荻上チキのレビュー一覧

  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    流言・デマは発端となる発信者の悪意の有無に関わらず一度発信されれば主に善意の人々によって拡散して行く。お騒がせしましたで済めば良いが災害の時には、集中しなければいけない救助や復旧のリソースを無駄に使用して妨げになる場合がある為、むやみな転送は控え、情報ソースの確認や公式な情報との突合、常識的で論理的な自己判断をする必要がある。災害時だけでなく平時においても同様な流言・デマめいたメッセージのなんと多い事か。そんな環境に自分がいるんだという意識をもつ必要がある。

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    2012年07月16日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    著者の視点が好きなので、
    一般的にあまり語られない性の業界に、どう切り込むか気になり購入。

    恥ずかしいとか、そういう意識を持ちがちだけど、
    だからといって、この問題に触れないのは安直過ぎる。

    発展の裏には、様々な社会の変化や、メディアなど技術の発展がある。
    煙たがられるだけに、業界人の努力は凄まじい。
    そこに著者の抜群の切り口が加わり、非常に面白い!
    TENGA社長の対談は、かなりの感銘を受けたので、ここだけでも是非とも読んで頂きたい。

    性に興味がある方はもちろん、普段は大して興味無い方にこそ読んで頂きたい一冊。

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    2012年07月01日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    ネタバレ

    学生の自分には、ツーショットダイヤルなどの旧コミュニケーションツールの話が理解しにくかった。でも、人々がどのようにしてコミュニケーションをしていこうとしたかは理解できた。アダルト産業界で働いている人のインタビューがあったのが一番良いと思う。

    アメリカ法学者
    ローレンス・レッシグ「CODE」
    「四つの制約」
    市場、法、道徳、アーキテクチャ
    4つの力が対象に規制をかけ、特定の「あるべき形」に留まるようにコントロールをしようとしている。


    風俗店利用者を減らしたい
    法:風営法 条例
    市場:課税 価格釣り上げ
    道徳:呼びかけ
    アーキテクチャ:風俗店そのものが繁栄しにくい都市環境をつくる
    「より良

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    2012年06月05日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    ネタバレ

    出版されたのが2011年5月20日。震災発生から2ヶ月後という、かなり早い段階でこれぐらいの内容を本としてまとめて出版できたことそのものに対して、まずは評価すべきでしょう。内容はやや少なめながら、論そのものはそんなにペラくなく、しっかり読ませてくれます。

    「流言やデマを信じた人たちの行動が「善意」に基づくものであっても、そえrが「善行」として機能せず、むしろ救命活動のためのチャンスロスを生んでしまう」という論はごもっとも。そういったことを理解し、自分自身で情報を咀嚼し、理解して吟味する必要を感じます。

    震災発生直後は忙しかったからTwitterなんて全く見なかったから、この本を読んで改めて

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    2012年05月16日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    恐ろしい。
    流言やデマが流されることが、ではない。自分がそういったデマを流す側になってしまう可能性があることだ。
    この本のデマのいくつかは、僕もTwitter上で見かけた。
    ○○で爆発が起きた。○○で助けを求めている。被災地で犯罪が多発している・・・。
    RTはしなかったと思うが、いくつかは、信じていた。何も考えずにRTすることは、デマを広め人の命を奪う可能性もあるということだ。

    デマを広めないためには、
    情報を疑うことが必要。
    不確かな情報にも関わらず、拡散を希望するような内容や、マスコミが報じていないが、などの枕詞があるものにも注意、とのこと。

    東日本大震災を同じ日本の当事者として、もう

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    2012年02月27日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    止める、調べる、注意する だね。
    この震災でコミュニケーション基盤は広く浸透したけど、使う側のリテラシーを強くしていかないと、白痴に武器持たせるようなことになりかねんよね。次に311クラスの社会的な事件があった時に悪い方に振り切れないよう喚起しないといけませんね。

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    2012年02月19日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    『検証 大震災の予言・陰謀論』を読み始めたので、再読。セットで読んだほうがいいでしょう。
    Twitterやっていたら、当時はすごく混乱しただろうなと思う。停電していて、TVから情報得られなかったし。
    1年たってからの第2弾が望まれる。

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    2012年02月05日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    セックスメディアというと、なんとなく「怪しい」とか「アングラ」なイメージが強いが、そもそもそのインフラをつくっているのはNTTだということ。その点はとても面白い。

    技術の発展という観点から見れば、エロはすごい原動力になるのだなと改めて実感した。

    プリクラやポケベルなども出会いの道具になっているというのは大変興味深い話。

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    2012年02月04日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    良著。目からウロコのような非常時のデマに対する処世術、などは(恐らく存在し)無いが、非常時だからこそ、専門家でもない人々は、冷静に、情報を受け取り、必要最低限を発信しなければいけない。

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    2012年02月01日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    ネタバレ

    荻上チキの本を読んでみたかったので、
    本屋で見つけたこれを読む。

    仕事柄、結構デマに惑わされないようにとよく言っているのに、
    感覚的なところで言っていただけだったので、
    自分自身の納得も得られてよかった。

    実用篇があながち実用的ではないものが多い中で、
    誠実な作りというか、聞きたいことに答えてもらった感のあるつくりなのも良かった。
    他の本も探してみようかな。

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    2012年01月21日
  • IT時代の震災と核被害

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    あの日、IT企業で何が起こっていたか、から、あの日から、僕らはどこへ向かっていくのか、まで。
    引き受けて考える、ことが、紹介されてる色んな人たちに通奏低音になっていて、宮台さんの文章でしっかりと言語化されて、締まった感じ。いわゆる理系と、いわゆる文系をつなぐ一冊。編集、お疲れさまでした。

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    2011年12月31日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    パイの分け方を公平にすること、パイそのものを大きくすること。この二つは背反する目標ではない。経済の問題をイデオロギーの対立になぞらえる/すり替えることから脱し、今、ここにある若者の貧困や地域間格差、経済停滞に対して基礎的でプラクティカルな解決法としての経済成長の必要不可欠性を訴え、そのために論壇、経済学者、活動家/実務家が分担して果たすべき役割を提唱する。サクッとした見た目とは裏腹に予想以上に読み応えのある対談本。

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    2011年12月26日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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     昔,吉村昭の『関東大震災』を読んだ。当時は,デマに惑わされる人々の過剰反応で,人命が失われる悲劇があちこちで現出。だいぶ様相は異なるものの,今回の震災でもやはり一時的にデマが広がり問題となった。
     著者はブログで震災デマの検証をやってたそうだ。流言やデマが広がる集団心理や情報環境に注目して,デマに強い社会を目指すにはどうすればよいか探る。デマには基本的パターンがあるので,そういうのに既視感を抱いて盲信してしまうことのないように耐性をつけるのが肝要。
     情報が人から人へ伝えられる連鎖的コミュニケーションでは,情報の一部だけが強調されたり,一部が削られたり,人々の思いに沿うよう変形されていく。コ

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    2011年12月09日
  • 検証 東日本大震災の流言・デマ

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    様々な流言に予め触れ、どんなものがあるか知っておくだけでも、自分が広げる側にならない為のひとつの対策になる、ということで、
    注意喚起を促すもの、救援を促すもの、救援を誇張するもの、支援活動を論難するもの
    を具体例を交えて紹介してある。

    自分自身もツイッター上でそうした情報が渦巻く渦中にいた自覚があったので、そのとき自分が考えていたことでも、反省させられることもしばしば。

    マスコミを志す者として、非常時の流言に対しても迅速に情報の真偽を確かめ、ソースを提供していくことも、マスコミの役割として今後必要になるのではないかと思う。

    現在事実関係を確認中だという形での報道も、非常時には必要なのかな

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    2011年12月05日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    ”人はなにもしなくても慣れやコツの会得により2%くらいは年々成長していく。そのままでは従業員100人を必要としていた企業は翌年98人で事足りることになる。だから経済成長をしなければ失業が増えてしまうのだ”

    慶応義塾大学で現代社会論を教えている飯田泰之さんが、エコノミストで戦後の成長を見続けてきた岡田靖さん、希望は戦争というフレーズで一躍有名となった赤木智弘さん、反貧困運動の代表格である湯浅誠さんとの対談をまとめた書。

    物凄く「分かりやすく」書かれているのは感じるが、私には「分からな」かった。本書に出てくる人はみな経済学を学んでおり(飯田さんは自身を経済ド素人だと言っており謙虚である)、学ん

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    2011年12月05日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    経済にはうといが 最近の政治に絡む経済主張が
    どうも胡散臭い こうおもって紐解いてみた
    実証主義を否定することでは何も進まないと思う
    そこに共感を感じたが あやまった統計もそれにましておそろしいと思う
    実証を実現しつつ小出しの修正が重要なんだろう

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    2011年08月07日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    知らない世界ばっかでした。いや、ちょっとは知ってたかな笑
    内容は、事例に基づいた報告と考察といった感じ。
    性に関する表と裏のビジネスや世間の考え方、法規制の流れがするするーっとつかめた。
    とりあえずTENGA社長の熱意に感動しました。障害者の性問題に関しては、多くのヒトが考えているんだなあと。良心的だからこそ、性に良い循環が生まれている。一方で、情報の非対称性を利用したあくどいサービスも残り、ただそういうものは、これからの時代どんどん駆逐されていくんじゃないかと。スマートフォン利用の拡大とソーシャルの流れを受け、どう変わっていくのか。性に関するビジネス、今後も注目です。

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    2011年07月21日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    TENGAの社長のインタビューが最高。
    イノベーターはモチベーションの置きどころがまず違うな~。

    また、
    TENGAとラブドールの話題で共通して出ていた、
    「障害者の性」という問題は興味のあるトピックなので、
    福祉の視点からのものも読んでみたい。

    電車で座って読んでいたら、
    前の女子高生がギョギョッとしていたので、
    セクハラしているような気分で少々ドキドキした。

    帯の江古田ちゃんも面白い。

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    2011年07月16日
  • セックスメディア30年史 ──欲望の革命児たち

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    今の20代後半以降男子向?アダルトトイTENGA開発インタビューのモノづくりへの執念のくだりが秀逸。ポケベル~携帯なんかのコミュニケーションツールの変遷など、実はアダルトメディアって枠にとらわれてないかんじ。

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    2011年06月16日
  • 経済成長って何で必要なんだろう?

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    「働く」、「儲ける」厳しさを感じる昨今。
    本書はまずそのメカニズム、つまりこれまでの経済成長そのものを示す。
    続いてその2面の繋がりをそれぞれの立場から模索する。

    この2面に対して、それぞれの立場が互いにどういった認識を持って活動しているかが示され、その対比を通してそれぞれがどの部分に働きかけているかが明らかになっている。

    二分法で語られがちな社会やものの見方が、結局実際はその間にあるもので、その中でどう落とし前をつけていくかを考えさせられる。

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    2011年03月17日