司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 功名が辻(三)

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    関ヶ原の時に、
    徳川へつくことをいち早く表明した
    山内家は千代の慧眼もあったのだろうが、
    一族の存亡をかけた大博打の要素もあったと思う。
    様子見をしなかった判断がこの後の隆盛につながったか。

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    2025年05月23日
  • 竜馬がゆく 12

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    竜馬が勝海舟の教えを乞う内容。今後竜馬がどのように薩長を巻き込んでゆくのか、漫画で表現されるのか?楽しみです

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    2025年05月19日
  • 夏草の賦(下)

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    土佐岡豊城城主、長曾我部元親が四国制覇を目指す話。
    勇ましい武士というより、政治的センスのある思慮深い武士。
    合理的で先見の明があるあたり、信長タイプか。
    天下統一が叶わぬのは、土佐に生まれたからと嘆くあたりは、なかなかの自信家なのかもしれない。

    大河ドラマ龍馬伝を観ていて、土佐の武士に興味を持ち読んでみたが、この元親の影響があるのかもしれない。

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    2025年05月18日
  • 峠(下)

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    継ノ助は新しい時代の視点と純粋な忠義心、そして実行力を兼ね備えていたという点で大半の薩長や公家、譜代の面々より遥かに優れた人物であったと思うものの、では何故彼の本懐が遂げられなかったのか。
    あまりに周囲の人との違いが大きいため、結局のところ自分の主張が受け入れられることに慣れ過ぎていたおかげで、肝心の西軍との談判を強引に進めて破れ去ったのが大きな理由の一つだったのかな。
    とは言うものの、大した人物がいたものだ。

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    2025年05月16日
  • 峠(中)

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    物語は当然ながら史実通り大政奉還を経て、官軍の東進が始まっている。
    その中で継ノ助の立ち位置は、策略を用いて怨念と復讐に燃える薩長ではなく日本そのものを変えようという先進的な考え方を持つ人物と会い、かなりの部分で共感しながらも、あくまで長岡藩士を貫いてブレないところがこの時代の矛盾のように興味深い。
    さて、下巻では戊辰戦争が終わった後の明治政府初期まで進むのだろうが、その中で彼がどのような行動を取り、歴史に影響を与えるのか否か興味深い。

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    2025年05月14日
  • 殉死

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    ネタバレ

    なるほど、という感想が1番かもしれない。

    乃木希典のことが気になってこの本を読んでみた。作中通り、日露戦争では大量の犠牲の上に旅順を攻略した。その犠牲の大きな原因は乃木希典であった、たくさんの人を死なせ、自分自身はこれでもかというほど武士道を貫き通して最後は死んだ。

    人として、日本人として見習わなければならない点は多々あると思う。実際、昭和天皇は乃木希典を慕い、その教えに忠実だった。その結果、先の世界大戦で敗戦し、占領された中でも天皇は象徴として残った。マッカーサーの心を大きく揺さぶった。軍部の影響が大きかった故だが、昭和天皇はとても人道的であり、非人道的な兵器には大変否定的で、戦後復興の

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    2025年05月14日
  • 峠(上)

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    幕末の長岡藩士である奇才 河井継之助の物語。
    この時代に広く長期的な視野を持ち、それを実践するためには並大抵の精神力では覚束なかったはずで、だからこそ周囲からは奇人と受け止められたであろう。
    誰にも相手にされなくてもおかしくないところですが、彼の幸運は時代の空気もさることながら父親、師、藩の重役や藩主などが決して進歩的な気質ではないけれど頭ごなしに否定せず、どこか面白がって言動を封殺しなかったことじゃないかと思う。
    さて、中巻ではどのような活躍を見せるのか。

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    2025年05月13日
  • 翔ぶが如く(一)

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    文中の、大久保が留学中の大山巌に手紙で伝えたなかの「国家の事は、一時的な憤発とか暴挙とかでもって愉快を唱えるようなものではない」ということばが、自分の身にしみました。
    「国家」を「自分の人生」に置き換えて、反芻しています。

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    2025年05月05日
  • 世に棲む日日(四)

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    ■10年前の学生時代の自分のメモ転記

    ・この本を選んだ理由
     幕末の数多くの思想家を排出した松下村塾の師、吉田松陰に興味を抱き、その生い立ちを詳しく知りたかったから。

    ・大まかな流れ
     本編は4冊で描かれており、1冊目は吉田松陰がどのような生まれ育ち、どのような若者であったかを描く。2冊目は、吉田松が故郷の牢獄に入れられ、その中で松下村塾を開き、久阪玄瑞や伊藤弘文、高杉晋作、桂小五郎といった門弟が松下村塾に入る流れや、そこでの生活が描かれており、松蔭が無くなるまでを描く。3冊目では、その弟子である高杉晋作にフォーカスが当てられ、晋作がどのような人間で、どのような思考を持ち、どう成長していく

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    2025年04月28日
  • 豊臣家の人々 新装版

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    どれも非常に面白いものばかりだった。小早川秀秋や、宇喜田秀家、結城秀康など、戦国の一場面一場面ではよく見るが、秀吉との関係性などよくわかっていない部分が多かったが、それを知ることが出来てとても面白かった。そして、中でも、最後の淀殿と秀頼の物語は、まるでその場に立ち会っているかのような生々しいリアルさを感じて、圧倒された。

    秀吉という傑物の存命中、豊臣家は大阪城の如く絶対的な強さと安定を誇っていた。しかし、その秀吉がこの世を去ると同時に、もう一人の傑物である家康が動き出す。家康を止められるのは秀吉ただ一人。その秀吉を失った今、誰も家康を止めることはできない。淀君や秀頼が叶う相手ではなかった。

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    2025年04月28日
  • 新史 太閤記(下)

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    後編は秀吉が天下統一に向けて、突進していく様子が描かれています。

    印象に残ったのは、信長が自ら茶をたて、秀吉を最高級の待遇でもてなす場面、信長の死を知った秀吉の心の内を表す描写、秀吉と家康の関係性でした。

    戦いに明け暮れている戦国時代に、茶の湯をたしなむということが行われていたことは驚きです。

    戦国の世であっても、人間関係が深くからんでいるところ、今も昔も変わらないと思いました。小説の中に身をおいていると、人物同士の駆け引きが面白くて、戦国時代にタイムスリップしているようでした。

    歴史オンチの自分の脳みそが、ほんの少し柔らかくなったような気がします。知らなかったことがたくさんあり、勉強

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    2025年04月26日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    黒田官兵衛の物語
    初めましてな人、このときは珍しく大河ドラマも観てないから断片的にしかその人生も知らない。
    これから続く物語を楽しもうと想います。

    黒田家の起こり〜荒木村重との会談まで

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    2025年04月22日
  • 翔ぶが如く(六)

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    通読するのに、いささか骨が折れるが、読み出すと面白い。

    中江兆民の民権についての考え方が興味深かった。
    「民権は、人間が天賦のものとして持っているものなので、ただ奪われているだけです。それを回復するのは、人民です。権令のおっしゃるような太政官ではありません」

    そして、それに続く司馬氏のコメント。

    "恩賜の民権"ではどうにもならぬ、というのが中江兆民の持説である。上からあたえられた民権なら、上の都合のいいように分量が決められている。(p32)

    以前、日本国民の政治参加(例えば投票率とか)が消極的なのは、自分たちで勝ち取った民主主義ではなく、与えられたものだから、
    とい

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    2025年04月10日
  • 覇王の家(下)

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    家康は自分を1つの機能を持つ器(箱)として見ることで、自分を究極的に客観視していたとする司馬遼太郎の見解が面白い。
    自らが凡庸であることを知り抜いて、三河人のため滅私の精神を貫いた。
    三河人もまた愚直に滅私の精神を貫いた。
    江戸時代300年を通じて、内向的であるが団結した時は恐ろしい力を発揮する三河人の気質が日本人のベースになったのでは感じる。

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    2025年04月10日
  • 人斬り以蔵

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    短編集でした。
    表題の以蔵はなんだか読んでて寂しくなる。
    あと前に同じく司馬遼太郎さんの本でチラッと出てきた塙団右衛門がやはり面白い。
    織部ってあの織部?と調べてしまった。

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    2025年04月09日
  • 峠(下)

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    河合継之助との長い旅が終わった。

    長かったが、充実した旅であった。

    継之助の真っ直ぐな生き方に感銘を受け、武士の矜恃を見せつけられた。

    司馬遼太郎、流石である。

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    2025年04月08日
  • 峠(中)

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    引き続き、面白い。

    歴史は動き、河井継之助はぶれない。

    ぶれないにも程がある。何たる格好の良いことか。

    行くぜ、下巻。

    感想は下巻にて。

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    2025年04月08日
  • 竜馬がゆく(七)

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    竜馬と後藤象二郎の対面の場面、中岡慎太郎の活躍が印象に残りました。

    大きな視野で時流を見定めて、日本の行く末を考えられる竜馬は偉大です。その竜馬に影響を与えた、勝海舟や大久保がいるということ、つながりがすごいと思いました。

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    2025年04月07日
  • 国盗り物語(一)

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    戦国時代の初頭、織田信長が世に出る直前の時代。
    後に斎藤道三として歴史に名を残す庄九郎が、持ち前の頭脳を活かしながら国主を目指してのし上がっていく物語、その前半。

    人心や時世を読み、巧妙に欲しいものを手に入れていくその様には底知れぬ狡猾さを感じました。ページ数も500ページ以上でしたが、テンポ良くのし上がっていくこともあり、すんなり読み進められました。著者の作風も相まってか、女性とのあれこれは多めでしたが…。

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    2025年04月07日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争から、子規の病床、そして甲午農民戦争が勃発し日露戦争手前の緊迫した時代へと入っていく。

    真之は留学中に見た米西戦争で、後の日露戦争での封じ込め作戦に繋がっていく。真之は沢山の本を読んだり、起きた事象を分析し、物事の要点を抑えて不要な部分は捨てる。こういう人が戦略を組み立てられるのだな、と実感できるエピソードが節々にある。

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    2025年04月06日