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Posted by ブクログ
司馬遼太郎の歴史に対する見方が
少し明瞭になりかけた感じがする。
この国のかたち(一)をよんで、
朱子学とは日本にとって どんな意味を持っていたのかを
知りたいと思って 『朱子学と陽明学』を読んだが、
どうも、まだまだ知りたいことに対して距離があるようだった。
世に棲む日々を 全4巻読んで、
吉田松陰と高杉晋作を対比する中で
思想家と現実家との 姿を浮き彫りにされて、
なるほど 思想というものを そうやってとらえているのか
が 理解できた感じがした。
この国のかたち(三)をよみながら
室町時代が180年も続き、そこで日本の生活の原型ができた。
書院造、華道、茶道、行儀作法、婚礼の作法。
信長が 流通、経済に対して注目して、秀吉らにサラリーを与えていたこと。
秀吉がなぜ 朝鮮に出兵したのか。豊臣から徳川に移行する原因となった。
七福神。日本のすらりとした弥勒菩薩は、中国では布袋で、太っている。
そういえば、沖縄の弥勒も 太っていた。
七福神は、日本産ではなく、インド、中国などからやってきた。
福沢諭吉の脱亜論は アジアを抜け出すことではなく
儒教と封建を抜け出すことを意味していた。
洋服を明治時代に どのように普及したのか?
など、現在の日本につながる 兆しを
掘り出している作業をしているのだな
と思った次第です。
Posted by ブクログ
どんどん面白くなっている。とまらない!もっともっとと読みたくなる。
多分、司馬さんの文章を読み慣れてきたせいだとは思う。しかし、それにしてもわたしはものを知らない。特に字を識らない…とは言いながらもズンズン読んでいこう!
昔の偉い人がたくさん出てくる。偉い人ってほんっとすごい!例えば東京帝国大学の土木工学の初代日本人教授だった古市公威という方なんかはとんでもない勢いで勉強されたみたいである。留学先のフランスでそのあまりの勉強ぶりに下宿の女主人があきれて、“公威、体をこわしますよ”と忠告すると、「わたしが一日休めば、日本は一日遅れるのです。」と言ったそうである。全開フルスロットルで生きていたのだろうなぁ~もちろん日本の近代化にさぞや貢献されたことだろう。
こういう良い話がたくさん出てくる。こういう話しは読んでいて感動し元気が出てくる。何しろ彼らは身体を張っているのである。その当時の世界という舞台でとんでもないダンスを踊っていたのが司馬さんの文章から伝わってくるのである。これは村上さんの文章を読みんで得られる快楽とは、また、異なる快楽である。
Mahalo
Posted by ブクログ
三巻目になるとネタが尽きそうにも思えるが、泉のように湧きでる知識、考えた筆をとどめるところを知らないようだ。本当に歴史が好きなんだなぁと思う。
三巻で印象的だったのは次の点。
-室町時代というのは、現代にも続く様々な事柄の源流であったという。司馬は「私どもは室町の子といえる」と言っている。たとえば、書院造、華道、茶道、行儀作法、婚礼の作法、貿易...
-遷都
平城京で大寺で失敗して平安京に遷都した。このため平安京には大寺が無い。京の古刹は豊臣期、江戸時代に興されたもの。平安京時代に二つの大寺(延暦寺、金剛峯寺)これは都から遠ざけられている。
室町時代って豊かな時代だったのね。
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