荻上チキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全国紙5紙のスタンスの違いを、紙面にコメントを掲載する学者の顔ぶれや憲法条項の言及数などによって定量化している点が興味深い。どの新聞を読むかによって、その人の思想は自ずと変わるだろうことは容易に想像できる。
新聞にコメントが掲載される社会学者(1993年~2016年)は、各紙とも山田昌弘、上野千鶴子、橋爪大三郎が多く、朝日新聞では小熊英二、宮台真司も多い。政治学者(1993年~2017年)については、五百旗頭真、御厨貴が各紙に登場するが、中西輝政は産経に、姜尚中、山口二郎、中島岳志、加藤陽子は朝日・毎日に頻出する。
憲法条項の言及数(1993年~2015年)を比較すると、毎日・朝日では14 -
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Posted by ブクログ
荻上チキさんてメディアの気鋭の評論家的なイメージでしたが、
「暮しの手帖」でエッセイを連載していたとは知らず。
セットでヨシタケシンスケさんのイラストエッセイ的なものもついてて
適度な苦みと笑いが面白い。
子どもを思う視点、自分のうつ病のこと、学生時代の紆余曲折、旅と取材の塩梅、
どれも身近な内容で、当たり前にひとりの人として生活する中で、
視点が広がっていったんだなと分かる。
自分のことで話しにくいようなことも柔らかく気負わず書いているので、
ホッとする人も多いんじゃないかな。
相手に呪いをかけず、多様性を認め合う。
時間が経てば、過去に苦しめられていた言葉から、
他の人があっさりと救ってく -
Posted by ブクログ
2020年夏に刊行された本。コロナ後の社会の変化について。 人間、生命、歴史、国家、くらしと文化をテーマに21人の知性が語る。
インタビューと寄稿された文で構成されている。コロナが蔓延し拡大していた頃の見解なので、現在の視点で読むとやや違和感がある意見もあるけれど、総じてコロナをきっかけに、今後社会が大きく変化すること、先が見通せない不安がつきまとうことで一致している。コロナ発生から1年が経って、ワクチン接種が進んでいるが、なかなか終息しないのが心配。 経済活動は悪化しているが、でもマクロレベルでの指標と実態の乖離は、それほど危機的ではないように思う。 影響が出てくるとすれば社会構造の変化、人 -
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ラジオ「荻上チキセッション」が夕方に移ってから聞くようになり、荻上チキさんとはどういう人かと探していて行きあたった本。読みたいと思った人の章のみ読みました。
養老孟司:「不要不急とは」という、今回もまた若干ずれた感のある内容なのだが、この用語への同氏の違和感は、医者でありながら現場ではなく解剖をやっている自分、また現在の老人で公職にもない自分の存在は不要不急なのではという根本から生まれている。そこからさらに、人間自体不要不急なのではという話。この辺りは、前回読んだ氏のインタビューで、老人はコロナ禍を乗り切ったところで生き甲斐はあるのかという疑問と相反するようで通じるところがあり、面白いなあと -
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