司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(一)

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    貧乏な家から身を立てるために軍人となった秋山好古。騎兵隊が日本で重要とされない時代であり、まだ後の活躍から顧みると、半信半疑といった気持ちであろうことが伺える。
    兄の姿を見て学問を志すが、自らの意思で軍人となった真之。こちらは対照的に、本当にやりたいこととして海軍を選んだ感がある。子規に対する申し訳なさもおもはゆい。
    そして同じく松山から学問を志して出た正岡子規。一番自由奔放に見え、軍事色強めの物語の中でアクセントになっている。

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    2026年02月28日
  • 功名が辻(四)

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    面白かった!歴史物、というか司馬遼太郎良いなあ。ようやく良さがわかる年になったのかしら。名作には名作たるゆえんがあるのだわ。

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    2026年02月28日
  • 坂の上の雲(二)

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    日本が清という大国に挑んだ日清戦争は、清軍隊のいわば自滅によって勝利をおさめる。勢いを失った清に近づくのは、驚異的な領土拡大を進めるロシアで、日露戦争に向けた緊張が徐々に高まっていくが、その背景にはロシアという国の成り立ちや独裁国家における指導者の影響が少なからずあったことを感じさせた。
    一方の子規は、戦争に随行することで結核を悪化させ、死期を悟りながら、自らの命を削って俳句、短歌制作、そして「写生」の真髄を極めていく。

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    2026年02月28日
  • 坂の上の雲(三)

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    闘病の末に世を去った子規。病床でも生を愉しもうとする姿に胸を打たれる。
    そんな中で日本は世論の後押しもあり、大国ロシアとの開戦に突き進む。無口ながら器を感じさせる東郷平八郎の任命は、ロシア側で慕われた老将マカロフともリンクし、序盤の旅順港での睨み合いに迫力を添える。ダメ元の機雷作戦で敵に損失を与えつつも、同じ手でさらに大きな被害を受けるなど、戦争における隙の怖さや運の要素も感じる。

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    2026年02月28日
  • 坂の上の雲(四)

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    日露戦争の序盤を象徴する海軍の旅順港封鎖と、黄海海戦。本国の応援を待ち、じっと耐えるロシア軍と、日本軍の当時の焦燥が伝わる。そして陸軍については、兵力で劣る中で兵士の忠誠心によってなんとか互角に立ち回っていく遼陽戦と、大将・参謀の愚をこれでもかとこき下ろす旅順戦が対照的。陸軍全体にある過小評価癖や、体質の問題が後の太平洋戦争にも影響していく考察は興味深い。

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    2026年02月28日
  • 坂の上の雲(五)

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    日本軍を跳ね返し続けてきた旅順要塞は、再三主張されていた203高地の占領によって堕ち、旅順港の戦艦も全滅させられ、日本海軍はようやくバルチック艦隊を迎え撃つための準備に入る。旅順艦隊の全滅に、ロシアから向かうバルチック艦隊の士気にも影響する。ストーリーとしてはつなぎの感じもあるが、終盤に向けて地盤が整ってきているように思える。

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    2026年02月28日
  • 坂の上の雲(一)

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    三宅香帆さんが「おじさん、おばさんになりたくない時に読む本」として取り上げていたので、それってどういうこと?と思い読んでみた。
    たしかに、青春小説という感じでテンポが良く闊達で明るい文体と歴史の授業で習ったことがある史実がわかりやすいストーリーとの合わせ技のおかげでどんどん読み進めたくなる。続きが楽しみ。

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    2026年02月27日
  • 峠(中)

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    「政治とは機をみること」というセリフが印象的。つい変革したくなるところ、本当に大きな変化を起こすにはタイミングが勝負。人間は感情で動く生き物だから。

    また「なにごとかをするということは、結局なにかに害をあたえるということだ」という一節。何かを変えるためには嫌われることも避けられない。

    月並みではあるけれど、仕事や人生で大事なことがストーリーとともに描かれている。

    幕末〜維新にかけての別作品も読みたくなりました。

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    2026年02月24日
  • 新装版 箱根の坂(下)

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    箱根を超えて、小田原を切り取った
    伊勢宗瑞(北条早雲)を主人公とした物語。

    戦国時代の幕開けを告げた、遅咲きの人物。
    「民を苦しめず、国を豊かにする」政治をした。
    力でねじ伏せるのではなく、仕組みや制度を整えることで民からの信頼を得た。結果、関東を100年支配する後北条氏の礎を築いた。

    ・下剋上の先駆け
     実力があれば、身分が低くてもトップになれる!という下剋上を最初に実行した。いまの静岡県や神奈川県を自分の力で手に入れた。
    ・おじいちゃんになってから大活躍!
     歴史の表舞台に立って暴れだしたのは、56歳ごろからと言われてる(諸説あり)。亡くなったのは、88歳ごろ。長生きして、バリバリ働い

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    2026年02月23日
  • 覇王の家(上)

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    前半は家康の人となりの説明が多く、やや物語性を欠く印象もあったが、時が進みだし、話が進むにつれて面白くなっていった

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    2026年02月21日
  • 竜馬がゆく 1

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    幕末〜明治にかけての序章…
    「坂の上の雲」と同時並行で読み進めて、
    幕末と明治のコントラストを楽しみたい。

    剣術の描写が迫力あって面白い!

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    2026年02月21日
  • 竜馬がゆく 15

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    薩摩と会津が合流し、長州と対立。山内容堂も加わり世の中は混沌としてきた!竜馬はこれからどの様に動くのか?楽しみです

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    2026年02月21日
  • 梟の城

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    初めて読んだ司馬遼太郎作品です。読んでいて引き込まれました。

    ただ、出でくる女性たちがあまりにも健気すぎるというか…浮かばれない………
    これが男性のロマンだとしたらあまりにも悲しい

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    2026年02月19日
  • ビジネスエリートの新論語

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    新聞記者福田定一、後に司馬遼太郎としてデビューする直前に本名で出版されたという幻の作品。元の題名「名言随筆サラリーマンユーモア新論語」。サラリーマンの処世術をちょっとひねくれた視点から名言を引用し語る。
    三島由紀夫「不道徳教育講座」だったり源氏鶏太のエッセイのような゛ユーモア゛を交えた文体、当時の流行りだったのだろう。
    言われてみなければ同じ作家とおもえない。小説家として別の文体を作り上げていったのだろうか。
    国民的作家の違った一面を垣間見られるレアな作品。

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    2026年02月16日
  • 酔って候

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    明治維新のあたりは苦手意識があるけど、なんとなく全体像が掴めて面白そうに感じた。
    特に佐賀藩関連の作品は他のものも読んでみたいと思った。

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    2026年02月16日
  • 坂の上の雲(七)

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    これまで何度も述べられてきた大国ロシアの官僚的態度が、クロパトキンという恐怖を原動力とする将軍によって結実し、奉天会戦は日本の勝利に終わる。一方、バルチック艦隊の航路がわからず頭を悩ませ、少しらしくなさも見せる真之の姿もありつつ、どっしりと構える東郷、そして海軍相山本権兵衛の存在感がロシア側とは対照的だった。クライマックスに向けて舞台は整った、という感じが強い。

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    2026年02月15日
  • この国のかたち(二)

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    『この国のかたち ニ』(司馬遼太郎)

    司馬遼太郎さんの晩年のエッセイ集ですが、30年ほど前に書かれたとは思えない新鮮さがあります。最初、家紋の話しから始まります。今では私は自分の家の家紋が何かを意識する事はありません。50年ほど前の子供の頃までは、どこの家でも冠婚葬祭の時の礼装には家紋付きの羽織が使われていたと思います。あと書で司馬さんは、「この国の習俗・慣習、あるいは思考や行動の基本的な形というものを大小となく煮詰めては大釜に入れている」と書かれていますが、今の時代に生きておられたら、どの様な事を言われるのか聞いてみたいです。
    先日の選挙も終わって、日本の国の形も時代に合わせてどんどん変わ

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    2026年02月12日
  • 峠(上)

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    Geminiからのレコメンドで読んでみました。初めての司馬遼太郎作品でしたがすんなり読めて続きが楽しみです。

    自分の適性をどう見極め、どこに自らを置くのかは非常に関心のあるテーマで、河井継之助の視点でそれを見られるのがとても楽しみになっています。体面よりも正しさを貫き、頭でっかちにならず行動を是とする継之助が眩しい。

    (政治思想のコメントは差し控えたいですが、)欧米諸国から圧を受け激動する幕末期の状況が、現代の日本を取り巻く環境に重なるように感じました。

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    2026年02月11日
  • 花神(中)

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    あ〜中巻も楽しかったなぁ。村田蔵六からついに大村益次郎へ!幕末の長州の動きがよくわかる。高杉晋作とか、桂小五郎から見る世界とは全くの別世界。
    最後の下巻も楽しみ。

    司馬遼太郎を読み始めると、読むのに数日かかってしまうのが悩み。だからといって、同時並行で違う本を読み始めると、なかなか司馬遼太郎の世界観にすぐ戻って来れない感じがするし。やっぱり読むスピードを上げるしかない。

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    2026年02月10日
  • 竜馬がゆく(四)

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    龍馬とともに時代がどんどん動き始めている。
    私的には今も幕末と同じように時代の転換期と捉えている。
    勝や龍馬が今現代を生きていたらどんなふうに捉えるだろう。是非聞いてみたい。

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    2026年02月10日