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Posted by ブクログ 2018年05月24日
司馬遼太郎さんのエッセイ「この国のかたち」最終巻です。全体を通して、色々な時代の日本の出来事・思想が書かれています。
第6巻では、海軍について多くのページが使われています。日本の海軍は、帝国主義時代の防御ようとして増強されましたが、気がつけば統帥権を武器に歯止めの効かない大きな組織になっていました...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月02日
森有礼。18歳でロンドンに留学したため、日本的教養が少なく、志士活動の経験もない、質のいい坊や。医学や理化学用語の日本語訳がまだなかった当時、日本語を捨てて英語を国語とすべきだと主張。エール大教授のW・D・ホイットニーに意見を求めたところ反対される。民族というのは共通するのは言語しかない。森は極端な...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月27日
シリーズ最終巻にして絶筆となった随想が含まれる。「この国のかたち」というタイトル通り、作者が存命だった90年代までの、この国の根源のようなことが解説されている。冷静さと緻密な描写と圧倒的な取材に基づいた作品、多少突き放した感があって、それがかえって近づきたさを醸し出す。大学時代に講演にお呼びしようと...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月11日
…巨星、堕つ。1996年2月12日、十年間続いた『文藝春秋』の巻頭随筆「この国のかたち」は、筆者の死をもって未完のまま終わることになった。…
電車に乗って「さぁ最後の完だぞ!」と本書を手にとった瞬間に飛び込んできた文字列。裏表紙に記載されていた。とてもショックだった。司馬さんが亡くなられていたのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月20日
司馬遼太郎の日本人観コラム集、最終巻。
巻末の「役人道について」という章での、日本人には自分や日本歴史が我慢してきたのにあいつは何だという「公」の思想が批判の基準にあるという指摘が面白かった。確かにこの思想のおかげでマナーの良さなどの良い面に繋がっているのかもしれないが、逆に我慢しすぎて幸せを感じに...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月26日
司馬遼太郎の文章が好きだという嗜好が根底にあるのだが、
このシリーズを読破してこの国が愛おしくなったことは間違いない。
同時に、今この時点のこの国を哀しく思う気持ちも大きくなる。
周囲から学んで吸収するチカラの大きさをそのままに精神の貧しさを払拭する方法ってないのか。
過去を懐かしんでばかりいる...続きを読む
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