この国のかたち(二)

この国のかたち(二)

719円 (税込)

3pt

この国の習俗・慣習、あるいは思考や行動の基本的な型というものを大小となく煮詰め、エキスのようなものがとりだせないか――。日本史に深い造詣を持つ著者が、さまざまな歴史の情景のなかから夾雑物を洗いながして、その核となっているものに迫り、日本人の本質は何かを問いかける。確かな史観に裏打ちされた卓越した評論。

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この国のかたち のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • この国のかたち(一)
    680円 (税込)
    日本は世界の他の国々とくらべて特殊な国であるとはおもわないが、多少、言葉を多くして説明の要る国だとおもっている――長年の間、日本の歴史からテーマを掘り起こし、香り高く稔り豊かな作品群を書き続けてきた著者が、この国の成り立ちについて研ぎ澄まされた知性と深く緻密な考察をもとに、明快な論理で解きあかす白眉の日本人論。
  • この国のかたち(二)
    719円 (税込)
    この国の習俗・慣習、あるいは思考や行動の基本的な型というものを大小となく煮詰め、エキスのようなものがとりだせないか――。日本史に深い造詣を持つ著者が、さまざまな歴史の情景のなかから夾雑物を洗いながして、その核となっているものに迫り、日本人の本質は何かを問いかける。確かな史観に裏打ちされた卓越した評論。
  • この国のかたち(三)
    690円 (税込)
    革命をおこした国は倨傲になる。特に革命で得た物差しを他国に輸出したがるという点で、古今に例が多い。明治の日本人には朝野ともにその意識がつよく、他のアジア人にとって不愉快きわまりないものであったろう。――この国の歴史のなかから、日本人の特性を探り出し、考察することによって普遍的なものはなにかを考える。
  • この国のかたち(四)
    570円 (税込)
    国家行為としての“無法時代”ともいうべきそのころ(昭和初年から敗戦まで)の本質の唯一なものが「統帥権」にあると気がついたのは、『この国のかたち』を書いたおかげである。――最後まで、この国の行く末を案じ続けたこの作家が、無数の歴史的事実から、日本人の本質を抽出し、未来への真の指針を探る思索のエッセンス。
  • この国のかたち(五)
    680円 (税込)
    「葦原の瑞穂の国は神ながら言挙げせぬ国」(万葉集)――神ながらということばは“紙の本性のままに”という意味である。言挙げとは、いうまでもなく論ずること。神々は論じない。――神道や朱子学はわが国の精神史にいかなる影響を与えたか。日本人の本質を長年にわたって考察してきた著者の深く独自な史観に基づく歴史評論集。
  • この国のかたち(六)
    680円 (税込)
    巨星、堕つ――。1996年2月12日、十年間続いた『文藝春秋』の巻等随筆「この国のかたち」は、筆者の死を持って未完のまま終わることになった。本書は絶筆となった「歴史のなかの海軍」の他、書き言葉としての日本語の成り立ちを考察した「言語についての感想」「祖父・父・学校」などの随想、講演記録「役人道について」を収録。

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この国のかたち(二) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    考え方の多様性が認められ、かつ守られることが、昭和二十二年に施行された日本国憲法によって保障されているのである。明治憲法が上からの欽定憲法であり、また戦後憲法が敗戦によってえた憲法であるなどといういきさつ論は、憲法というものの重さを考える上で、さほどの意味をもたない。
    (本文より)



    「この国

    0
    2017年03月04日

    購入済み

    新しい発見と知見を得られる図書

    第一巻から読んでいますが、裏付けとなる情報の豊富さ、確かさに驚かされます。またテーマが多岐に亘り、「そうだったんだ」と感心させられます。短編で飽きが来ないこともお勧めです。

    0
    2017年02月10日

    Posted by ブクログ

    ザヴィエル城の息子にあった、「律令農民に出会ったとすれば…」のくだりがつらくて、なんだか涙が滲んだ。

    自立心がなく、自分でものを考えようとせず、武器も持たない。能力もない。

    ただ、権利はあると思っている、っていうのが今の日本人かしら…。

    0
    2015年12月15日

    Posted by ブクログ

    明治維新で大名主を排除。県令による直接統治を目指した。首をきられた彼らは特定郵便局となった。
    師承の国。顕教と密教とでの比較。密教はカルト的なのか。今の左翼右翼も密教的。他者の意見を聞くことが苦手なのか。興味深い。木材に注目しているところも、何とも。
    幕藩体制も。

    0
    2014年03月16日

    Posted by ブクログ

    祖父の本。
    少し前に実家で見つけて持ち帰りました。

    100%薀蓄なのにそれでも脱線するw
    久しぶりの司馬遼太郎は、自分でもびっくりするくらいさらっと読めました。
    高校生のころ読んだときは難儀したような覚えがあるんだけど。

    婚姻夜話の中国・韓国・日本の違いがおもしろかった。
    隣の国でもこんなに違う

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「紋」「婚姻雑談」「江戸の景色」「社会の公」「スギ・ヒノキ」などなど。様々なワードから日本人・日本国を司馬遼太郎さんの視点で見て文章に綴った短編集。第二段。(08/09/30)

    0
    2010年02月24日

    Posted by ブクログ

    本巻もとりとめなく筆者の趣くままに日本人の歴史の断片が述べられる。中国や朝鮮との比較が面白い。職人に対する考え方など。
    また呉越同舟の越が日本での稲作文化の祖先ではないかとの考えは興味深い。

    0
    2022年12月03日

    Posted by ブクログ

    国に入ってはまずその法を聞く。

    あとがきに司馬遼太郎さんも書いておられるが、古くからの日本の習俗、慣習あるいは行動の基本的な型をその大小なく書き連ねてあり、読むごとに日本の輪郭が浮かび上がってくるように思う。

    0
    2020年01月15日

    Posted by ブクログ

    歴史的な事項だけでなく、身近な題材も歴史的なトピックから語られる、司馬氏の珠玉の評論集。最も印象に残ったのは、「華厳」。

    0
    2018年08月08日

    Posted by ブクログ

    神道、仏教、言語、職人について、司馬流の豊富な取材に基づいたタテヨコの関連が詳しく説明されている。知っているつもりでほとんどうろ覚えだったようなこと、本書で明らかになる様々な事実を、読み手がどう解釈して知識とするかがポイントかと。

    0
    2015年04月24日

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