荻上チキのレビュー一覧

  • 夜の経済学

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    荻上チキ・飯田泰之のコンビが贈る、身近なようでいてよく知らない世界を掘り起こす企画。元が週刊誌のコーナーなのでそこまで深ーく、ゲンミツに、ではないけれど、手法も見えてくる内容も含めて、正直なところ「へぇー」という感じ以上でも以下でもない一冊。いや、面白かったんやで。

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    2014年02月07日
  • 夜の経済学

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    いわばヤバい経済学の日本版。統計的手法を駆使して社会現象をあぶり出していく。
    タイトルが「夜の経済学」と言うだけあって、下半身よりの話題から分析が始まる。例えば、風俗嬢の割合を可能な限りの情報を駆使しながら執拗に推定していく(20人に一人が風俗嬢の経験を持つという結論は、肌感覚的には少し控えめにも思えるが)。そのほか大学偏差値別の童貞/処女率とか、まあ下世話な話に事欠かない。
    ただ、これはあくまで導入。話題が地域別の風俗価格の分析に入ったあたりから、性風俗産業というのが様々な格差を如実に表すものであることが明らかになる。そこからさらに、生活保護や流言飛語といった社会問題にまで踏み込んでいく。下

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    2013年12月22日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    一言で言えば、ネガティブな発言をして立ち止まるのではなく、ポジティブに発言して行動に移そうという主張。言っていることには共感できる。特に残念ながら年が若くなるにつれ、ネガティブ思考な気がする。ただ、出張はとてもよくわかるが、当たり前すぎる気も。

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    2013年12月20日
  • 彼女たちの売春(ワリキリ)

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    売春を貧困の文脈でちゃんと捉えるのは大事ですね。あまりに、「心の闇」みたいなぼやっとした感じで語られがちなことなので。

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    2013年12月06日
  • 彼女たちの売春(ワリキリ)

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    出会い喫茶をベースにしたワリキリ(売春)のインタビューとデータ。社会からの斥力、出会い系の引力、というサブタイトルがついているが、どうも引力のほうが強いように感じる。ただ、社会からの斥力という言葉にはドキッとする何かがあり、それを確かめるように読む、のだけど、カジュアルな下半身の話にもみ消されてしまうかのようで…いろんな「彼女たち」が出てくる。同情したくなる人やら、怒りたくなるような人やら。読み手の修行が足りませんな、こりゃ。

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    2013年10月20日
  • 夜の経済学

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    本自体が夜(フーゾク)の、というか貧困についてって気がする。フーゾク系だけじょなくて大学生の偏差値ごとの幸福度やら体育会系の部活の関係とか面白かった。教育って本当に大切なんだと思った。

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    2013年10月14日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    ネタバレ

    これからの社会にわれわれ一人一人のポジティブな提案が不可欠だ、と主張する。
    本書で書かれているとおり、政治参加というのは、かなりハードルが高いという認識を持っていた。そんな私にとって、「シングルイシューでのセミプロ化」という提案は、具体性のある手段として納得できた。

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    2013年06月27日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    最近メディアへの露出が多い人だけど、やろうとしている事はとっても地道。
    でも、ホントに世の中を変えようとするには、少しでいいから何かやって見ることが必要なんだなと思わせてくれる一冊です。

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    2013年06月13日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    ネタバレ

    もはや定番の「なぜ/どうして○○なのか」本。そのタイトルから「みんな批判しすぎ!もっとポジティブな提案をしようよ!」なんて精神論が語られるのかと思いきやきちんとした政策提言の本になっていた。
    文章はところどころ感情が走るものの基本的にはデータに基づき、冷静な判断の上でひきこもりの問題や政党政治の問題に「こうしたらどうだろう」という提言をしている。ポジティブになる、というか冷静になれる1冊。

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    2013年06月03日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    経済学者、貧困問題に取り組む人(湯浅誠氏)、格差を論じた人(赤木氏)との対談を通じて、「経済成長」が今の日本にどれだけ必要か?というのを論じた一冊。

    資源の制約を完全にクリアしたならば、経済成長=右肩上がりというのは絶対的な解である、というのはこの本を読んで納得する部分である。
    しかし現実世界では、資源はやはり有限なものではないかと思うので、ここでいくら経済成長こそ日本の特効薬ともてはやされても、それは実現してはいけない解のように思えた。

    また、実質この本の主張のメインである飯田泰之氏が、やや上から目線的に対談を仕切って、さも「経済学は偉い」という印象を与えていることに不快感を感じなくもな

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    2013年05月10日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    内容は以下のとおり。 ダメ出しをしていても,何も解決しない。
    ポジティブな改善策を出し合い(ポジ出し)をしよう。
    現状を分析した上で,その具体的な方法論を提示している。

    現状分析の割合が多く,ポジ出しの割合が少なかった。
    もう少しポジ出しの割合を多くしても良かったかもしれない。

    何か事件やニュースがあると,単調な論理展開,
    個人攻撃が跋扈している。
    思考を単純化せず,視野を広く持ちつつ,実践的な行動も大切。

    あれ「か」これかではなく,あれ「も」これも――である。
    もちろん,その中で費用対効果,優先順位等の判断は必要。

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    2013年05月01日
  • 彼女たちの売春(ワリキリ)

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    昔、好きだった人が簡単に自分の身体を売っていることを知って、
    その時は全く彼女の考えというものが理解できなかった。

    その人とはそれ以来疎遠になって、
    今では連絡を取り合うこともないけれど、
    未だに頭の片隅にこびり付いて離れない記憶を少しでも整理できればと思い、

    彼女のことを理解しようと思ってこの本を手に取りました。

    売春を取り巻く現状は様々だけど、
    貧困からしょうがなくという例を見る度に
    他人事とは思えず、
    何か自分の身近に起こっていることとして認識できない、
    あくまでこれは日本の何処かにいる女性の話であり、これから自分が生きていく上では出会うことや関わる事はないだろうと、
    半ば強引に目

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    2013年04月02日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    タイトルに要点が集約されている感じを持ちながら開いていくと、どうもダメ出しに近いような導入に感じるのだけど、「包摂」をキーワードにすること、「心でっかち」になってないか、というあたりは興味深く読めました。ああ言おうとするとこう言われそう、という感想が、ちょっと残るものの、そういうことも噛み分けながら、絶望から抜け出すポジ出しをしよう、と。はい、できるだけそうします。

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    2013年03月26日
  • 僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想

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    ネタバレ

    2013年2月10日イオン川口店須原書店で購入。
    著者は、NHKの「ニッポンのジレンマ」で2度ほど見たことがあった。書店で著者名に目がとまり、購入してみた。

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    2013年03月09日
  • 彼女たちの売春(ワリキリ)

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    「重く」はないのだけれど、彼女たちと自分に共通点があるからか、ひしひしとくるものがあってなかなか読み終わらない。

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    2013年01月09日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    東日本大震災の際、ネット上で見られた「デマ」や「流言」の背景/内容を描き、現実と比較することで、それらがどんな影響をもたらしたか、そもそもなぜ形成されたかを読み取ろうとする。「デマ/流言」の形成過程を考える上では、良い契機となる書籍であろう。

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    2012年11月14日
  • 社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム

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    とっかかりの部分は非常に良かったのですが、身体とメディアとの連関の部分のお話を知りたかっただけに、お笑い芸人の変遷などについては少しくどい気がします。最終的にどういう身体への影響があるのかわかりませんでした。
    第二章はそこについて非常によくフォーカスしているので読み応えがありました。

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    2012年11月10日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    そこそこ面白い対談集。軸となっている飯田泰之氏の他の著書としては『ダメな議論』を読んだことがあるけど、こっちの方が氏の専門性が発揮されている感はある。

    ただ、面白いと思った部分には付箋を貼っていく読書スタイルなんですが、気づいたら序盤の半分ぐらいに付箋が集中。公判が面白くない訳じゃないんだけど、ちょっと物足りないかな。

    子どもが教育を受けられるという状況が、とても恵まれた贅沢なことであることは同感。そういう最低限を保障するために貧困をどう撲滅していくか。世界でこの問題に対処する時にはMDGsが掲げられるわけですが、本書で指摘されているとおり、日本国内の貧困に抗するためにも、日本版MDGsを

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    2012年09月14日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    某SNSにて、東日本大震災に関連した私の書き込みに対して
    「自衛隊員が100人死んだ」とコメントを書き込んだ人がいた。

    ソースを聞いたところ、また聞きのまた聞きだった。確証のない
    風聞は広めぬ方がよいと注意をしたのだが、何故か逆切れされた。

    震災発生直後から、ボランティアで被災地へ向かっているという
    明らかにおかしい日記を挙げている人もいた。どこの避難所へ行った
    のかを問う人には答えず、まるで実況中継でもしているようなコメント
    が延々と続き、それを煽るような他の人のコメントで溢れていた。

    同じSNSのグループでは自衛隊や自治体が救援物資を受け付けて
    いるとのチェーンメールをそのまま貼りつ

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    2017年08月17日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    東日本大震災時のインターネット上に流れた流言・デマの広がりとその収束に関して書かれていて大変面白かった。

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    2012年05月17日