司馬遼太郎のレビュー一覧
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少年ジャンプの格闘シーンを読むような軽快な殺陣シーン。
作者の司馬遼太郎さんは必要以上に状況描写をしないのに
何故,あれだけイメージがわくようなカッコイイ戦闘シーンが書けるのか。
すごい。
例えば,主人公が敵に囲まれていて,
剣を抜いて,一歩踏み込んだと同時に切り倒して,
敵が倒れてゆくと同時に振り返る,みたいなシーンがったとして,
そういうシーンって,絵にしても,映像にしても,漫画にしても,
軽快さを出すことは容易ではないと思うのに,
それを文章だけで,
更に言うと,余計な言葉を一切,切り捨てながら
あたかも息をするように当たり前のこととして軽々やってしまえるのがすごい。
読み返して -
Posted by ブクログ
北条早雲が大好きになりました。
戦国初期は、後期とは全く違う面白さがあるのですが、この本は本当に面白い!!
早雲が「実は一介の素浪人じゃない」と知ってからちょっと残念な気持ちになっていたのですが、司馬先生は本当に上手い見解をして下さいました。
将軍の弟の申次衆だけど…という設定は、悔しいが納得してしまいますね。実際はもっとバリバリの申次衆で馬の鞍作りなんてしなかったかもしれませんが、それでもまあ何もなければ相模の太主にはならないと思われるので。。。
という設定云々よりも、本当に面白い作品ですっ!!(説得力無…)(いや本当に面白いんですって!) -
Posted by ブクログ
征韓論の是非について、廟議開始の岩倉具視の挨拶が巧いなと思った。
いきなり征韓論という本旨に入らず、現下の外交一般問題について、議したいとすりかえた。
相手の主張を認めながら、もっと重要な案件があると、議論をすりかえていくテクニックは、非常に参考になる。
岩倉が、江藤新平の追及に対し、三条実美から代理を頼まれたのではなく、君主より代理を命じられたのであり、三条の認めたという既成事実を継承するつもりはないという、屁理屈で言い逃れて、相手の主張や追求をそらす模様があり、これも面白い。
日本人の判官びいきに関する分析、陽気な人格とは欠点さえ愛嬌になるが、失敗でさえ同情を買える。陰気ということは、
い -
Posted by ブクログ
ネタバレ吉田松陰と高杉晋作の物語。
松陰は、その師である玉木文之進から、私情を一切捨てて、公のために尽くせ、と教えられ、それを頭の中で考えるだけでなく、実践に重きをおいて生きたひとである。実行の中にのみ学問があるという、陽明学的思想である。孟子的といってもいい。
それが必要だとなれば、武士たるものは断乎行うべきだ。それが成功するかどうかということを論ずるべきではない。こういう思想で松陰はペリーの乗ってきた軍艦に漕ぎ寄せるのであった。
攘夷、攘夷と念仏のように国中の志士がとなえているが、ことごとく観念論である。空理空論のあげく行動を激発させることほど国を破ることはない。世の事に処するや、人はまずものを見