司馬遼太郎のレビュー一覧
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伊右衛門、出世物語、第二幕。
主人である豊臣秀吉が、本能寺の変の報を受けて中国大返しから明智光秀を討伐。賤ヶ岳の戦い、小牧長久手の戦い、小田原征伐を経て、ついに天下統一を果たす。しかし、やっと産まれた嫡男鶴松が夭折すると、鬱憤の捌け口として朝鮮へ兵を繰り出す。数年後に秀頼が誕生すると、養子の関白秀次を誅殺。
豊臣天下の盛衰のなかで、妻千代の助言のもと、伊右衛門は地道に功名を積み上げて出世していく。
本書で好きな場面。
なかなか飛躍的な出世を果たせない伊右衛門は浮世が嫌になり、出家しようとある寺の和尚に会う。
その和尚、「首を刎ねて進ぜよう」。その方が手っ取り早いと言う。脇差を突きつけられた伊右衛門、「…浮世とは、生きて戦うしか仕方のないところじゃと、やっとわかった」 -
Posted by ブクログ
彼にも、引用される戦中戦後活躍した多くの民俗学的文学者にも沖縄はあくまでも日本の一部である、そして無意識のうちに、発展の遅れた劣った地域である、という意識があったのでは、とう印象。決してそれを明言することはないわけだが。
今となってはずいぶんと本土と変わらない文化になっていて、そうなんだろうと思う。薩摩藩の侵攻以前はきっと違ったんじゃないかとかの地を訪れるたびに感じる。
1970年代というのはナショナリズム、民族国家の成立した時代により近い、あるいはまだその気運があった時代なのかな。
ちょっと昔の紀行文ておもしろいよね。このシリーズ他のも読んでみたい。