司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 世に棲む日日(四)

    Posted by ブクログ

    最後までひたすらに激しい嵐のような展開。史実に基付く小説とは思えない... 最終巻まで来ると、吉田松陰、高杉晋作という夭逝の、刹那の流れ星的な存在であった二人の役割の違いというものが鮮明に現れます。時代背景や年齢感覚の違いはあれど、彼らがそれぞれ28年くらいの人生の中で成し遂げたことの大きさにただただ呆然とするばかりです。

    0
    2021年11月03日
  • 世に棲む日日(三)

    Posted by ブクログ

    「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」とはよく言ったもので、高杉晋作という人物の"狂"が本格的に発現し始める本巻。激動に"身を投じる"ではなく、激動を"作り出す"のが、この人物の役割だったことがよく分かります。

    0
    2021年11月03日
  • 燃えよ剣

    Posted by ブクログ

     新選組という無頼の組織を、鋼の掟と剣術の強さで以て、のし上がらせた男の手腕とその苛烈な生涯が書かれた作品。
     しかしながら、ただ苛烈なだけでなく、沖田やお雪との会話の中では人間味のある可愛いところが覗くので、土方歳三という男がどこまでも人間臭く魅力的に感じられる。幕末に、徹頭徹尾喧嘩屋として生きた男のロマンが感じられてとてもよかった。

    0
    2021年10月30日
  • 梟の城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『梟の城』司馬遼太郎(新潮文庫)
    忍者といえば現代ではショッピングモールで手裏剣教室をやっていたり、城跡でパフォーマンスをしていたりといった存在だけど、実際の忍者はどんなはたらきをしていたのだろうか・・・。
    忍の道にいる人の名前が知れ渡ってしまっては忍べないから、歴史の表舞台に出てくることはないんだけど。

    本作は忍者小説でありながら、ひじょうに「人間臭い」忍者の物語だ。
    忍の道を極めようとする葛籠重蔵と、忍の道を捨てて士官する風間五平、くノ一の小萩と木さるを中心に話が展開する。
    冷酷非情が常であるはずの忍者が相手を殺すことに躊躇したり、色恋沙汰に陥ったりする。
    信長に伊賀の里を滅ぼされた恨み

    0
    2021年10月29日
  • 世に棲む日日(一)

    Posted by ブクログ

    吉田松陰の生い立ちと書生時代が描かれる第1巻。
    描かれるのは、幕末の嵐が吹き荒れ始めるよりも少し前の時代。吉田松陰という人間がどうやって形作られたのか、そして黒船来航をはじめとした時代のうねりの中で彼が何を考えどう動いたのかが詳述されます。
    全体的に『燃えよ剣』のような劇的な展開には乏しいけれど、次巻に迷わず手が伸びます。

    0
    2021年10月24日
  • 峠(上)

    Posted by ブクログ

    登場人物が多く、情景が変わっていくので読むのに骨が折れるが、面白い。
    倒幕寸前の時代に、日本を周遊して知識を得ている河井継之助。女郎を愛し、何でも思ったことはすぐ行動し、好きなことはとことん突き詰めるタイプのかなり独特な人物だが、こんな人だったからこそ、激動の時代に藩主に助言できたのだろうと思った。
    でも、この人の助言を聞こうと思わせる背景(父や義兄の活躍?)がすごいなあと思った。
    すごい人の裏にはそれを支えたすごい人がいたのかもしれない。

    初めはよくわからなかったが、読んでいくうちに面白くなっていく。

    0
    2021年10月23日
  • 坂の上の雲(二)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ



    「たとえば、軍艦というものはいちど海洋航海に出て帰ってくると、船底にかきがらがいっぱいくっついて船あしがうんと落ちる。

    人間もおなじで、経験は必要じゃが、経験によってふえる智恵のとおなじ分量だけのかきがらが頭につく。

    智恵だけとってかきがらを捨てるということは人間にとって大切なことじゃが、老人になればなるほどこれができぬ。」


    「人間だけではない。国も古びる、海軍も古びる。かきがらだらけになる。」

    「山本権兵衛という海軍省の大番頭は、かきがらというものを知っている。日清戦争をはじめるにあたって、戊辰以来の元勲的な海軍幹部のほとんどを首切ってしまった。この大整理は海軍のかきがら落しじ

    0
    2021年10月15日
  • 人斬り以蔵

    Posted by ブクログ

    いろいろな時代のいろいろな人に焦点を当てていて、おもしろい。その人となりが、鮮明に思い浮かぶ。

    他の司馬遼太郎作品も読んでみようと思う。

    0
    2021年10月14日
  • 坂の上の雲(三)

    Posted by ブクログ

    東郷平八郎さんが何をしたか全然知らなかったが、これを読んで東郷さんのことをよく知れた。
    正岡子規さんが死んでしまって悲しい。
    正岡子規さんの事をよく知りたい。

    0
    2021年10月05日
  • 燃えよ剣

    Posted by ブクログ

    映画化されるということで再読。
    土方歳三の生涯。
    京都へ行くまでは、クズ野郎!!
    鳥羽伏見の戦い以降は、結末を知ってるだけにシンドイ。
    お雪さんとのエピソードはほっこり。
    岡田くんの演じる土方に期待! 

    0
    2021年10月03日
  • 街道をゆく 38

    Posted by ブクログ

    コロナ禍が開けたら旅行に行こうと思っていたが、そのための予習になった。オホーツクの歴史や文化は奥深く、本州とは大きく異なる。それに自然が雄太。早く旅したい。

    0
    2021年10月03日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

    Posted by ブクログ

    いろんな描き方をされる徳川慶喜。
    聡明で、先見の明があって、多趣味で。
    何を考えているのかわからなくて、変わり者。

    でも好きなんだよなあ。いつも合理的で。『しめしがつかない』や『筋が通っていない』とか、そういうんじゃなくて、今どうすべきか、を考えているのだよ。周りは大変だっただろうけど、好感。いつもながらに容保さまは可哀想だけど。個人的に幕末四賢候のほうが信用ならん。晴天なんちゃらみてみようかなあ。

    司馬遼太郎入門編で、短いこの本を手にとったけど、読みやすかったです。つぎは明治のやつかな。

    0
    2021年10月01日
  • 燃えよ剣

    Posted by ブクログ

    時代の流れに翻弄されず、自分の信念を貫き通した喧嘩師、新選組副長土方歳三。「喧嘩が自分の道」と、鬼と化しひたむきに生きる姿のイメージが強いが、羞恥癖があり、下手な俳句づくりに熱中するといった一面を持ち合わせており、すっかり魅了された。また戦いの連続で緊張感漂う中、愛嬌ある天真爛漫な沖田総司とのやりとりには、束の間の癒しを感じた。面白かった。

    0
    2021年09月25日
  • 竜馬がゆく(二)

    Posted by ブクログ

    竜馬が脱藩。おもしろい。
    三巻が楽しみですが、なんせ私には読み方が難しくものすごく脳を使うので、しばらくは他の本で頭を休めたいと思います。笑

    0
    2021年09月24日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    空海の話だけではなく最澄との関わりとかへえ〜と思いながら読み進んだ。お二人とも歴史に名を残すだけあってクセのある方だったようで。物語の形式ではないので、ドラマティックな描写とか省かれていたため読みやすかった。

    0
    2021年09月11日
  • 新選組血風録 新装版

    Posted by ブクログ

    これまで歴史小説が苦手で敬遠していた司馬遼太郎さんの本を読む。面白いじゃないか…!思っていたよりずっと言葉がわかりやすく、軽妙な語り口、新撰組隊士たちの人間模様がとても鮮やかに描かれている。

    0
    2021年09月07日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

    Posted by ブクログ

    ★4.5
    司馬遼太郎氏の想像も混じえて描かれた空海は、非常に人間くさい。密教を分かりやすいように説明してある。上巻は、青竜寺の恵果を訪れるところまで。

    0
    2021年09月07日
  • 新選組血風録 〈改版〉

    Posted by ブクログ

    これまで歴史小説が苦手で敬遠していた司馬遼太郎さんの本を読む。面白いじゃないか…!思っていたよりずっと言葉がわかりやすく、軽妙な語り口、新撰組隊士たちの人間模様がとても鮮やかに描かれている。

    0
    2021年09月07日
  • ひとびとの跫音 上

    Posted by ブクログ

    正岡子規の周辺とその子孫にあたる方々のファミリーヒストリー。著者の見つめる視点が愛情に溢れ、ひとつひとつの表現が味わい深い。

    0
    2021年09月05日
  • 関ヶ原(中)

    Posted by ブクログ

    西軍の三成と東軍の家康。どちらにつくのかという各人の思惑が交差する。
    ただ考えているのは、自身の利と家名のことばかり。それは現代の政治家にも通じるところがあり、とても滑稽に感じる。
    そんな中、いよいよ三成が挙兵。
    決戦の下巻へ。

    0
    2021年09月01日