司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 竜馬がゆく(六)

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    ネタバレ

    p.180
    熟慮をこのみ、考えぬいたあげくなにも行動しない

    盛り上がってきました。
    桂小五郎のネガティブなところが、一周まわって好きです。

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    2021年05月07日
  • 峠(上)

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    今年(2021年)9月に役所広司さん主演の映画が公開予定とのことで読みだす。3巻もあるの?と思ったけど、さすが司馬さん、長さは感じさせないわ。正直、長岡藩の河井継之助って誰?の私だったが、今は次の中巻を早く読みたいと云う気持ちでいっぱい。上巻の時代は安政の大獄前後。江戸に出た継之助は勉学に励むのではなく世の流れをつかむ。そして大垣、津、京、そして備中松山から長崎でも世界を知る。江戸を再び経由して長岡藩に戻った継之助の元に京の池田屋事件の報が届く。さて、ますます動き出す世の中で継之助はどうする?

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    2021年05月06日
  • 竜馬がゆく(五)

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    ネタバレ

    p.49
    新しい時代が来るためには死に役が必要です。私はことし三十七になる。すこし長く生きすぎています。

    僕は既に37。今年、38歳になります。
    のらりくらりと生きてきました。
    これからの時代、どのようにしましょうかね。

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    2021年05月04日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ネタバレ

    p.51
    「ついでに海も歩く気か」
    「歩けとおっしゃれば歩きます。ただ、歩き方を教えてください」

    顔を背けたくなるような切腹の場面もあれば、恋愛小説のようなほんわかするシーンもあり、いろいろ感情を揺さぶられます。

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    2021年05月02日
  • 竜馬がゆく(三)

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    ネタバレ

    p.71
    討手の大将奈良原、これは男であった。両刀をガラリと投げすて、着物、襦袢を肩ぬぎして上半身赤裸になり、叫びながら階上にのぼって行った。
    p.154
    人生の大事は成るか
    p.356
    形見はお前さん自身さ

    盛り上がってきました。

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    2021年05月02日
  • 新史 太閤記(下)

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    戦がうまいだけで天下はとれないことがよくわかる。一方で家柄・地盤無くして天下をとった過程も説得力あり。物語然としていないところがいつもながらよい。

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    2021年04月30日
  • 韃靼疾風録 (上)

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    久しぶりに司馬遼太郎の本を読んだ。所々にその時代の背景や考察が書かれていて、やっぱり司馬遼太郎調の文章だなと思った。しかし史実と物語が重なり合っているので全体として史実だと思ってしまうんだな。明から清にかけての流れが分かって面白い。物語ではあるが。清はモンゴルと違って女真なんだなと言う事がよく分かる。その他には2点気になった。一つは皮島での朝鮮人との対話。今の日本人と韓国人との会話みたい。秀吉の朝鮮出兵もあり、今の日韓関係より更に悪かったのかな。中々折り合えない民族なんだなと思った。しかも儒教。朱子学というかやっぱりこれが大きな根っこなのかな、理解が進まない。結局華ではない日本は彼等からすると

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    2021年04月29日
  • 功名が辻(四)

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    ネタバレ

    完結編。
    しかし、この夫婦、最後は幸せだったのだろうか。
    分不相応にも二十四万石の大名となり、しかも長曾我部の旧臣たちは山内一豊を認めようしない。
    ヒステリックなくらい力で弾圧しようとする一豊と、懐柔策を提言する千代。
    ふたりの思いは最後まですれ違う。

    千代は後悔した。
    身に余る褒賞を受け、上手く抵抗を抑える術を持たない夫を見て、鼻白む。
    自分の提言を聞く耳すら持たなくなった夫を見て、こんなはずでは…と思う。

    この二人には、どうも夫婦の間にある機微が欠けているような気がした。
    千代が夫を操作する姿は、過保護な教育ママが息子を操っているように見える。
    微塵も尊敬とかないよね。

    築城に関して

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    2021年04月27日
  • 街道をゆく 8

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    若衆組や種子島の歴史など、興味深い知識が溢れている。
    今の年齢になってこそ楽しめる作品だと思います。

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    2021年04月26日
  • 菜の花の沖(四)

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     これまでと同様,わたしが読んだのは単行本の方。
     高田屋嘉兵衛が,北海道から国後,択捉を回り,その後,幕府の関係者の頼み事を聞いているうちに,何やら,あまり自由が効かない世界へと進んで行く場面だ。苗字帯刀を許されることと引き換えに商売として自由が効かなくなってしまった先輩たちを見てきているのに…。
     さて今巻では,伊能忠敬の測量について,結構詳しく解説されている。持ち物や,その大きさの説明もあり,忠敬が、訪れた地域地域で住民に協力を求めなければならかなった理由もなんとなく分かった。そうそう,石川県の生んだ銭屋五兵衛の話題も。
     今はなき「火山帯」という言葉だが出てくる。こういう小説の場合には

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    2021年04月26日
  • 花神(上)

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    ネタバレ

    『坂の上の雲1』は読みづらかったがこちらは読みやすさはある。
    司馬遼太郎の作品はあまり小説小説していないという理解で良いのかな。内容は面白いがこれプロの小説かよ、と思う点は多々ある。明治あたりの人物を垣間見るという点では良いのだろう。

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    2021年04月25日
  • 新選組血風録 新装版

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    新選組を題材にした短編集。「燃えよ剣」を以前読んでて新選組の幹部連中は知ってるので読みやすかったです。

    中でも沖田総司を取り上げた「沖田総司の恋」と「菊一文字」が良かったですね。
    新選組の中でも沖田が人気なのがわかりました。

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    2021年04月18日
  • 功名が辻(三)

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    ネタバレ

    晩年の秀吉の老醜ぶりはともかく、この作品が書かれたころは、多分秀吉が庶民のヒーローだったような気がする。
    草履とりから出発して天下を取った秀吉は、頑張れば出世が約束されるような夢と希望のシンボルだっただろう。
    だから、司馬遼太郎の家康の書きっぷりの冷淡さは、個人的な好悪なのか時代のせいなのか、よく考えないといけない。
    まあ、両方なのだろうと思うけれど。

    作者は秀吉の創造力に比べて家康の凡庸さを書くが、秀吉が創造力を発揮したのは、築城の早さと遊びの派手さであって、この国の根幹にかかわる何かを新しく作り出したというのはないのではないか。
    それに比べて、織田信長の非凡さに比べると地味だけれど、家康

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    2021年04月11日
  • 峠(中)

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    自然に融けて呼吸しておればよい。死も生も自然の一形態にすぎず、一表現にすぎず、さほどに重大なものでもない。

    禅宗にも興味出て来た。

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    2021年04月10日
  • 街道をゆく 2

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    司馬遼太郎 「 街道をゆく 韓のくに紀行 」 日本人ルーツの旅。加羅→新羅→百済 の地に倭の痕を探している感じ

    面白い。韓国紀行が これだけ面白いと、同じく日本人ルーツがテーマとなりそうな モンゴル紀行、北海道、壱岐対馬、沖縄も面白そうな気がする

    ホテルのフロントに ぼったくられたときの言葉がうける「朝鮮民族は権力の座につくと、居丈高になる癖がある〜日本人とやや似ている〜これは決して悪徳ではない。癖である」


    著者は 「政治的論理の鋭い 韓国の人との対話は困難」としながらも、毅然と日本人としての正論を論じている

    「別に好きこのんで日本人に生まれることを選択したわけではない。たまたま日本

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    2021年04月01日
  • 菜の花の沖(二)

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    ネタバレ

     嘉兵衛が,小さいながらも自分の船を手に入れ,いよいよ海に乗り出すという場面が描かれる。
     紀州の丸太を江戸まで届けるという大役を引き受ける嘉兵衛。丸太を筏に組み,そこに帆,舵,船室などを設け,荒波を超えていく…という場面は,映画にすると手に汗握る画像になることだろう。
     1巻同様,いろいろなミニ知識が出てきて,なかなか為になる小説だなあ。わたしが読んでいるのは,単行本の方である。

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    2021年03月30日
  • 功名が辻(二)

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    ネタバレ

    本能寺の変から、秀次の粛清まで。
    相変わらず妻の掌の上で転がされる伊右衛門(山内一豊)。
    ガムシャラに戦場を駆け巡るだけで、効率的な戦い方のできない伊右衛門は、千代のアドバイスを受けてもなお、出世がおぼつかない。

    千代は神だよね。
    未来のことはわからないといいながら、すべてが千代の思い通りに進む。
    ただ、伊右衛門がそれを活かせないだけだ。
    でも、それが彼の限界なのだとしたら、それを超えろとお尻を叩き続けるのが本当に幸せに続く道なのか。

    千代は伊右衛門のことを支えていると思っているのかもしれないけれど、下から支えているというよりも、上から支配しているように見える。
    そして私が千代について気に

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    2021年03月25日
  • 「明治」という国家

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    明治国家。

    それは、その時代を生きた熱意と、それを支えた人間による独断的な国家だったか。

    明治国家のある種寛容な部分が、元老死後の昭和中期に欠陥として浮き出し、日本は一時滅ぶと考えるとなんとも言えない。

    司馬遼太郎は好きな作家であるし、これ以上の歴史作家はいないが、考えには賛否を示す必要がある。

    何度か読み返していこう。

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    2021年03月21日
  • 花神(下)

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    あとがきにも書かれてますが大村益次郎(村田蔵六)という人は、つかみどころのない奇妙な人でした。自らを機能としてしか考えない、小説の主人公としては成立しづらい人でした。

    最後に戊辰戦争で活躍しますが、個人的には最初の方で緒方洪庵の適塾で蘭学を学んだり、医者なのに宇和島藩で船を造らされたり、シーボルトの娘のイネと恋愛したり、故郷の長州藩に低い身分で迎えられたりの苦労した時期の話が一番良かったかな。

    なお、花神とは中国の言葉で花咲爺を意味し、日本全土に革命の花が咲き、明治維新の功業が成るためには、花神の登場が必要であったということです。

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    2021年03月21日
  • 草原の記

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    静かな感動を覚えた1冊。
    1人のモンゴル人女性の生き様をとおして、20世紀のモンゴルと歴史が描かれている。
    当時の様子、人の生き様が目の前に現れてるいるかのように表現され、圧倒される。
    壮絶な生き様なはずなのに何処となく軽やかに感じられるのは、筆者の力か、それともモチーフとなった女性のお人柄なのか。
    モンゴルに興味がある方はぜひ手に取ってもらいたい。

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    2021年03月16日