司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 翔ぶが如く(五)

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    大久保の、台湾出兵に関する交渉が中国と行われ、非戦の結果となる。彼の交渉能力は抜群である。この結果を良しとしないのは、清との戦争を期待していた士族たちであり、彼らの鬱憤はたまるばかり。政府との軋轢は徐々に大きくなっていく。

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    2009年10月07日
  • 翔ぶが如く(三)

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    征韓論に敗れた西郷は、東京を辞去し鹿児島に下る。西郷を慕う薩摩系士官たちは、続けて西郷を追い東京を去る。政府と旧薩摩が完全に二分する形となり、今後の動静を大きく左右する形成である。

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    2009年10月07日
  • 北斗の人 新装版

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    購入者:今倉(2007.3.10)
    のちに幕末の志士をたくさん輩出した剣術道場の創始者の、青春時代を書いた作品です。まわりの教えにとらわれず、物事を深く考え自分を信じ抜いて出世してゆく姿は、とてもかっこよかったです。返却:(2007.4.
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    貸出:藤本(2007.6.4)
    剣の達人、千葉周作が、既存の流派をベースにしながらも、そこに彼自身のオリジナリティーをふんだんに加えて編み出した「北辰一刀流」。まさにクリエイティブです。「一事を成す」ときの考え方、決断力、参考になりました。★★★★
    返却:藤本(2007.6.18)

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    2009年10月07日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

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    どうも良いですね。やはり司馬さんは性に合いますね。
    しかも司馬さんの作品の中でも、私の好みからすれば1、2を争う作品です。
    最近の作家さんの作品を読むと、ショーウインドに飾ってる服を眺めて「良いな〜」って感じ。ところが司馬さんの作品だと、それを着て肌にしっくりなじんだ感じがします。

    司馬さんといえば、どうしても歴史上の武将を初めとした偉人伝のイメージ(忍者ものも有りますけど)です。でもこの作品は、実在の人物とはいえ一介の侠客を描いたもの。そのせいもあるのでしょうか、肩から力が抜けたような、自由で奔放な感じが良く出ていて、堅苦しさが無い。その分、物語としての面白さに充溢した、隠れた名作では無い

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    2016年08月16日
  • 翔ぶが如く(五)

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    大久保利通がはるばる清国までいって李鴻章と談判する巻。もしかしたら清と戦争になっちゃうかも?ならないかも?やっぱりなっちゃうかも??果たして大久保利通の腹のうちは如何?教えて、大久保さん★ 大久保さんの寡黙さが周囲に不安を与えまくっている様子が可笑しい。結果から言えば戦争にはならなかったわけですが、台湾の先住民が日本人を殺害した件で清国(台湾の宗主国)から賠償金をゆすり取ろうとしてるヤクザな日本は無茶。木戸孝允は「清と戦争になったら日本は大挙して北京を攻撃できたとしても、その地にずっと拠有できるワケないよ」ということを仰っていますが、これは見事な予言です。のちの太平洋戦争までこの予言は常に的中

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    2009年10月04日
  • 燃えよ剣(上)

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    新撰組を取り扱った歴史小説の中でも、一番だと思ってます!土方歳三主人公。この小説で、「土方と沖田は仲良しだった」という説が浮き上がったが、実際は司馬さんの創作です

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    2009年10月04日
  • 翔ぶが如く(九)

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    戦も終局が見えてきた。
    西郷率いる薩軍が、政府軍によって徐々に後退させられていく。

    その中で、戦に命を賭す、士達が感動的だ。
    何かに命を懸けられるというのは、強いエネルギーを秘めているだろう。
    もちろん、今は命を賭してとは言えないだろうが、それに近いものをもって打ち込んでいくべきだろう。

    行動を起こすときに、最も大きな障害は自分自身の保守感だ。
    これなら、と思えるものに心酔できれば、自分で足を引っ張ることもなく突き進めるだろう。

    昔の日本人気質、武士道をもって日本の美徳としたいものだ。

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    2009年10月04日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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    私はとくに前髪の隊士のやつが好きです。
    昔『御法度』という映画でやってました。ちょっと危ないですよ(笑)

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    2009年10月04日
  • 北斗の人 新装版

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    司馬作品の中で一番好きです。
    千葉周作みたいになりてえ。
    義理のお父さんから
    「女房は朝夕、抱くだけのためのものに非ず」
    と釘をさされる場面で、思わず苦笑。

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    2009年10月04日
  • 歴史と風土

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    司馬さんの小説における司馬史観というものをたずねるような作品です、小説だけでは知りえない司馬さんの視点を感じることができる本ですよ。

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    2009年10月04日
  • 新選組血風録 〈改版〉

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    私が初めて読んだ司馬作品。なんかねー、ほのぼのしい。沖田の恋の話とかも、土方と近藤は親バカというか、余計な事しすぎでねー。バカ。
    私が特に好きなのは「菊一文字」。山崎が面白い。あと「四斤山砲」はもう、歯がゆい思いで読んでた。

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    2009年10月04日
  • 翔ぶが如く(八)

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    薩摩藩士と明治政府の戦いが始まります。始まってます。薩摩藩は西郷隆盛を頂点に戦います。というのが、今までの僕が思っていた事でした。しかし、どうやら実際は、西郷隆盛は何も指揮せず、何もしなかったらしいです。代わりに指揮したのは桐野という人物が薩摩藩を率いて戦います。西郷隆盛はまるで自分の戦いでない様に傍観的に過ごします。なぜ西郷がその様な行動をとっていたのか? 維新では『大きく打てば大きく鳴り、小さく打てば小さく鳴る鐘のような人物』と評された西郷がなぜ? 維新を成功に導いた西郷ではなく、別人の西郷がいた様な感じを受けます。

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    2009年10月04日
  • 翔ぶが如く(六)

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    改めて司馬遼太郎さんの文学力・文章力には脱帽します。司馬さんはこの様な小説を書く時には資料を徹底的に調べて書いたそうです。それに、司馬さんの素晴らしい事は、読者に時代背景をキチンと説明していてくれている所です。時代背景を分かってから、時代を読まないと、その時代の人は分からない。司馬さんの言う事が最もだと納得した巻です。西南戦争がおこる序章の乱が何故起きたか、その根底にあるものを分かりやすく、そして深く書いている巻にまとまっています。

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    2009年10月04日
  • 「明治」という国家

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    これは、対談を本にまとめた形だったっけかな。
    ものすごく面白いよ。
    司馬さんって、もともと、幕末から明治にかけての著作が多いけど、本当に、ものすごい造詣の深さ。
    そして、本当に、この時代の日本人を愛しているのだなぁ、って思います。
    必読。

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    2009年10月04日
  • 坂の上の雲(七)

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    退(の)くな。一歩も退くな。退けばそこが墓場になると思え。

    史上最大の陸戦「奉天の会戦」にみる、一事を成すために、命を懸ける男の生き様の粋。

    国力が尽きる中、運命の最終決戦へ。

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    2026年04月12日
  • 覇王の家(上)

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    国民的歴史小説家による徳川家康一代記。上下巻で人によっては長いと思うだろうが山岡荘八先生の徳川家康全26巻(自分は未読)に比すと短い。余談好きな司馬遼太郎が端折らずに執筆したら全50巻くらいになりそうだ。
    さて話の方はもちろん家康が主役だが、武田信玄と織田信長が重要な登場人物となっている。三方ヶ原の敗戦の影響から信玄の軍法を取り入れたりする学びの姿勢は素晴らしい。特に感じ入ったのは織田信長への対応。妻と息子を喪う事になっても働く自制心の強さには驚いた。戦国最強の信玄在世中から絶対に裏切らなかったのは律儀さよりも信長への恐怖ともみえる。しかしトップの判断としては間違いでは無い。

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    2026年04月11日
  • 街道をゆく 1

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     愛媛を取り上げた巻を読んだので、後は第一巻から読んでみようと思ってこれを手にした。前半は奈良の古都が舞台、そして後半は八王子あたりが舞台。どちらも非常になじみが薄い場所だったが、だからといって楽しめなことはない。紀行文というよりはその土地を訪れたことをきっかけにした歴史エッセイという雰囲気本だった。

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    2026年04月06日
  • 坂の上の雲(一)

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    明治という時代を生きた人々の知的エネルギーに圧倒された。秋山好古や秋山真之、正岡子規は、英仏独語の文献しかないという厳しい環境の中で必死に学び、日本一を目指して努力し続けていた。当時の日本は大きな危機感があったが、今の時代を生きるにも、これほどの努力が必要だなと感じた。

    現代の日本の高校・大学入試制度のあり方についても考えさせられた。明治時代は思考力を重視し、経済状況に関係なく入学できた。秋山好古が陸軍士官学校を受験した際、作文の題の意味が分からず、問題の趣旨から外れた内容を書いたにもかかわらず合格した。試験は3科目あるのに、漢語しかできないと言えばそれも受けいれられた。入試はこうあるべきだ

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    2026年04月04日
  • 世に棲む日日(二)

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    父より勧められた作品、
    世に棲む日日のなかで、印象的なのは、

    「おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなすものは心なりけり」
    おもしろくもない世の中をおもしろく棲み暮らしゆくのは心である

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    2026年04月01日
  • 義経(上)

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    息子へ)
    ここ1年間くらい、本屋大賞作品に浮気して、司馬先生の作品から離れていた。しばらくぶりに司馬先生の長編小説を読んだが、やはり、文句なしにおもしろい。

    時代背景が、戦国よりも前の鎌倉幕府創世記。文化や価値観になじみなく、その辺を理解しないと、主人公のよさや人間味を味わうことはできない。

    そこを、遼太郎氏は見事に表現する。ストーリーの流れを決して損なうことなく、その時代のバックグラウンドや価値観を教えてくれる。

    当時の人々の気分になって、主人公のすごみに感服させてもらえる。

    司馬遼太郎作品は、他と一線を画す。と、あらためて実感した。これからも、流行の小説を楽しむことがあるだろうが、

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    2026年03月30日