【感想・ネタバレ】IT時代の震災と核被害のレビュー

あらすじ

ITに関わる出版社として、震災と核被害について特別編集版を企画しました。グーグル、ヤフー、SPEEDI、スパコン「京」などの取材レポートとともに、社会の中のITおよびメディアの存在を考察すべく、当社としては異例の著者陣でお送りします。経産省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会に参画する飯田哲也氏や、ツイッターのフォロワー18万人を誇るジャーナリストの津田大介氏など、注目の論者ばかりです。IT化がすすんだ社会で起きた複合震災について記録し考えることが、新しい社会へ脱皮するための里程標になることを願っています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

次世代を担う人たちの答え。
震災当時、震災以前の反省と現状認識、そして将来への課題など素晴らし良い内容がつまってる。

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2012年11月26日

Posted by ブクログ

ルポから思想まで豪華布陣だが、宮台さんの激憤しながらの筆致が鮮やか。『「ファストフードからスローフードへ」と同じく「原子力から自然エネルギーへ」も日本的に勘違いされるでしょう。〈食の共同体自治〉の問題が、食材選択の問題に短絡したように、〈エネルギーの共同体自治〉の問題が、電源選択の問題に短絡するでしょう。(略)原発災害からの学びがその程度で終わってしまうのですか。』pp.384-385. まさにそこなのだ。設計の悪い世論調査と内閣支持率に翻弄されて愚昧な二択に落とし込んではいけない。そこで一般意志2.0の登場なんだろうな。東さんと宮台さんと津田さんは全く方法論が違うけど、震災をきっかけに議論が一気に接続されてきた気がする。

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2012年01月23日

Posted by ブクログ

あの日、IT企業で何が起こっていたか、から、あの日から、僕らはどこへ向かっていくのか、まで。
引き受けて考える、ことが、紹介されてる色んな人たちに通奏低音になっていて、宮台さんの文章でしっかりと言語化されて、締まった感じ。いわゆる理系と、いわゆる文系をつなぐ一冊。編集、お疲れさまでした。

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2011年12月31日

Posted by ブクログ

東北の震災の際に関わったITのお話。パーソンファインダーとかUstとかポジティブな面と、人間のダイレクトな関係が支えたあの時期についての考察をさまざまな方がしています。今回ほどSNSが重要な役割を果たしたことはなかったと思う。でもいろいろと課題もあったのも実際です。私がもし使いこなせなかったらどうだったんだろう…気になったのは書き手の差かな?いろいろな人の観点から見れるのは面白いけど、明らかに当事者だった人と取材して他人事だった人の文章は違うと感じました。

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2012年04月16日

Posted by ブクログ

今年気になったほぼ全ての方々が登場し、総括的に意見を述べられている感で、俯瞰的に、また各々方の比較をしながら読むことが出来ました。それによって、各々型の主張や活動の方向性をよりはっきり認識出来たように思います。
新しい論はあまり無かったのですが、良書でした。いずれどの立場も論点も欠かされてはならないなと改めて痛感しました。

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2011年12月31日

Posted by ブクログ

震災直後、俺達があたふたしてる間にGoogleのエンジニアがパーソンファインダーを公開するに至る経緯がメイン。膨大な行方不明者の情報をオンラインで可視化する為に、社内エンジニアが処理できない分はボランティアに任せる…と言った経緯は感心した。Googleらしいフットワークは好感が持てた。無料PDF版だったのでここまで。

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2011年12月05日

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