荻上チキのレビュー一覧
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タイトルと序章がピンときたので読んだ本。
1.2章は楽しく読めたのだけど、以降は例示が詳細すぎてなかなか読み進められず、ちょっと飽きてしまった……。
私たちの身体観と、ニューメディアを内包した(させた)社会が私たちに身体として何を求めたか、についての話はすごく面白かった。
そういう意味では、「お笑い」の例えはわかりやすかった。
私はもう年老いていく身だけど
社会は情報も科学技術も加速度的に成長して変化していくだろうし
その中で、頭ごなしに「ニューメディアは悪」と言わない年寄りになりたいなと思った。それを軸に社会を生きていく後輩を、否定したくない。
そして堅物だと思っていた人生の先輩に対して、 -
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ネタバレ保守系が最も強く右派大衆寄りの産経新聞、高所得者の保守系を意識した読売新聞、リベラルな朝日新聞と毎日新聞、経済に特化した日経新聞という色分けができる。
産経新聞は過激な記載も多いことが右派大衆に受けているが、一方で政府を庇いきれなくなると前言を簡単に放棄する傾向もある。
日本のウェブ上では、右派的な発言が奨励され、右派・リベラルな発言は嘲笑される傾向がある。いわゆる愛国主義が増長される傾向があるので注意が必要。
池上氏などが毎日各紙に目を通すという意味が理解できた。ただし、これを実践するにはお金も時間もかかり、サラリーマンが毎日こなすのには厳しいと思う。
・一要なメディアには、それぞれの特 -
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ネタバレ肌感覚で新聞から感じることを各種データで裏付け。データのとり方に問題が無いのが前提ですけど。
雑誌 新聞ダイジェストが無くなったのは、痛い限りです。
新聞社へ応募する人は、いろいろな新聞社へ応募すると思うのですが、各社のバイアスはいったい入社何年目から影響を受けるのか。こんなのも言及して欲しかったです。自分は保守系だから、朝日・毎日は受けなかった、なんて人がいたらご容赦ですけど。
いらないわたしの持論:
新聞とNHKにポリシーは関係あるのか?勧誘員のしつこさじゃないのか?個人的環境だと、読売が一番しつこいです。朝日、日経、東京は勧誘にすら来ませんでした。
P5 「メディアが信用できるとなっては -
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参考文献を読み漁っています。チキさんの『セックスメディア30年史』はテクノロジーに駆動されるエロ史をあえて大風呂敷を広げるのではなく、携帯の普及を分水嶺に射程を絞っているのに好感を持てる。エロ史の分析においても、レッシグのアーキテクチャフレームワークが有効になるのは発見だった。ぶっちゃけると、TENGA松本さんとオリエント工業さんの社員インタビューだけでも読む価値のある一冊。やはり真のイノベーターはエロ業界にいる。
エロ本といえば、「オカズ系」メディアの代表的存在...のはずだった。70年代の自販機本の登場、80年代のビニ本ブーム、そして90年代初頭のエロ本バブル。エロ本の発展こそがアダルト -
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ロジスティック回帰分析やフェルミ推定を使って、大真面目に夜の風俗業界を分析しているのが面白い。ファクトデータが「MAN-ZOKU」ネットだというのが笑える・・経済水準で調整してもやっぱり、ススキノと中州は割安。大阪市内もやや割安らしい。。
・風俗嬢は三十万人前後、市場規模は3.6兆円。
・ロジステッィク回帰分析で分析した結果、大学の偏差値が1上がることに処女である可能性は「4.2%」上昇するが、東大女子はマイナス96%ということで、東大女子はもてまくっている。在学中は最強!でも、卒業すると彼氏をみつけるのが大幅に難しくなる(と思われる。)ので、在学中に東大彼氏と付き合って結婚するのが勝ちパター -
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いわばヤバい経済学の日本版。統計的手法を駆使して社会現象をあぶり出していく。
タイトルが「夜の経済学」と言うだけあって、下半身よりの話題から分析が始まる。例えば、風俗嬢の割合を可能な限りの情報を駆使しながら執拗に推定していく(20人に一人が風俗嬢の経験を持つという結論は、肌感覚的には少し控えめにも思えるが)。そのほか大学偏差値別の童貞/処女率とか、まあ下世話な話に事欠かない。
ただ、これはあくまで導入。話題が地域別の風俗価格の分析に入ったあたりから、性風俗産業というのが様々な格差を如実に表すものであることが明らかになる。そこからさらに、生活保護や流言飛語といった社会問題にまで踏み込んでいく。下 -
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