司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 坂の上の雲(八)

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    幕末から維新へと時代が変わり明治を向かえ日露戦争へと進んでいく時代を、前半は正岡子規を中心に、中盤から後半は秋山好古、真之兄弟を中心に物語っていく。

    上記3名は四国松山出身で友人であった。
    正岡子規の視点の章では夏目漱石等の著名人も登場するし、日露戦争の章では大山巌、東郷平八郎、乃木希典等も登場する。

    日露戦争の陸での戦いは陸軍へと進んだ兄の好古が騎兵隊を率いいる姿が、海での戦いは海軍へと進み作戦参謀となった弟の真之の姿が描かれているが、大部分は戦争の詳細に割かれている。

    もう少し主役達の視点での小説として楽しみたかった感がある。

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    2026年06月15日
  • 項羽と劉邦(下)

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    少しずつ読み進めていたが、中編後半あたりから面白くなってきて読み進める手が速くなった。
    四字熟語で抜山蓋世や四面楚歌を知っていたり、エンタメの題材として有名な人物が多かったりしたため、司馬遼太郎の解釈とはいえ各人の気性や言動を楽しむことができた。項羽の最期は四面楚歌くらいしか知らなかったが、雑兵に殺されるのではなく武人としての誇りを携えて自刃した場面では、やはり、と思った。これは司馬遼太郎の度重なる勇の描写に思わされたのかもしれない。とても楽しい体験だった。
    欲を言うと、地図が欲しかった。

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    2026年06月13日
  • 竜馬がゆく(一)

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    『竜馬がゆく(一)』を読んでまず感じたのは、これは歴史小説というより、ひとりの若者の成長物語だということだった。

    幕末という激動の時代を描く作品なので、もっと政治や歴史の話が中心なのかと思っていた。しかし1巻で描かれるのは、まだ歴史を動かす前の坂本竜馬だ。剣術に憧れ、江戸へ出て、仲間と出会い、自分の進むべき道を模索する。その姿は後に教科書に載る偉人というより、将来に迷いながらも前へ進もうとする一人の青年に近い。

    読んでいて印象的だったのは、竜馬の持つ不思議な魅力だ。決して天才として描かれているわけではない。剣術も最初から抜群というわけではなく、身分も高くない。それでも周囲の人間が自然と惹か

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    2026年06月13日
  • 峠(下)

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    徳川慶喜が大政奉還をし、明治へと時代を移す中で、最後の戦い戊辰戦争の長岡での戦いを描いています。
    新時代の幕開けは、薩摩を筆頭にした新政府軍と旧幕府軍との戦いですが、歴史でさらりと習った長岡城の戦いは、上中下巻というページ数の中で、知らなかった歴史が語られています。
    今の日本があるのは新政府軍が勝利したからであるが、長岡藩をメインに書かれた著書を読んで、徳川幕府に命を捧げた漢たちもまた今の日本を形成しているのだなと日本人として誇りに思いました。

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    2026年06月08日
  • 峠(中)

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    徳川慶喜が大政奉還をし、明治へと時代を移す中で、最後の戦い戊辰戦争の長岡での戦いを描いています。
    新時代の幕開けは、薩摩を筆頭にした新政府軍と旧幕府軍との戦いですが、歴史でさらりと習った長岡城の戦いは、上中下巻というページ数の中で、知らなかった歴史が語られています。
    今の日本があるのは新政府軍が勝利したからであるが、長岡藩をメインに書かれた著書を読んで、徳川幕府に命を捧げた漢たちもまた今の日本を形成しているのだなと日本人として誇りに思いました。

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    2026年06月08日
  • 峠(上)

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    徳川慶喜が大政奉還をし、明治へと時代を移す中で、最後の戦い戊辰戦争の長岡での戦いを描いています。
    新時代の幕開けは、薩摩を筆頭にした新政府軍と旧幕府軍との戦いですが、歴史でさらりと習った長岡城の戦いは、上中下巻というページ数の中で、知らなかった歴史が語られています。
    今の日本があるのは新政府軍が勝利したからであるが、長岡藩をメインに書かれた著書を読んで、徳川幕府に命を捧げた漢たちもまた今の日本を形成しているのだなと日本人として誇りに思いました。

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    2026年06月08日
  • 竜馬がゆく(二)

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    今の日本より血気盛んな人が多く出てくる(お話を面白くする上でそういうばかりが取り扱われている可能性もなくはないけど)からこそ、竜馬のマイペースさが常時心地良い。所々に聞いたことがある名前が出てきたりするとちょっとワクワクしますね。

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    2026年06月08日
  • 峠(上)

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    河井継之助という、歴史でとても目立つ人物ではない人物にフォーカスした作品は面白かった。
    ただ上巻はまだ走り出しの場面で話の起伏が小さかった。下巻に期待。

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    2026年06月05日
  • 新装版 歳月(下)

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    司馬遼太郎先生の幕末維新モノとしては『翔ぶが如く』が著名だろうが明治政府の巨頭大久保利通がわざわざトドメを見届けに来るほど警戒していたところに江藤新平の凄さが分かる。金の無い書生を置いたり(史実によるとテストがあったらしい)している良さがあるのに何故か性格的に難のある人物となっている。分岐点は征韓論だろうか。周囲の忠告があるのに帰国したのはいただけない。妙な表現だが知能は高いが賢く無いような気がする(違ってるかもしれないが劉邦はその逆だと思う)。指名手配の写真を導入とかも仕事ができる証左だが己が反乱者かつ敗北者となって逃亡者として活用される運命の皮肉!
    それにしても士族の反乱に巻き込まれずに最

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    2026年06月03日
  • 新装版 歳月(上)

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    明治初期に司法卿として辣腕を振るった江藤新平を主役にした長編。冒頭から死を覚悟して長州藩で桂小五郎と面会するという面白い展開。司馬遼太郎先生が余談含めてたっぷり書いてあるので詳述しないが佐賀藩は鍋島閑叟の先進的な取り組みで日本唯一の技術力を持ちながら最後に参戦して維新の果実を取っている。翻れば幕末での江藤新平の華々しい活躍は特に記されていない。突貫工事のように民法(大日本帝国憲法より先)を世に放つ辺り知能は高いが貧窮出身故かコンプレックスが狭量と見られたのが残念に思う偉人。

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    2026年06月03日
  • 花神(下)

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    幕末戦争史に影響と名前を残した維新の十傑にして軍事家の一代記最終巻。同じ適塾でも福沢諭吉が驚いた攘夷派だが、その学識というか実践力は深く花神とタイトルに称させれるのも頷ける。
    現実の大村益次郎は乗馬も出来るし豆腐以外も普通に好んで食べていたしイネとも不倫関係になかったという事らしいが、小説としてみれば本作の無愛想で職人のような平等思想を持つ彼の方がキャラは立っている。海江田氏が黒幕にして悪党のような描写だが、彼からすると約束したのに戦費とはいえお宝を売却してしまう大村益次郎の方が悪党という事になりそうだ。
    政治が苦手なエキスパートという事でジャンル違いで高橋是清を彷彿させるが2人とも暗殺されて

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    2026年06月03日
  • 義経(下)

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    戦国時代以前の時代の話は、正直どこか退屈に感じてしまい、あまり読むことがなかったですが、義経は別格に面白いです。
    義経、頼朝の生涯を描いています。
    平家との戦いも描かれていますが、戦国時代に比べると迫力は今ひとつだと感じてしまいます。
    それよりも嫉妬や怒りを含め、人間模様が時代を映すかのように描かれているのが面白く、この時代の人たちの心の動きをしっかり学ぶことが出来る一冊です。

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    2026年06月03日
  • 義経(上)

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    戦国時代以前の時代の話は、正直どこか退屈に感じてしまい、あまり読むことがなかったですが、義経は別格に面白いです。
    義経、頼朝の生涯を描いています。
    平家との戦いも描かれていますが、戦国時代に比べると迫力は今ひとつだと感じてしまいます。
    それよりも嫉妬や怒りを含め、人間模様が時代を映すかのように描かれているのが面白く、この時代の人たちの心の動きをしっかり学ぶことが出来る一冊です。

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    2026年06月03日
  • 花神(中)

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    いよいよ村田蔵六(後の大村益次郎)が動乱の次代に出現!人情に忖度がない奇人で異相のためか医師として働いても患者が来ないという凡夫なら世に憤慨しそうだが、マイペースなところがこの人の持ち味。この人に軍事の才能を見出した桂小五郎の慧眼はさすが維新の三傑の1人と言いたい。更に言えば本の知識がメインで軍事成果を挙げた大村益次郎は凄い。

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    2026年06月02日
  • 花神(上)

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    長州藩きっての、いや日本きっての軍略家大村益次郎の生涯を描いた長編全3巻。靖国神社の銅像くらいしかでしか知らなかった。蘭学に稀有な才能を発揮して適塾で頭角を現してた人で医師の道を歩んでいる。その縁でシーボルトの娘イネとの縁が発生するのが面白い。

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    2026年06月02日
  • ひとびとの跫音 上

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    坂の上の雲のファンならたまらないエピソード満載。いつも通りのタッチで面白く読めたが、少し冗長で飽きた印象もあり。下巻がなかなか見当たらず諦めた。

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    2026年05月31日
  • 項羽と劉邦(中)

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    彭城での大勝から一転して遁走した劉邦が滎陽まで下がって籠城戦、そこに奇策の陳平が合流し、劉邦の影武者となった紀信と殿軍周苛の犠牲で漢軍が撤退に成功する。本巻最後の部分は印象深かった。古代中国人の思想や気質にも大いに驚かされたが……遁走時に子を車から投げ捨てる劉邦…
    各場面で重要な働きをする人物に焦点を当てつつ現場の動静を描写する手腕に感動した。読んでいて楽しい。

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    2026年05月31日
  • 新史 太閤記(上)

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    人たらし秀吉。信長を徹底的に担ぐことで出世していくが、壮大な目的と強い信念がエネルギーのもと。現代のサラリーマンにも通じるものがある。

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    2026年05月30日
  • 項羽と劉邦(上)

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    25年ぶりくらいに再読。
    久しぶりの司馬遼太郎さんの文体。
    昭和な匂いがする。

    当時はこの時代に興味があったわけではない。
    キングダムの影響で今は秦始皇帝が活躍した時代が面白い。

    でも、秦の始皇帝による統一は長くは続かなかったんだなぁ、と改めて感じさせられる。
    知った名前もでてくるが、彼らももう居ない。

    宦官に権力を握られ、自分のことにしか、興味がないために各地の反乱も放置。
    唯一秦のために戦った将軍も、勝っても負けても罰せられる状況。ついに項羽に降る。
    そしてその部下20万人は項羽に虐殺される。
    どんな気持ちだったろうか。

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    2026年05月30日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    ネタバレ

    良い。
    秀吉は知っているが家族は殆ど知らず人材に恵まれておらず豊臣政権が続かなかった理由が分かった。

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    2026年05月30日