司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 竜馬がゆく(三)

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    この頃の人にしては考え方が根本から違っていたんだなと思った。世論が幕府か天皇かで別れているときに、竜馬は「日本」を意識している。すごいよね。。

    数々の人たちが、竜馬に協力してくれるようになっている様子を見ると、竜馬の人柄や愛嬌はどんなによかったんだろうと、この頃の竜馬に会ってみたくなった。おそらく人を寄せ付ける力みたいなものがあったのかもしれない。

    勝海舟と出会って、生き生きとしてきた竜馬がこれからどうなっていくのか楽しみ!

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    2024年12月16日
  • 花神(中)

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    ネタバレ

     「維新の十傑」の1人である大村益次郎は、改名するまでの期間を村田蔵六と名乗っていた。「蔵六」という熟語は、亀が手足を甲羅の中にしまって閉じ籠る様子を指す言葉であるようだが、これほど村田蔵六という人物を的確に表す言葉は他にないだろう。攘夷思想によって殺気立つ長州藩に仕えながらも、政治活動には興味を示さず、ひたすら蘭方書を読み漁る村田蔵六という人物は、同藩の士にとっても奇怪な人物として写ったに違いない。そんな蔵六が、後に木戸孝允と名乗る桂小五郎の指名を受けて長州藩の軍事統括を担うことになる。蔵六が大村益次郎として幕軍との戦争に挑むのは本作(中巻)以降である。
     最後に、幕長戦争に臨むにあたって長

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    2025年03月27日
  • 空海の風景 下巻 (改版)

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    下巻の前半が一番盛り上がったように思います。高野山や高野山入山後の話があっさりしているので、そのあたりがもう少し詳しく知りたいと思いました。漢字が難しいですね。いろいろな寺院に行ってみたくなりました。

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    2024年12月14日
  • 花神(上)

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    ネタバレ

    印象的な記述を記しておく。

    「この極東の島にいる日本人のおもしろさは、オランダ文字といういわば針の頭ほどに小さな穴を通して、広大な西洋の技術世界をのぞいている。」
               中略
    「西洋人がヨーロッパの他の言語をまなぶ作業とは、大いにちがっている。言語の世界に対してそれぞれの学び手がもっている文明の像と質に対する想像力を最大限にはたらかせることであった。」

    「そういう想像力の作業は、この地球上のいかなる民族よりも、日本人はふるい鍛錬の伝統をもっていた。」

    スマホやSNSが普及した現代では、情報が波のように押し寄せてくるため、想像力を膨らますにも脳の容量が足りなくなるケースが多

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    2024年12月16日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    小説というジャンルになるのでしょうか。タイトル通り、空海が見て聞いた風景が描かれています。空海が主役で一人称ですすで行くわけではなく、空海の風景を司馬遼太郎が描いている作品です。難解な感じが多く、時間がかかりますが、おもしろいです。

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    2024年12月05日
  • 竜馬がゆく 10

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    竜馬が土佐を脱藩。吉田東洋が武市らに暗殺され、いよいよ世の中がきな臭くなる様子が描かれています。岩崎弥太郎もビジネスの世界に転身を決意。竜馬はこれから江戸へ、展開が楽しみです

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    2024年11月30日
  • 翔ぶが如く(二)

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    情熱によって成立した明治政府であったが、その後の政治進行にはそれぞれの思惑、思想、そして人間性が背景にあるのだということがよくわかる。政治は所詮人間が生み出していくもの。英雄と考えられている西郷隆盛も一人の弱さを抱えた人間なのだ。
    司馬遼太郎、独特の理屈っぽい語りなのだが、なぜか惹きつけられる。

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    2024年11月29日
  • 覇王の家(下)

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    下巻はほぼ小牧・長久手に割かれており、その後も知りたかった…感はあるが、家康なる人物像、徳川政権の根本が見えたという点で、それはそれでもよしとする

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    2024年11月28日
  • 菜の花の沖(四)

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    択捉島の開拓をするところまで。

    伊能忠敬や近藤重蔵など、蝦夷地開拓者のキーワードとなるような人物が登場する。

    嘉兵衛が幕府の役人に知己を得て、蝦夷地開拓で重要な役割を果たしていくことになる。

    蝦夷民が、お米やお酒を嬉しがるシーンが可愛らしい。

    嘉兵衛が頑張って開拓してるが、択捉島を取られたままなのが悔しい。

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    2024年11月21日
  • 竜馬がゆく(八)

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    大政奉還と近江屋事件。

    改めて、読ませる文章。お見事というか。
    事を成して身を引く、竜馬の時流を読む感覚が印象的。

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    2024年11月20日
  • 坂の上の雲(一)

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    大学生の時に途中で辞めてから時間経ての再挑戦。
    やっぱりなんかのめり込めるものがまだないという印象、ただめちゃくちゃ面白い時代のことなので続けて読みたいと思う。

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    2024年11月20日
  • 坂の上の雲(二)

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    ロシアが、今のロシアと重なる。日本もではあるが…
    真之の賢さ、先を読む力、大局をみる力、そして友を思いやる心、…ただただ感服。

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    2024年11月19日
  • 世に棲む日日(一)

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    坂本竜馬の話も良かったですが、吉田松陰の話も好きです。全巻読んだら、『竜馬がゆく』を再読するのも面白そうです。
    幼少の頃から真面目に勉強し、既存の思想に縛られず自分の頭で考え、生を超えて公のために人生を捧げる。
    平凡な人間にはもちろんできないことだけれど、松蔭が尊敬するたくさんの師匠をも超えて、思想から行動実行している。日本のスーパーヒーローです。
    読んでるうちに、自分の中に松蔭の無邪気さが移ってくる。

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    2024年11月11日
  • 新選組血風録 新装版

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    新選組に嵌まった高校生時代、最初に手に取ったのは子母澤寛氏の「新選組始末記」、次に読んだのが「新選組血風録」でした。
    個人的には「燃えよ剣」で土方歳三にどハマリする前にこの本に出会えて、幸せだったと思います。
    多くの有名無名の隊士たちの人間臭い生き様に共感すると共に、時代の波に翻弄された新選組の残酷さ、人の命の儚さに胸が熱くなります。

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    2024年11月10日
  • 梟の城

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    信長に滅ぼされた恨みを秀吉暗殺によって晴らそうとする伊賀忍者の物語。
    人道とか倫理という概念を持たずにひたすら忍びの技を売り物にして生き伸びる伊賀忍者の生き方と、武士道とは名ばかりに地位や権力、利権を求めて強いものに擦り寄る武家の対比が面白い。
    くノ一という呼称だけが先走っている感がある女性忍者の哀しい描かれ方も印象的でした。
    私が生まれる前に発売された本であり、司馬遼太郎氏が初期にこのような作品を書いていたなんて以外でした。

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    2024年10月29日
  • 坂の上の雲(一)

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    再放送を見てたら、読みたくなった。秋山兄弟、子規の時代、大変な時代をよく知りたい。松山にまた行きたくなった。

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    2024年10月27日
  • 坂の上の雲(一)

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    一冊ずつ記録すると冊数稼ぎみたいではありますが、ゆるゆると読み進めるための個人の記録として掲載。秋山兄弟の出立ちや、正岡子規の独特ながら存在感の大きさがよく分かる。

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    2024年10月27日
  • 殉死

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    坂の上の雲が再放送されており、本棚にあるのにずっと読んでいなかった本書を急に読みたくなる。

    司馬遼太郎の乃木評はけっこう辛いものがあるとずっと思っていたが、本書を読んでその想いは少し違ったものになった。軍人としては無能に近いと評しながらも人間乃木については評価するところもあり。

    不器用な人だったんだなと思う。本書の中に「乃木にはどこかひとの庇護意識を刺激するものがあるのであろう」という面白い一文がある。司馬遼太郎もまさにそんな目で乃木を見ていたのであろうか。

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    2024年10月26日
  • 峠(中)

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    メジャーな視点からではなく小藩の視点からの幕末の様子が非常に面白い。人が右往左往する様子、従来の考え方やしきたりから変化できない様子が哀しい。
    上巻で世に出る前の継之助をじっくり描いたからこその中巻。
    継之助レベルは無理でも、常に思考を怠らずに過ごしたいものだ。
    下巻に書かれているであろう長岡藩の行く末が楽しみ。

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    2024年10月17日
  • 竜馬がゆく(六)

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    薩摩へ、薩長同盟の結成、第二次長州征伐

    「生死などは取り立てて考えるほどのものではない。何をするかということだけだと思っている。世に生を得るは事を成すにあり、と自分は考えている」(264頁)

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    2024年10月14日