司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(一)

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    文中の、大久保が留学中の大山巌に手紙で伝えたなかの「国家の事は、一時的な憤発とか暴挙とかでもって愉快を唱えるようなものではない」ということばが、自分の身にしみました。
    「国家」を「自分の人生」に置き換えて、反芻しています。

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    2025年05月05日
  • 世に棲む日日(四)

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    ■10年前の学生時代の自分のメモ転記

    ・この本を選んだ理由
     幕末の数多くの思想家を排出した松下村塾の師、吉田松陰に興味を抱き、その生い立ちを詳しく知りたかったから。

    ・大まかな流れ
     本編は4冊で描かれており、1冊目は吉田松陰がどのような生まれ育ち、どのような若者であったかを描く。2冊目は、吉田松が故郷の牢獄に入れられ、その中で松下村塾を開き、久阪玄瑞や伊藤弘文、高杉晋作、桂小五郎といった門弟が松下村塾に入る流れや、そこでの生活が描かれており、松蔭が無くなるまでを描く。3冊目では、その弟子である高杉晋作にフォーカスが当てられ、晋作がどのような人間で、どのような思考を持ち、どう成長していく

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    2025年04月28日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    どれも非常に面白いものばかりだった。小早川秀秋や、宇喜田秀家、結城秀康など、戦国の一場面一場面ではよく見るが、秀吉との関係性などよくわかっていない部分が多かったが、それを知ることが出来てとても面白かった。そして、中でも、最後の淀殿と秀頼の物語は、まるでその場に立ち会っているかのような生々しいリアルさを感じて、圧倒された。

    秀吉という傑物の存命中、豊臣家は大阪城の如く絶対的な強さと安定を誇っていた。しかし、その秀吉がこの世を去ると同時に、もう一人の傑物である家康が動き出す。家康を止められるのは秀吉ただ一人。その秀吉を失った今、誰も家康を止めることはできない。淀君や秀頼が叶う相手ではなかった。

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    2025年04月28日
  • 新史 太閤記(下)

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    後編は秀吉が天下統一に向けて、突進していく様子が描かれています。

    印象に残ったのは、信長が自ら茶をたて、秀吉を最高級の待遇でもてなす場面、信長の死を知った秀吉の心の内を表す描写、秀吉と家康の関係性でした。

    戦いに明け暮れている戦国時代に、茶の湯をたしなむということが行われていたことは驚きです。

    戦国の世であっても、人間関係が深くからんでいるところ、今も昔も変わらないと思いました。小説の中に身をおいていると、人物同士の駆け引きが面白くて、戦国時代にタイムスリップしているようでした。

    歴史オンチの自分の脳みそが、ほんの少し柔らかくなったような気がします。知らなかったことがたくさんあり、勉強

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    2025年04月26日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    黒田官兵衛の物語
    初めましてな人、このときは珍しく大河ドラマも観てないから断片的にしかその人生も知らない。
    これから続く物語を楽しもうと想います。

    黒田家の起こり〜荒木村重との会談まで

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    2025年04月22日
  • 翔ぶが如く(六)

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    通読するのに、いささか骨が折れるが、読み出すと面白い。

    中江兆民の民権についての考え方が興味深かった。
    「民権は、人間が天賦のものとして持っているものなので、ただ奪われているだけです。それを回復するのは、人民です。権令のおっしゃるような太政官ではありません」

    そして、それに続く司馬氏のコメント。

    "恩賜の民権"ではどうにもならぬ、というのが中江兆民の持説である。上からあたえられた民権なら、上の都合のいいように分量が決められている。(p32)

    以前、日本国民の政治参加(例えば投票率とか)が消極的なのは、自分たちで勝ち取った民主主義ではなく、与えられたものだから、
    とい

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    2025年04月10日
  • 覇王の家(下)

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    家康は自分を1つの機能を持つ器(箱)として見ることで、自分を究極的に客観視していたとする司馬遼太郎の見解が面白い。
    自らが凡庸であることを知り抜いて、三河人のため滅私の精神を貫いた。
    三河人もまた愚直に滅私の精神を貫いた。
    江戸時代300年を通じて、内向的であるが団結した時は恐ろしい力を発揮する三河人の気質が日本人のベースになったのでは感じる。

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    2025年04月10日
  • 人斬り以蔵

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    短編集でした。
    表題の以蔵はなんだか読んでて寂しくなる。
    あと前に同じく司馬遼太郎さんの本でチラッと出てきた塙団右衛門がやはり面白い。
    織部ってあの織部?と調べてしまった。

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    2025年04月09日
  • 峠(下)

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    河合継之助との長い旅が終わった。

    長かったが、充実した旅であった。

    継之助の真っ直ぐな生き方に感銘を受け、武士の矜恃を見せつけられた。

    司馬遼太郎、流石である。

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    2025年04月08日
  • 峠(中)

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    引き続き、面白い。

    歴史は動き、河井継之助はぶれない。

    ぶれないにも程がある。何たる格好の良いことか。

    行くぜ、下巻。

    感想は下巻にて。

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    2025年04月08日
  • 竜馬がゆく(七)

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    竜馬と後藤象二郎の対面の場面、中岡慎太郎の活躍が印象に残りました。

    大きな視野で時流を見定めて、日本の行く末を考えられる竜馬は偉大です。その竜馬に影響を与えた、勝海舟や大久保がいるということ、つながりがすごいと思いました。

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    2025年04月07日
  • 国盗り物語(一)

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    戦国時代の初頭、織田信長が世に出る直前の時代。
    後に斎藤道三として歴史に名を残す庄九郎が、持ち前の頭脳を活かしながら国主を目指してのし上がっていく物語、その前半。

    人心や時世を読み、巧妙に欲しいものを手に入れていくその様には底知れぬ狡猾さを感じました。ページ数も500ページ以上でしたが、テンポ良くのし上がっていくこともあり、すんなり読み進められました。著者の作風も相まってか、女性とのあれこれは多めでしたが…。

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    2025年04月07日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争から、子規の病床、そして甲午農民戦争が勃発し日露戦争手前の緊迫した時代へと入っていく。

    真之は留学中に見た米西戦争で、後の日露戦争での封じ込め作戦に繋がっていく。真之は沢山の本を読んだり、起きた事象を分析し、物事の要点を抑えて不要な部分は捨てる。こういう人が戦略を組み立てられるのだな、と実感できるエピソードが節々にある。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(四)

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    そして、最終巻。

    終わってしまった。
    一豊と千代との楽しい旅が。

    歴史は苦手だが、歴史小説は好きだ。
    命を賭して生き抜く様に熱くなる。

    文句なしの面白さ。
    司馬遼太郎、凄い。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(三)

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    続いて、第三巻。

    面白い。面白味に翳りがない。
    どこまでも面白い。

    一豊なら信じてついて行ける。
    上司なら素敵だなぁ。

    さぁ、最終巻。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(二)

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    続いて、第二巻。
    織田から豊臣へ。

    一豊がもはや他人とは思えない程、楽しい。

    どんどん読み進めるぜ、さぁ第三巻。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(一)

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    司馬遼太郎、やる。

    前からやるやるとは聞いていたが、聞きしに勝る。

    掛け値なしに面白い。

    さぁ、二巻!

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    2025年04月06日
  • 竜馬がゆく(五)

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    竜馬と西郷の初対面の場面は圧巻でした。二人の人となりを比較しているところ、興味深かったです。筆者は、西郷のことを「わからぬひと」と記しつつ、ありとあらゆる賛辞の言葉を用いて表現しています。こんな風に書かれると、もっと人物像に迫りたくなりました。この偉大な二人を引き合わせたのは勝海舟。歴史を動かした人物の出逢いの何と劇的なこと!

    お田鶴さまとおりょうが対峙している場面は、ヒヤヒヤものでした。女同士の戦い、こわ〜い。

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    2025年04月05日
  • 竜馬がゆく(四)

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    印象に残った場面
    ①武市半平太の切腹
    壮絶でした。実際に当時あったことなので…..
    奥さんの悲しみを思うと辛いです。心通い合う夫婦の姿が描かれていたので、読んでいてせつなくなりました。

    ②さな子さんの告白
    剣道を通して、日々精進している彼女の姿は、男前ならぬ女前でした。

    お田鶴、おりょう、さな子と三股?かけて、微妙な自分の心のバランスをとっている竜馬が、かわいらしくでも、調子にのるなよ!^_^ と感じました。

    軍艦を手に入れた竜馬の今後の活躍を、楽しみに読みたいです。

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    2025年04月05日
  • 坂の上の雲(一)

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    ネタバレ

    大河ドラマの再放送をみて購入。
    ドラマの光景が目に浮かびながらも、人間関係や時代背景などの細部まで知ることができ、面白い。江戸の旧藩主などの名残を残しながらも、明治の開かれた社会という時代の間。この時代の歴史の教科書で出るあの人物が、この人とこんな風に繋がっていたのだな、という発見ばかり。

    印象に残ったのは真之、子規が大学予備門を目指して入学し、将来何になりたいのか?と葛藤するところ。今の現代人と同じだと感じた。中でも真之は自分の適性を自覚し、海軍の道に転向してその道で能力を発揮するのは持って生まれた才能なのかと思った。

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    2025年03月29日