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西郷に続いて官を辞した、もとの司法卿・江藤新平が、明治七年、突如佐賀で叛旗をひるがえした。この乱に素早く対処した大久保は、首謀者の江藤を梟首に処すという苛酷な措置で決着をつける。これは、政府に背をむけて隠然たる勢力を養い、独立国の様相を呈し始めている薩摩への、警告、あるいは挑戦であったのだろうか。
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Posted by ブクログ
西郷隆盛、拗ねる 江藤新平、散る 木戸孝允、諦観する 大久保利通、翔けて空回る 三条・岩倉、狼狽える 話、余り進まず。
明治7年前後の日本が内政上の問題にかかりきりで外交にまで十分に力をまわせていないことが分かる。海外の政府やマスコミからは馬鹿にされつつも、国内の反政府分子の勢いを沈めるため征台論をかかげその実行に乗り出すところなど、内政のための外政であるとの筆者の指摘は確かかもしれない。これは今でもいえることだが、...続きを読む国内がしっかりしていないと、海外からつけいられうまいように利用されるリスクを負う。だからこそ、政権が変わって大変な時期といえども政治がしっかりして欲しいものだ。
明治維新の立役者たちは誰一人として英雄などではなく、新時代を建て上げるために皆それぞれ自らの弱さに苦悩し、あるいは迷いながらことを進めていく感情を持った「人間」なのだということがよくわかる。 人間の感情が歴史を作っている、とも言えるかもしれない。
「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至った...続きを読むのね、と。しかし、旧支配層の武士は既得権益を取り上げられ、庶民は税金やら兵役やら負担が激増した、この明治維新という大改革が、よく破綻・瓦解しなかったものだという、新たな疑問が湧いてきた。
廃藩置県が、西郷さんに重たい十字架を背負わせ、それが西南戦争に繋がっていく要因になるんだなと感じました。西南戦争前の西郷さんは、革命を成就させるためだったとは言え、色々と辛かっただろうなと思う。
征韓論をめぐって西郷隆盛に続いて官を辞任した司法卿の江藤新平が突如、佐賀で叛旗を翻す。その際の西郷を恐れる大久保利通の迅速な決着とは。さらに征韓論に反対する大久保利通、西郷従道らは「台湾征伐」へと動き始める。これは・・・?
西郷隆盛という人物その物が英雄視され思想となって、どれだけ強力な渦を巻いていたかがよくわかる。しかしこれは西郷が望んでそうなったのではないだろう。自分では望まなかった強烈な吸引力は、やがて西郷の最期へと向かってゆく。 この巻では、そのようなことに焦点を絞って書かれているような気がする。
四巻はやや進行が淀む。 淀まざるえないほどに、明治日本にいろんなことが起き混乱する。 西郷下野、佐賀の乱、鹿児島私学校設立、台湾出兵…。 明治維新により一夜にして近代国家としての日本ができたのではない。 混乱を解決することにより少しずつ作られていく。 大久保利通の冷酷さが恐ろしい。 日本人必読の...続きを読む書だと私は思う。 どうして人気がないのだろう?
明治維新直後の不安定な時代を描いている。 征韓論から西南戦争にいたる5年間が舞台。 西郷隆盛を始め多数の人物のエピソードと緻密な時代考証にその時代を知る思い。
江藤新平による佐賀の乱、それに対峙する大久保利通の独裁的強権が書かれている第4巻。 独立国家として存在する鹿児島、台湾出兵をめぐる迷走等、近代国家日本の道はまだまだ遠い。
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