司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 関ヶ原(上)

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    ネタバレ

    豊臣秀吉の死で傾き始めた豊臣政権。簒奪のために謀略を巡らす徳川家康と豊家安泰を守ろうとする石田三成。前田利家の死後、加藤清正をはじめとする七武将の襲撃を避け、家康に保護された三成は佐和山へ。

    三成より島左近が頑張っているけど、どうしても家康と正信には勝てない。とにかく嫌われまくる三成…。だいぶ不器用な人間…。

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    2025年10月12日
  • 世に棲む日日(一)

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    頼まれたわけでもないのに走りまわるのを志士というP311 、この一節がとても心に残った。2巻も楽しみ。

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    2025年10月12日
  • 坂の上の雲(二)

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    開戦までの緊張感。海外の技術や文化に触れる真之達の高揚感。それを羨む子規のもどかしさ。それを句にして大きくなっていく姿と闘病。
    みんながみんな切磋琢磨してる感じがしてら面白い。
    国家同士の思惑や策略が入り混じって世界は戦争、侵略ブームだったのかなと感じさせられる。
    まだまだ序盤。これからも気になる。

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    2025年10月10日
  • 翔ぶが如く(三)

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    明治維新により、民衆の意識が明確に変化したこと実家した。
    ・江戸時代まで士族以外は日本国民という意識はなかった。
    ・維新後、民衆に国家感を持たせ、徴兵制等の国防体制を構築するツールが天皇絶対体制であり、機能した。
    ・天皇絶対制を軍部が濫用した結末が太平洋戦争であった。

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    2025年10月10日
  • 街道をゆく 33

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    読みたかった会津のところだけ。
    「深い同情がある」から始まる司馬先生の語る会津の歴史は悲しさの中に強さがあってとても好きです。
    「王城の護衛者」のなかにも出てきた孝明天皇の御宸翰を生涯肌身離さず持っていた松平容保の話は読む度になんとも言えない気持ちになります…。
    維新を支えたのは長州や薩摩だけじゃないんだと会津の話を見聞きする度に思います。
    会津はいつか絶対行きます!

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    2025年10月08日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    とても賢く、何事も思慮深く行動できる人であることはよく分かった。水戸出身の天皇観が最後まで自分を縛り周囲に理解されなかったのでは。
    p237かれは自分が足利尊氏になることを何よりもおそれ、その点で常に過剰な意識をもっていた
    この一節がとても印象的。

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    2025年10月04日
  • 竜馬がゆく(四)

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    ネタバレ

    外国との交易を果たすために、竜馬は倒幕に至るまでの計画を練る。一方で、長州藩と薩摩藩との対立が激化しており、とくに長州藩の過激派の影響で、幕府側も対処に当たらざるをえない状況となった。

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    2025年10月04日
  • 竜馬がゆく(二)

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    ネタバレ

    第一巻、黒船来航の影響で、坂本竜馬は直観的にこれまでの価値観が根本的に変化すると思い、脱藩を決意する。一方で、幕府は大老井伊直弼による大弾圧が横行して、多くの浪人が処罰された。そんな中で薩摩藩と長州藩、そして土佐藩は幕府に対して今後どう対抗していくかをめぐって議論する。

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    2025年10月04日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

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    実在の人物とは知らず読み始めたので、予想とは違い読み応えがありました。子供の頃から、どんな責めにも耐えてきて、単純明快な義侠心で行動する主人公でした。
    「もともとこの稼業は死ぬことが資本の看板や」と無茶ばかりしながらも、実際87歳まで生きたというのは丈夫な身体だったんだと驚きだった。
    会話文が勢いがあってユーモアもあり楽しく読めた。
    幕末から明治にかけて小林佐兵衛として政治と絡んで、鳥羽・伏見の戦いで旧幕府軍として戦ってる。
    天下のために走する者と見れば逃がしてやったりもしていて、桂小五郎もその一人で明治維新後に佐兵衛自身の命を救うことになったよう。
    何度も入牢経験もあったようで、入牢した者の

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    2025年10月02日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    慶喜は生まれながらにして、水戸斉昭に高く評価され、将軍になる才覚を持っていると言われながら育った。幕末の四賢候にも同じく扱われていた。しかし、家茂との将軍選抜には、井伊直弼大老の安政の大獄により破れる。外圧が高まる中、家茂死去後、将軍職が回ってくるが、拒絶。それは、そうだよなとも思います。大奥では嫌われ、譜代大名からも嫌われ、周りの重臣は暗殺されてはやりたくもないだろう。仕方なく継ぐことにはなるが、あとは大政奉還や謹慎などを行う。
    有能ではあるが、生まれる時代を間違えてしまった感じです。現代に生まれていれば、写真家や美容師、三ツ星レストランのシェフとかやっていたかなと思いながら読んでいました。

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    2025年09月30日
  • 功名が辻(四)

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    ネタバレ

    胸が締め付けられる結末

    種崎事件のあとの千代と一豊の話は、仲直りの様子が見えず、そこであとがきに入る。
    千代の気持ちを考えると切なさや悲しさが襲ってくる。

    途中までの功名を立ててるときは明るく楽しい話だったが、巧妙を立てて、一国一城の主となった四巻は千代と一豊の心が離れていく、いや、根底では繋がってるが、意見が分かれていく、そういう話になって、心苦しかった。

    それでも、千代は一豊を、一豊は千代を、愛し続けていた、それは変わらなかったと思う。

    長編と言いつつも、新聞の連載だったからこその、尻切れトンボのような語り口が、かえって、余韻を残す作品。

    時代が経っても風化しない、いつでも読みた

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    2025年09月26日
  • 峠(下)

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    想いの強さは大切であるが自分の考えを周りの人に伝える力もリーダーとしては必要なことである。その点ではやはり足りなかったのではないか。

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    2025年09月21日
  • 城塞(下)

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    小幡勘兵衛というスパイを通じた目線で
    冬の陣、夏の陣を見ることに
    今更ながら新鮮さを感じた。
    争いの勝敗は人間の心にあるのかな。

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    2025年09月18日
  • 坂の上の雲(六)

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    巻の巻の山場は「大諜報」の章だ。物語としては、大佐明石元二郎がヨーロッパで行った潔い工作活動でテンポを上げつつ、旅順攻略後やバルチック艦隊の遅速でスローダウンする。この壮大な物語全体に、緩急がうまく張り巡らされている。

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    2025年09月18日
  • 翔ぶが如く(一)

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    維新の巨魁、西郷隆盛をどの様に描いて良いのか司馬遼太郎も模索しているのを感じられる。
    圧倒的な存在感を有しつつ、大きな赤ん坊のごとく描くのが面白い。
    ・滅私の精神
    ・自己犠牲
    ・滅びの美
    ・豊富な感情量 等
    日本人が好きな要素が詰め込まれた人と言えるのか。
    以下に、私が好きな文中抜粋を記載します。
    ・西郷はまるで柿泥棒でもして近所の老人から説教される子供のようにうなだれ、終始木戸の話を聞き、「いちいち、ごもっともなことごわす。」と、一言の弁解もしなかった。
    ・禅はこの世は仮宅であるとし、生命を含めて全てはまぼろしにすぎない。かといってニヒリズムは野狐禅であり、物事の本来のあり方(真如)を求める

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    2025年09月15日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

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    破天荒な主人公が面白い。史実もあるなと読み進んでると、新選組と面会あたりで実在の人物と気が付き、波乱に満ちた生き方に驚きです。幕末明治の大阪を舞台に活動した侠客、明石屋万吉、上巻後半では侍として御番所勤めをし、小林佐兵衛と名乗ります。とにかく破天荒で場当たりな行動の主人公、世の為人の為なので名が広く知れ、子分が大勢で不思議な人物です。後半も何が起きるのか、どんな妙案が浮かんで実行するのか読んでみます。

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    2025年09月13日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    人々を振り回す秀吉の魅力!身分の軽重と人間の出来不出来は関係がないし、豊臣の時代は秀吉の力だけで成り立っていたのがよく分かった。

    豊臣家の最後の二人、淀殿と秀頼の話も初めて知ったけど、哀れでありながら、世間を知らずに育つ/育てるというのは身を滅ぼしてしまうなぁ。所謂毒親やね。
    天運が強すぎた秀吉は、悪運の淀殿を引いてしまったんやねぇ。

    令和になってから、うちの近所の神社で豊臣秀吉の木像が見つかったそうで。江戸時代にこっそり作られたくらい、大阪の人たちは秀吉さんが好きやってんな〜しみじみ。

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    2025年09月13日
  • 国盗り物語(三)

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    ネタバレ

    そうかぁ、義竜は出生の事実を知らなかったんだもんなぁ...深芳野が不憫で仕方ないし、やり返されて当然ではある...。それでもここまで追い続けてきた主人公。切なさが増す。

    そういえば道三がここまで信長に目をかけてたとは知らなかった。道三の最期の戦いに際し信長が駆けていくシーンは泣けた。そして信長は自分を理解してくれる人が立て続けにいなくなったショックでより卑劣な性格になったのかなとも思う。意外と情に厚い信長の姿を見れたのはかなり新鮮。

    道三亡き後はほぼ明智光秀がメインで、織田信長・明智光秀編と書いてあげて欲しかったなという気持ち。光秀は光秀でなかなか悲惨な人生を歩んでて...司馬遼太郎の気持

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    2025年09月12日
  • 項羽と劉邦(上)

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    中国最初の同一王朝である秦の崩壊後、天下を争った2人の英雄である項羽と劉邦の戦いを描いた物語である。
    やはり日本国外を舞台にした作品であるだけに、司馬遼太郎作品にしては人物などの解像度が若干低いように感ぜられる部分はあるものの、十分面白く、またあとがきでも書かれている通り、史記等中国古典で描かれた歴史は近代までの日本人にとっては国内の歴史であるかのように思われるほど浸透していたものであり、日本の歴史を理解する上でも役立つ本であると言えるだろう。

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    2025年09月12日
  • 項羽と劉邦(下)

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    コテンラジオでも取り上げられた事もあり、キングダムの後の世界、司馬遼太郎。これは読むしかないと思い手に取る。

    正統な猛将項羽と頼りないが周りの人物に助けられ大きくなっていく劉邦の対象できな動きが面白い。私の中国歴史感を強化してくれたなぁと思う。

    中国では「楚漢戦争」と呼ばれている

    四面楚歌
    虞美人
    背水の陣
    国士無双
    捲土重来
    先ず隗より始めよ
    等故事も多く生まれた話。

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    2025年09月12日