北方謙三のレビュー一覧
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。゚(゚´Д`゚)゚。
ぶえ〜ん、もうやめてよ〜
どんどん死ぬやん
20万の大軍に追い詰められる梁山泊、次々と好漢たちが斃れて行く中、軍師宣賛は起死回生の策に打って出る!傷病兵や女子どもも動員された文字通り総力戦の第十五巻!梁山泊に明日はあるのか!
というわけで、どんどん死にます
ネタバレごめんやけど涙が追いつかないくらい次々死にます
ほんともうやめてあげて!
108人しかいないんやで!
このペースで死んだら十九巻までもたんやないか!
わいの計算だと十九巻の終りにはマイナス6人くらいになってまうやないか!(いや計算苦手か!)
涙涙涙の中ですが、明るい希望も描かれています
一つは第2世代の -
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遂に本気を出した官軍が二十万の大軍で梁山泊を潰しにかかる第十四巻
そして王英さん自身も認めようとしなかった恋心を宋江が見抜いていました
曰く「扈三娘のこと好きなんやろ?結婚しちゃえばいいじゃん!」
王英「いや、扈三娘さんみたいな美人さんがが僕みたいな短足好きになるわけないじゃないですか」
宋江「聞いてみなわからんやん!よっしゃわしに任せとけ」
王英「いや、やめて下さいよ」
宋江「いいからいいから、わし得意やねんてこういうの」
といった流れで宋江がしゃしゃってきた、二人の恋物語は次巻へ持ち越し
でも、もう三回も命助けてるんやで、身を呈して
もういいでしょうよ!
惚れてあげて!
このままじゃ王 -
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いよいよ官軍が本腰を入れて梁山泊に攻め入る第十三巻
しかも今回は青蓮寺の働きで有能な指揮官を揃えて来やがりました
そして梁山泊は初の大惨敗を喫します
また、セカンドジェネーレーションの担い手となりそうな子どもたちが次々と登場、好漢たちの導きにより成長していく過程も今後の楽しみ
う〜ん、大河ロマン
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
今回は第十二位の好漢、天満星の美髯公(びぜんこう)朱仝です
渾名の美髯公は言わずと知れた三国志の英雄関羽の渾名でもありますよね
中国では神様になってるくらいの人の渾名ですから、当然ただおひげが立派というだけではこの渾名で呼んでもらえません
義に厚く、 -
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すごいな〜、すごい!
この構成力ね、すごすぎる!
青蓮寺の執念により、梁山泊の軍費を賄う闇塩の道を動かす盧俊義が捕らえられ拷問にかけられる
盧俊義を救い出すため、浪士燕青と宋江を総大将とする梁山泊軍が動き出す
といった感じで始まる第十二巻
人の想いが鮮やかに交錯しまくる『北方水滸伝』、漢と漢の泣かせる絆が全ページに溢れております
読んで心を震わせるしかないじゃね?と強く訴えたい!
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー❤
今回は第四十位の好漢、地傑星の醜郡馬(しゅうぐんば)宣賛です
郡馬は郡王の婿と言う意味なので、醜い郡家のお婿さんてことですね
武芸に優れて功をあげたため、さ -
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梁山泊の二人の頭領、晁蓋と宋江
好対照の長所と短所が互いを補い合ってがっちりと組み合わさっていましたが、それぞれの持つ譲れない思いから次第に綻びが見え始め、ついにあの時がやってくる第十一巻
今回も戦の裏側にある、調練や諜報、謀略をしっかり描くことで、物語にとんでもない深みをもたらしています
クライマックスは『水滸伝』のスーパーアイドル扈三娘の絶体絶命の危機に颯爽と現れ、間一髪で救い出す王英先生です
カッコいい!
謙三アニキ!わいの大好きな王英先生をこんなにカッコよくしてくれてありがとう!(´Д⊂ヽ
王英先生についてはまた後で語りたいと思います
というわけで、一〇八星ぜんぜん違うじゃん! -
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折り返し地点の第10巻でございます
え?もう?っていうね
ハードボイルドを始め、この『水滸伝』でもそうなんだけど無骨な漢たちを描くことから、無骨な文章を、荒々しいとっつきにくい文章を想像するかもしれませんが、ぜんぜんそんなことなくて非常に読みやすいんだよね
一度試しになにか読んでみてほしいです
余計な修辞がないんでまどろっこしい感じがない、キャラがしっかりしているので、いちいち説明しなくとも会話で物語が進むのも読みやすいポイント
交わされる会話は荒々しいけどね
さて本編は梁山泊軍が呼延灼率いる精鋭の部隊とぶつかり、初の大敗を喫しますか、ここで高俅が大きな存在感を発揮してくれます
『北方水滸 -
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馳星周さんの解説を読んで前巻のワタクシの感想がズバリだったな〜と自己満足に浸っております
そうなんです
完全に理解しました
『北方水滸伝』は一〇八人の死に様を語る長い物語だったのです
敵や市井の人々にも魅力的な人がたくさんでてきますので一〇八以上の死に様ですね
すげー!
すげーよ北方アニキ!
今回は補充巻でした
なに?補充巻て?
そんなん自分で確かめてほしい
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
今回は第四十九位の好漢、地闘星の火眼狻猊(かがんさんげい)鄧飛です
火眼とは赤い目という意味でオリジナルでは人肉を食べてそうなったとされてます、恐っ
『北方水滸伝』では宋の北に位置 -
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もう、いろんなバリエーションで死んでいくやん。゚(゚´Д`゚)゚。
あれか?一〇八星で一〇八種類の死に方考えようの会名誉会長か!
それにしても非道い
ほんと小説家って良くあんな非道いこと考えるよね
確かに李富と馬桂はにっくき仇やけど、あんな仕打ちせんでも…
非道い。゚(゚´Д`゚)゚。
もう小説家全員サイコパスや!(極論)
ちなみに今回ワタクシが一番猛った場面は飛竜隊の隊長を務めるOh!Yeah!じゃなかった王英が援軍として祝家荘に向かったという記述ですw
扈三娘とOh!Yeah!じゃなかった王英が『北方水滸伝』でどんなふうに結ばれるのか興味津津
というわけで多大な犠牲を払いつつ官軍と -
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もう、どんどん死ぬやん。゚(゚´Д`゚)゚。
いよいよ宋江が梁山泊に入山し、晁蓋と並びたち官軍いや宋国との本格的な戦争へと突き進んでいきます
そしてそして次巻ではオリジナル水滸伝では前半最大の山場となる祝家荘との戦いへと続いていきそう
『水滸伝』のスーパーアイドル一丈青扈三娘も登場し、こちらは青蓮寺の天才参謀聞煥章となにやらありそうな感じ
全ての男の子に勇気を与える存在の王英先生はまだ到着してません!ヤバい!早く来て!
はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
今回は第二十九位の好漢、天罪星の短命二郎(たんめいじろう)阮小五です
元漁師、阮三兄弟の次兄ですね
オリジナルでは他の兄弟と -
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梁山泊対青蓮寺の構図がどんどん表面化して進んでいく巻です
わりと静かな巻なのに面白い
やっぱり裏側の描き方が上手いからなんだよ
上手いしちゃんとしてる
だから戦の説得力が凄い
梁山泊側はどんどん人が集まります
特筆すべきは青州軍の将軍、秦明と副官花栄、その部下黄信の合流です
若いヤツが多い梁山泊にあって苦み走った大人の漢秦明が渋い!しぶカッコイイ!
第六巻は秦明の巻と言ってもいいかも
そして青蓮寺側も遂に天才参謀聞煥章が登場!あっという間に青蓮寺を自分色に塗り替えて行きます
完全に出来上がってるチームに経験のない若造が入っていくのは難しいし、才能があったらあったで嫉妬されるはずですが、圧倒 -
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やってくれたなー!
やってくれはりましたなー!
一〇八星、集結しないんかーい!ってね
『水滸伝』一番の胸熱クライマックス、一〇八星大集結!!描かれないんかーい!っていうね
もう『水滸伝』違うやん
それやってもうたら『水滸伝』違うやん
そもそも『水滸伝』てのはね
洪信ていうお馬鹿さんが、天界を追放された一〇八の魔星の封印を解いちゃうところからお話が始まってだね
それがいかにまた集まってくるかって物語なわけでね
それが一〇八星集結するまえに死んじゃう人出て来るんかーい!
いやーやっぱすげーわ
すげーわ北方謙三アニキ
分かる、分かるよ
こんな賊徒どもがしっかり官軍にマークされまくった状態で、1 -
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今後の大活劇に向けて静かに時を重ねる第四の巻です
こういった大長編では仕込みの回ともいえる落ち着いた巻が必ずあるんですが、そんなんも超面白い『北方水滸伝』でございますよ
これまでも何度か書いてるんですが、面白いヒロイックファンタジーを産み出すには、いかに魅力的な敵を生み出せるかにかかっていると思うんです
え?『水滸伝』てヒロイックファンタジーだったの?っていうのは今いいじゃない
今いいじゃないそれは
で、この『北方水滸伝』はめちゃくちゃ魅力的な李富という敵を生み出しています(もちろんアニキの創作キャラ)
いやもうこの李富がさ、ちょっと油断すると好きになっちゃいそうなのよ
もう悩みまくりで -
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ぐぅおおおお!
腹立たしい!
めちゃくちゃに腹立たしい!
誰が誰に何を言うとんねん!
何をしれっとまとめとんねん!
何をしれっとまとめて旅立っとんねん!
(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
わいは許さんで!
宋清は許してもわいは許さんで!
いやもう、小説読んでここまで腹立ったのは久しぶりだわ
久しぶりぶりだわ!(そうでもない感)
つまりは北方謙三アニキにしてやられてるってことですわな
ここまで感情を揺さぶられるって凄いことやんな
はい!一〇八星全然違うやん!のコーナー!
第二回は、梁山泊第十七位の好漢、天暗星の青面獣(せいめんじゅう)楊志です
第三巻前半の主人公と言っていい楊志で建国の英雄を父祖 -
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梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます
官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました
そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりませんよ!
突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思い -
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第一章を読み終えると同時に、長い長い旅の始まりを告げる鐘が打ち鳴らされるのが聞こえた
ぶったまげた!
なんだこれは?なんなんだこれは?
『水滸伝』じゃないじやないか!
いや『水滸伝』なんだけども、確かに外側は『水滸伝』なんだけども、中身はぜんぜん違う
もちろん『水滸伝』は読んだことがある
未完に終わったが吉川英治の『新・水滸伝』も読んでいる
その上でぜんぜん違うと感じるのだ
人物の造形力が図抜けている
そして元々あった器にひとりひとり新たな「魂」を入れ込んでいる
しかもそれぞれに重なることもなく、魅力的で、納得感もある「魂」
これを登場人物全員にやっている
信じられない
信じられないが