【感想・ネタバレ】峠(上中下) 合本版のレビュー

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神の視点で評価してはならない

2020年09月07日

戊辰戦争における「敗者」の立場から描かれた小説。歴史の経緯結果を知っている後世の我々の立場から主人公河合継之助を評価すると、無駄な戦をして 領民を苦しめて ということは容易である。しかし、武士としての男としての 美学を貫き 一縷の逆転に望みをかけたという生き方にはやはり感銘を受ける。 結果を知ってい...続きを読むる 神の視点で評価してはならない と自戒する。
この小説のできとして、名作ぞろいの司馬遼太郎としては 少し冗長なところがあったような気がする。

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