司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 菜の花の沖(四)

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    国後水道における国後島と択捉島との航路発見、択捉島開発と大活躍する嘉兵衛さん。これは一商人の範疇を超え、蝦夷開拓という志の高さは素晴らしい。
    当時のロシア南下政策や幕府の北方防衛政策、今日まで繋がる北方領土問題を知ることができ、とても面白かった。この4巻は次の5巻や6巻に繋がる上でとても大事な内容だと思う。

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    2014年01月05日
  • 菜の花の沖(三)

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    念願の北前航路を就航させて、商いを拡大させていく。さらに幕臣との出会いで蝦夷にさらに深く関わっていくことになり、ロマンを感じる。話がさらに大きくなっていくようで、今後の展開がとても楽しみ。年末に高田屋嘉兵衛さんという人物に出会て、とても嬉しい。

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    2013年12月31日
  • 菜の花の沖(二)

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    江戸時代後期に現れた快男児高田屋嘉兵衛の物語。二巻では着々とステップを上がる話。江戸時代の日本について特に商品経済の発達を知ることができ、この動きが農本主義との矛盾を産み、やがて幕末に繋がると感じました。

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    2014年01月02日
  • 菜の花の沖(一)

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    前回、同じ司馬遼太郎さんの城塞を読んだ後だけに明るい本を読みたいと思い高田屋嘉兵衛さんを主人公にしたこの本を読んだ。本の紹介で快男児という言葉に惹かれた。
    一巻は苦しい淡路島時代から兵庫に出て行くまでの話。今後の展開が楽しみです。

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    2013年12月21日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

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    ちょうど十月に、歌舞伎の「夏祭浪花鑑」を見ました。大坂の侠客のあんちゃんが主人公で愛之助、世話になってる親方みたいなおやじが翫雀、というキャストでとても楽しんだのですが、この「俄 浪華遊侠伝」もまさに「舞台は大坂」「侠客もの」ということで、タイムリーに楽しめました。
    以下備忘メモ。

    *主人公の万吉が、かっこいい。特に印象に残っているのは、「男稼業は泣くな」のシーン。
    *万吉その他の侠客仲間は、決して思慮深いタイプの人物ではなく、勢いと男気あふれる台詞を軽快な大阪弁でしゃべる。それだけでなんとなくおかしみがあるというか、かっこつけてない雰囲気になる。ように感じた。
    *幕末の動乱にも巻き込まれる

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    2013年11月24日
  • 功名が辻(二)

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    ネタバレ

    木下藤吉郎(豊臣秀吉)の手についた伊右衛門の出世は、遅々としてならない。そして日の出の勢いだった織田家に転機がきた。信長が本能寺で斃されたのである。跡目をねらう諸将の中で、いち早くとび出したのは秀吉であった。伊右衛門にも運がむいてきた。四十歳を目の前にして、彼はやっと大名になった、わずか二万石の…。

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    2013年11月16日
  • 功名が辻(三)

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    ネタバレ

    絢爛たる栄華を誇った豊臣秀吉の天下がかたむきはじめた。かれに老耄の翳がさし、跡継ぎの秀頼はなお幼年の域を出ない。諸大名を掌握し、じりじりと擡頭してくる徳川家康に対して、秀吉は防戦にまわった。かれが死をむかえれば大波瀾はまぬがれぬであろう…。伊右衛門・千代の夫婦は二人して将来への道を必死に探し求める。

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    2013年11月16日
  • 胡蝶の夢(四)

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    最終巻が一番面白かった。特に新撰組との絡みが。他の方も書いているが、僕の中で伊之助の大村益次郎が被る。

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    2013年11月13日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(下)

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    さて下巻です。

    以下いきなり多少、ネタバレ。

    大雑把に言うと、幕末の混乱期。
    万吉、基本は幕府側の流れになっていますが、長州が没落したときに、落ち武者刈りを命じられてるのに「かわいそうだから」という理由で逆にかくまって落ち延びさせる。
    それが理由で幕府側から殺されかかる。
    にもかかわらず、また頼まれて、鳥羽伏見の戦いに、幕府側として参戦、惨敗。
    維新政府に死刑にされると思いきや、かつて志士を助けたご縁で生き延びる。
    明治になって、混乱期に右往左往するが、かつての縁で米相場師となって金持ちに。
    「頼まれたから」自腹で自警団、消防団、難民救済所までイロイロ趣味で作って、顔役として長生き。

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    2013年11月05日
  • 新装版 俄 浪華遊侠伝(上)

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    久しぶりの司馬遼太郎さん。
    動機は単純で、折角だから大阪に住んでいる間に再読しようかな、と。
    地名に馴染みがあって雰囲気がわかるだけでも、結構違うものです。

    司馬遼太郎さんの長編は中学生くらいまでに、もうホントにほぼ全部読んでいて、これもそうです。
    ただ、改めて読み直すと、「いやあ、この面白さは絶対子供の頃にはわかってなかったなあ」ということがあるので。

    江戸末期から大正時代まで生きた、実在の大阪の侠客、「明石屋万吉」という人のお話。
    司馬遼太郎さんにしては、人物が小さい(笑)。坂本龍馬とか豊臣秀吉とかに比べれば、ですが。
    なんだけど、再読すると矢張り司馬さんらしい。基本、「この男子の生き

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    2013年11月05日
  • 竜馬がゆく(一)

    購入済み

    竜馬の入門書

    まさに竜馬の入門書。定番中の定番。
    これから竜馬を知りたい方に是非お勧めです。
    小説が苦手な人でも、読みやすいですよ。
    竜馬中心ではありますが、幕末の歴史を知ることができます。
    是非是非、読んでみてください。

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    2013年10月09日
  • 竜馬がゆく(八)

    購入済み

    竜馬

    今改めて読んでも色褪せない素晴らしい作品。
    今竜馬がいたらこの日本をどう思うか
    日本人であれば絶対に読むべき

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    2013年10月04日
  • 功名が辻(三)

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    千代の腹の座り方は凄い。一豊と千代が夫婦二人、二人三脚で功名を掴もうとしていく様は素晴らしいです。夫婦の鏡ですね。

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    2013年09月04日
  • 草原の記

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    司馬遼太郎は、1923年生(大正12年)まれ。
    大阪外大のモンゴル語科。

    モンゴルには、思い入れがある。
    匈奴と言われる遊牧騎馬民族がいた。
    モンゴル語で、人とは、フンという。それから、フン族となった。
    モンゴルは、空と草しかない。
    草は、土に根を張り、土を守る。
    耕せば、それは、土がむきだしとなり、きびしい太陽に照らされて、
    砂として、舞い上がる。そして、岩盤が出てくる。
    匈奴は、草を守り、漢民族は、耕す。
    会いいれぬ世界観があった。

    オゴタイハーンは、いう。
    『財宝がなんであろう。金銭がなんであるか。この世にあるものはすべてすぎてゆく』
    『永遠なるものとは、それは人間の記憶である。』

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    2020年12月17日
  • 功名が辻(三)

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    この巻もサクサク進んだ。ほとんどが同じ司馬遼太郎作品の「関ヶ原」にて描かれているものばかりであり、それを伊右衛門(山内一豊)の立場から描いているに過ぎないからである。

    以下に興味をひいた点を引用したい。本巻は何故か前2巻に比べて少なかった。司馬氏、千代の賢母描きに息切れか!?(笑)。

    ・千代はつとめて明るく言った。どうせやらねばならぬことなら、不快そうな顔をするのは無用なことだろう。
    →秀吉から多くの土木建築工事を命じられた際の千代の心情を描いたもの。なるほど、どうせやらなければならないなら、明るく振舞ったほうが周りへの影響や自身のモチベーション維持にも有用だろう。

    ・「智恵ある

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    2013年08月31日
  • 功名が辻(二)

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    さくさくっと読めた。この時代の司馬遼太郎作品は、楽しくて楽しくて仕方がない。
    読んでいてためになりそうな箇所がたくさんあり過ぎ、付箋がいっぱいになった。まるでビジネス書、啓蒙書である。
    その中の一部を引用してみたい。

    ・運。人は手軽に考える。秀吉は運が良かったから英雄の名を得たのだと。しかし、運というのは英雄の最大不可欠の条件である。憑いているものを英雄という。才能器量があるだけでは、英雄の条件ではない。
    →運も実力のうち、というが正にこのことなのだろう。確かに私も今までの勝負所では運が良く道を切り拓いてこれた。もちろん、私は英雄ではないが(笑)

    ・秀吉が雨中行動を戒めたのは、将士

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    2013年08月31日
  • 功名が辻(二)

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    山内一豊公もついに大名に!後半は豊臣政権の衰退が始まっていく。豊臣秀吉も一時の英雄の姿がなくなり、自身とその一門の繁栄自家製考えることが出来ない人になってしまった。

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    2013年08月31日
  • 新装版 播磨灘物語(3)

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    摂津伊丹城の牢に閉じ込められても生還した黒田官兵衛。天が見放さかった。
    今回一番感じたことは、策士と呼ばれる人は人間性が良いということ。黒田官兵衛はまさに人に優しくとても良い人だ。これは今の時代にも通じる。自分も人間性を磨きたいと思います。

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    2013年08月17日
  • 翔ぶが如く(五)

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    大久保は火消しに大忙し
    従道は台湾で我慢大会
    八郎はルソーに触れる

    西郷さんは.......畑仕事?

    ゆっくりと濃密に流れる明治7年から
    徐々に反政府気分の地鳴りが高まる明治8年へ

    みんな必死なのに上手く行かないのがもどかしい。

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    2013年08月10日
  • 新装版 戦雲の夢

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    槍一つで四国を平らげた長宗我部元親の実子であり、土佐二十二万石の領主・長宗我部盛親は、関ヶ原の戦いで西軍に加担したがために、一介の浪人の身に落ちてしまう。京にて蟄居する盛親は、再起の野望を胸中に育み、大阪の陣にその身を賭けて奮起するが…

    出来事を淡々と説明する描写に乏しい反面、物語性が非常に強く、特に中盤以降、鬱屈した盛親が野望を抱くに至る展開には、久しぶりに胸の高ぶりを抑えることができませんでした。
    なかでも、盛親の監視役である板倉勝重が、盛親の野心を計るべくした牽制と、盛親の見事な切り返しには、その「格好良さ」に舌を巻く思い。
    そのやり取りは、末尾にて抜粋。

    やはり武士の生き様は、心を

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    2013年07月27日