司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    ネタバレ

    小説というより伝記のような感じ。いかに空海が天才だったかと、いかに唐に渡るのが大変だったかが伝わってくる。
    橘逸勢が良いキャラ。

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    2019年09月09日
  • 花神(下)

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    大村益次郎。

    大村益次郎は大村益次郎になってもやはり村田蔵六から変わらない。

    村田蔵六のままの大村益次郎と、桂小五郎、西郷隆盛、シーボルト・イネ、そして有村俊斎。

    司馬氏の幕末でも竜馬の土佐、脱藩志士、通史的でもなく、慶喜の幕府、朝敵側でもなく、新撰組の幕府、会津側でもなく、桂小五郎・高杉晋作の官軍、長州だけでもない幕末が手に取るように見れる。

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    2019年08月24日
  • 夏草の賦(下)

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    長曾我部元親本人の物語だが、正妻となる菜々の視点から話がはじまる。

    同じ美濃出身、かつ、妻・母としての生き方だけではつまらない、自分の動きで世を変えたいと思う菜々にかなり感情移入した。
    しかし、そんな菜々でも長曾我部家の妻母としてしか、結局生きられていない。
    途中で元親に戦に関する意見を求められても、論理的に考えられておらず感情的な意見を述べる。

    女性を主人公にした司馬遼太郎の本が読んでみたいなぁ。

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    2019年08月18日
  • 新装版 歳月(下)

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    終盤の河野敏鎌裁判長のカッコ悪さは如何ともし難い。大久保利通の残酷さは、まだ、より高次の政略のため、と理解できなくもないけれど。
    もし、江藤新平が生き延びていたら、日本史はどうなっていただろう。大久保には歯が立たなかったにせよ、紀尾井坂以降、外交で随分活躍できたのではないかと思う。数多の才能が天寿を全うせずに朽ちたことを思うと、生き延びることの価値を改めて思う。

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    2019年08月11日
  • 花神(下)

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    明治維新を推し進め、日本国を変えようとした蔵六や大久保利通のような人物が、軽挙妄動にはしる凶徒らに暗殺されてしまったということに関心を持ちました。社会の変革期には、悪い方向に振り切れてしまう人物も現れるのでしょう。

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    2019年07月31日
  • 花神(上)

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    主人公以外の登場人物に関する余談が多いという印象を受けますが、真に社会を変えるのは大阪の適塾出身者達のように学問の修養をきちんと積んだ人たちなのだ、と感じさせてくれます。理科系の人にオススメしたい司馬遼太郎作品。

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    2019年07月31日
  • 項羽と劉邦(中)

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    韓信登場。有名な鴻門の会の場面がある。
    張良や范増が何をしているか、イマイチわからない…
    最後の紀信と周苛あたりがドラマティック。

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    2019年07月29日
  • 功名が辻(三)

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    秀吉は千代に言い寄るが、うまく千代に逃げられる。その秀吉は年を取り、終に没する。世は不安に乱れ、千代に誘導され、伊右衛門は徳川方に付く事を決意する。千代は伏見から大坂に移るがそこで屋敷に篭る事を余儀なくされる。

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    2019年07月20日
  • 功名が辻(二)

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    時は秀吉の天下になり、伊右衛門も二千石から掛川六万石の城主になる。千代は、娘を地震で亡くし、伊右衛門に側女をすすめるが、律義者の伊右衛門は千代以外の女に目を向けない。秀吉は天下を取るが、跡目継承に問題を残し、養子・秀次を自害させる。

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    2019年07月20日
  • 功名が辻(一)

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    山内一豊(伊右衛門)は千代を嫁にもらうところから話しが始まる。千代は、功名を目指し戦に挑む伊右衛門をうまく秀吉の家来に誘導し、駿馬を欲する際に金十枚を渡し、名を上げさせる。

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    2019年07月20日
  • 功名が辻(四)

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    掛川城主6万石になった山内一豊(伊右衛門)は徳川方への忠誠を尽くし、関が原の合戦を経て、土佐二十四万石の領主になる。奥方・千代は大坂の屋敷に篭って関が原の合戦まで主人の帰りを待っていた。その後、土佐に住むことになるが、土佐の領主になった主人の変貌と領民への誹謗な行ないに千代の心は塞いでいく。シリーズ完結編。

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    2019年07月20日
  • 街道をゆく 42

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    三浦半島を歩きながら、伊豆半島での頼朝挙兵を語り、そこから、鎌倉幕府、北条氏、更には、三浦一族の興亡等、横須賀界隈を巡りつつ、勝海舟、小栗上野介、ペリー来航、咸臨丸、戦艦三笠、更に、ミッドウエイ、キスカを語る司馬遼太郎、縦横無尽な展開、本領発揮の1冊であります。

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    2019年07月18日
  • 城塞(下)

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    家康がこれでもかと言うほどねちっこい。あらゆるところに謀略を打っていて、やり過ぎじゃないの?というほどの用意周到っぷり。
    そしてそれにまんまとハマり続ける淀殿と大野治長にイライラする。
    絶望的な状況の中での真田幸村の一瞬の奮闘が唯一の清涼剤。死を覚悟して儚く散る漢達の最期の輝きに胸打たれるが、全体を通して俯瞰するとやはり家康の凄まじさに感心する。

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    2019年07月01日
  • 街道をゆく 4

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    同じ兵庫県の丹波篠山街道が気になって読んでみたが、丹波を駆け足で通り過ぎるような印象で期待していたほどではなかった。代わりに、岐阜県から富山県へと抜ける「郡上・白川街道と越中街道」「北国街道とその脇街道」の2編は当時の山国の風景、生活が想像できて、読んでいて興味深かった。

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    2019年06月28日
  • 酔って候

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    四賢侯のお話。各一話 X 4。
    佐賀出身のせいもあってか、鍋島閑叟の話が一番おもしろい。
    山内容堂が徳川を朝敵とする会議で加えた反論は、短刀一本で封じられたとは言え、熱い。関ヶ原以来の恩義に応えたもの、という本人の整理は、まさに歴史主義でおもしろかった。

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    2019年06月22日
  • 幕末

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    生きているものが勝ち組。死んだらそこで終わりなんだと思った。無駄死にはしたくないなぁと思ったら自分の人生目的なく生きていることに恥ずかしさを感じた。人を殺した人が総理大臣なんて、今じゃありえん話だな。

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    2019年06月22日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    一応小説ということになっているが、空海の生涯をなぞる評伝エッセイ的な雰囲気である。

    まさに超人的だった(今にして尊崇を集めている影響力!)空海とはどんな人物だったのか、その辺りが浮き彫りになる味わい深い一書。

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    2019年06月19日
  • ビジネスエリートの新論語

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    ネタバレ

    【感想】
    昭和30年、まだ産経新聞の記者だった頃の司馬遼太郎が書いた本。
    やはりこの頃から、文章に関してかなりの鬼才があったんだなーと読んでいて感じた。

    テーマは「サラリーマンの処世術」といった具合だが、歴史上の英雄と絡めるあたりがいかにも司馬遼太郎の本。
    初めて目にする人物も多々いて、司馬遼太郎の博識の深さが窺い知れる・・・

    内容自体はかなり砕けた感じで書かれており、新書というよりコラム風な書き方だったので気楽に読めた。
    ただ、砕けながらもしっかりと要点を抑えた内容になっていて、また、60年以上も昔に書かれたと思えないほどに今の世の中にも通用する内容も多かった。

    なかなか面白い本でした

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    2019年06月18日
  • 国盗り物語(三)

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    斎藤道三さんが亡くなり、娘婿の織田信長さん編の前編。
    とは言え、後半は明智光秀編という感じでした。
    光秀さんは道三さんの娘で信長さんの正室である帰蝶さんのイトコってことなので、いろいろ絡んでくるのでしょう。

    明智光秀さんは、冷静できっちりした理性的・理論的な思考の涼しげな男性って設定でした。
    このキャラで年を取って金柑頭になって細かくうるさかったら、単細胞的猪突猛進思考の信長さんとは合わないだろうなぁ…って思いました。

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    2019年06月16日
  • 国盗り物語(二)

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    斎藤道三編の後編。
    前半に比べるとサクっと過ぎてしまった感があり。
    創作できる部分が減って、道三さんの業績をなぞらなければならないからなのかな。

    旦那さんとベッタリ物理的にいつも一緒ではないけれど、旦那さんが好きでサバサバしていて、旦那さんが美濃で別の女を複数囲っていても瑞々しく生きていられる京の油やのお万阿さんのキャラは良いな。

    だからこそ、お万阿さんが複数の暴漢にかどわかされる話は必要だったのか、微妙に思いました。
    男性読者向けかなぁ…。

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    2019年06月12日