北方謙三のレビュー一覧

  • 黒いドレスの女

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    主人公田村が営むバーに現れた「黒いドレスの女」と時を同じく現れた初老の男庄司。田村達の周りが俄然騒々しくなり、幾度も襲われるハードボイルド作品。狙われるのが女であることを察して、真相を究明していく過程が面白い作品。
    北方謙三独特ののドライな結末がなんとなく心地良いです。

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    2025年08月05日
  • 過去 リメンバー

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    大矢興業社長の矢沢を切り付けて服役中の川口。
    その服役中に亡くなった友人の真実を解明するために奔走する主人公内海と同士の小畑。村尾刑事も交えて、川口の愛人、娘、矢沢などが絡み、真相があばかれる。
    この物語は、真相が暴かれて終わる。ただ真相をあばくだけである。矢沢が、愛人が、娘が、内海が、どうなったかなあ?と思いながら終わるので、読み終わったときにあまり満足感は感じない。
    しかし、過去を暴くだけのこの物語をなんとなく回想している今が、北方作品の醍醐味なのかなあ!って思っています。

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    2025年07月13日
  • チンギス紀 一 火眼

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    壮大なドラマの幕開けに相応しい一巻だった、という気がする

    邂逅する漢たち、大地と馬、母…
    各々の描写は息づかいが感じられるようにリアルで、没頭することができた

    初北方謙三にして、約20年ぶりの歴史小説だったが、読みやすくて驚いた
    ライトノベル的なことではなく、北方謙三の洗練された文章によるものだった
    一文一文が無駄なく、かなり短く、区切られているのが印象に残った

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    2025年07月05日
  • 史記 武帝紀(四)

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    感想
    司馬遷がちょいちょい出てくるが、頭良すぎて面倒臭い人になってる。史記はいつ書くのだろう。

    その時代の中では決して目立たない存在だったものが愚直に記録を残すことで後世で有名なるなんて誰も想像できなかったことだろう。自分の志に真摯だったのだろう。


    あらすじ
    司馬遷はインドへの出征に同行するように求められる。左腕が上がらなくなった衛青は、李広の孫の李陵を育てていた。

    帝は、始皇帝以来の秦山封禅を取り行う。帝の周りでは主だったものが次々と亡くなっていった。帝の記録係だった司馬炎は泰山封禅に同行を許されなかったことで憤死する。

    10年の時を経て、匈奴が漢に攻めてくる。漢軍は散々にやられる

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    2025年06月30日
  • たとえ朝が来ても ブラディ・ドール(12)

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    今回の主役である波崎について、後半特に黄金丸との絡み方などは良い感じになってきたけれど最初の頃は勝手なだけで全く魅力を感じない。にも関わらず何故かレギュラー陣が特別扱いするのは文章からは感じられない良さがあるのか。
    この街の人間ってたちが大人しく久納一族に支配され続けているのも不可解。
    今のところあります前シリーズの方が好みだったな。

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    2025年06月03日
  • 盡忠報国 岳飛伝・大水滸読本

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    感想
    最初は岳飛伝のスピンアウトかと思ったが、インタビュー中心だったのね。

    やっぱり作者は自分のかっこいい男像を史進に重ねていたのね。

    編集者からの手紙は正直面白くないな。


    あらすじ
    水滸伝、楊令伝、岳飛伝と全51巻を書き上げ、北方氏がどのような思いを込めたのかが語られる。

    原泰久との対談。

    作者が登場人物と語り合う。

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    2025年05月28日
  • チンギス紀 四 遠雷

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    ネタバレ

    次巻にあるだろう強すぎる玄翁との決戦も含んだ大きな戦いの準備であり、またこの巻では新たな勢力関係が模索される。ジャムカは、テムジンの盟友であり、共に戦う様子はなかなかかっこいいが、その後のエピソードでは、少し小者の扱いになるため、この友情がいつまで続くか不安だったが、昨日文庫新刊が出てそのオビを見たら。。。主要脇キャラに感情移入するのは危険かもしれない。

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    2025年04月21日
  • チンギス紀 一 火眼

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    水滸伝にハマり、期待して読み始めましたが、名前が全く入ってこず苦労しました。
    これからの展開に期待したい。

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    2025年04月13日
  • チンギス紀 四 遠雷

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    テムジンとジャムカの共闘・友情が熱い第四巻。タルグダイは息を吹き返し、タタル族が不穏な動き。テムジン父暗殺の真相も絡んで次巻、いよいよタイチウト氏&玄翁との再戦がありそうな展開に期待が膨らむ。

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    2025年02月27日
  • 遠く空は晴れても ブラディ・ドール(11)

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    本書から舞台が変わったのか。
    全シリーズより更に思わせぶりな人が増えて北方ワールドに拍車がかかっているので、完全に好き嫌いが分かれそうだけど、好きな人が読めばいいと思うので私はOKです。
    ただ、ソルティこと若月の女性の扱いだけは流石にどうかと思います。

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    2025年02月20日
  • 破軍の星

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    この本の前に読んだ「中先代の乱」にて、北条時行に興味を持ち、そういえば前に読んだこの「破軍の星」を思い出した。
    時行って登場したっけと思いつつ読んでいくと・・・
    出てきたけど扱いが、これ?「勅使がなんたるかおわかりか?」とか「鎌倉が落とせそうになると涌いてくる奴」と北畠顕家にボロカスだった。
    破軍の星の感想は、「若い!」北方謙三も若いし、主人公も若い。最初から最後まで「いくさ」のみ。ところどころ国とは?公家とは、武士とはと頭を使うシーンがあるが、ちょっと薄っぺらいです。
    京への強行軍も文章からは、距離感があまり感じられない。もっとじっくり書いてくれれば、もっと素晴らしい小説になったと思う。

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    2025年01月23日
  • チンギス紀 三 虹暈

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    段々と登場人物が分からなくなってきたけど、話は面白い。
    全然チンギスカンのことを知らないから、単純に先が気になる。
    毎月読める本が確実にあるのが嬉しい。

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    2024年12月28日
  • チンギス紀 二 鳴動

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    耳慣れない多くの人名、氏族名がスッと頭に入って来ず、登場人物一覧や地図と首っ引き。北方さんの〝数〟へのこだわりも時に煩わしさを感じつつ…なので思いの外時間がかかってしまった。終盤にやっと大きなヤマがあり、さあこれからというところでto be continued。この先、誰と誰がどう組み、或いは敵対し、広大なユーラシア大陸の勢力図がどの様に塗り変わって行くのか…興味津々。

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    2024年12月12日
  • 渇きの街

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     度胸の決め方や、喧嘩の仕方などがカッコよく、いつもながらの北方ハードボイルドワールドだが、今作は、主人公が、やや流されているだけのようにも見えてしまう。おいぼれ犬 高樹の捜査も短絡的すぎないかと思ってしまった。

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    2025年12月07日
  • 擬態

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    四十になる平凡なサラリーマン。

    ある日、仕事でビル内の立ち退きの仕事が舞い込む。
    この立ち退きに応じない黒い会社から、抗争事件へと巻き込まれてゆく。

    平凡なサラリーマンが、対企業、対ヤクザと次第に戦う内に変容してゆく。いや、本来の自分が現れてくる。

    虚無感が漂う中、どこか哀愁めいたものを感じる。

    生きてゆく中で、喜怒哀楽の波が乏しく、ただ目の前の選択肢をこなしているだけのような。
    何でこんなことをしているのだろうと懐疑するわけでもなく、ただそうしたかったからそうなったと淡々と。

    主人公の本来の持つ人間性が徐々に剥き出しにされ、毀れてゆく様は実に読み応えがある一冊でした。

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    2024年11月13日
  • 陽炎の旗 続・武王の門

    ネタバレ 購入済み

    山の民から海の民へ…。

    2024年11月読了。

    実を言うと、この本は30年以上の間、読めずに遠ざけてきた本だった。前著『武王の門』に、又北畠顕家卿を描いた『破軍の星』に、自分の心、より大袈裟に言えば
    自分の魂を吸い取られる程魅了されてしまったからだ。

    『武王の門』の続編が出たと聞いた時、日本史を嗜んでいる人なら誰でも、その後の史実を理解しており、《喪われた南朝の末裔の物語》等、悲し過ぎて到底読めないと、ずっと思ってきたからだった。
    しかし、今の自分は若かった頃ほどの《熱狂》は無く、征西将軍宮懐良親王の子、月王丸の物語を受け入れる様な歳に成っていた。

    月王丸側からではなく、九州探題の今川氏側の視点から物語が語られ

    #胸キュン #カッコいい #深い

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    2024年11月07日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    熾烈な官軍の攻撃により、ニ竜山の本営は堕とされ、流花寨も大軍に押されて防戦一方であった。
    たくさんの将校が死んでいった。
    そんななか、負傷兵ら二千程度の兵で北京大名府に攻め入り、占領する事に成功し、講和となり、いったん戦争は終結する。
    かろうじて梁山泊は寨を死守した事になった。

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    2024年10月22日
  • 岳飛伝 十五 照影の章

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    各々の勢力が最終決戦に向かう一冊。
    緊張に満ちつつある読後、巻末の宇梶剛士さんによる水滸伝愛に溢れた解説がとても心地よかったです。

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    2024年10月21日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    魯智深改め魯達は、秦明将軍に接触し、ついに秦明将軍は梁山泊の仲間となる。楊志の後釜として、二竜山に入った秦明将軍は、二竜山、桃花山、清風山で連携して、三万もの官軍を打ち破る。

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    2024年10月05日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    人殺しの手配を受けながらも、宋江は武松とともに旅を続ける。宋江と旅で出会った李俊は反乱軍を組織して官軍と闘い、ついには替天行動の旗を掲げることとなる。
    一方、官軍の李富は馬桂を騙して、官軍の密偵にしたてあげる。馬桂は楊志の妻の済仁美、楊令に接触する。
    江州に入る宋江には、官軍2万人が集結しつつあり、楊志、宋江を打ち果たそうとする官軍が、きにかかる。

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    2024年10月02日