場にし、薩摩焼の希少性を保つために、白薩摩を島津家御用以外では焼くことを禁じ、黒薩摩も御前黒は一般に流通することを禁じた。御前黒は、黄金の梨地が沈んだような玄妙な黒もので一子相伝の口伝とされていた。十四代沈寿官氏が御前黒の釉薬を探す話に触れられているが、山奥の人を訪ねて何度も足を運び、老齢のその人を背負って山へ登り貴重なその土を掘り当てるという、金脈を掘り当てるようなロマン溢れるエピソードだった。

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    2022年08月28日
  • 酔って候

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    audibleで視聴
    伊達の黒船
     これホント⁇と思うウソのような話。
     見たこともない黒船を作れと言われた、長屋に住む、誰からもバカにされている貧乏な男。
     ひとりプロジェクトで、上司も周りも誰も手伝わず、嫌がらせを受けながらも、なんとか黒船のエンジンを作っちゃう。
     格が低すぎて発注者の殿様にも直接会うこともできずじまい…時代とはいえせつない
     ストーリーは面白い

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    2022年08月26日