司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争の描写に臨場感があり、三人の登場人物に感情移入しながら読める。戦争の渦中において三者それぞれの役割やその中で感情の機微を感じ取ることができ、且つ日本史を学ぶうえで転機となる戦争を日本の勝因、清の敗因を冷静な切り口で分析されていて読み応えがある。

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    2023年09月09日
  • 国盗り物語(三)

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    本作は道三の愛弟子である信長と光秀を対照的に描き、乱世を気迫ある文章で書き出している。織田信長編になり道三から次世代へと語り手が変わっていくが、全体的には光秀目線で進んでいく事が多かった。光秀というと本能寺の変のイメージが強く裏切り者という印象を受けていたが、情に厚く将軍家の再興の為に奔走する姿は精悍さが感じられる。なぜ謀反を起こすに至ったのか釈然としない思いがあるが、善と悪の線引きが難しい時代だからこそ、行動に至るまでの気持ちの変化を丁寧に見据え考察していきたい。

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    2023年09月04日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ついに船を手に入れた竜馬。自分の信念を貫き、目標に向けて自分の足で一歩一歩進んでいく姿がとても良く、続きが楽しみ。

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    2023年08月31日
  • 覇王の家(下)

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    家康のリーダーとしてのあり方は、興味深い。配下との合意形成の仕方、本人は語らず、まずは、意見を聞き、方針を決めていく過程は、部下が伸びる。現代にも通用するリーダーシップのあり方のひとつではないかと思った。
    こういう人だから、安定した社会が築けたのだろう思う反面、織田信長や豊臣秀吉が作る社会はどうなっていたんだろう?
    日本は、もっと早く国際化の波に飲まれていたんだろうか。

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    2023年08月31日
  • 竜馬がゆく(三)

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    龍馬が勝海舟と出会い、海軍学校を作るべく奔走する。勤王派、攘夷派と国が割れる中、多勢の考えにとらわれず、外国のものであっても、良いと思えば取り入れ、日本という国を作ろうとする竜馬の考え方は、今の私たちも見習わないといけないと思った。

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    2023年08月30日
  • 国盗り物語(二)

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    美濃を我が手中に収めるべく様々な陰謀を図り人を陥れていく庄九郎は、物語が進むにつれて悪人の面が濃くなっていき、理解に苦しんだ。しかし、時が経ち、天下統一という人生の指標が寿命の壁に阻まれ始めると、次第に人の一生とは儚いものであると受け入れていく。蝮と呼ばれた道三が純粋無垢な庄九郎としての一面をふと覗かせる場面では、哀愁が感じられて切ない気持ちになった。二巻の後半では幼少期の織田信長と明智光秀も描かれている。次巻へ更に展開が加速していきそうで、読み進めるのが楽しみである。

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    2023年08月29日
  • 坂の上の雲(三)

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    今日のロシアの傍若無人ぶりが今に始まったことではないということを知る。史実を知り、今の時代を生きたいと切に思う。

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    2023年08月27日
  • 功名が辻(二)

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    だんだん面白くなってきた!
    戦国時代の秀吉、家康の攻防というメインストリームのそばで、あまりぱっとしない存在である山内一豊が妻千代の才覚によって出世していく様が興味深い。
    千代は自分が男性として、あるいは男性並みに活躍したいという野望はなかったのだろうか?時代はそのような思考をもたせなかったのだろうか?
    司馬氏がこの作品を執筆した年からもう45年以上も経っているようだ。これだけでも女性の意識はだいぶ変わっていると思った。

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    2023年08月25日
  • 峠(中)

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    戊辰戦争が始まり、河井継之助が新潟に戻ることを決めるあたりまで。福地源一郎や福沢諭吉などと交流があったことは意外。

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    2023年08月23日
  • 坂の上の雲(五)

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    あらすじ 203高地からの旅順攻略、バルチック艦隊の大航海、秋山好古の騎兵隊の活躍開始が描かれた。中でも児玉源太郎が乃木希典のプライドを傷つけずに作戦遂行するシーンが印象的だった。
    また、秋山真之のあらゆる書物を読み原理を抽象化し、オリジナリティを作り上げたという話に感銘を受けた。

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    2026年01月12日
  • 新装版 王城の護衛者

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    短編5篇。会津に興味があり購入。
    松平容保、玉村操、大村益次郎、河井継之助、岡田以蔵の5名について。
    表題の松平容保の話が最も面白かったが、やはり短編では物足りなさがあった。河井継之助は峠を読む予定なので流し読み。その他深く惹かれるものはなく。

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    2023年08月16日
  • 酔って候

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    ネタバレ

    山内容堂、これまで呼んできた幕末史のイメージ通り、キレ者なのにロマンチストで酔狂で、かわいらしさを感じる。
    当時、時勢を先読んで公武合体論の走りのような考えで先行していたはずの彼が、最終的には拗ねて山に籠り切って女と酒に耽溺していったこと、なんだか辛くなった。やるせない。

    島津家ってだいぶクソな気がする。幕末史を読めば読むほど薩摩好きになれませんごめんなさい。

    伊達宗城というよりは嘉蔵の話が中心だったが、これは泣けた。先に花神で蔵六目線を読んでいたからこそ、なおのこと蒸気船作りの難題とか身分制度の厳しさがより強いものだと認識できて、めげずに頑張る姿が心に沁みた。

    鍋島閑叟は、浅い知識しか

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    2023年08月12日
  • 坂の上の雲(四)

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    学んだことメモ 日露戦争本格化。
    全ては作戦と反省次第、考えなしの精神論的突撃は無駄となる。また、優れて名将は臆したものを表に出さず、周囲を不安にさせない。現代にも通じるものがあった。

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    2026年01月12日
  • 竜馬がゆく(三)

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    周りの志士に大分遅れをとったが、ついに竜馬が生く道を決め走り出した。既定路線には収まらない、躍動感がたまらないです。

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    2023年08月06日
  • 峠(中)

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    巻末の「解説」で、本作が『竜馬がゆく』、『坂の上の雲』といった作品と前後連続して書かれたことを知った。自身、30歳を前に連続してー立て続けにー読んだ。
    上巻ともども四半世紀ぶりに再読したのだが、やはり、おもしろい。時間が取れれば一気読みしてしまう筆致だ。河井継之助の美しさ、儚さ、不幸、時代性、いろいろ考えさせられる。
    ただ、初読から再読まで敢えて時間を空けたのは、上巻を読んだ時に感じた違和感を予想したからだった。司馬作品には中毒性がある。読者の行動を迫る勢いがある。この違和感は、本作が書かれた昭和と令和の時代、初読の20代と50代となった今という世代が関係しているのかもしれない。

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    2023年08月06日
  • 梟の城

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    登場人物の腹の中が不透明な状況で敵味方が次々と入れ替わる展開は、理解するのに苦労を要した。しかし読む進めていくと共に、全体像を掴めない感覚そのものが忍者という存在を象徴しているのかなという思いが込み上げ、不思議と納得のいく読後感だった。忍者としての生き様をひたむきに貫いてきた重蔵がクライマックスで選んだ言動は人間味が感じられて温かさがあった。戦いの場面の凄惨さとのコントラストが巧みである。真っ黒なキャンバスに様々な濃淡の同色を重ねたような奥深い色彩を感じる本作品は、とても読み応えがあった。

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    2023年07月28日
  • 花神(中)

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    幕軍との「四境戦争」において、村田蔵六の指揮により、勝利する、長州軍。
    関ケ原の戦い方と変わらない古色蒼然とした幕府軍の戦い方の表現が面白かった。
    歴史の表舞台へと立った、蔵六。その勢いは下巻へと続く。
    下巻も楽しみ。

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    2023年07月29日
  • 峠(上)

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    新潟・長岡出張を契機に20年ぶりくらいに再読。上巻は家老に抜擢された河井継之助が若い藩主を擁して上洛するまでの677頁。圧倒的な刺激とおもしろさで、時が経つのを忘れるくらいなのだが、初読時から年齢を重ねたが故の“違和感”も覚えた。この点については下巻を読み終えたあとに報告することにしよう。

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    2023年07月16日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    様々な黒田官兵衛ものがあるが、さすが司馬遼太郎先生の官兵衛になっていて、膨大な資料を基に描かれていた。
    官兵衛の志しが、グサッと心に染みる感じがした。

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    2023年07月13日
  • 城塞(中)

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     大阪冬に陣が終わり、徳川家康は策略を尽くして大阪城の内堀までを埋めてしまう。その様子を徳川方、豊臣方の両方の立場ら見てゆく。上巻は時代小説のような雰囲気も少しあったが、中巻ではあまりそれはなくて、歴史小説の雰囲気。

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    2023年07月11日