無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年09月10日
「尊王攘夷」のスローガンで始まった筈の倒幕運動から、明治維新が為ってみたら、幕末からの開国方針が何も変わっていないという、この歴史の流れが、長らく釈然としなかったのだが、これを読んで、漸く腑に落ちたというか――当時の士族達も釈然としなくて、だからあちこちで士族の反乱が起きて、最終的に西南戦争に至った...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月09日
2巻の筋は、なんと西郷の征韓論をめぐり逡巡する人物達を描くのみで少しも進んでいない。故にあまり楽しめる内容ではないが、それでも興味をもって読み進める。
作者が、物語というより、維新後に活躍した人物像をその行動を元に推察した歴史と人物研究の書という体です。
歴史を動かした人物とて、思想の微妙な違いでの...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月12日
平成29年6月
西郷の征韓論対岩倉、大久保、桂、伊藤の反征韓論
の話。
この時期って難しいよね。
明治維新を成し遂げた、薩摩、長州の幹部級の人たち。この人たちが中心になって明治政府を作り、日本を動かしていくのは、いいけど、幕府を倒すって思想は簡単で、まとまりやすいけど、倒した後のかじ取りってやっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月13日
西南戦争前夜ともいうべき明治六年、ここで西郷の行く末は決まってしまったのであろう。
徳川幕府の瓦解から六年、足元の覚束ない明治という時代の中で、各人たちの思惑が交錯する。古来からの義を貫き通すか、日本国の百年後を考えて列強国と肩を並べるために足元を固めるのか……。
現代日本の基礎を形造った重要な時代...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月05日
征韓論とそれに関わる人達の背景や思いが事細かに描かれていた。征韓論を主張している政治家は西郷隆盛、板垣退助、江藤新平。対して、大久保利通、木戸孝允、岩倉具視、伊藤博文、山県有朋などが迎え撃つという図式。そして、間に挟まれて思い悩む気の弱い公家である三条実美は太政大臣であり現在の首相と言える立場である...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。