司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(五)

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    前半、大久保利通と清国の恭親王のにらめっこ戦が面白かったです。頭の中のイメージ上で、2人の眉間の皺が、どんどん深くなる!そして決裂!!
    最後は戦略勝ちで大久保利通に軍配が上がる。
    でも、本当の目的を達したのかという面では、勝ったのかどうかは不明。

    そして、やっと自由民権運動に関わった偉人たちが登場してきました!ただ、板垣退助の活躍はまだ描かれていません。

    中江兆民は、ルソーの『民約論』を翻訳したり、学校を開いて教えたりしていたそうです。兆民は土佐の人ですが、どちらかというと東京で活動していた人という印象を受けました。

    土佐は政治の面では主従関係を重んじる風潮が強かったのに、もともと自由人

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    2026年08月19日
  • ロシアについて 北方の原形

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    司馬遼太郎さんは表現力、洞察力が違います。まるでその場で見ていたかのような描写でロシアについて理解が少し深まった気がします。

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    2026年08月17日
  • 空海の風景 上巻 (改版)

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    空海の生きた風景を司馬史感で司馬遼太郎と一緒に見つめる。

    空海の起こした密教の考え方は生きていく上で、人格を見つめ直すという点、生きやすく生きていく点でかなり私の考えとして依拠しているし、参考にしている。

    密教を知るだけでなく、至るまでの空海の生きた時代を司馬遼太郎が当時の本から一緒に考えて見つめていく、こんなに想像力が掻き立てられて面白いことはあるだろうか。
    本当ではないかもしれないが、そんな密教を起こした空海について考えていくのは面白いことだなぁって思う。

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    2026年08月16日
  • 竜馬がゆく 17

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    武市半平太らが刑死、以蔵は信じていた武市に裏切られ全てを語るが、結局は刑死。武市の死を悼む、土佐の郷士達の思いが心を打つ。この後、土佐藩、日本の行方は、竜馬の活躍は如何に

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    2026年08月16日
  • 翔ぶが如く(四)

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    政策がどんどん複雑になっていって、佐賀の乱や台湾出兵など、当時の日本はかなり迷走していたんだなと思った。
    さらに、その裏には英米などの外国の影響もあって、日本がうまく利用されたり、振り回されたりしている。
    西郷さんはただの抽象的な存在としてあって、外野の圧力が膨れ上がって暴発寸前で、惨事が起こってしまったのは、仕方なかったんだなという感じ。

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    2026年08月12日
  • 燃えよ剣

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    函館へ旅行に行く前に予習しようと、この本を読み始めました。昔テレビで山本耕史が演じてたなぁという記憶があり、山本耕史の顔が重なってしまう。
    実は日野出身。読み終えた日輪の遺跡も日野。またもや、地元の話かと楽しめました。日野から京都、東北、函館。土方歳三の野生的な感というか、持って生まれた素質というか、闘うために生まれてきたのか、大組織をまとめる偉大な人。沖田総司との阿吽の呼吸の闘いも、きっと凄かったのだろう。

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    2026年08月12日
  • 街道をゆく 41

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    単行本は1995年刊。初出は『週刊朝日』連載(1994.5.20~95.2.24)。
    文庫で400ページ、一冊丸ごと青森県。タイトルは『北のまほろば』。縄文から中世にかけての繁栄を中心に話が進むのかと思いきや、そうではなかった。三内丸山も十三湊もさっと駆け足。
    盛りだくさんなのはいいのだが、往時のおのぼりさんツアーみたいに、次から次へ行ってしまう。しかも、その間に余談が入る。それが青森と直接関係なかったりする。たとえば、会津の話、明治大の考古学教室の話、直木賞の選考メンバーの話、etc。青森と関係なく話を楽しめと言われたら、そうすりゃいいだけの話なんだけど。
    作家や芸術家では、棟方志功にかなり

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    2026年08月12日
  • 街道をゆく 5

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    モンゴル旅行前に予習として読みました。
    司馬さんの歴史小説は多く読んできたけど、エッセイは初読み。

    1970年代にモンゴルに行った時のお話なので、ソ連を通らないとモンゴルに入らないなど、今とは全然違う状況に驚きました。
    当時の様子がすごくよくわかり、さすが司馬さん!
    モンゴルの大自然の描写にも圧倒される。

    私が行ってきたモンゴルは観光客向けのところだったので、司馬さんのような大感動はなかったから、よりリアルなモンゴルを味わいに再訪したいなぁ。

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    2026年08月11日
  • 新史 太閤記(下)

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    歴史本でありながら面白い。
    登場人物全てのストーリーを語ってくれるので、背景が非常に分かりやすい。

    今の大河ドラマでは弟がフォーカスされているが
    兄の人間力があればこその天下統一だったのかと思う。

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    2026年08月09日
  • 花神(下)

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    壮大な物語でした
    花咲か爺さんとは上手く表現したものです
    あまりの合理主義さに
    一緒に仕事したいと思いませんが
    まさに維新の立役者ですね

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    2026年08月09日
  • 国盗り物語(四)

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    司馬遼太郎の『国盗り物語』を読み終えた。

    最初は、無名の僧・松波庄九郎(後の斎藤道三)が、知略と行動力だけで美濃一国の覇者へと駆け上がる姿に圧倒された。坊主から油屋、そして戦国大名へ。まさに成り上がりの物語であり、自己プロデュース力や状況判断力、圧倒的なハングリー精神には学ぶべき点が数多くあった。

    しかし、この作品の魅力は単なる成功譚では終わらない。

    二巻終盤では、老いによって自らの限界を悟り、自分が積み上げたものを次の時代へ託そうとする道三の姿が描かれる。一巻で感じた「強さ」だけではなく、一人の人間としての哀愁が胸に迫った。無から有を生み出し、その志を未来へ託した道三は、最後まで私にと

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    2026年08月07日
  • 竜馬がゆく(七)

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    7巻目
    日本初の株式会社「亀山社中」、船がない、金がないで、さすがの竜馬も開店休業状態。ここで竜馬最後の大仕事、大政奉還の相棒、後藤象二郎との出会いが、後藤象二郎は武市半平太を死に追いやった張本人であり、竜馬たちには殺したいほど憎んだ人。だが、そういったこと全てを飲み込んで、手を結ぶ、さすが坂本竜馬。
    後藤と手を結ぶことにより、亀山社中は「海援隊」へ、ついでに陸援隊も作っちゃえ。と。
    大政奉還の案を土佐藩から提出させ、薩長に遅れないように、ただ早すぎても、遅すぎてもダメ。怒涛の展開です。「船中八策」もこの巻で。

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    2026年08月05日
  • 竜馬がゆく(六)

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    6巻目
    なんといってもこの巻は、「薩長同盟の締結」、近年あれは中岡慎太郎がやったことで、龍馬は何もせんかった。という通説があるらしいが、いやいや、竜馬がいなければ最後の最後で同盟決裂となったことでしょう。
    寺田屋での大捕物や日本で最初の株式会社「亀谷社中」の誕生、日本人初と言われる新婚旅行、第二次長州征伐で、幕府の海軍に連勝。
    まさに竜馬大活躍、文句なしの面白さ、あっという間に読み終えてしまった。

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    2026年08月05日
  • 菜の花の沖(三)

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    蝦夷地を松前藩で取り仕切っていたが、アイヌの民への虐待やロシヤからの進攻を江戸に伝えていなかったことなどから、幕府が蝦夷地を天領として松前藩から召し取ることになるのかが、嘉兵衛の見聞を通してその当時の様子が読み取れる。蝦夷地に魅力されてしまった嘉兵衛は叔父のサトニラさんに幕府のお抱え運搬船になることは、商売の儲けにならないことを何回も言われる。しかし、嘉兵衛はその忠告よりも蝦夷地の魅力と幕府の密偵の役人との関係の方を優先してしまう。
    四巻目に嘉兵衛がどの流れに流れて行くのか、蝦夷地はどうなるのかが描かれると思うので、次巻を読むのが楽しみになる三巻目だった。

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    2026年08月05日
  • 城塞(下)

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    戦国時代最後の大合戦、大坂夏の陣をメインに豊臣家滅亡を描いた大長編。同じ作者の『関ヶ原』のキーマンが島左近とするなら本作は小幡官兵衛という後に軍学者になる間諜だろうか。『関ヶ原』では徳川家康と石田三成という対立軸がスッキリしていたし天下分け目という雰囲気が強かったが、本作では武力によるお取り潰しという感が強い。淀君や大野治長が足を引っ張る事で滅亡し豊臣秀頼はある程度は英明だったようなニュアンスにされるのは本作が嚆矢なのだろうか。せっかく真田幸村や後藤又兵衛といった人材がいても活かせないし計略とはいえ片桐且元を手放すようではやはり御坊ちゃまというか暗君と言わずとも親父より遥かに劣ると思われる。

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    2026年08月03日
  • 竜馬がゆく(七)

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    竜馬を通じて楽しみながら読み進めることができた幕末の物語がいよいよ次で終わってしまう…。名残惜しいような、早くスッキリとさせたいような。そんな心地です。

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    2026年08月01日
  • 新装版 軍師二人

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    大坂の陣という“終わりが見えている戦”を前にして、真田幸村と後藤又兵衛がどう動き、どう考えたのか。
    勝敗よりも、その瞬間に賭ける覚悟や美学のほうが前に出ていて、読んでいるこちらまで腹を括らされる感覚がありました。
    策を巡らす冷静さと、血の匂いのする現場の熱が同居していて、著者の作品の中ではページは薄いのに戦場の密度は濃かったです。
    それでも、負け戦だからこそ立ち上がる矜持に胸を打たれ、「何に命を使うのか」と静かに問われた気がしました。

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    2026年07月28日
  • 竜馬がゆく(五)

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    5巻目
    この巻は竜馬があまり登場せず、今後の薩長同盟の布石がメイン。
    有名な「池田屋の変」、西郷隆盛との出会いが描かれる。
    薩摩藩邸での初顔合わせときの、鈴虫のエピソードがかなりいい。
    また竜馬の西郷人物評「われはじめて西郷を見る。その人物、茫漠(ぼうばく)としてとらえどころなし。ちょうど大鐘のごとし。小さく叩けば小さく鳴り、大きく叩けば大きく鳴る。」勝海舟語録にあるという。また勝は続けて「評するも人、評せらるるも人」と日記に書いたという。

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    2026年07月27日
  • 花神(中)

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    誰に認められるかで運命が変わるのは
    現代でも同じかもしれませんが、
    それにしても、
    桂小五郎の眼力と胆力は桁違いと感じました。
    惹きつける魅力もあったのでしょうね。

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    2026年07月27日
  • 街道をゆく 3

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    目次
    ・陸奥のみち
    ・肥薩のみち
    ・河内みち

    陸奥(八戸~青森)、肥後と薩摩(田原坂~蒲生郷)、河内をゆく。
    青森は多少土地勘があるので、ルートを脳内の地図でたどりながら読んだが、九州はまったくわからないので、スマホで地図を呼び出して確認しながら読んだ。

    青森県は私が子どもの頃でもまだ「南部」と「津軽」の意識が強くて、うかつに相手を褒めてしまうと周りの大人たちから注意されたものだった。
    南部藩の一部だった津軽が、秀吉に取り入って独立し、家格も南部の上とされたことが南部からすると許せないのだそうだ。

    そういう因縁というのは、何年、何世代くらいたたないと解消しないのだろう。
    自分の生まれるは

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    2026年07月26日