司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 街道をゆく 6

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    ネタバレ

    八重山諸島旅行の調べ物をしていたときにとあるブログで紹介されていて出会った本。ずっと読みたいと思いつつなかなか手を出せなかった司馬遼太郎作品、小説よりも先にこんな形で出会えるとは。

    司馬遼太郎はさすがの豊富な知識の持ち主で、見つけたもの一つ一つに対して歴史的背景、風土、文化から掘り下げられていて、単純に勉強になったし、
    ただ旅行雑誌から知識として入れようとしても入ってこない情報も、紀行文だとすんなり入ってくることに気付くことができた。

    旅先でも「この場所で司馬遼太郎はあの知識をもとにこう考えたんだな」と思えるのが楽しかった。

    (因みに本シリーズは歴史紀行エッセイと呼ばれるらしい)

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    2025年02月12日
  • 坂の上の雲(六)

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    帝政ロシアの愚かさ…形が変わっても今も。
    日本は、あの時代は、こうするしかなかったのか…大真面目な愚かさが悲しい…。すべて現実に起こったこと、忘れてはならない。

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    2025年02月11日
  • 義経(下)

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    ネタバレ

    政治が苦手
    血縁を重んじる
    女好き
    お洒落
    涙脆い

    生涯を通じて
    そのキャラクターはブレないように
    描かれていたけども
    義経を義経にしたのは
    後世を生きる私たちなのかも


    不遇な運命に
    作用した人物は描かれていた

    最後、どんな思いで死んでいったのか
    読みたかったな

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    2025年02月09日
  • 峠(上)

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    河井継之助の一代記。上巻では戊辰戦争の10年ほど前までの継之助の動きが前史として描かれる。

    朱子学全盛の時代に陽明学を奉じ、考えることのみならず行動に移すことを重要視した。また、自他共に認める大物であり、普通の出世栄達には拘らず、自分は将来家老になる人物として遊学を希望し、江戸、横浜、大垣、津、京都、備中松山、長崎と遊学しながら山田方谷やスイス人、オランダ人と渡り合い、学び、その傍ら遊女と遊んだり、今日の公家女と昵懇になったりもした。

    時代の動乱と幕府の崩壊を予言し、その中で長岡藩の立場でどう乗り切るかを考えていた。班の上役から奇人扱いされるが最後は藩主の牧野忠恭に見出されて公用方を務める

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    2025年02月09日
  • 新装版 妖怪(上)

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    司馬遼太郎先生が室町時代、しかも戦国時代と言われる末期ではなく中期を執筆していたとは、知りませんでした。箱根の坂の後に読んだのでその時代の空気感が伝わります。
    室町幕府将軍の落とし胤とされる熊野育ちの源四郎を通して、私たちは室町時代を目にすることとなります。話は熊野から京都へ、唐天子による幻術に源四郎と印地の大将である腹大夫はなんども欺かれ、拐かされます。ハラハラドキドキの司馬遼太郎、室町ファンタジーの始まりです。

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    2025年02月02日
  • 翔ぶが如く(四)

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    明治維新の立役者たちは誰一人として英雄などではなく、新時代を建て上げるために皆それぞれ自らの弱さに苦悩し、あるいは迷いながらことを進めていく感情を持った「人間」なのだということがよくわかる。
    人間の感情が歴史を作っている、とも言えるかもしれない。

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    2025年02月01日
  • 豊臣家の人々

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    秀吉の周りの人達に焦点を当てて書かれていて、今まで知らなかった話もあった。だが、なんだか大体既視感のようなものがあって、初見なのにおかしいな、と読みながら思っていた。
    読み終わってはたと気づいたのが、大河ドラマなどこれまでの秀吉を扱ったTV脚本が、この司馬遼太郎の本を参考にして作られていたのではないか、ということだった。
    それほどこの本は歴史の人物を描いているのに、それぞれのキャラクターが映像のように想像しやすかった。

    まあ歴史好きの脚本家なら、司馬遼は必ず読んでいるよなぁ。

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    2025年01月25日
  • 竜馬がゆく(二)

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    印象に残った文章

    『志士ハ溝壑ニアルヲ忘レズ
    勇士ハソノ元ヲウシナフヲ忘レズ

    意味は、ーー天下を救おうとする者は、自分の死体が将来溝や堀に捨てられて顧みられぬことをつねに想像し、勇気ある者は自分の首(元)が斬りすてられることをいつも覚悟している。そういう人物でなければ大事を行うことはできない、ということだ。
    p.102
    花は咲いてすぐ散る。その短さだけを恋というものだ。実れば、恋ではない、別なものになるだろう。』
    p.348

    『人の命はみじかいわい。わしに、なんぞ大仕事をさせてくれんかネヤ。』
    p.436


    感想
    一巻よりも読むスピードが速くなった。
    マンガの『おーい 竜馬』を読んでい

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    2025年01月23日
  • 坂の上の雲(五)

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    二百三高地の状況が、(何と無くの知識だったが)本当に凄まじくひどいものだったこと。日本人のある意味異常な精神力を改めて知る。良い方向に行けば…
    司馬遼太郎が、ドラマ化映画化に反対していた気持ちがわかる気がする。

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    2025年01月19日
  • 花神(下)

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    ネタバレ

     鳥羽・伏見の戦いから戊辰戦争、そして大村益次郎の死期までを描いた下巻。薩長連合軍の内部において様々な感情や陰謀が蠢いていたことがよく分かった。一口に「開明派」や「攘夷派」といっても、そのグラデーションは十人十色である。その最も極端な例が、大村益次郎であったと言えるだろう。蘭方医学を学ぶことを通して西洋合理主義的思考を習得し、その思考法を持って、明治維新における薩長連合軍の軍事指揮官を務めた大村益次郎は、同時に「開明派」の代表格である"福沢諭吉から冷笑されたほどに攘夷家でもあった"のだ。
     大村益次郎の人生は興味深い。幕末において日本中が感情を爆発させて殺気立っている時期に

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    2025年03月27日
  • 新選組血風録 新装版

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    燃えよ剣の副読本に!という意味で読みました。隊員から目線だからなのか、燃えよ剣とはちょっと違う土方像が楽しめる。こちらも読むことで、新撰組も土方も立体的に見えてきます。燃えよ剣とはセットで読むべき!

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    2025年01月13日
  • 坂の上の雲(八)

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    司馬遼太郎の代表作のひとつ。
    文庫本にして八巻、構想五年・連載五年という大作。
    1972年刊行。

    伊予・松山の城下町に生まれた秋山好古・秋山真之兄弟と、真之の親友であった正岡子規の三人を主人公とし、明治初期〜日露戦争終結までを描いた小説。

    秋山好古は、佐幕藩であった伊予松山藩の徒士(下級士族)の三男として生まれ、大阪師範学校を経て陸軍士官学校を卒業する。その際、創立間もない騎兵学科を選択する。以降、好古は生涯を懸けて日本騎兵を世界水準まで押し上げることに身を捧げ、「日本騎兵の父」と呼ばれるに至る。
    後年、フランス軍人から「秋山好古の生涯の意味は、満州の野で世界最強の騎兵集団を破るというただ

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    2025年01月05日
  • 尻啖え孫市(上) 新装版

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    久々に司馬遼太郎の戦国時代の小説だったが、やっぱすごく面白い。読みやすい。
    信長、秀吉とのやりとりが実に面白い。下巻も楽しみ!

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    2025年01月01日
  • 坂の上の雲(四)

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    斜め読みになってしまったが、
    日露戦争が、進んでいくさまがよくわかる。薩長がまだ関連していたり、戦いの仕方として、桶狭間の戦いなど、出てくるがすごいと思う。

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    2024年12月31日
  • 坂の上の雲(二)

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    正岡子規が俳人として名を成していく姿と病に蝕まれていく姿の対比が切ない。

    正岡子規の言葉
    「悟りをひらいたり念仏をとなえたりしているひまはない」

    日露戦争の最前線にいた秋山真之は正岡子規より死に近かったのだと思う。
    戦争は、『戦争をしない』という選択がなくなって、誰もその流れに逆らえない状態で始まる。
    『戦争をしない』は、人類にとっては難しいのかも。

    今後の秋山真之のメンタルの変化が気になる。

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    2024年12月29日
  • 街道をゆく 32

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    阿波徳島を知るために。
    知らずにいた土地の歴史が今につながり、旅する土地の色彩が変わる。

    ・蜂須賀家・稲田家の因縁。徳島・兵庫の帰属替え。橋による変化
    ・関寛斎の仁術
    ・堂浦の天然テグス、一本釣りの技法
    ・藍の水師、マニファクチュアからの芸事熱心
    ・脇町の街並み、寄り合いによる保全
    ・四国三郎、吉野川
    ・平家の祖谷、阿土両国に属さず

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    2024年12月30日
  • 竜馬がゆく(二)

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    この巻から物語が大きく動き出して緊迫感のある展開が続きとても面白かった。
    時代ものではあるが、シナリオライターとしての司馬遼太郎の凄さを感じた。
    見事に読書を惹きつける展開や素晴らしいセリフ、間に入る余談も物語の理解を深めるのに素晴らしい効果をもたらしていると思った。

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    2024年12月27日
  • 街道をゆく 35

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    司馬さんの街道をゆくも35冊目まで来ました。
    今回はオランダとベルギーが舞台でしたが、海外編の中で比較的読みやすく感じました。多分アイルランドの時のようにその土地の文学をベースに思索するのではなく、鎖国期の日蘭関係史や(日本人になじみの深い)フランドル絵画やゴッホをベースにしているせいかもしれません。
    それにしても山がちの日本から干拓で拡げた平たい国に行くとどんな心境の変化があるのか、ちょっと試してみたくなりました。

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    2024年12月27日
  • 竜馬がゆく(一)

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    壮大な物語の序章。
    歴史物なので難しく読みにくいのかと思っていたが、全くそんな事はなかった。
    とにかく読みやすいし、誰が読んでも面白いと思う。
    世の中は大きく動き出しているが、竜馬自身はまだ若く剣術と青春に勤しんでいる。
    幕末が舞台の青春活劇になっていて竜馬の個性も相まって、少年漫画のような面白さがある。
    本当にあっという間に読んでしまった。

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    2024年12月19日
  • 坂の上の雲(八)

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    ネタバレ

     秋山兄弟と正岡子規を主人公に置いて、日清戦争から日露戦争へと向かう明治の日本を描いた歴史小説。日露戦争についての細かい知識が無い状態で読んだため、物語の展開を素直に楽しむことができた。また、各人物のキャラクターがハッキリしていて、なおかつ印象に残るフレーズも出てくるため、長さの割りには飽きずに読めた。もっとも、元が連載小説であるためか、同じ説明が何度も繰り返される点は、冗長に感じた。
     読後、坂の上の雲の内容は、司馬史観と呼ばれ、批判されていることを知った。司馬遼太郎が描く明るい明治と暗い昭和の対比は、たしかに現代日本人にとってしっくりくる感じがある。しかし、それが本当に正しい見方なのかを疑

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    2024年12月17日