司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 功名が辻(一)

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    織田信長の家中でぼろぼろ伊右衛門と呼ばれる、うだつの上がらない武士・山内伊右衛門。その彼に賢く美しい嫁・千代がくる。千代の励ましをうけて伊右衛門は功名を目指し姉川、近江、長篠とかけていく。

    千代におだてられ、上手く扱われている伊右衛門が可愛らしい。新右衛門と吉兵衛とのやり取りも良い。有名な馬揃えまで。

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    2025年10月23日
  • 項羽と劉邦(上)

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    今の時代にあわせた心情で2200年前を語ってもらえて、わかりやすいとしみじみ思う。詩人のような語り口はさすがです。

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    2025年10月21日
  • 関ヶ原(下)

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    関東から西へ向かう軍勢。去就を決めかねる各大名家。
    江戸から動かない家康と岐阜の東軍。家康の策謀により崩壊する西軍。

    九鬼や真田など各大名家の去就や、岐阜城の戦いなど関ヶ原へ向かうまでの物語が良い。この小説の石田三成は本当に不器用で、自分でドンドン味方を減らしていく…。あれだけ走り回った島左近の最期は割とあっけなくて残念。

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    2025年10月21日
  • 国盗り物語(四)

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    血の繋がりのない武将2世代による大河小説の最終巻。信長と光秀の末路については世に名高いためプロセスが描かれている。司馬遼太郎も告白しているが明智光秀に思い入れが強くなっており主役の選定か構成を誤ったように見える。二君に仕える想像を絶するストレス(しかも内心信長を見下している)の中、最高の出世を遂げているし、信長を倒した事で一応国盗りに成功したという事で道三編を無理に続けるならやはり光秀が主役だろう。
    戦国時代いや、歴史上人物で最高のフリー素材である織田信長は主役としてよりもいかようにも解釈できる人物として配置した方が魅力的。
    織田信長は足利義教や三好長慶をモデルにして(勝手な予想だけど)機内統

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    2025年10月21日
  • 国盗り物語(三)

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    織田信長編と書いてあるが明智光秀編の方がしっくりくる。今となっては隔世の感があるが恐らくは発表当時の人気の戦国時代の人と言えば豊臣秀吉で織田信長は天下統一に失敗した人で本書の様に誰かとセットでないと主役を張れなかったのだろう。そんな事もあるためか本書では斎藤道三の弟子として織田信長と明智光秀が扱われており親の看板を引き継いだ信長よりも光秀に重点が置かれている。
    いかなる都合か不明だが本書で前巻までの主役が散る訳だが、ここまで描写するなら道三の死を持って完結とした方が女の愛憎と義龍との確執を持って息子(本書では実の息子ではない扱い)に国盗りされるというオチで綺麗だってのではあるまいか。まあ義理の

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    2025年10月21日
  • 関ヶ原(中)

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    秀吉の死後、騒然となった天下。秀吉の遺命を堅守しようとした石田三成。周到な謀略により豊家を乗っ取りにかかった家康は、反三成の武将を籠絡していく。前田家に謀略をかわされた家康は、上杉景勝討伐へ。三成の挙兵後、小山の軍議において、諸将は徳川家の私兵へ転換させてしまう。

    石田三成が不器用すぎて読んでいて少しイライラ…。左近ももう少しちゃんと諌めないと…。しかし家康や加藤清正、福島正則たちに対する評価が酷い…。しかし読んでいると夢中になってしまう。

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    2025年10月18日
  • 国盗り物語(二)

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    新九郎(後の斎藤道三)成り上がり物語。斎藤義龍が土岐頼芸の本当の息子だったかどうかは不明だが本書にある通り世間がそのように見たから美濃の国が揺るがなかったのは事実に思われる。
    徒手空拳から大国の大名にのし上がり後の戦国覇王織田信長の父親にも大打撃を与える辺り小説通り優秀な人だったのだろう。
    どういう経緯かは分からないけど本来ならここで完結でもおかしくないが、主人公を変えて話は続く。

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    2025年10月17日
  • 国盗り物語(一)

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    戦国時代の梟雄ともいうべき斎藤道三と弟子たる明智光秀と織田信長を描いた長編。前半は還俗して油屋の亭主となり実験を握り更には武士になるという成り上がりストーリー。
    司馬遼太郎先生の作品は余談が多く多彩な史料を使用しているので真実味があるが、実は本書における斎藤道三は虚像。油商人から大名に一代でなったというところが嘘で実は親子二代の業績である事が定説化している。そこは時代小説という事で楽しむべきではある。

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    2025年10月17日
  • 坂の上の雲(八)

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    終わった...! 達成感がすごい。
    8巻もの大作を読み切ったのは人生初かも?
    (『天の瞳』は9巻だけど、別物な気がする)

    司馬さん、まるで見ていたかのように描くなぁ。
    と思いながら読んでいたけど、それができるのはやはり膨大な調査の賜物なんだろうな。
    すごい仕事だ。

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    2025年10月17日
  • 街道をゆく 2

    匿名

    購入済み

    韓国紀行ではなく「韓(から)のくに紀行」というタイトルの通り、司馬が行くのはかつての新羅と百済の故地であり、しかも都市部ではなく農村ばかり。首都ソウルは出てこない(ついでに言えば高句麗の故地=北朝鮮も当然出てこないが)。かつての新羅や百済だった土地を周り、そこにかつての日本との関係を空想していくスタイルで描かれている。司馬遼太郎はモンゴルもそうだけど、大昔中華王朝から見下されてた北東ユーラシアの諸民族(「倭人」もまあその一部だろう)への深い関心や愛着があるんだなと思えた。

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    2025年10月17日
  • 新装版 王城の護衛者

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    最初の『王城の護衛者』目当てで読みました。
    若くして会津藩主となり、激動の時代の中でただただ自分を頼りとしてくれた天皇の為に自分たちの命、一藩の命を捨てる覚悟で戦った松平容保さんの生き様が本当にすきです。
    維新後も死ぬまで孝明天皇の御宸翰を肌身離さず身につけていた話は、死後の松平家の対応も含めて会津の意地を感じました。
    どんな思いで松平容保さんは明治という時代を生きたんだろう、と思うとなんとも言えない気持ちになります。

    2作目以降も面白かったです!
    特に『加茂の水』は、あの有名な錦の御旗がたてられるまでの意外な経緯を知れてびっくりしました。
    1作目を読んだあとだと、錦の御旗が掲げられ、旧幕府

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    2025年10月13日
  • 酔って候

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    幕末は日本史の沸騰期という言葉を残しているけど、それが顕著に感じられる話。山内容堂の熱くなっている時と、小御所会議の諦めが伝わってきた。単純に鍋島直正が出てて嬉しかったし、結構評価高いのが嬉しかった。

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    2025年10月12日
  • 関ヶ原(上)

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    ネタバレ

    豊臣秀吉の死で傾き始めた豊臣政権。簒奪のために謀略を巡らす徳川家康と豊家安泰を守ろうとする石田三成。前田利家の死後、加藤清正をはじめとする七武将の襲撃を避け、家康に保護された三成は佐和山へ。

    三成より島左近が頑張っているけど、どうしても家康と正信には勝てない。とにかく嫌われまくる三成…。だいぶ不器用な人間…。

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    2025年10月12日
  • 世に棲む日日(一)

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    頼まれたわけでもないのに走りまわるのを志士というP311 、この一節がとても心に残った。2巻も楽しみ。

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    2025年10月12日
  • 坂の上の雲(二)

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    開戦までの緊張感。海外の技術や文化に触れる真之達の高揚感。それを羨む子規のもどかしさ。それを句にして大きくなっていく姿と闘病。
    みんながみんな切磋琢磨してる感じがしてら面白い。
    国家同士の思惑や策略が入り混じって世界は戦争、侵略ブームだったのかなと感じさせられる。
    まだまだ序盤。これからも気になる。

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    2025年10月10日
  • 翔ぶが如く(三)

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    明治維新により、民衆の意識が明確に変化したこと実家した。
    ・江戸時代まで士族以外は日本国民という意識はなかった。
    ・維新後、民衆に国家感を持たせ、徴兵制等の国防体制を構築するツールが天皇絶対体制であり、機能した。
    ・天皇絶対制を軍部が濫用した結末が太平洋戦争であった。

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    2025年10月10日
  • 街道をゆく 33

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    読みたかった会津のところだけ。
    「深い同情がある」から始まる司馬先生の語る会津の歴史は悲しさの中に強さがあってとても好きです。
    「王城の護衛者」のなかにも出てきた孝明天皇の御宸翰を生涯肌身離さず持っていた松平容保の話は読む度になんとも言えない気持ちになります…。
    維新を支えたのは長州や薩摩だけじゃないんだと会津の話を見聞きする度に思います。
    会津はいつか絶対行きます!

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    2025年10月08日
  • 最後の将軍 徳川慶喜

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    とても賢く、何事も思慮深く行動できる人であることはよく分かった。水戸出身の天皇観が最後まで自分を縛り周囲に理解されなかったのでは。
    p237かれは自分が足利尊氏になることを何よりもおそれ、その点で常に過剰な意識をもっていた
    この一節がとても印象的。

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    2025年10月04日
  • 竜馬がゆく(四)

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    外国との交易を果たすために、竜馬は倒幕に至るまでの計画を練る。一方で、長州藩と薩摩藩との対立が激化しており、とくに長州藩の過激派の影響で、幕府側も対処に当たらざるをえない状況となった。

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    2025年10月04日
  • 竜馬がゆく(二)

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    第一巻、黒船来航の影響で、坂本竜馬は直観的にこれまでの価値観が根本的に変化すると思い、脱藩を決意する。一方で、幕府は大老井伊直弼による大弾圧が横行して、多くの浪人が処罰された。そんな中で薩摩藩と長州藩、そして土佐藩は幕府に対して今後どう対抗していくかをめぐって議論する。

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    2025年10月04日