司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 国盗り物語(三)

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     文庫本での最初の二巻は斎藤道三が主人公だったが、この第三巻の前半では主人公は織田信長に移る。斎藤道三はむしろのし上がってきた悲劇の老体となる。斎藤道三と比べて、織田信長は最初からお城の若様として生まれたので、一からの立身出世ではなないので、道三編とはまた違った物語の進み方になる。そして後半の主人公は明智光秀に移り、この実力を持った武将が何を考えて戦国の世で活躍してゆこうとしているのかが描かれる。今まで明智光秀は、最後の織田信長を裏切るところばかりしか知らなかったから、こうして織田信長に使える前の様子を知ることで、本能寺の変も違ったように見ることができそうに思う。

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    2020年04月13日
  • 新史 太閤記(下)

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    この時代に生き、名を馳せていく人間達の凄さを感じた。
    死をこれほどまでに近いものとして見ているのは本当に凄い事だと思う。

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    2020年04月01日
  • 功名が辻(一)

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    ‪子ができぬなら側女を旦那様に勧めるのが貞女とされていた、もちろん戦国の話ではある。‬麒麟がくるに触発されて戦国関連の古書を再読中

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    2020年03月09日
  • 功名が辻(二)

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    ‪子ができぬなら側女を旦那様に勧めるのが貞女とされていた、もちろん戦国の話ではある。‬麒麟がくるに触発されて戦国関連の古書を再読中。

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    2020年03月09日
  • 花神(中)

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    ネタバレ

    堪えることの意味や内容、あるいは理屈などはない。元来、人間の行為や行動に、どれほどの意味や内容、あるいは理屈が求められるであろう。なぜ親に孝であり、なぜ君に忠であるのか、と問われたところで、事々しい内容などはない。うつくしい丹塗りの椀の中に、水を満たそうと飯を盛ろうと、また空でそこに置こうと、丹塗りの椀の美しさにはかわりがないのである。孝や忠は丹塗りの椀であり、内容ではない。蔵六は堪えしのぶことによって、自分のなかに丹塗りの椀をつくりあげている。丹塗りの椀の意味などは考えておらず、ただ自分は丹塗りの椀でありたいとおもっているだけである。

    「学問は、したくてするものです。学問であれ遊芸であれ、

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    2020年03月08日
  • 酔って候

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    幕末のお殿様の生活を垣間見ることができる。特に、山内容堂と島津久光について、幕末の志士達との行動を照らし合わせると、よく整合されており面白かった。

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    2020年03月08日
  • 国盗り物語(二)

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     斎藤道三編の後編にあたる巻。斎藤道三が美濃の国の守護を追ってその国の頂点にぼり詰めて行くところを描いている。後半ではライバルとして織田信虎が登場して、それまでの商人としての活躍から、大名としての戦略に話が変わってくる。本当に出世物語が楽しめる。

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    2020年03月07日
  • 城塞(下)

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    夏の陣における徳川側・豊臣側の内幕が生々しく描かれている。総じて徳川側の戦略勝ちだが、大阪城で死に花を咲かせるために自らの生き様を貫いた武士達(真田幸村、後藤又兵衛など)にも心を揺さぶられた。

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    2020年02月25日
  • 殉死

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    ネタバレ

    作者が乃木希典を題材にここまでの長編を書くからには興味をそそる要素があったからであって、それはやはり明治天皇の後追い自死があったからであり、しかも妻も含めてとなるとその人間性を詳しく探求したくなったのでしょう。
    第一部は「坂の上の雲」でも詳細に描かれた旅順攻略を中心とした、司令官として害をなすほどの極まる無能さで、作者も憤りを隠さず描いており、読み手にもその悪手に憤りを感じる。犠牲になった当時の兵員達のことを思うと悲痛です。
    第二部は割腹自殺にいたる動機を作者の想像を交えて描かれる。昭和初期の人物、山鹿素行を崇拝し、その図書「中朝事実」を将来の昭和天皇に強要するほどの熱の入れよう、それはやはり

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    2020年02月24日
  • この国のかたち(五)

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    この巻では、神道について、もしくはそのほか日本における宗教について丁寧に描かれている。
    自分の身の周りにある、お寺と神社の違いなど、何となく日常で疑問に思っていたことや、生活習慣の中に溶けていた様々なことがらを、朧げながら時系列に沿って体系的に理解することができた。

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    2020年02月18日
  • 歴史を紀行する

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    この本が書かれた(連載された)のが昭和43年なので「街道をゆく」が始まる3年前にあたるようです。「私自身は小説さえ書いていればいいという簡単明瞭な暮らしを愛する者」だと司馬さんは後書きに記しているように、この頃はこうした紀行文は滅多に書かなかったようです。これがきっかけとなって「街道をゆく」シリーズに繋がったのかな…と感じました。いわば「街道をゆく」の第0巻の趣がありました。

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    2020年02月14日
  • 坂の上の雲(六)

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    司馬さんの名著「坂の上の雲」もいよいよ後半へ。戦況が段々と複雑になってくるなか、黒溝台会戦でのロシア軍の攻勢、それを防ぐ秋山好古の豪胆な態度。いよいよバルチック艦隊との対峙が...。

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    2020年02月13日
  • 翔ぶが如く(一)

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    ネタバレ

    p.194-195
    かれは一方では自分のつくった明治政府を愛さざるをえない立場にあり、一方では没落士族への際限ない同情に身をもだえさせなければならない。矛盾であった。

    矛盾を抱えたまま、西郷隆盛はどのような道を歩んで行くのか…。残り9巻。ゆっくり楽しんでいこうと思います。

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    2020年02月06日
  • この国のかたち(三)

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    毎回、多岐にわたる一つのテーマについて詳しく出自などを掘り下げていかれるのだが、これが大変勉強になり、かつ面白い。個人的には、甲冑についての記述が、初めて知ることだったため余計に入り込んで読めた。

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    2020年01月31日
  • 新選組血風録 新装版

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    燃えよ剣を読んですぐに
    手に取った一冊。

    いろんな角度から新撰組を見ることができて
    とても面白かった。
    時系列通りではないので、各話があちらこちらで少しずつ交わり、『あれ、あのときの!』と行きつ戻りつ読み進めました。
    土方サイドからの燃えよ剣もよかったけれど、
    こちらを読んで、あの時代を生きた人々が少しだけ身近に感じられました。

    2020.01.28

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    2020年01月28日
  • 項羽と劉邦(中)

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    ようやく劉邦を中心に話が回りだし、小説としては盛り上がってきた…が、劉邦は良いとこあったか?と思うほどの活躍(がないぶり)。ちょこちょこ「寛容さだけが取り柄」みたいな話が出てくるのが面白い。ここからどうやって項羽を倒して漢の皇帝となるのか、引き続き下巻が楽しみ。

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    2020年01月21日
  • 菜の花の沖(六)

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    ネタバレ

    ついに読み終えてしまいました。
    故郷に足を踏み入れたいがために言語習得に
    熱を入れ、相手側からくる不条理には
    敢然と立ち向かった嘉兵衛。

    それはひとえに幼い時の経験が
    ものを言ったのだと思いますね。
    そうでなければここまで「庶民」としては活躍しませんもの。

    そのひたむきな心は当初は嘉兵衛たちに好意を
    持っていなかったものさえも変えてしまいました。
    (その後のほかの日本人の漂流時は
    その人は厚遇で彼らを救います)

    そして、すべてが終わった後の
    言葉のやり取り…
    間とかもうね、グッとくるものがありましたよ。

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    2020年01月19日
  • 新装版 播磨灘物語(3)

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    膨張していく織田信長勢力圏。
    いよいよクライマックスへ。
    どんな場面でも涼やかな黒田官兵衛がカッコイイ。

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    2020年01月15日
  • この国のかたち(二)

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    国に入ってはまずその法を聞く。

    あとがきに司馬遼太郎さんも書いておられるが、古くからの日本の習俗、慣習あるいは行動の基本的な型をその大小なく書き連ねてあり、読むごとに日本の輪郭が浮かび上がってくるように思う。

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    2020年01月15日
  • 功名が辻(一)

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    「内助の功」ってコウなのか? 
    10年ほど前に大河ドラマで放送されていたのを初めて知った。やはりNHKは豪華キャストで、顔ぶれをしみじみ見てしまった。

    安土城に行ったこともあってこの本を読んでみることにした。

    ぼろを着てやせ馬に乗った一豊のところに千代という美しい嫁が来た。
    父が討ち死にしたので叔母の元で育ったが、可愛がられて、叔父が持参金として大金の10両をくれた。
    これも千代の人徳か。
    鏡の裏に隠していたのは有名な話。
    千代は純朴な一豊に功名を立て、出世して一国一条の主になることを約束させた。目端の利く千代はそれとなく信長に仕官することを勧め、そこで秀吉に目をかけられるようになる。

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    2020年01月13日