北方謙三のレビュー一覧

  • 遠く空は晴れても ブラディ・ドール(11)

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    本書から舞台が変わったのか。
    全シリーズより更に思わせぶりな人が増えて北方ワールドに拍車がかかっているので、完全に好き嫌いが分かれそうだけど、好きな人が読めばいいと思うので私はOKです。
    ただ、ソルティこと若月の女性の扱いだけは流石にどうかと思います。

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    2025年02月20日
  • チンギス紀 十五 子午

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    複数人で会話しているシーンで、どれが誰のセリフか分からなくなってしまうことが何回かあった。
    私の読解力が低いのか…。
    膠着していた戦いが動き始め、話は面白かった。

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    2025年01月27日
  • 破軍の星

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    この本の前に読んだ「中先代の乱」にて、北条時行に興味を持ち、そういえば前に読んだこの「破軍の星」を思い出した。
    時行って登場したっけと思いつつ読んでいくと・・・
    出てきたけど扱いが、これ?「勅使がなんたるかおわかりか?」とか「鎌倉が落とせそうになると涌いてくる奴」と北畠顕家にボロカスだった。
    破軍の星の感想は、「若い!」北方謙三も若いし、主人公も若い。最初から最後まで「いくさ」のみ。ところどころ国とは?公家とは、武士とはと頭を使うシーンがあるが、ちょっと薄っぺらいです。
    京への強行軍も文章からは、距離感があまり感じられない。もっとじっくり書いてくれれば、もっと素晴らしい小説になったと思う。

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    2025年01月23日
  • チンギス紀 三 虹暈

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    段々と登場人物が分からなくなってきたけど、話は面白い。
    全然チンギスカンのことを知らないから、単純に先が気になる。
    毎月読める本が確実にあるのが嬉しい。

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    2024年12月28日
  • チンギス紀 二 鳴動

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    耳慣れない多くの人名、氏族名がスッと頭に入って来ず、登場人物一覧や地図と首っ引き。北方さんの〝数〟へのこだわりも時に煩わしさを感じつつ…なので思いの外時間がかかってしまった。終盤にやっと大きなヤマがあり、さあこれからというところでto be continued。この先、誰と誰がどう組み、或いは敵対し、広大なユーラシア大陸の勢力図がどの様に塗り変わって行くのか…興味津々。

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    2024年12月12日
  • 渇きの街

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     度胸の決め方や、喧嘩の仕方などがカッコよく、いつもながらの北方ハードボイルドワールドだが、今作は、主人公が、やや流されているだけのようにも見えてしまう。おいぼれ犬 高樹の捜査も短絡的すぎないかと思ってしまった。

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    2025年12月07日
  • 擬態

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    四十になる平凡なサラリーマン。

    ある日、仕事でビル内の立ち退きの仕事が舞い込む。
    この立ち退きに応じない黒い会社から、抗争事件へと巻き込まれてゆく。

    平凡なサラリーマンが、対企業、対ヤクザと次第に戦う内に変容してゆく。いや、本来の自分が現れてくる。

    虚無感が漂う中、どこか哀愁めいたものを感じる。

    生きてゆく中で、喜怒哀楽の波が乏しく、ただ目の前の選択肢をこなしているだけのような。
    何でこんなことをしているのだろうと懐疑するわけでもなく、ただそうしたかったからそうなったと淡々と。

    主人公の本来の持つ人間性が徐々に剥き出しにされ、毀れてゆく様は実に読み応えがある一冊でした。

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    2024年11月13日
  • 陽炎の旗 続・武王の門

    ネタバレ 購入済み

    山の民から海の民へ…。

    2024年11月読了。

    実を言うと、この本は30年以上の間、読めずに遠ざけてきた本だった。前著『武王の門』に、又北畠顕家卿を描いた『破軍の星』に、自分の心、より大袈裟に言えば
    自分の魂を吸い取られる程魅了されてしまったからだ。

    『武王の門』の続編が出たと聞いた時、日本史を嗜んでいる人なら誰でも、その後の史実を理解しており、《喪われた南朝の末裔の物語》等、悲し過ぎて到底読めないと、ずっと思ってきたからだった。
    しかし、今の自分は若かった頃ほどの《熱狂》は無く、征西将軍宮懐良親王の子、月王丸の物語を受け入れる様な歳に成っていた。

    月王丸側からではなく、九州探題の今川氏側の視点から物語が語られ

    #胸キュン #カッコいい #深い

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    2024年11月07日
  • 水滸伝 十五 折戟の章

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    熾烈な官軍の攻撃により、ニ竜山の本営は堕とされ、流花寨も大軍に押されて防戦一方であった。
    たくさんの将校が死んでいった。
    そんななか、負傷兵ら二千程度の兵で北京大名府に攻め入り、占領する事に成功し、講和となり、いったん戦争は終結する。
    かろうじて梁山泊は寨を死守した事になった。

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    2024年10月22日
  • 岳飛伝 十五 照影の章

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    各々の勢力が最終決戦に向かう一冊。
    緊張に満ちつつある読後、巻末の宇梶剛士さんによる水滸伝愛に溢れた解説がとても心地よかったです。

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    2024年10月21日
  • 水滸伝 六 風塵の章

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    魯智深改め魯達は、秦明将軍に接触し、ついに秦明将軍は梁山泊の仲間となる。楊志の後釜として、二竜山に入った秦明将軍は、二竜山、桃花山、清風山で連携して、三万もの官軍を打ち破る。

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    2024年10月05日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

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    人殺しの手配を受けながらも、宋江は武松とともに旅を続ける。宋江と旅で出会った李俊は反乱軍を組織して官軍と闘い、ついには替天行動の旗を掲げることとなる。
    一方、官軍の李富は馬桂を騙して、官軍の密偵にしたてあげる。馬桂は楊志の妻の済仁美、楊令に接触する。
    江州に入る宋江には、官軍2万人が集結しつつあり、楊志、宋江を打ち果たそうとする官軍が、きにかかる。

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    2024年10月02日
  • 楊令伝 十四 星歳の章

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    李英が梁山泊から離脱して斉に加わった。

    李援も李英を追って行方不明に。赫元が杳が偽物であることを吐いた。

    楊令は斉や南宋に自由市場を立てて、経済を牛耳ろうとしていた。

    張俊が南宋に下り、李英が劉ヨに拝謁したところで暗殺を試みたが失敗して自裁する。

    自由市場を巡って、南宋と梁山泊の戦が始まる。梁山泊が南宋に大打撃を与えて勝利した。

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    2024年08月09日
  • 楊令伝 十三 青冥の章

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    張家軍を追うため、梁山泊は北京を占領する。

    梁山泊が富を持て余し、天下統一を夢見る者が出てきた。

    一方、張家軍は扈成が劉ヨに取り入って、斉となった。

    岳飛は巨大な軍を支えるために税を課し、街が疲弊していた。

    3度目の金との戦で、蕭珪材が岳飛とぶつかる。

    蕭珪材は岳飛に敗れたが、岳飛の別働隊も金に敗れる。張俊の軍も梁山泊がやすやす破った。

    青蓮寺の赫元を捕らえる。李英が斉に誘われていた。

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    2024年08月09日
  • 楊令伝 十二 九天の章

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    金はネメガがダランとの政治闘争を制し、中原に斉を建国。

    江南は李富の暗躍で宋が建つ。

    梁山泊は金国にも金を払って西夏との交易をしていたが、商隊が金のオリドに襲われる。

    燕青が罠にハマり、周欧を倒すが、盲目になる。

    李援が李英の処分を求めて騒ぎ出し、収集するために杜興が自裁する。

    金国もまだ勢力争いでごたごたが続いていた。

    金軍が岳家軍に攻め入り、張俊がその隙に双頭山に攻め入り、退役間近の鮑旭を討つ。

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    2024年08月09日
  • 楊令伝 十一 傾暉の章

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    梁山泊は西夏より西の耶律大石との交易を始める。

    金軍は南宋の帝を追い回す。

    金は後継者争いがあったが、ネメガが勝利する。

    岳飛は隆興府を立て直し、梁山泊の軍馬を奪い、戦になったが、梁山泊に敗れる。

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    2024年08月07日
  • 楊令伝 十 坡陀の章

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    梁山泊を中心とする人々の物語。

    人々にはそれぞれ物語があり、作者は大勢いる登場人物の細部まで鮮やかに描く。

    梁山泊は西夏との交易の道を作ろうとしていた。

    一方、金は宋を滅ぼし、傀儡政権を立てたが、崩れる。

    岳飛や張俊は大きな都市で軍閥を立て、南京では青蓮寺が操る南宋が立ち上がった。梁山泊は今後どうなるのか!?

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    2024年08月07日
  • 楊令伝 九 遥光の章

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    張俊を馬麟が討ったが、馬麟もやられた。

    史進が突撃し、劉讓を討つ。

    宋禁軍は主だった将軍は岳飛と童貫にまで減っていた。

    ここまできて童貫の二千がまだ動かないところが不気味。

    楊令が遂に童貫を討った。

    童貫の闘いに勝っても終わらないところが面白い。

    次期禁軍の元帥と考えられた李明も梁山泊水軍の伏兵により簡単に討ち取られた。

    宋はどうなるの?梁山泊は税を安くしたが、その分別に稼ぐ道を作る必要があった。

    西夏と日本を繋ぐ交易を考えていた。青蓮寺は南に財を移した。

    金は開封府に再び迫り、宋の終わりが近づいていた。

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    2024年08月07日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    花飛麟が扈三娘と結ばれたが、龍光世との闘いで扈三娘は戦士する。

    童貫軍との戦いで花飛麟と呼延凌が大きく成長する。

    金は燕雲十六州に攻め込むが、最初は宋禁軍に負け、蕭珪材が宋禁軍との闘いにあたる。

    張清が岳飛に撃たれた。両軍がぶつかり決着の時が近づいていた。

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    2024年08月07日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    宋禁軍と梁山泊軍の闘いが始まった。

    高俅は身体を悪くして、宋で乞食になった。

    童貫が20万の兵を率いて進軍してきた。

    趙安には呼延灼と史進、花飛麟が退治した。

    童貫11万に対して、梁山泊を奮い立たせるため、楊令は6千で11万に突撃して、真っ二つにした。

    梁山泊軍は禁軍ナンバー2の趙安と将軍の陳翥を討ち取ったが、呼延灼が息子の穆凌を庇って討死する。

    禁軍と梁山泊軍の闘いの前哨戦が終わろうとしていた。

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    2024年08月07日