北方謙三のレビュー一覧

  • 岳飛伝 十六 戎旌の章

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    北方水滸伝通算第50巻!!!

    かつて晁蓋や宋江達が目指していた革命からの国造りとは大きく代わり、楊令が目指した交易による物量が人々の生活を支える国家は形と成った!

    多くの英雄達が散って行き、108人の好漢の生き残りも本作では片手で余るところ・・・

    南宋の秦檜はかつての腐敗していた宋とは、比することが出来ない健全な国家を造り、金国のウジュは己の成長と共に強い国家を育ててきた!
    私達はこの後、全てがチンギスハーン率いる蒙古の軍に中国の全土から支配される事を知っている為、作中の蒙古の息吹に不気味な物を感じてしまう・・・


    楊令の落とし種でウジュの息子の胡土児は選択を迫られる!

    秦容と英雄岳

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    2025年12月02日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    面白かった。ぶっちぎりに面白かった。
    読み始めた動機は不純です。織田裕二という俳優が好きで、この本を原作としたドラマが始まるという事で読み始めました。
    もうでもそういうの忘れちゃいますね。個々のキャラがまた立ってる。最後に出てきたお医者さん、好きです。それぞれの英雄のこれからの活躍が楽しみです。

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    2025年12月01日
  • 三国志 十の巻 帝座の星(新装版)

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    まさかの張飛が暗殺されて。
    ↑知らない?
    張飛を暗殺とかありえないから!
    クソが!
    ありえんよ!
    戦で死なせてあげて!
    腹立つ!致死軍!
    クソが!
    ああー!!!!!!!
    やめて!張飛は勘弁してください。
    神様、お願いだから、張飛だけは勘弁してください、、、
    関羽も死んだのに、、、、
    張飛まで、、、、
    もうやめて。


    もうやめてよ。もう、やめて。



    これ以上私を苦しめないで。
    わたしの張飛。
    ↑どこらへんの目線か?
    わたしの関羽。
    ↑どの立ち位置か?


    くそ、孫権。
    八つ裂きにしてくれるわ!!

    と、我が家のnoteに乗り込み出勤してきました。
    ↑エコカー

    あーーーーーーーー
    八つ裂

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    2025年12月01日
  • 史記 武帝紀(七)

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    2回目!スラスラ読めて良い。個人的には蘇武の越冬体験記が面白い。いつか自分もやってみたいと思えた。
    歴史小説の名作だと思う

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    2025年11月23日
  • 楠木正成(下) 新装版

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    凄いわ。挙兵し、幕府軍の到着を待つ正成の思考心情をこんなに事細かに深く描くとは。作家の洞察力の凄さ。正成の夢。護良親王の夢。なぜ楠木正成があんなに後醍醐帝に忠義を尽くしたのかという歴史の謎の、北方謙三なりの解答。これが正解ではないかと思わせられる。そして幕府軍を迎え、正成が籠もる。大塔宮が奮戦する。赤松円心が立つ。そこここの台詞に、細部の描写に、光る北方節。しびれる。そして、ああ、とうとう足利軍が……。円心の「済まぬ」が泣ける。潰えた夢。大塔宮との対話。朝廷への絶望。諦念。尊氏との対話。足利尊氏の描きようもすばらしい。なんとも奥行きのある複雑で陰翳に富んだ人物像に仕立てあげることよ。終盤、これ

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    2025年11月10日
  • チンギス紀 五 絶影

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    継承や、父と子、といったテーマがより強く。
    テムジンがモンゴル帝国の偉大なる父となるまで物語が続くとしたら、その壮大な物語の第一部クライマックス、という感じだった。

    ボオルチュの活躍が多くて嬉しい。
    トクトアのソロキャンプシリーズも結構好き。

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    2025年11月10日
  • 楠木正成(上) 新装版

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    素晴らしい。まさしく「北方太平記」の集大成。乏しい史料を元に、楠木正成がなぜあのような戦をしたのかを徹底的に考えて物語を構築したのだろうな。全頁に作家としての力量が漲っている。その筆力に感動する。楠木正成を臆病者として造形したのもよい。人物に奥行きと深みを与えている。もちろん、ここに描かれるのは作家の想像(推測)、創造したものだけれど、実際そうだったのではないかという気にさせられる。下巻が楽しみ。

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    2025年11月05日
  • 水滸伝 七 烈火の章

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    ネタバレ

    7巻です。
    もったいないから自分で自分をじらしてゆっくり読んでいるのだけど、これだけ登場人物が多いのにこの人誰だっけ?とはほとんどならないのは作品の強さのおかげですね。
    敵も味方もインパクトの強い、思い入れがある人物ばかりだからね。

    本巻ではそんな思い入れのある人物がまた亡くなってしまいました。
    官軍も参謀に聞煥章が加わり、青蓮寺が益々手強くなってるから仕方がないのだけど、赤札が増えていくのは辛いです・・・
    地味に時遷がショックで・・・
    次巻で馬桂周辺のけりが付く予感。ハラハラし過ぎて体に悪いから早く決着つけてほしいです。

    そして最後にお決まりの宋江評。
    相変わらず足手まといのお花畑なお方

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    2025年11月03日
  • 森羅記 一 狼煙の塵

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    モンゴルではチンギスの孫にしてトルイの長男モンケが王位に着き、次男のクビライが大陸を放浪、海を目指す。日本では鎌倉時代時の執権北条時頼が来たる脅威に備え水軍の準備を着々と進めていた…。新たな英雄達の物語が始まる!

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    2025年11月02日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    やはり面白い!
    キャラクターの一人ひとりが活き活きとし、その場の情景が想像しやすく、あっという間に読み終わってしまいました。
    続きは長いので、電子書籍に落として、ゆっくり読み進めて行こうと思います。

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    2025年10月23日
  • 岳飛伝 十五 照影の章

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    梁山泊の108星の生き残りも僅かとなってしまいました。

    楊令伝で活躍した次世代英雄達も年を取り始めてきます。

    本館で岳飛は南宋軍に不意を突かれ瀕死の重症を負ってしまいます。
    何回目でしょうか?
    岳飛が生死を彷徨うのは・・・

    物語を振り返ると岳飛ほど負けた将校はいないのではないでしょうか?
    決して弱い訳ではないのですが負けの局面に向かってアガラエナイ岳飛・・・
    ずっと一緒に戦って行くのかなぁと思うような仲間達が本館でもこれ迄も沢山死んできました。

    しかし、負けてばかりの岳飛ですが中国最高の英雄の一人である事は間違いありません。


    そんな岳飛伝も残すところ後2巻で終了となります。
    とても

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    2025年10月18日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    潘金蓮への思いを爆発させて、死なせてしまった武松。これからどう罪を償っていくのか経緯を見守りたい。生きるということはつらく苦しいのだけれど、作品全体を通して、なんだかあったかいものを感じます。

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    2025年10月16日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    王進のお母さんが鮑旭に根気よく教育をしてあげるシーンで、なんか涙がこぼれてとまらなかった。「母は褒めてくれるだろう。」ってもう…母って偉大すぎる。

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    2025年10月08日
  • 森羅記 一 狼煙の塵

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    新シリーズでもあいも変わらず北方節!
    デビュー作から何十年も・・・・
    これが良い!全く飽きない。
    また数年間楽しませて頂きます。

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    2025年09月28日
  • チンギス紀 十二 不羈

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    第12巻は金国との戦いが決着。そして初期メンバーのダイルが、ヤクが・・・
    チンギスの子・孫が活躍して世代は変わりつつあるけど、ボオルチュもまだまだ頑張ってくれ!
    と思う私でした。

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    2025年09月27日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    詳しい感想は下巻に



    以下、リアルタイムツイート

    今は大事に取って置いた楊家将読んでる( *´艸`)
    謙三の描く漢がやっぱり一番好き。カッコ良すぎるたまらん。
    あと、クズがちゃんとクズ(笑)

    楊家……バチくそにカッコいいんだが!!
    六郎&七郎最高すぎるし四郎も好きだし、いや、やっぱり延平……違うな、楊業やな。長男以外も全員ちゃんとシゴデキに育てる父ちゃんカッコ良すぎるッ!!

    え??まさかのボーイミーツガール?!謙三の歴史小説でボーイミーツガールが見れるとは……!!(絶対違う)

    蕭太后←王欽招吉とかも……好き!!こういう関係、いいよいいよ!もっと読ませて!(落ち着け)

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    2025年09月22日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    10世紀末、北漢の軍人として生きてきた楊一家は様々な要因で宋に帰順する。北漢を飲み込んだ宋は北の国遼と対峙するが……。

    楊家が強いッ!そして遼側にも魅力的なキャラクターが多すぎるッ!!文庫版上下巻と読みやすいし、北方歴史小説入門にピッタリ!!→

    楊業の強さ&親父殿感が最高。六郎&七郎の末っ子コンビも、延平のお兄ちゃん感も、一人だけ空気感が違う四郎のキャラ立ちも良すぎる……。遼サイドは帝が幼い故に全権を握る蕭太后(帝の祖母)が40代という若さ&抜群の戦センス&豪胆さで強キャラ感すごい。そこに従う武人たちがまたいいんだよなぁ→

    白き狼の異名を取る耶律休哥は抜群に強いし、総指揮をする耶律奚低は

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    2025年09月22日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    高校の頃に、何かの問題文として出題され、それ以来ずっと読みたかったけど、巻数が多いことから手を出さなかった。

    なんてもったいないことをしてきたんだ、めちゃくちゃ面白かった! 早く続きが読みたい! どうして手元に続きがない? 明日、買いに行きます。

    林冲〜〜! かっこいい〜!

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    2025年09月20日
  • 森羅記 一 狼煙の塵

    購入済み

    森羅記

    『チンギス紀』に続く北方謙三氏の歴史小説。モンゴル帝国の建国を、英雄たちの視点からダイナミックに描く。登場人物の葛藤や思惑が丁寧に描かれ、歴史の重みと人間ドラマが感じられる。読者を惹きつける熱い筆致は健在。

    #アツい

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    2025年09月16日
  • チンギス紀 十一 黙示

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    チンギスが金国に本格的に攻め入る回。
    抑圧された女真族から阿骨打が起こした金国も熟しすぎて根本が腐りゆく国に成り果てているのは過去作から見ていると盛者必衰を感じずにはいられません。
    間をおいて読んでいるとチンギスの弟なのか息子なのかよく分からなくなってきましたが、偉大な父/兄を持つ家臣たちの心労と成長が伺えます。

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    2025年09月12日