北方謙三のレビュー一覧

  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    ネタバレ

    上巻とは思えないほどの重厚感と重さ。しかしあまりに切なさすぎる。北方謙三にとっては、記憶喪失というのは少し珍しい題材にも思う。
    しかし、1人の人間が二つの人生を持ってしまうというのは、本来耐えることができないと思う。ましてや軍人。使命というものを幾多も抱えて生きていけるほど、人間は強くない。それはまさしく北方謙三の作品にたくさん教えてもらった。

    下巻からはどうなるのか。とても楽しみです。

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    2024年09月07日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    学生時代に楊令伝まで読みましたが、岳飛伝が完結しておらず、そのままになっていました。10年以上の時を経て岳飛伝を読もうと思いましたが、すっかりそれまでの話を忘れてしまったので水滸伝から読み直すことに。
    久々に読みましたが、やはり素晴らしく面白かったです。早速2巻へ…!

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    2024年08月26日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    男性に勧める。まさに中国古典を再構成したハードボイルド?小説。
    林沖を中心に話しが進む。この章は、僕にとっては。
    男の哀しさとは。
    仕事にいそしんでいただけ、自分の志に拘っていただけ?
    でも
    妻を自分のせいで亡くし、自分の中の思いとは何なのか?どうして自分が生きているのかなんて考えられない忙しさの中で、彼の物語は進んでいく。

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    2024年08月24日
  • チンギス紀 十七 天地

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    ネタバレ

    第十七巻にして最終巻。

    対ホラズム戦が終わり、アウラガに帰還したチンギスに、”ある人物”の裏切りが知らされます。
    一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシのもとに、故トルケン大后の配下で“水心”の頭・カルアシンが訪れ、贈り主を明かさないままマルガーシに見事な剣を手渡します。
    さらにカルアシンはマルガーシに兵馬の調練を依頼し、次なる闘いに参戦してほしいと打診しますが・・。

    ついに、ラスト。
    この巻では、砂漠にある〈黒水城〉に集結した"反チンギス連合"と、彼らを討伐する為に出兵したモンゴル国との戦いがメインに描かれています。
    "黒水軍"は、ホラズ

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    2024年07月07日
  • 黄昏のために

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    北方謙三『黄昏のために』。画家である「私」。好きなものを食い酒を呑み料理を作る。そして、ストイックに独り、絵を描く…。ハードボイルドは職業ではない、生き方だ。この作者さん、久々に大河以外の小説を読んだ!

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    2024年07月07日
  • 黄昏のために

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    北方謙三久しぶりの現代小説。作家名を知らずに読んでも北方だとわかる、まさに北方小説。
    主人公は中年の画家。一人称で語られる短編集。主人公はまさに北方そのものではないのか。悩みも暮らしぶりも。でも金のある気ままな暮らしというのも、やはりいいものだという気もしてしまう。

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    2024年07月04日
  • 黄昏のために

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    画家である主人公のある日の過ごし方や出来事を淡々と描いている。文体と内容が実に男っぽいのはファン作家の北方謙三氏だった。画家の1日の過ごし方がよく現れている素晴らしい!

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    2024年07月03日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    最強の男がどう死ぬかと思いながら読み進めるが、どんな逆境も突破していく楊業。まだ生きるかと、いい意味で裏切られるが、最期は味方の裏切りで敗れる。宋という国、時代に翻弄された悲しい男の生き様。

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    2024年06月28日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    血涙というタイトルの意味がわかってきた時、読み進めるのを躊躇った。楊家の男たちの熱い生き様、死に様、楊業に劣らぬ耶律休哥。
    宋という国の腐ったところが見え、水滸伝への繋がりを感じざるを得ない。その後、吹毛剣がどうやって楊志へ渡ったのかも知りたいところ。

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    2024年06月28日
  • 黄昏のために

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    ネタバレ

    すごく洗練された素晴らしい作品を読みました。小説というより、一つの芸術を鑑賞していたような気分です。

    北方謙三が好きだから、この作品に高評価をつけている訳ではなく、まるで純文学を読んでいるかのような、本当に無駄を削ぎ落とした一つの人生の完成形をそこに体感しました。

    画家である主人公の一つ一つの行動を通して、人生の深みを覗きながら、物語を読む。そこには画家として当たり前の行動、人として当たり前の行動、個人として当たり前の行動、つまり主人公にとって何気ない時間の流れをただ書いているだけです。その一つ一つの動作から、何を感じ、何を得るのか。人によって答えは違ってくる、その答え次第で、面白いか面白

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    2024年06月24日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    脱力。

    本当。それの一言。

    走り切った。

    梁山泊。

    やりきった。梁山泊。

    皆のものを讃えよ。

    もう。なにも言うまい。

    駆けろ!駆けろ!楊令!!!!

    あぁ、、、童貫まであと一歩、、、
    あと一歩だった、、、、

    19巻駆け抜けた。
    いい男選手権。

    ぶっちぎりの19冊でした。

    最後の最後までみんないい男だった、、、、

    あぁ。
    虚無。

    #水滸伝
    #最終巻
    #とうとう終わった
    #だめだ
    #もう
    #ギリギリまで読まないでとっておいた
    #とうとう読んだ
    #読み終わった
    #楊令伝に続くのが救い
    #楊令
    #漢気を受け継いで走れ

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    2024年06月03日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    ネタバレ

    !!!!!!!!!!!


    あーーー!!!!!!!


    林冲ぅーーーーー!!!!!!!

    りんちゅうぅぅぅー!!!!!!

    あーーーぁーーーあーーーーー



    はぁ、はぁ、はぁ、はぁ


    もう。ダメだ。19巻は読めない。
    ラスト19巻は、、、、読めない、、、、、



    夢枕獏さんのあとがき。最強でした。
    やっぱり前回のはかなり失敗だと思う。


    夢枕獏さんの解説。特に水滸伝がどーのってじゃなかったんだけど。
    有名作家さんたちの釣り情報。面白かった。

    林冲からのこの休憩トーク。

    必要だったと思う。


    #ラスト
    #水滸伝
    #北方謙三
    #とうとう
    #林冲
    #いやだいやだ!
    #あーーーーー
    #い

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    2024年05月03日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    ネタバレ

    2巻です。
    腐敗政治による国家の危機に立ち上がった者たちが少しづつ組織化され、国との戦に備えるべく体制を整えていきます。
    初恋のために故郷を去ったのに彼女を犯し自殺に追い込み苦悩する武松、彼を再生させるべく手を差し伸べる王進。
    脱獄後、林冲が王倫から梁山泊を奪い、魯智深は、相変わらず旅に出て同志を増やしている。公孫勝が致死軍を作り・・・と、宋江、晁蓋の下にはこれ以外にもたくさんの同志が集まってきます。

    林冲が王倫から梁山泊を奪うさまが鮮やかで見事!そして、かっこいい!
    政府から賄賂を横取りする手口もスマートでね、流石でした。
    今のところ登場人物では林冲と王進が好き★

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    2024年04月24日
  • 【新装版】望郷 老犬シリーズIII

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    老いぼれ犬シリーズの第三弾、最終巻。
    良かった。読み終わってしばし脱力。
    変わらない北方節、緊張の闘い、貫き通す意地。
    どの作品もいつもそうでした。
    次は、挑戦シリーズでも読み直してみようか・・・。

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    2024年03月14日
  • 【新装版】風葬 老犬シリーズII

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    老いぼれ犬シリーズの第2弾。
    1989年発行作品の文庫リニューアル版です。
    呆れる程に気取った北方節が堪らなく好き・・・
    既にシリーズ第3弾を読み始めています。

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    2024年03月13日
  • 岳飛伝 七 懸軍の章

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    前巻で何とか南宋の魔手から何とか逃げ切った岳飛!
    本作では、新たな軍営を立ち上げる!

    秦容の開拓地は何と街を作ることに!?
    なんか、もうこれ一冊でやって欲しい感がメチャメチャあります。

    一方で梁山泊では宣凱の恋の予感!!?

    西では韓順が一仕事を付けるものの、夫婦関係と親子関係について・・・


    張朔は日本に行ったり南に行ったり、動き回るものの、父を討った岳飛について考えることとなる・・・


    そして、南宋の韓世忠の水軍が完成しました。
    近々、梁山泊水軍と海戦の予感・・・
    たくさん死んじゃうのかなぁと心配でしかたありません。

    水滸伝から通算して、現在41巻目!!!

    随分と遠い所まで来た

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    2024年02月25日
  • チンギス紀 十七 天地

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    2018/5月に1巻を読んでから約6年弱での最終巻で考え深い。
    チンギスは、ホラズム・シャー国との遠征中に病床に倒れ戦た長男ジョチを見舞いに訪れアウラガに戻る西夏領内の砂漠に有る黒水城にただならぬ気配を感じアウラガに戻る。アウラガに戻ったチンギス今まで戦いで領土を広げたが、武人としてこれからを考えながら喪失感を味わっている中ソルタホーンから金国、ホラズム・シャー、モンゴル内の異分子が手を組み反乱の予兆の報告を受ける。それは、黒水城の謎の主ウキを長とし一度はチンギスに敗れ生き延びた金国王女哈敦、ホラズム・シャー皇子ジャラールッディーン、カンクリ族長イナルチェク、バリクト族長ホシノゴにジャムカの子

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    2023年12月30日
  • 水滸伝 八 青龍の章

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    うぉーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

    グォー!!!!!!!!!!!!!!!
    いげぇー!!!!!!!!!!!!!
    ゔぉーーー!!!!!!!!!!!!

    あぁーー!!!!!!!!だぁーー!!!!!ごぅぁあーー!!!!!!!!!

    っていう。一冊。

    もうね。もうね。もうね。もうダメ。
    あぁ、もう。なんてことだ。ホントに。なんなん。なんなの。どういうこと。なんだっての。

    いつも、風のようだな、おまえは
    と、言わせた林冲の土煙と共に現れて敵敵を蹴散らし梁山泊サイドの危機を一気に突き動かす騎馬隊!

    少しづつ罠を張り巡らせ、ラストに圧倒させてるこのラスト、、、、、、

    た、た、た、た、たまら

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    2023年12月28日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    一巻の終わりにちゃんとクライマックスがあってとても面白かった。
    林冲の脱獄劇の盛り上げ方が凄まじい。

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    2023年12月03日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    ネタバレ

    最近中国史を勧める方にお会いする機会が多く(職場の上司にまで)、読み始めたら沼だと思いつつ長編小説に手を出してしまいました。。

    噂通り、登場人物が多いのに分かり易くて読みやすい。
    ハードボイルドの巨匠なだけあって男臭くてカッコイイ。
    志や友情や男気が胸を熱くさせます。
    これぞ英雄!

    一巻では腐敗政治による国家の危機に、宋江、晁蓋を中心として各地で男たちが立ち上がるまでが描かれていました。

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    2023年11月29日