あらすじ
楊令は、幻王として金軍を率いながら、梁山泊の重装備部隊とも連携し、遼に侵攻した。呉用が潜入する江南では方臘の叛乱が拡大し、宋地方軍に大きな痛手を与えている。一方で聞煥章は、帝の悲願の地である燕雲十六州に、ある野望を抱いていた。ついに宋禁軍に出動の命令が下り、童貫は岳飛を伴い江南へ出陣する。宋、遼、金国、方臘と入り乱れての闘いの火蓋が切られた。楊令伝、擾乱の第三巻。
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いきなりオールスターでド派手な戦が繰り広げられてとても興奮します!正式に楊令は梁山泊のボスになり、さらには童貫vs方臘、趙安の燕京攻略までおる。互角の中で勝負は本当にわからないです。4巻がとても楽しみです。
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楊令がついに戻ってきた!!
やっぱり頭領がいるのといないのでは全然違う。
自分の息子のような歳でも、自然と頭が下がってしまうような貫禄。
呉用と方臘の関係も興味深いです。
梁山泊では嫌われ者、邪魔者でしかなかった呉用も、
方臘の軍師としてはお互いを補い合っているように思える…。
彼の本当の幸福は、ここにあるんじゃないか?と思ってしまいます。
「楊家将」「血涙」のあるエピソードが出てきて、感慨深い思いでした。
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楊令伝第3巻のポイントは、方臘の叛乱が拡大する江南へ、ついに童貫の宋禁軍に出動。聞煥章の秘められた野望に揺れる燕雲十六州。そして、梁山泊の頭領に楊令がつく。いよいよ激戦の予感を残し、第4巻へ。
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方臘が本格的に乱を始める。
童貫率いる金軍には岳飛が加わり、梁山泊には楊令が頭領として戻ってくる。
幻王軍が遼を侵略する様子や、呉用がだんだんと方臘に魅了されていくあたりが面白い。
あと子午山の話も。
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4.1
デカいスケールで複雑になっていく。水滸伝とはまた違うおもろさ。
梁山泊が加わらないデカ国同士の対決が待ち切れない。梁山泊側の犠牲が出ない削り合いだからなのだろうか。
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「方朧の乱」が本格化。瞬く間に死をも恐れぬ信徒の唸りが江南を席巻する。童貫が禁軍を率いて出陣。
北では宋・金が「海上の盟」を結び遼を挟撃。その裏で聞煥章が燕雲十六州に新国家を建国するという野望のため暗躍する。
いくつもの国・勢力が入り乱れた戦いの中、楊令がついに合流。再び掲げられた「替天行道」の旗。
三巻で特に印象深いのは張横・張平親子の再開と子午山からの巣立ち。心の闇と盗癖を抱えて子午山に連れてこられた少年の成長した姿が感慨深い。
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●1回目 2007.12.22
やはりこういう長編小説は、完結してから読みたいものだ。登場人物が多岐にわたるので、こうやって時たま読んでも、頭に入らないや。さまざまな人物が活躍しても、以前のことを忘れてしまっているので、いまいちピンとこないというのは実にもったいない。かといって、出ているのに読まないわけにはいかないしなあ。
「小説すばる」に連載中の分も読んでいるので、北方謙三のこのシリーズ、もう読むものがない。
水滸伝を最初から読むしかないかなあ…
●2回目 2015.1.30
呉用が潜む方臘軍による宗教反乱、楊令と金軍の遼への侵攻、聞煥章による燕雲十六州独立の策謀。
混沌とした情勢の中、花飛麟と張平が子午山を下りる。
そして楊令が梁山泊頭領としてついに合流。
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宋の北と南で起きている騒乱に乗じて宋の禁軍を弱体化させてから梁山泊軍が宋と対峙しようと待ちながら、いろいろ画策している段階の話です。
北の騒乱では金と同調しながら、南の騒乱では呉用が活躍するのでした。
そんな中で、ついに楊令が梁山泊軍の頭領に就きましたね。
これからの北と南の騒乱をどう童貫率いる禁軍がどう治めていくのか?というところが次冊のポイントですかね?
あとは岳飛が楊令との初戦では軽くひねられましたが、今後の楊令と岳飛の対決?というのも楽しみになってきました。
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楊令が帰ってきた!それに尽きる3巻。やっと、動き出せる。塞の名付けもそうこなくっちゃ!と思わせられた。そう名付けてほしかったけど、ちゃんと楊令に名付けてほしかったもんね。レビューも落ち着いて書けへんぐらい次の巻を手に取りたい3巻です。
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ドキドキする展開がたくさんありました。やっぱり面白い。
三巻にしてようやく梁山泊に頭領が戻りました。
敗戦して、空き続けていた頭領の椅子。
動き出した梁山泊。
南の宗教の氾濫と北の外交問題。
様々な問題を抱えた宋を倒し、
新しい国を作る時運が来ていると思う。
早く次が読みたい。
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史実もいくつか交えているのだろう。
だんだんと盛り上がってきた。第一のクライマックスに近づきつつあるのだろう。
楊令がついに梁山泊の統領となる。
文体は平易なのだが、登場人物が多すぎて、よく分からない。
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楊令が新梁山泊軍の頭領となりついに戦闘の火蓋がきられます。南では宗教指導者の叛乱がおきますが、この人物の造形には興味深いものがあります。その人に引き込まれる呉用の葛藤に胸が苦しくなります。
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水滸伝に比べて、大きな戦からスタートしている本作の構成を
意識させられた巻という印象。
だからか、上に立つ者たちの魅力を存分に味わえた。
特に喫菜事魔の方臘。
明らかに異常な人物に魅かれていく呉用の感情。
自分も怖いと思いながら方臘に引き込まれていった。
でも…
今後、地味なキャラがってくることに期待。
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二巻までに張られてたいろんな線が一気に動き出して、おもしろいけどはじめはやや混乱。おもしろいけど。
花飛麟・張平・秦容の別れのシーンが印象的。月の下で何を話したのかな。それとも、話してないのかな……?
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北方は金が遼の領土をほとんど占領し、宋が燕京に攻め入ろうとしていた。
燕京は独立の動きを見せる。
楊令が北方に入り、梁山泊軍の棟梁になる。
南では方臘の軍が江南を支配下におさめ、宋禁軍の童貫が出動する。情勢が大きく動こうとしていた。
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楊令がいよいよ頭領に。
全員が一斉に楊令に従うところは、心震える。
女の命を吸い尽くす方臘も見ごたえあるし。
北の動きも気になるし。
やばい、ストーリーが動いてる。
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童貫元帥が禁軍を二つに分けて北の領土回復と南の騒乱に当たります。
南の法臘は童貫元帥が直接当たるため必死がかかる訳ですが、呉用がどんな運命を辿るのか?法臘と運命を供にさせるのも本人の為かなとも思います。そうなれば梁山泊の皆様は初めて呉用の必要性を感じるだろうと思います。
続いて趙安、死亡フラグが立ったような気がします。聞煥章の暗躍がそれを匂わせます。
楊令については死んでいった林冲、楊志、宋江のハイブリッド感に満ち溢れています。童貫元帥と直接対決あるのでしょうか?出来る事なら2人のためにぶつからせてあげたいものです。
子午山、張平と花飛麟が下山します。少し寂しくなりますね。扈三娘の子供達も子午山に送ってみてはどうでしょう!?
次巻も楽しみです。