北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    あまりに大きさ戦の連続で狂気も少し孕んできているようにも感じた。三国志とはまた違う、男のロマンも多少ありつつも、人間一人一人の本質が剥き出しになっている。それは宗教vs国家というあり様だけではない。どの戦場も、水滸伝での過去の戦とはまた違うものを秘めている様に感じる。思っていた以上に盤面が動くのは面白い。今後も楽しみ

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    2024年10月20日
  • 水滸伝 五 玄武の章

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    凄まじい一冊というべきか。
    宋江の居場所が青蓮寺に発覚し、梁山泊の本隊が本格的に闘う一戦となった。官軍2万に包囲されるが、すぐにかけつけた李俊、穆弘らの3000の軍と、梁山泊からの林冲の騎馬隊の活躍により、窮地から脱出する。
    李富により密偵にされた馬桂により、楊志は暗殺される、すぐに官軍により、ニ竜山、桃花山への攻撃か実施されるが、楊志に託された石秀、周通らの命をかけた奮闘により、官軍の攻撃を撃退することに成功する。
    漢の生き様というか、惹きつけられる一冊。

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    2024年10月04日
  • 楊令伝 三 盤紆の章

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    いきなりオールスターでド派手な戦が繰り広げられてとても興奮します!正式に楊令は梁山泊のボスになり、さらには童貫vs方臘、趙安の燕京攻略までおる。互角の中で勝負は本当にわからないです。4巻がとても楽しみです。

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    2024年09月24日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊家将から始まり、切ないというか、いつまでも楊家が報われない運命から逃れられなくて読んでいて苦しい気持ちもあった。しかし、それも人生なのだとどこか腑に落ちる力強さを感じる。戦の描写は相変わらず凄すぎる。疾走感はもちろん、重要なシーンは全てが一瞬スローモーションに飛び込んでくる。このジェットコースターの様な感覚を文字で体感できる楽しさは異常だ。

    今回の楊家将、血涙は「思惑」というのがかなり前面に出ている分、北方謙三らしからなという印象も少しあった。しかし、それは自分の間違いで思惑というのは、人間の本性を隠すことがとても難しい分、抗う事のできない大きな渦の様な中で、人はどう生きるのか、今の社会に

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    2024年09月13日
  • 武王の門(上下合本)

    『破軍の星』を読む前に。

    北方《南北朝》シリーズは、今作から始まります。
    「太平記」の時代、足利初期の頃の話と言えば、どうしても『関東〜鎌倉〜京都』の物語として取り上げられがちですが、奥州地方だけでなく九州地方でも《血みどろの時代》が有りました。
    尊氏も一度は破れて、九州へ落ち延び、見事に反転攻勢を掛けて天下を取りました。

    その後の《南北朝期》、南朝はしっかりと九州へも足場を構築し、熊本の菊池氏を従え、かなりの期間、足利に入らせない勢いが有ったのです。その初期から末期までを手に汗握る濃厚な物語が《北方調で》語られていきます。

    何度読んでも、心が熱く滾る、涙無くしては読めない物語です。

    #ドキドキハラハラ #アツい #感動する

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    2024年09月08日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    上巻とは思えないほどの重厚感と重さ。しかしあまりに切なさすぎる。北方謙三にとっては、記憶喪失というのは少し珍しい題材にも思う。
    しかし、1人の人間が二つの人生を持ってしまうというのは、本来耐えることができないと思う。ましてや軍人。使命というものを幾多も抱えて生きていけるほど、人間は強くない。それはまさしく北方謙三の作品にたくさん教えてもらった。

    下巻からはどうなるのか。とても楽しみです。

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    2024年09月07日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    学生時代に楊令伝まで読みましたが、岳飛伝が完結しておらず、そのままになっていました。10年以上の時を経て岳飛伝を読もうと思いましたが、すっかりそれまでの話を忘れてしまったので水滸伝から読み直すことに。
    久々に読みましたが、やはり素晴らしく面白かったです。早速2巻へ…!

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    2024年08月26日
  • 水滸伝 一 曙光の章

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    男性に勧める。まさに中国古典を再構成したハードボイルド?小説。
    林沖を中心に話しが進む。この章は、僕にとっては。
    男の哀しさとは。
    仕事にいそしんでいただけ、自分の志に拘っていただけ?
    でも
    妻を自分のせいで亡くし、自分の中の思いとは何なのか?どうして自分が生きているのかなんて考えられない忙しさの中で、彼の物語は進んでいく。

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    2024年08月24日
  • チンギス紀 十七 天地

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    第十七巻にして最終巻。

    対ホラズム戦が終わり、アウラガに帰還したチンギスに、”ある人物”の裏切りが知らされます。
    一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシのもとに、故トルケン大后の配下で“水心”の頭・カルアシンが訪れ、贈り主を明かさないままマルガーシに見事な剣を手渡します。
    さらにカルアシンはマルガーシに兵馬の調練を依頼し、次なる闘いに参戦してほしいと打診しますが・・。

    ついに、ラスト。
    この巻では、砂漠にある〈黒水城〉に集結した"反チンギス連合"と、彼らを討伐する為に出兵したモンゴル国との戦いがメインに描かれています。
    "黒水軍"は、ホラズ

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    2024年07月07日
  • 黄昏のために

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    北方謙三『黄昏のために』。画家である「私」。好きなものを食い酒を呑み料理を作る。そして、ストイックに独り、絵を描く…。ハードボイルドは職業ではない、生き方だ。この作者さん、久々に大河以外の小説を読んだ!

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    2024年07月07日
  • 黄昏のために

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    北方謙三久しぶりの現代小説。作家名を知らずに読んでも北方だとわかる、まさに北方小説。
    主人公は中年の画家。一人称で語られる短編集。主人公はまさに北方そのものではないのか。悩みも暮らしぶりも。でも金のある気ままな暮らしというのも、やはりいいものだという気もしてしまう。

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    2024年07月04日
  • 黄昏のために

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    画家である主人公のある日の過ごし方や出来事を淡々と描いている。文体と内容が実に男っぽいのはファン作家の北方謙三氏だった。画家の1日の過ごし方がよく現れている素晴らしい!

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    2024年07月03日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    最強の男がどう死ぬかと思いながら読み進めるが、どんな逆境も突破していく楊業。まだ生きるかと、いい意味で裏切られるが、最期は味方の裏切りで敗れる。宋という国、時代に翻弄された悲しい男の生き様。

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    2024年06月28日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    血涙というタイトルの意味がわかってきた時、読み進めるのを躊躇った。楊家の男たちの熱い生き様、死に様、楊業に劣らぬ耶律休哥。
    宋という国の腐ったところが見え、水滸伝への繋がりを感じざるを得ない。その後、吹毛剣がどうやって楊志へ渡ったのかも知りたいところ。

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    2024年06月28日
  • 黄昏のために

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    すごく洗練された素晴らしい作品を読みました。小説というより、一つの芸術を鑑賞していたような気分です。

    北方謙三が好きだから、この作品に高評価をつけている訳ではなく、まるで純文学を読んでいるかのような、本当に無駄を削ぎ落とした一つの人生の完成形をそこに体感しました。

    画家である主人公の一つ一つの行動を通して、人生の深みを覗きながら、物語を読む。そこには画家として当たり前の行動、人として当たり前の行動、個人として当たり前の行動、つまり主人公にとって何気ない時間の流れをただ書いているだけです。その一つ一つの動作から、何を感じ、何を得るのか。人によって答えは違ってくる、その答え次第で、面白いか面白

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    2024年06月24日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    脱力。

    本当。それの一言。

    走り切った。

    梁山泊。

    やりきった。梁山泊。

    皆のものを讃えよ。

    もう。なにも言うまい。

    駆けろ!駆けろ!楊令!!!!

    あぁ、、、童貫まであと一歩、、、
    あと一歩だった、、、、

    19巻駆け抜けた。
    いい男選手権。

    ぶっちぎりの19冊でした。

    最後の最後までみんないい男だった、、、、

    あぁ。
    虚無。

    #水滸伝
    #最終巻
    #とうとう終わった
    #だめだ
    #もう
    #ギリギリまで読まないでとっておいた
    #とうとう読んだ
    #読み終わった
    #楊令伝に続くのが救い
    #楊令
    #漢気を受け継いで走れ

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    2024年06月03日
  • 水滸伝 十八 乾坤の章

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    ネタバレ

    !!!!!!!!!!!


    あーーー!!!!!!!


    林冲ぅーーーーー!!!!!!!

    りんちゅうぅぅぅー!!!!!!

    あーーーぁーーーあーーーーー



    はぁ、はぁ、はぁ、はぁ


    もう。ダメだ。19巻は読めない。
    ラスト19巻は、、、、読めない、、、、、



    夢枕獏さんのあとがき。最強でした。
    やっぱり前回のはかなり失敗だと思う。


    夢枕獏さんの解説。特に水滸伝がどーのってじゃなかったんだけど。
    有名作家さんたちの釣り情報。面白かった。

    林冲からのこの休憩トーク。

    必要だったと思う。


    #ラスト
    #水滸伝
    #北方謙三
    #とうとう
    #林冲
    #いやだいやだ!
    #あーーーーー
    #い

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    2024年05月03日
  • 水滸伝 二 替天の章

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    2巻です。
    腐敗政治による国家の危機に立ち上がった者たちが少しづつ組織化され、国との戦に備えるべく体制を整えていきます。
    初恋のために故郷を去ったのに彼女を犯し自殺に追い込み苦悩する武松、彼を再生させるべく手を差し伸べる王進。
    脱獄後、林冲が王倫から梁山泊を奪い、魯智深は、相変わらず旅に出て同志を増やしている。公孫勝が致死軍を作り・・・と、宋江、晁蓋の下にはこれ以外にもたくさんの同志が集まってきます。

    林冲が王倫から梁山泊を奪うさまが鮮やかで見事!そして、かっこいい!
    政府から賄賂を横取りする手口もスマートでね、流石でした。
    今のところ登場人物では林冲と王進が好き★

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    2024年04月24日
  • 【新装版】望郷 老犬シリーズIII

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    老いぼれ犬シリーズの第三弾、最終巻。
    良かった。読み終わってしばし脱力。
    変わらない北方節、緊張の闘い、貫き通す意地。
    どの作品もいつもそうでした。
    次は、挑戦シリーズでも読み直してみようか・・・。

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    2024年03月14日
  • 【新装版】風葬 老犬シリーズII

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    老いぼれ犬シリーズの第2弾。
    1989年発行作品の文庫リニューアル版です。
    呆れる程に気取った北方節が堪らなく好き・・・
    既にシリーズ第3弾を読み始めています。

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    2024年03月13日