北方謙三のレビュー一覧
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劉備、関羽、張飛
赤名修先生が描く劉備に続き関羽と張飛も登場する
張飛は物凄い剛腕で賊の服を掴んだだけで持ち上げて放り投げて馬を倒す程なのだが
関羽は更に物凄く、賊が突く槍の柄を手で掴むと柄の反対にまだ賊がしがみ付いているのにその体重も物ともせず
奪い取った槍の穂先を一振りしただけで三人以上の賊の胴体や頭蓋骨を、まるで西瓜を切るかのように両断している
関羽が槍の穂先を横薙ぎに奮って両断された賊の頭蓋骨は口から入って上顎骨から頭頂部までを切り裂かれている様子がしっかりと活写されていて大迫力だ
赤名修先生の劇画は人体破壊描写が迫力有って面白い
劉備は大勢の馬を集団ごと賊に奪い去られた持ち主に馬の群れを取り返す事を依頼されていたと読者に明かされる
劉備は馬の群れを小さく集めて連れ帰るつもりだと前回の時点で味方たちに話しているのが、一行の中で馬の群れを返却せずに売り払おうと提案する者が現れる
劉備は「私は賊になるつもりはない 男には命を捨てても守らなければならないものがある それが信義だ」と一行に述べると関羽と張飛が応えるように前に出て来る
張飛は六百頭の馬を二日間で二百里(一里は約3.9kmとしよう)ある信都にまで届ける事が上手く出来る心積もりはあんたに有るんだろうなと問うと
劉備は成算が無い訳ではないが上手くいくと断言も出来ないと曖昧な返答をする
張飛はそれでもやろうというのかと尚も問うと劉備は一行の中に私についてきてくれる者が七人いると旧知の人間たちが同行していると説明する
張飛は戦う時とは打って変わって穏やかで真意を探る慎重さを感じられる
北方謙三先生の三国志では張飛は年少者で学問をした経験も無いが思慮深くて話が通じる男なんだよな
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赤名修と北方謙三の三国志
赤名修先生の絵や演出が大好きである
赤名修先生が北方謙三先生のハードボイルドが大好きで三国志の漫画化の話が来たのが賊軍土方歳三の連載中だったので連載が完結するまで待って貰って
始めたのが今作エンペラーズという
原作小説からは台詞すらもなるべく改変せず描画するという作劇で描いているという事で
実際その通りに劉備が初めて人を率いて中原(「ちゅうげん」と読む)を駆ける場面から始まる
劉備に率いられた人数は20人に満たない程であるも皆が馬を操れている
馬具も有り剣や矛も備えていて劉備たちは群れで野原を駆ける馬たちの後ろから馬たちを追い立てる賊を挟撃し賊の多くを殺し反撃も受けずに馬の群れを確保する事に成功している
劉備は馬の群れを賊から取り返して連れ帰る事を請け負ったと分かる
1話目から、劉備が指揮した少人数の男たちが賊が反撃する事も出来ぬままに斬り突いて死体の山を築いている場面が凄い
名無しの人間たちの顔がそれぞれ違う
赤名修先生の漫画はこの作画が堪らなく魅力的なんだよな
劉備ももちろん男前だ
北方謙三先生の三国志だから、趙雲や馬超や呂布や周瑜を拝める時が今から待ち遠しい
連載では曹操が登場していてこちらも凄まじい偉丈夫だ
こんな期待高まる大作なのだがネットであまり話題にしているのを見かけない
宣伝足りてるのか -
Posted by ブクログ
最終巻手前なのでもう何も言えん……誰が退場してもおかしくないレベルでギリギリの攻防。
童貫がまたさ……嫌な奴じゃないんよな……だから、もう……さぁ……(泣
今回は夢枕獏氏の解説が楽しい。18巻の解説にはこれしかないやろって感じ(笑)
解説が楽しすぎて、夢枕氏の「陰陽師」一巻買ってしまったからね(笑)いつ読むねんシリーズがまた増えそうで怖い。
今回も楊令が良すぎる!楊令は次作があるから生きているはずだしギリネタバレにはならんよね?という気持ちで話せる(笑)お供みたいに一緒にいる郝鄞との関係性が好きだなぁ。→
女真族とのやりとり見ていても、これは……楊令伝に繋がる予感が半端ない。これまた楽しみ。
水滸伝は次で最終巻!!ドキドキしながら読みたいんだが、旦那に待って欲しいと言われたので1ヶ月置きます(笑)7月になったら読むんだ〜( *´艸`)
それまでに早く追いついてくれ旦那…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ楊家将の最後を飾る本作!!!
水毛剣、護国の剣を懐かしいと思い、吸葉剣って何?と思ってました。
本巻を読む前は楊四郎と六郎達本家楊家が別れて戦い、楊四郎の苦悩がネチネチと語られるのかと不安に思い読んでいました。
しかし楊四郎が石幻花として振り切って生きる事を選び、石幻花が選んだ事を後悔しないという選択をした事で、最後の戦いが、良い意味で秋の冷たい風に心地良さを感じられるように読めました。
個人的な解釈と感想になりますが。
石幻花の選択を他の兄弟が理解できていたのか?
理解出来ていれば五郎は死ぬ必要は無かったのではと思います。
六郎達は石幻花を楊家の恥と思っていたか?
恥とは思っていない、また楊家に敵対する者とも思っておらず、石幻花は、たまたま宋に敵対する者であり楊家は宋に組み込まれている為に敵対しているだけと思っていたのではないかと思いたい。
六郎は何故最後まで宋についていたのか?
北漢から宋に鞍替えする時に楊業が悩んでいたのを見ている為、父が考え折れて選んだ国を裏切ることはできなかったのでは?とも思う。
前作では宋に、本作では遼!
宋という国は戦は弱く強い国力を持っている。しかし、遼は戦は強いが国が貧しい・・・
遼は勝っても勝っても疲弊していくばかり・・・
宗という国が腐っていくのか、それとも徐々に楊家を必要としない世の中になっていくのかだけは判断できませんでした。
楊家将では、宋の人々に肩入れ出来る物語でしたが、物語が進めば進むほど遼の国の人々が魅力的になっていき、いつしか逆転してしまっておりました。
完璧な楊業から、その息子達の物語である血涙は、悲観的な物語の要素を備えてはいるが、必ずしもの悲劇ではない!
そして、中華という国を治める上で騎馬隊の必要性を改めて理解できるのが本書である。
何れにしても、北方水滸伝シリーズを読んだ人は楊家将にも触れてほしいと思います。
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Posted by ブクログ
動き始めた童貫軍に堪えきれない梁山泊は、策を練りながら時を稼ぐ。
一方致死軍VS高廉軍も大詰めを迎え……時代が動く17巻。(あらすじとは
儚く散ってゆく〜。もうさ、志だけじゃなくて、戦友ができたって満足しながら倒れる漢たちが最高すぎるッ
北方水滸伝は全19巻やから、あと2冊やん?もうね、主要メンバーもどんどん退場していくんよ……いや、わかる、わかるんやけどさ……初期メンとかやとマジでしょんぼりなわけで……ってか、これ、最期は「そし誰」みたいになるんか??だってそうしなくちゃ収まらなくない……か……??
ウワァァァ!
今作も癒しは李逵と楊令。楊令がどんどん大人になって嬉しい(というか、通過儀礼ィィィ!とはなった笑)
あと、青蓮寺側に新キャラキター!ってなったり(笑)あの建物の造り、面白いな……ヴィラン味があって好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作『水滸伝』で梁山泊棟梁・宋江から「替天行道」の旗を託された楊令を中心に、梁山泊の残党たちが新たな時代を模索していく物語。北部金国での幻王捜索、南部での方臘の乱、童貫率いる禁軍との戦い、さらに交易や物流による国家構想、中原一帯を襲う大洪水、金国と南宋の戦争など、単なる合戦小説に留まらない壮大な群像劇として描かれている。(全15巻)
作品通して印象的だったのは、「戦争だけではない戦い」が描かれていた点。前作『水滸伝』では武によって道を切り開く場面が多かったが、本作では物流や交易、民の生活基盤をどう作るかという視点が強く、梁山泊が目指した理想がより現実的な形へ変化していく過程が面白かった。また、戦場での勝敗だけではなく、国家や組織をどう維持するかという多角的な戦略が描かれており、読み応えがある。
一方で、前作を読んでいるからこその点も多い。『水滸伝』で活躍・生き残った108傑が、本作では戦や暗闘の中で次々と散っていく姿は非常に辛い。この感傷は本作を読む上ですごく重要で、前作で既に死んだ人物たちの名がふとした場面で語られるだけでも重みがあり、『楊令伝』から単独で読むのはもったいない作品。(読んでみようのハードルが高い...)
個人的には李媛・李英姉弟が何がとは具体的に言い辛いが非常に良い。戴宗はかなり厄介な老人だが、「やるときはやる」という強烈な格好良さを見せてくれる。そして何より忘れられないのが、八巻での史進の「俺だけかよ」という台詞である。林冲、呼延灼、張清ら、かつて梁山泊を支えた大将軍たちが倒れていく中、それでも自分だけが生き残り、志を継がなければならない。その責任と孤独が、たった五文字に凝縮されており、痺れる名場面だった。 -
Posted by ブクログ
戦の間、インターバル回。それぞれの日常を楽しめるのかと思いきや、退場者続出で私涙目。特に中盤から後半!!マジか!?となる展開……上手い……話の作りがうますぎる……ッ!
とにかく燕青がカッコ良すぎるし史文恭!
あ、女が強い回でもある。
シリアスとコメディの配分がうますぎるんよ……読み出したら止まらない……楽しすぎる。
聞煥章は相変わらず拗らせているし、その結果が扈三娘のアレ(笑)
李陵の逃げ足の速さに笑ってたらラスト!!うっわー!!クライマックス感やっばい〜!!
童貫も動き始めたし、これはもう止まらないッ!!
それにしても、本気でこの辺りなんも話せんね(笑)何話してもネタバレやん……カッコいい話しかできん。アタイは好きやで史文恭……ッ!!
あ、あと武松李逵コンビね。相変わらず癒し〜。この二人が出てくると背景が明るくなる気がする。楽しい。 -
Posted by ブクログ
官軍20万人との戦い後半戦。冒頭から凄い勢いで漢たちが散っていく……。
でも、みんなちゃんと見せ場があるんよ……カッコいいんよ……映画かよ……。
後半は一息タイム。楊令回が好きすぎる……楊令がしてもらったことを張平にしてあげてる……泣
後半、梁山泊での描写が好き。それぞれ“ここはまかせろ”な漢たちがやりたいことをやっている場面が好きなので、たまらんねぇ。
あと、林冲が相変わらずイケメン……史進と索超とのやりとりも好きすぎる。若者グループいいなぁ。
梁山泊メンバーはみんないい奴で、ほんと読んでいて楽しい。→
そして動き出す童貫。ラスボス感満載なんやけど、これまた真っ直ぐな感じが嫌いになれなさそうで良いね。
てか、高俅!!まさかの高俅よ。一巻で出てきた時はこんな後までおるとは思わなかったし、かなり悪役のキーマンで笑う。宋側も一枚板ではないわけで、どうなるんよこれ……(笑) -
Posted by ブクログ
宋VS梁山泊、おそらく最大の戦いが始まりそうな巻(あらすじとは)
扈三娘回であり、宋江&盧俊義回でもあり、久しぶり王進オジ登場回でもある今作。
真ん中あたりにド下ネタ(高校生男子みたいな)挟みつつ、私は凌振と魏定国のコンビが好き!!
オタクが好きなものを語るシーンが大好きなので、凌振が出てくるとほっこりする。魏定国との約束、果たせるといいなぁ。
王進オジのところにはまた新たなメンバーが参加。この子、たぶん楊令伝で活躍するっしょ(笑)楽しみ。
史進たちのあのシーンは間違いなく今作イチの下ネタ(笑)→
いやもう、笑うやろこれ……謙三ォォォ(笑)
大きな盛り上がりは感じないながらも、クライマックスの足音が聞こえ始めたような気もしつつ、残り5冊、楽しむッ!! -
Posted by ブクログ
ネタバレ楊業!
設定上は水滸伝の青面獣楊志の先祖とされておりますが、読んでいる感じでは、頼れるおじさん感と巧みな傭兵術から双鞭呼延灼将軍と被ってしまいました!
それは、さておき楊業の息子達もこれまた、個性的で、楊延平は正に頼れる長男!彼になら何を任せても大丈夫!!!右腕として欲しい漢ナンバーワン!!!
孤高を行く四郎延朗は専ら楊家軍の別働隊として活動!楊家の旗も立てない為、謎の精強な宋軍の出来上がり!部下との信頼と兄弟達との絆の構築には読んでいて込み上げてくるものがありました!終盤の捕獲された場面以降が本巻で回収されませんでしたので、次の血涙が楽しみと不安でいっぱいです・・・
上巻で才能開花の六郎延昭は本巻でも大活躍!楊家最強の騎馬隊の構築と耶律休哥との対決は毎度毎度ハラハラさせられます。
楊家の生き残りとして血涙での活躍が楽しみです!
武力最強の七郎延嗣!随所での暴れっぷりと潘仁美弾劾の場面には爽快感があります!血涙での六郎との活躍に期待が持てます!!!
それと敵方ではありますが耶律休哥の九紋龍史進を思わせる、独立部隊としての孤高の強さには惚れ惚れしますが敵方なのが惜しい・・・
蕭太后も力強く粘り強いリーダーとして、これも敵方なのが惜しい・・・
一方で、名君なのだろうけども随所での判断誤りの多い宋の帝、自分の地位とマウントの事しか考えていない潘仁美!とその息子!もう少し活躍して欲しかった呼延賛・・・など宋軍のほうにはイライラさせられることの方が多く、遼側の視点で読んでいた方が気持ちが楽なのではと思ってしまいました。
何れにしても、有能な楊業とその息子達は、権力と保身ばかり考える宋の将軍達に、尻拭いさせられ裏切られても一矢報いて荒野に滅ぶ・・・
英雄という言葉が相応しい一族かと思います。
日本では有名ではない中国の武将を知ることが出来た一冊です!→上下巻の2巻ですが -
Posted by ブクログ
官との戦が本格的になり始めた回(あらすじ書くの下手か)
梁山泊側に役者が揃った感じある(官軍から来たメンバーが並ぶと壮観)
緩急が上手くてずーっと読んじゃう……秦明ファミリー好き……武松と李逵も……盧俊義と燕青も……宣賛も彭玘も……
もうさ、生き様もだけど死に様がめちゃくちゃカッコいいんよ……なんだよあれ……アタイ、脳内で勝手に映像が流れたよ……最高だよアイツら……
秦容や趙林あたりは楊令伝へ繋がるのかな?とか勝手に思ってニヤニヤしたり、郭盛が楊令の部下になれたらいいなぁ、とかほっこり思っていたりしたら……
いやもう!!雷横ゥゥゥ!!(おらんおらん。まぼろし見てますやん)ってなって、その後のラストで……ウワァァァァ。・゚(´□`)゚・。
カッコ良すぎるだろぉがぁぁぁぁ!!?
最初は苦手やと思っていた相手の意外な一面見て好きになるの、わかるわー。わかるよ童猛!(ネタバレなるからふんわり)