司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(一)

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    しばらく積読になっていましたが、ついに着手。
    すんごい情報量とボリュームでした。

    時は明治時代の始め。それまで鎖国していた日本が、まだ目立たないアジアのちっぽけな国でしかなかった頃。
    名前しか知らなかった歴史上の人物が次々と登場してきて、「うまれたからには日本一になりたい」と、誰も彼もが魂を燃やすようにして生きてる。本気の日本一、その分野で勝てない相手がいると分かれば新たな分野を自ら切り拓くという思考、すごいなと感銘を受けました。
    (一方で、仲間たちと夜中の11時過ぎに東京から江ノ島まであるいて無銭旅行しよう〜なんて思い付きで突っ走る青春時代の姿も見られたり。面白く読み進めました。)

    それ

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    2026年05月29日
  • 国盗り物語(四)

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    終わってしまった。
    信長編後編。
    光秀編とも言えるくらい、明智光秀の心理に迫った巻だった。
    足利義昭と光秀との関係性についても深く知ることが出来、また著者の作品の醍醐味、サイドエピソードも豊富で、大満足。
    光秀を良く知りたくて、垣根氏の「光秀の定理」を読むつもりだったが、今作に出会えたので、司馬史観に浸るため、少し時間を置こうと思う。
    道三の愛弟子とも言える2人の運命が、あまりにも劇的で、史実は小説よりも奇なり、としみじみ感じた読書だった。
    今まで縁のなかった岐阜県にも、大変興味を持った。

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    2026年05月29日
  • 国盗り物語(三)

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    信長編前編。
    道三の最期の潔さ、ああ、大きな人を亡くしたと、今まで持っていた道三観にはなかった感想を持った。
    良く知る信長のあれこれが小綺麗に描かれている気がする。
    信長って、もう少し残虐だったイメージだけれど、ここにはそれは感じられない。
    信行の一件も描かれていないからかも。
    道三亡き後の美濃の様子は、豊臣兄弟のキャストを被られて読んでしまった。
    光秀サイドのストーリーも豊富で、この後本能寺に向かうまで、2人のエピソードが交互に描かれるのかもと期待している。

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    2026年05月29日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    短編集だが、まるで一編の大河小説のように感じた。有名なエピソードを含め豊臣家の栄枯盛衰がよく語られていて、とても楽しく読めた
    司馬遼太郎氏はやはり超一流の語り手だ

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    2026年05月28日
  • 新史 太閤記(上)

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    尾張中村の何者でもなかった藤吉郎が戦乱の中立身出世していく様が面白い。彼のすごいところは織田信長というカリスマの人間性に惚れ込みつつ彼を御しながら政治を進めていくところ。時には出過ぎたことをして信長に打擲されるも全ては織田家繁栄が全てであり信長を神として崇めているからか。武勇より調略や謀略に長けておりこの点を信長も見てめたからこそ急速に領土拡張できたんだろう。
    官兵衛が村重に幽閉されたのは主家小寺家が村重とともに謀反を起こしそれを説得するためだったのか。

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    2026年05月25日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    すっかり流し見になってしまった
    今年の大河ドラマなのだけど
    4月にNHKで放送された「菜の花忌シンポジウム」で本著が取り上げられていたので、手に取りました。

    司馬遼太郎さんの本を読むのは実に○十年ぶり。
    昔、父の書棚から数々の名作を拝借して、長い通学時間に読んでいたのを思い出しました。

    やっぱり面白い!
    まるでその場にいたかのような描写で引き込まれます。
    稀代の人たらしである秀吉に振り回されて、一族の様々な人の人生が流転していく。

    小早川秀秋や宇喜多秀家など
    戦国武将としてしか認識していなかったのですが、秀吉との関係性が本著でよくわかりました。

    司馬さんはとにかく明るくて賑やか華やかな

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    2026年05月25日
  • 竜馬がゆく 16

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    山内容堂の土佐藩がこれほど乱れていたとは。この辺りの司馬氏の作品も探して読んでみたいと思いました。それにしても、容堂の残虐さが描かれていました。竜馬の今後の動きが気になります

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    2026年05月25日
  • 竜馬がゆく(一)

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    日本人がイメージする坂本竜馬はこの本が源流になっている、と聞いて気になったので手に取ってみました。言葉遣いや出てくる単語がちょくちょく古くて「これなんて読むんだ…?」ってつまずいたりするけど、それでも竜馬その人がとにかく魅力的に書かれていて、話の面白さ一本でするすると読めてしまうのが司馬遼太郎さんの凄いところなのかもしれない。思えば燃えよ剣もめちゃくちゃ面白かったし。
    この時代「ならでは」なものに触れられるのが楽しい。男女の距離感や道場の上下関係など。歴史小説は割と好きなので続きが楽しみです。

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    2026年05月23日
  • 竜馬がゆく(一)

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     気になっていた本『竜馬がゆく』をやっと読む気になった。なんとAudibleで聞けるという。散歩中に最適だ。
     竜馬の人となりや姉の話,はじめての女性のことなど,どこまで本当かは知らないが,ま,はじまりはじまり…ってな感じ。
     残念ながら,続きのAudible作品は,今月末に発行されるらしい。
     それまで,『坂の上の雲』を聞こう。

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    2026年05月22日
  • 国盗り物語(二)

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    斎藤道三編後編。
    美濃の蝮がその立ち位置になるまでに、庄九郎の頭はフル回転していた。
    良く動き、良く考え、頭が下がる。
    義に厚く、それでも必要とあらばすっぱり切る潔さもある。
    この先の信長が惚れた男ということだろう。
    美濃半分を手に入れたのちも、尾張、越前、近江と、周りからの圧迫が続き、信長の父信秀との攻防は大変興味深かった。
    この先は主人公が信長に代わり、次代の国盗り物語になっていく。道三の晩年を見るのは怖いが、信長時代にワクワクする。
    吉法師信長の「おでい」という呼び方が好き。

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    2026年05月19日
  • 新選組血風録 新装版

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    幕末の京都が舞台だが、登場人物たちが150年を飛び越えて、そこで暮らしているような息遣いを感じる。司馬先生さすが!

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    2026年05月18日
  • 国盗り物語(一)

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    美濃の蝮斎藤道三の下克上物語。
    夫の本棚から手にした今作品。
    最近は豊臣兄弟つながりで、戦国ものばかり読んでいる。
    私の知識の中での道三は油問屋から成り上がった美濃の食わせもの、織田信長の義父、息子によって倒された人、という感じだったが、浅くて恥ずかしいほど無知だった。
    今巻は美濃の国守に見初められるまで。ここからどのように立身していくのか楽しみ。
    庄九郎の頭の回り方がすごくて感心する。
    特に女性への対応が凄すぎる。
    深芳野のお腹の中にいる子が、あの....。

    全4巻、1-2巻は道三、3-4巻は信長の話のよう。
    楽しみ。

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    2026年05月14日
  • 項羽と劉邦(上)

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    時勢だけでなくその地その人々の性質をも描写しつつ史記を追っている感覚。題の項羽にしても劉邦にしても、秦将の章邯・司馬欣・董翳にしても、好感一辺倒な人物はいないし、それこそが歴史物なのだなと思わされた。
    上巻の最後が中々に苛酷な締め方。楚軍と投降した秦軍との間に不和が起こり、潜在する脅威排除のために秦兵二十余万を坑にしたとはなんとも……。その後の章邯らの覇気が無くなるのも尤もな仕打ちだ。

    これを読んでつくづく思うのは、中国のあの広大な土地と種々の人々を一国として治めること自体が間違いとは言わないまでも無理難題ではないのか、ということ。やはり分割統治が一番丸いんじゃなかろうか。

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    2026年05月12日
  • 竜馬がゆく(二)

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    ネタバレ

    あっという間に441ページ読めてしまうのだから、司馬遼太郎氏はすごい。坂本龍馬の人柄が良く、とても魅力的。自分らしくを貫く姿に憧れる。

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    2026年05月10日
  • 国盗り物語(三)

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    前半は一巻二巻に引き続き女性が魅力的で本作では濃姫。その父道三と夫信長の関係性がとてもいい。歴史小説は史実と史実の間をいかに埋めるかが面白さだとおもうがとてもドラマティック。後半はいよいよ信長と明智光秀それぞれを描いていく。女性はあまり出てこない。

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    2026年05月09日
  • 街道をゆく 1

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    目次
    ・湖西のみち
    ・竹内(たけのうち)街道
    ・甲州街道
    ・葛城みち
    ・長州路

    「知識があるということは、自分を高いところに立たせることである」=見晴らしがよくなるという意味。
    という言葉がぴったりの紀行文。
    同じ景色を見ても、解像度が違うんだよなあ。

    目を引いたのは、滋賀県にある「穴太(あのう)」という地名。
    石垣づくりの「穴太衆」などで近年有名になったけれど、これが卑弥呼の時代から土木工事に活躍していた穴穂と同じ語源なのではないかという説。
    要するにこれは、大陸からの技術を持った人たちを先祖としているということなのだ。
    穴穂と言えば、推古天皇の弟の穴穂部皇子(あなほべのみこ)や、聖徳太

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    2026年05月07日
  • 城塞(上)

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    面白い。
    ボリュームたっぷり。
    段々と戦争に近づいていく。
    中巻は幸村が活躍しそう。
    早く読まないと。

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    2026年05月06日
  • 竜馬がゆく(一)

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    ネタバレ

    人物が生き生きとして、歴史上の人物が目の前にいるようだ。史実に基づきながら、こんなに楽しく描写するなんてすごいな。

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    2026年05月05日
  • 街道をゆく 3

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    陸奥と肥薩という日本の最北端と最南端のみちということで意図した編集なのかな。
    やっぱり文章が面白い。
    日本らしさが残っている最後の時代を読むことができました。
    ちょうど人吉に旅行にいく直前なので旅のお供に最適!

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    2026年05月04日
  • 坂の上の雲(八)

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    維新の後、男たちが日本一になろうと気概を持って生きていた時代。国のために命を捧げて仕事に取り組んだ秋山兄弟。歯痒さを抱えながら文学の道で世界を作った子規。組織の中でどう生きるのか、個としてどう生きるのか、美しく生きるということ、その揺らぎを考えさせられる。

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    2026年05月03日