ひとびとの跫音 上

ひとびとの跫音 上

733円 (税込)

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歴史を変革する人物を描きつづけた著者が初めて身近な、正岡子規の詩心と情趣を受け継いだひとびとの豊饒にして清々しい人生を深い共感と哀惜をこめて描く。司馬文学の核心をなす画期的長篇。読売文学賞受賞作。

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ひとびとの跫音 のシリーズ作品

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  • ひとびとの跫音 上
    733円 (税込)
    歴史を変革する人物を描きつづけた著者が初めて身近な、正岡子規の詩心と情趣を受け継いだひとびとの豊饒にして清々しい人生を深い共感と哀惜をこめて描く。司馬文学の核心をなす画期的長篇。読売文学賞受賞作。
  • ひとびとの跫音 下
    607円 (税込)
    詩人、革命家など鮮烈な個性に慕われつつ、自らは無名の市井人として生きた正岡家の養子忠三郎ら、人生の達人といった風韻をもつひとびとの境涯を描く。「人間が生まれて死んでゆくという情趣」を織りなして、香気ただよう名作。

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ひとびとの跫音 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年05月07日

    正岡子規と司馬遼太郎をむすぶひとびとの人生を、愛情を込めた筆致で描いている。著者の曇りのない、落ち着いた人物・人生描写に感服。そこに近代の日本社会の様相もうかがえる。名著。

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    Posted by ブクログ 2016年02月18日

    40を過ぎてから読んで良かったなあ、という本でした。
    実に不思議な小説。1981年に発表された本です。中公文庫さんで、上下巻。
    小説、というか、「エッセイ風私小説」とでも言いますか。
    司馬遼太郎さんと言えば、「乱世の、(戦国か幕末の)英雄を描く歴史小説」な訳ですが、この本は違います。
    要は、執筆当時...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月05日

    正岡子規の周辺とその子孫にあたる方々のファミリーヒストリー。著者の見つめる視点が愛情に溢れ、ひとつひとつの表現が味わい深い。

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    Posted by ブクログ 2011年11月27日

    正岡子規と関係のあるひとびとを描いたもの。女性が結構個性的だなあ。律さんなんか強烈。その一方で養子の忠三郎さんは凡庸なのか、凡庸のフリをせざるを得なかったのか。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「跫」は喜んで歩く時の足音の意。「坂の上の雲」とあらゆる点で対照的な作品。こちらは民主主義国家・日本の「坂の上」を描いていて、司馬氏自身が「私」として登場する同時代中篇小説。中心人物は左翼運動に新しいパターンを導入した天才「タカジ」と正岡子規の養子で、市井に静かに生きた「忠三郎」。共に1976年病没...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月14日

    「坂の上の雲」執筆の際に知り合った人々を題材にした小説。というか随筆。主人公は正岡子規の養子(正確には子規の妹の養子)忠三郎。彼を通して子規の人柄を見つめ、同時に彼の交友関係を通して激動の昭和を見つめる。ちなみに忠三郎は有名人でないただの人。

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    Posted by ブクログ 2011年11月29日

    正岡子規の養子を軸に子規の周辺の人々の物語を描いている。坂の上の雲を読んで、それを思い起こしながらしみじみ味わうための本と思うよ。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年08月25日

    正岡子規と妹の律そして養子の忠三郎を中心とした伝記。子規の若い頃の情熱、秋山兄弟との心の交流が兄弟の子供たちと忠三郎の世代にも続いていたことが面白く読めました。忠三郎の友人、ぬやまひろし(西沢隆二)ことタカジなどユニークな人材も多く出てきます。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年11月23日

    阪急とか小林一三とか加藤拓川の娘さんとか個人的にフラグが良く立つ作品でした。
    歴史小説と街道をゆくの間に立つような作品で、比較的読みやすい。

    司馬さんが『坂の上の雲』を書こうとしたきっかけは忠三郎さんとのつながりがあったからかも知れないなぁ

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