北方謙三のレビュー一覧
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北方水滸伝通算第50巻!!!
かつて晁蓋や宋江達が目指していた革命からの国造りとは大きく代わり、楊令が目指した交易による物量が人々の生活を支える国家は形と成った!
多くの英雄達が散って行き、108人の好漢の生き残りも本作では片手で余るところ・・・
南宋の秦檜はかつての腐敗していた宋とは、比することが出来ない健全な国家を造り、金国のウジュは己の成長と共に強い国家を育ててきた!
私達はこの後、全てがチンギスハーン率いる蒙古の軍に中国の全土から支配される事を知っている為、作中の蒙古の息吹に不気味な物を感じてしまう・・・
楊令の落とし種でウジュの息子の胡土児は選択を迫られる!
秦容と英雄岳 -
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まさかの張飛が暗殺されて。
↑知らない?
張飛を暗殺とかありえないから!
クソが!
ありえんよ!
戦で死なせてあげて!
腹立つ!致死軍!
クソが!
ああー!!!!!!!
やめて!張飛は勘弁してください。
神様、お願いだから、張飛だけは勘弁してください、、、
関羽も死んだのに、、、、
張飛まで、、、、
もうやめて。
もうやめてよ。もう、やめて。
これ以上私を苦しめないで。
わたしの張飛。
↑どこらへんの目線か?
わたしの関羽。
↑どの立ち位置か?
くそ、孫権。
八つ裂きにしてくれるわ!!
と、我が家のnoteに乗り込み出勤してきました。
↑エコカー
あーーーーーーーー
八つ裂 -
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凄いわ。挙兵し、幕府軍の到着を待つ正成の思考心情をこんなに事細かに深く描くとは。作家の洞察力の凄さ。正成の夢。護良親王の夢。なぜ楠木正成があんなに後醍醐帝に忠義を尽くしたのかという歴史の謎の、北方謙三なりの解答。これが正解ではないかと思わせられる。そして幕府軍を迎え、正成が籠もる。大塔宮が奮戦する。赤松円心が立つ。そこここの台詞に、細部の描写に、光る北方節。しびれる。そして、ああ、とうとう足利軍が……。円心の「済まぬ」が泣ける。潰えた夢。大塔宮との対話。朝廷への絶望。諦念。尊氏との対話。足利尊氏の描きようもすばらしい。なんとも奥行きのある複雑で陰翳に富んだ人物像に仕立てあげることよ。終盤、これ
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ネタバレ7巻です。
もったいないから自分で自分をじらしてゆっくり読んでいるのだけど、これだけ登場人物が多いのにこの人誰だっけ?とはほとんどならないのは作品の強さのおかげですね。
敵も味方もインパクトの強い、思い入れがある人物ばかりだからね。
本巻ではそんな思い入れのある人物がまた亡くなってしまいました。
官軍も参謀に聞煥章が加わり、青蓮寺が益々手強くなってるから仕方がないのだけど、赤札が増えていくのは辛いです・・・
地味に時遷がショックで・・・
次巻で馬桂周辺のけりが付く予感。ハラハラし過ぎて体に悪いから早く決着つけてほしいです。
そして最後にお決まりの宋江評。
相変わらず足手まといのお花畑なお方 -
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梁山泊の108星の生き残りも僅かとなってしまいました。
楊令伝で活躍した次世代英雄達も年を取り始めてきます。
本館で岳飛は南宋軍に不意を突かれ瀕死の重症を負ってしまいます。
何回目でしょうか?
岳飛が生死を彷徨うのは・・・
物語を振り返ると岳飛ほど負けた将校はいないのではないでしょうか?
決して弱い訳ではないのですが負けの局面に向かってアガラエナイ岳飛・・・
ずっと一緒に戦って行くのかなぁと思うような仲間達が本館でもこれ迄も沢山死んできました。
しかし、負けてばかりの岳飛ですが中国最高の英雄の一人である事は間違いありません。
そんな岳飛伝も残すところ後2巻で終了となります。
とても -
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詳しい感想は下巻に
以下、リアルタイムツイート
今は大事に取って置いた楊家将読んでる( *´艸`)
謙三の描く漢がやっぱり一番好き。カッコ良すぎるたまらん。
あと、クズがちゃんとクズ(笑)
楊家……バチくそにカッコいいんだが!!
六郎&七郎最高すぎるし四郎も好きだし、いや、やっぱり延平……違うな、楊業やな。長男以外も全員ちゃんとシゴデキに育てる父ちゃんカッコ良すぎるッ!!
え??まさかのボーイミーツガール?!謙三の歴史小説でボーイミーツガールが見れるとは……!!(絶対違う)
蕭太后←王欽招吉とかも……好き!!こういう関係、いいよいいよ!もっと読ませて!(落ち着け)
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Posted by ブクログ
10世紀末、北漢の軍人として生きてきた楊一家は様々な要因で宋に帰順する。北漢を飲み込んだ宋は北の国遼と対峙するが……。
楊家が強いッ!そして遼側にも魅力的なキャラクターが多すぎるッ!!文庫版上下巻と読みやすいし、北方歴史小説入門にピッタリ!!→
楊業の強さ&親父殿感が最高。六郎&七郎の末っ子コンビも、延平のお兄ちゃん感も、一人だけ空気感が違う四郎のキャラ立ちも良すぎる……。遼サイドは帝が幼い故に全権を握る蕭太后(帝の祖母)が40代という若さ&抜群の戦センス&豪胆さで強キャラ感すごい。そこに従う武人たちがまたいいんだよなぁ→
白き狼の異名を取る耶律休哥は抜群に強いし、総指揮をする耶律奚低は -
購入済み
森羅記
『チンギス紀』に続く北方謙三氏の歴史小説。モンゴル帝国の建国を、英雄たちの視点からダイナミックに描く。登場人物の葛藤や思惑が丁寧に描かれ、歴史の重みと人間ドラマが感じられる。読者を惹きつける熱い筆致は健在。
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