司馬遼太郎のレビュー一覧
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最終巻では、いよいよ嘉兵衛がロシアに拉致される。一方のロシア捕虜(ゴローニン)の返還に向けての息詰まる交渉、人間ドラマが描かれている。
最終的には、人間同士の信頼性がものを言うのであるが、『グローバル人材』と声高にいっても、結局は、とてもベーシックなところが重要なのだ。
以下抜粋
「結局は流暢な言語のみが人間の関係を成立させたり、深くしたりするものではないことを、この夜のリカルドと嘉兵衛における交情が物語っている」
嘉兵衛にとっての『上国の対語としてのよくない国』は、「他国の悪口を言い自国をむやにみ誇るという愛国主義が鼓吹されている国と思われる」。
自分の父は函館出身であるが、その先祖は京 -
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時間もないので箇条書き程度の感想。
肥前佐賀藩は二重鎖国状態であった事。鍋島閑叟が「肥前の妖怪」と言われていた事。知らなかった事ばかり。
枝吉神陽という人物は、長州における吉田松陰のような人。その神陽が作った思想結社「義祭同盟」には、神陽の実弟の副島種臣、門人の大木喬任、大隈重信、江藤新平がいた。
岩倉、大久保、木戸などが洋行中の留守政府で、西郷、板垣がお昼の休憩時間を過ぎても、戊辰戦争の昔話や、相撲の話をしていたというエピソードで、「両人は戦争のはなしとすもうの話がよほどすきらしく、来る日も来る日もそうであった」という文章が、なんだかとても可笑しかった。 -
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ネタバレ「ホホホ…鬼婆あ」平穏な時代になるとどこからかポッと権力者が湧いてきて千代は北政所派と淀派との権力争いに巻き込まれる。機転を利かしてひらりひらりと回避していく様はさすが。さて頑固で馬鹿正直で律義な伊右衛門は千代から側室を入れるのを打診されたが、逆上して手を上げてしまう。初夜での約束を守るためとはいえ、伊右衛門は千代のことが大好きなんだなと夫婦愛を感じた。「このおれを男らしからぬと申すか」能力は平凡であれど、戦場での場数は誰よりも踏んでいて歴戦の勇士なんだね。胸が熱くなった。確かにもはや小物ではない。秀吉が死に時代が動く。徳川家康につくことを決意した伊右衛門。ここからは女大名・軍師?千代の外交を