司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 街道をゆく 7

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    今日はこれから、高校の時の同級生と桜井駅から談山神社から飛鳥へと歩く予定。
    大和・壺阪みちを感じつつ、楽しい一日になりますように。

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    2023年11月23日
  • 街道をゆく 33

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    関西・奈良に住む私からは東北地方は遠く、白河の関を越えるのは、かなり覚悟のいることです。
    飛行機に乗ると、東北地方を飛び越えて北海道まで行ってしまうのです。
    この本を読んだことで、東北・会津への旅を実現することが出来ました。

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    2023年11月22日
  • 街道をゆく 32

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    先日、私は和歌山県の旅から帰ったばかり。根来の近くも通過しました。勿論、以前に根来寺を訪ねた時は、火縄銃の銃痕を見ました。森の神々が祀られる神社も訪ねたことがあります。
    阿波は、四国遍路をしている時に訪ねました。吉野川を遡って大きなクスノキを観に行く時に、脇町も散策しました。懐かしいです。

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    2023年11月21日
  • 世に棲む日日(四)

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    【全四巻の感想】
    行動が思考を決定するという高杉晋作の激烈かつ濃厚な圧縮人生。
    わいが生まれる100年前に没す。

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    2023年11月20日
  • 関ヶ原(下)

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    西軍は負けてしまったが、戦の内容としては、かなり良いところまで行ったんだなと思った。大谷吉継の最期にグッときた。

    家康は人がほしいものを与え、「利」や飴と鞭をうまく利用する。家康の方がすべて上手で、西軍が勝ったところで乱世は終わらなかったかもしれない。

    それでも、この戦の「義」は三成にあったと思うし、死ぬ最期の瞬間まで、その姿勢を貫き通す姿がとても尊かった。

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    2023年11月16日
  • 翔ぶが如く(十)

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    征韓論から西南戦争までを書いたもの。当初「時代小説」だったものが著者の興味が膨らみ方向転換したことで、最終的には「歴史伝」になった不思議な書。
    歴史は、歴史学のように資料に残る事実のみで「科学的風」に分析、解釈することが正解とされる。しかしこの著者は、資料を「詩的」と評される歴史人物への共感と、自らが生きる現代社会への経路の想像によって、歴史を紡ぐ。これは小説というジャンルでは許される技法であるが、歴史書としては「違法行為」とされる。しかし本書を読み感じたのは、「歴史の事実など、本当にとらえられるのか」「人間にとって『歴史』とは何か」である。この大長編でありながら夢中で読める本書は、現在「司馬

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    2023年11月18日
  • 国盗り物語(二)

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    前編で弾けまくった主役の庄九郎こと斎藤道三。その魅力的なキャラにガッチリとハートを鷲づかみにされた私は即、後編も読み切った。
    戦に初めて鉄砲を用いたのはなんと庄九郎からではないか。長篠の戦いからと思ってたけど。
    その信長の父信秀もマムシの道三に劣らずインパクトのあるキャラ。その2人の戦での駆け引きが面白くてぐいぐい引き込まれる。さあ次は成長していく信長の物語が始まります。

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    2023年11月08日
  • 城塞(下)

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     大阪の夏の陣での攻防が描かれる。攻める側と守る側のそれぞれのドラマが繰り広げられる。登場人物は多いがそんなに混乱することもなく読み進めることができた。

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    2023年11月07日
  • 対談 中国を考える

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    陳舜臣さんの言う処の 談天半天 であります。学生時代からの友人 司馬遼太郎と語る、中国のあれやこれや、1978年頃の対談ですが、色々な気づきを与えてくれる対談です。曰く、中国の方々は、ほとんど日本の歴史を知らない、魏志倭人伝ぐらいか。おそらく明治維新以降の歴史を少し知っている程度では、という指摘もあり、なんとも味わい深いものがあります。★四つです。

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    2023年11月04日
  • 功名が辻(四)

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    とても興味深く読んだ。
    山内一豊が土佐の地を家康から拝領した理由、高知という名付けの意味、高知に入ってからの一豊と千代のすれ違い。
    幕末、薩摩、長州と並んで勤王の志士をたくさん生んだ土佐だか、その背景は前者の二つとは違うような気がした。司馬氏の見解を聞いてみたいと思った。

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    2023年10月21日
  • 新史 太閤記(上)

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    豊臣秀吉の逸話と言えば色々あるが、それを凝縮して描かれている。国盗り物語などとを読むと、順番はどちらでもよいが、知識や内容が繋がり初めて余計に面白い。

    農民の出など色々とあるが、このように分かりやすく、読みやすい物語となると歴史がより一層面白く感じるのではないか。

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    2023年10月20日
  • 翔ぶが如く(八)

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    西南戦争が遂に始まったが、作戦といったものも特に無く、その内実は実にお粗末であったという事は意外だった。薩摩士族は、当時最強の武士、まさにラストサムライ達、というイメージがあったので本当に意外だ。
    佐賀の乱など、その前の諸々の内乱こそ早々に新政府軍に鎮圧されたが、今回は西郷さんを中心に一枚板で政府軍と死闘を繰り広げる…という展開にはならないのだ。
    戦場には煮え切らない何かがあり、西郷さんのやる気の無さが見え、両者銃器の差があり、両者不慣れがあり、官軍に対する農民の不満もありと…複雑な状況。士族の反乱、と一言で言えない部分が非常に細かく描かれている。
    余談として。詳しくは知らないが乃木希典が旗を

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    2023年10月20日
  • 街道をゆく 1

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    「街道をゆく」始まりの書。古代の人々の営みと変わりゆく現代。江戸、幕末などさまざまな時という縦軸と場所という横軸とを組み合わせていく。

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    2023年10月19日
  • 世に棲む日日(一)

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    ▼はじめに読んだのは恐らく中高生の頃。その後の30年間くらいの間に少なくとも1度は再読しているはず。ただ、確実にこの10年は読んでいなかったので、軽い気持ちで再読。


    ▼やはり、面白い。幕末の、長州藩の、吉田松陰と高杉晋作が主な題材で、第1巻は全部、吉田松陰。ものすごく頭が良くて真面目で憂国の志士。だが同時に底抜けに明るくて礼儀正しくて、あんぽんたんのように人をすぐに信じて騙されて、歩くコメディのようにやることなすこと詰めが甘く不運でことごとく失敗する世間知らずのお坊っちゃんでもある。


    ▼司馬さんは証言や手紙から、その「明るく礼儀正しく騙されやすく不器用」というところに愛を感じたんだろう

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    2023年10月15日
  • 新装版 戦雲の夢

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    男の天とは自分のもって生まれた才能を天に向かって賭けること。

    さて、そんな気概が自分にあるのやら?

    ただ、ないなら松の枝に縋りつくべきではないのだろう。

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    2023年10月15日
  • 菜の花の沖(一)

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    大阪と江戸の関係
    農村部の閉鎖性
    江戸時代の商品経済の成立ち
    樽廻船と檜垣廻船
    武家と商人の関係

    江戸の仕組みを知る機会となった。

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    2023年10月07日
  • 功名が辻(三)

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    秀吉の死と家康の蜂起。歴史の転換点に山内一豊の妻千代の機転。特に石田方の書状を未開封のまま家康に渡すようにする才覚は秀逸と感じた。
    最後の一文「事実、山内対馬守一豊といえば、大物でないにしてもすでに小物ではない」は司馬節が効いていてグッときた。
    女性を主人公にした大河ドラマも多いが、北政所を主人公にするのも面白いのではと思った。

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    2023年10月02日
  • 坂の上の雲(七)

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    筆者のバイアスはあるにせよロシアという国の素情を理解できた気がする。あくまでこの小説から読み取るロシアは掠奪の歴史であり、小村寿太郎がはっきりと「ロシアの建国精神は土地掠奪である」と言い切っているのもなかなかの衝撃だった。
    ただしあくまで小説であり、別の書物からもロシアの歴史や日露戦争を公平な目で学んでみたい。

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    2023年09月27日
  • 関ヶ原(下)

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    ネタバレ

    関ケ原の戦い。その結末を知っていても、細かいことは知らずにいた。実は戦をする前に勝敗は決していたともいえる。  
     幼いころからテレビで見ていた時代劇はたいていが潔癖な正直者正義漢が勝つものだった。しかし、この戦国時代はもっともっとどろどろの義や恩よりも利や保身を探って動く実に腹黒い政治力によって生き抜き合戦があったようだ。
     そんな中で西軍の大谷吉嗣や島左近たちの命を惜しまない男気のある戦いぶりは実に爽快だった。その家来たちも負けるとわかっていながら大将の「逃げよ」という勧めにも従わず、堂々と死地に赴いていく。この潔さは胸をうたれ、深く余韻が残った。
     一度は逃げた石田三成もかくまってくれた

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    2025年05月17日
  • 坂の上の雲(六)

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    話が横道に逸れだし、物語に冗長さが出てきたが日露戦争が佳境に入ってきた。ウクライナ侵攻中の現代に読んでいるせいかどうしてもロシアを偏見じみた目線で見てしまうが、自分の感覚を大切に次巻に進みたい。

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    2023年09月24日