司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 峠(中)

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    引き続き、面白い。

    歴史は動き、河井継之助はぶれない。

    ぶれないにも程がある。何たる格好の良いことか。

    行くぜ、下巻。

    感想は下巻にて。

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    2025年04月08日
  • 竜馬がゆく(七)

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    竜馬と後藤象二郎の対面の場面、中岡慎太郎の活躍が印象に残りました。

    大きな視野で時流を見定めて、日本の行く末を考えられる竜馬は偉大です。その竜馬に影響を与えた、勝海舟や大久保がいるということ、つながりがすごいと思いました。

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    2025年04月07日
  • 国盗り物語(一)

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    戦国時代の初頭、織田信長が世に出る直前の時代。
    後に斎藤道三として歴史に名を残す庄九郎が、持ち前の頭脳を活かしながら国主を目指してのし上がっていく物語、その前半。

    人心や時世を読み、巧妙に欲しいものを手に入れていくその様には底知れぬ狡猾さを感じました。ページ数も500ページ以上でしたが、テンポ良くのし上がっていくこともあり、すんなり読み進められました。著者の作風も相まってか、女性とのあれこれは多めでしたが…。

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    2025年04月07日
  • 坂の上の雲(二)

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    日清戦争から、子規の病床、そして甲午農民戦争が勃発し日露戦争手前の緊迫した時代へと入っていく。

    真之は留学中に見た米西戦争で、後の日露戦争での封じ込め作戦に繋がっていく。真之は沢山の本を読んだり、起きた事象を分析し、物事の要点を抑えて不要な部分は捨てる。こういう人が戦略を組み立てられるのだな、と実感できるエピソードが節々にある。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(四)

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    そして、最終巻。

    終わってしまった。
    一豊と千代との楽しい旅が。

    歴史は苦手だが、歴史小説は好きだ。
    命を賭して生き抜く様に熱くなる。

    文句なしの面白さ。
    司馬遼太郎、凄い。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(三)

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    続いて、第三巻。

    面白い。面白味に翳りがない。
    どこまでも面白い。

    一豊なら信じてついて行ける。
    上司なら素敵だなぁ。

    さぁ、最終巻。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(二)

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    続いて、第二巻。
    織田から豊臣へ。

    一豊がもはや他人とは思えない程、楽しい。

    どんどん読み進めるぜ、さぁ第三巻。

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    2025年04月06日
  • 功名が辻(一)

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    司馬遼太郎、やる。

    前からやるやるとは聞いていたが、聞きしに勝る。

    掛け値なしに面白い。

    さぁ、二巻!

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    2025年04月06日
  • 竜馬がゆく(五)

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    竜馬と西郷の初対面の場面は圧巻でした。二人の人となりを比較しているところ、興味深かったです。筆者は、西郷のことを「わからぬひと」と記しつつ、ありとあらゆる賛辞の言葉を用いて表現しています。こんな風に書かれると、もっと人物像に迫りたくなりました。この偉大な二人を引き合わせたのは勝海舟。歴史を動かした人物の出逢いの何と劇的なこと!

    お田鶴さまとおりょうが対峙している場面は、ヒヤヒヤものでした。女同士の戦い、こわ〜い。

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    2025年04月05日
  • 竜馬がゆく(四)

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    印象に残った場面
    ①武市半平太の切腹
    壮絶でした。実際に当時あったことなので…..
    奥さんの悲しみを思うと辛いです。心通い合う夫婦の姿が描かれていたので、読んでいてせつなくなりました。

    ②さな子さんの告白
    剣道を通して、日々精進している彼女の姿は、男前ならぬ女前でした。

    お田鶴、おりょう、さな子と三股?かけて、微妙な自分の心のバランスをとっている竜馬が、かわいらしくでも、調子にのるなよ!^_^ と感じました。

    軍艦を手に入れた竜馬の今後の活躍を、楽しみに読みたいです。

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    2025年04月05日
  • 坂の上の雲(一)

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    ネタバレ

    大河ドラマの再放送をみて購入。
    ドラマの光景が目に浮かびながらも、人間関係や時代背景などの細部まで知ることができ、面白い。江戸の旧藩主などの名残を残しながらも、明治の開かれた社会という時代の間。この時代の歴史の教科書で出るあの人物が、この人とこんな風に繋がっていたのだな、という発見ばかり。

    印象に残ったのは真之、子規が大学予備門を目指して入学し、将来何になりたいのか?と葛藤するところ。今の現代人と同じだと感じた。中でも真之は自分の適性を自覚し、海軍の道に転向してその道で能力を発揮するのは持って生まれた才能なのかと思った。

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    2025年03月29日
  • 覇王の家(上)

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     家康は信玄・謙信・信長・秀吉のような合戦の天才ではなかった。戦に負けること多数、三方原では脱糞しながら敗走。ただ、自分が凡庸とわかっていたから、敗戦から多くを学び、天才にはわからない凡庸な人間の気持ちもよくわかったのではないか。だからこそ凡庸な世継ぎが生まれた場合の世襲対策を強固に構築したのではないか。
     家康は忍耐の天才であった。大国に挟まれた彼は幼少期から人質生活、合戦では今川・織田の最前線における酷使に耐えた。
     人生の前半は愚直さと朴訥さが印象的であった。織田家の東方の壁として武田を抑え続け、織田の西方進出を助けた。調略を覚える後半・第二巻が楽しみだ。
     家康でさえ、何度となく錯乱し

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    2025年03月29日
  • 新装版 大坂侍

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    歴史+市井もの。司馬さんの市井ものははじめてかも。物語り、上手いですね!そして、なんか固っ苦しいえどものではなく、大阪らしい、しなやかな強さ、を上手く表現されているお話ばかりでした。最後の「大阪侍」、これ傑作です。

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    2025年03月28日
  • 坂の上の雲(一)

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    明治は明るい。
    「明るさは滅びの姿であろうか。
     人と家も暗いうちは滅亡せぬ」
    とは、右大臣実朝の言葉だ。
    いや、正確には、源実朝にそう語らせた太宰治の言葉だ。
    太宰であれば、明治の明るさは滅びの姿だと言ったはずだ。
    三四郎に電車で出会った東大教授の広田先生に日本は「亡びるね」と言わせたのは、漱石だ。

    漱石、太宰の予言とその成就を知っている司馬遼太郎は、本書で坂の上の雲を目指して歩む近代日本の姿を生き生きと描いている。
    当然、坂を上ったら転げ落ちるしかない。
    だが、坂を上っている時、それは苦難に満ちたものだが、希望にも満ちている。
    だが必ず亡びると分かっている者には、その輝かしき希望は哀しい

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    2025年03月23日
  • 国盗り物語(四)

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    ・信長(革新派)→秀吉(承継者)→家康(保守派)この流れが旧体制における利権構造を修正し、新しい社会構造を作るために必要であったと感じる。
    ・現代における自民党・官僚の利権構造の瓦解のため、7月の選挙は大きな意味があると思う。信長に変わるツールが国民民主党とSNSか。

    明智光秀が本能寺の変を起こした時点で、深刻な精神病にあったのではないかという考察は納得が行く。国替えを命じられ、1万の一族郎党を養えないと危惧し、このままでは荒木村重同様に一門の破滅を危惧していたとしても、冷静な判断ができる光秀が信長暗殺後の展開を想定できなかったとは思えない。細川幽斎同様の生き方で一族を存続させる方法は、正常

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    2025年03月16日
  • 坂の上の雲(八)

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    まるで戦場にいるかのようで、人物の心理にまで食い込んだ描写は、この巻だけではないがすごい!筆者の研究心、情熱はハンパないんだと思うこと、しきり。

    日露戦争は日本の勝利、とだけ暗記していた学生時代の知識が、多いにアップデートされた。本当に際どい戦いだったんだなあ。

    秋山真之が正岡子規の墓を訪れる場面。しみじみと心に残った。戦争に関する記述が多い中で、人が人を思う気持ちも描かれ、筆者の思いが感じとれた。

    たくさんの、ブク友の皆さんの感想を読ませていただき勉強になりました。自分の歴史観の低さを痛感しました。歴史に興味がなく、日本史や世界史の授業は居眠りばかり。歴史を知らずして、今は語れない!学

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    2025年03月15日
  • 新史 太閤記(下)

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    信長が本能寺の変で倒れた後、信長の家臣たちや徳川家康との駆け引きが面白かった。ただ、天下統一までがさっぱりしてた印象。

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    2025年03月09日
  • 翔ぶが如く(九)

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    クライマックスに向けて期待が高まる。
    西郷に関してはとうに意思は失い、薩軍は果たしたいゴールを失い、政府軍ですら熊本城奪還後には虚無感が出てしまっている。
    他の戦争も、ビジネスにおいてもこういう部分があるかもしれない。初め掲げていた大義名分が途中からわからなくなり、着地点って何なんだっけ?みたいな感覚なのかも。

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    2025年03月09日
  • 坂の上の雲(一)

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    大学受験が終了して 日本史大好きだったこともあり 気になっていた作品だったのでスラスラと読めました! 教科書では、多くの偉人は有名になった頃の様子が描かれているが この作品は ある2人の兄弟を中心に 例えば 高橋是清や 山縣有朋などが
    出世していく過程を垣間見ることができ
    想像していた人柄と違ったり 同じだったりと
    大変面白かったです!
    大学受験で 日本史を頑張った人にとってこれほど
    読んでいて興奮する作品はないと思います!
    是非読んでください!!

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    2025年03月08日
  • 菜の花の沖(二)

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    大河小説の二巻目、嘉兵衛が船乗りとして、多くの人に助けられて成長して行く姿は読んでいて楽しい。
    途中、司馬氏の歴史観や思想が入り、更に時代背景の知識が深まる。

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    2025年03月06日