感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年12月15日
さらに激しさを増し、総力戦に突入した梁山泊VS禁軍の全面対決。
闘いの中で成長していく若手将校たちの躍動、そして命を燃やす歴戦の戦士たち。
途中、花飛麟と扈三娘の戦場のロマンスを挟みながらスリリングに展開していく第八巻。やはり熱い闘いこそ「大水滸伝」の真骨頂。
一方で金国も南下し、宋国との戦闘状態に...続きを読む入り奥の手とも言える蕭挂材出撃の勅命が呉乞買から下される。
いよいよ楊令と童貫の雌雄が決する時が近づいてきた。
Posted by ブクログ 2013年09月14日
戦が激しくなり、両軍ともに戦死者が相次いできた。
戦闘シーンもさることながら、その最中や合間に登場人物たちの語る話や言葉も重みがある。
いよいよ全巻の折り返し点を折り返した。
Posted by ブクログ 2012年08月13日
あぁ…今回も容赦がない…。
束の間の美男美女カップル、好きでしたよ。
久々に幸せオーラが出てたのになぁ。儚いものですね。
どんどん人が死にすぎて、感情が麻痺してしまったみたいだ。
普段はあまり出て来ない養生所のくだりが良かったです。
闘っているのは兵士だけではない。兵の命を助ける医者達もその一人。...続きを読む
目の前で次々と命が消えていくのを目の当たりにし、
自分の弱さを痛感しながらも必死で治療にあたる文祥達。
「眼が見え、手が動く間は、治療を続けるのだ」
安道全の想いがしっかりと受け継がれている。
林冲を思い起こさせる鉄笛と赤い月の描写に、切なさを感じます。
Posted by ブクログ 2012年07月28日
常に激戦。
楊令が笛の音を聞きながら
「どこかで、俺は心を切り落とされたのだと思う。心の一部をな。それを、なんとかして取り戻そうとしてきた。取り戻せはしない。それが、わかってきた。切り落とされてなくなったところに、別のものが生まれれば良いのだ、といまは思える。」
Posted by ブクログ 2012年03月06日
「呉用殿が見舞いに来るとは、私ももう目醒めなくなるのだな」
こんなことを、言いそうな気はしていた。呉用は笑いかえしたが、それは覆面で見えなかっただろう。
「偽の書類は必要としていないのか。遠慮することはない。私はまだ、一通や二通の書類なら、書けるかもしれん。ほかに、書ける者はいないのだからな」
「も...続きを読むういいのだ、蕭譲」
呉用は、皺で隠れてしまいそうな、蕭譲の眼を見つめた。
「偽の書類でこそこそやる時期は過ぎた。宋とは、正面切った戦になる」
「そうか、安心して死んでいい、と言いに来てくれたか」
(略)
「面白いところに誘われたものだ。塾の教師がな」
「私もわか若いころは塾の教師だった」
「別れはしたぞ。またの見舞いはいらぬ」
「わかった」
この巻は全面、童貫と梁山泊との戦いであった。堰を切ったように多くの英傑たちが死んで行く。海棠の花と云われ、不幸ばかりが襲ったあの女性には、この大河物語の最後まで生きて欲しかったのであるが、ほとんど必然性を持って泥土に沈んだ。唯一礫という飛び道具を持ったあの英傑も、岳飛という新しい時代の若者の前にあっけなく斃れた。「水滸伝」時代の英傑ばかりでなく、若者も次々と斃れた。そうして冒頭にある様に、呉用をして「一軍を率いている指揮官がいないより、大きなことだった」と言わしめた蕭譲も静かに亡くなった。私もおそらく病院で死ぬのだろうが、この様に友に別れを告げたいものだ。
それだけではない。戦いの中で若者たちの目の覚める様な「成長」も描かれる。
思うに、この楊令伝、中盤の白眉であろう。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
ううーきたきたきた。ここぞという時に風みたいにビューっと。黒、青、赤の騎馬隊。そして散ってく漢たち。けど死なないでほしい。生き延びて、再び会いたいと思う。私もそう思う。気づいたら泣いてます。
Posted by ブクログ 2012年02月01日
戰、戰、戰!前巻から続く戦いの中で漢達の思いが交錯し、そして散っていく。死と隣り合わせの時間の中で浮かび輝く生に、読み手の僕の血も熱くならずにいられない。戦いはまだ終わらない。決戦が次の巻で待っている。
Posted by ブクログ 2012年01月31日
大乱戦。
往年の英雄たちがいる。
光を放ちながら生きている。生ききっている。
そして新たなヒーローがやってくる。
いよいよ、次巻は決戦なのか?
早く読みたい!
Posted by ブクログ 2012年01月28日
また一人、また一人と豪傑たちが死んでいく。日常生活では、感じられない生死の狭間で必死に戦っている姿がリアルに脳裏に浮かんでかくる。どこからか、張平の鉄笛が聞こえてきそうだ。
Posted by ブクログ 2012年01月26日
またまた面白かったす。
ドーカン戦も佳境に入ってきて、こうなったときのスピーディーさは、まんまだけど、水滸伝のラストの戦いが思い浮かんだ。
で、その最中で死んでいく漢たちのあっけなさもやっぱり圧倒的。大きな戦以外で死ぬ場合、その漢の近辺状況が一通りクローズアップされて、その後、それなりの見せ場をもっ...続きを読むて死にゆくからインパクトもでかい。
でもメインの戦いでは、やっぱり人も沢山死ぬし、かといって話の流れが折れるのも気持ち悪いしってことか、ホントにあっけない。
コサンジョーはやっぱり…
チョーセー(ボツウセン)、北方水滸伝で初めて知って、こんな強いのがまだいたんだ!って思ってたのに…
Posted by ブクログ 2021年05月20日
4.1
水滸伝時代よりも戦が目まぐるしい。攻城戦がもはや懐かしい。
まだシリーズの中盤だというのに、お互いにどんどん削れていく。最終巻手前みたいなストーリーですわ。
Posted by ブクログ 2018年09月03日
ついに始まる禁軍VS梁山泊neo
激戦であるが故に敵味方で多くの猛者が散っていく。
扈三娘の大跳躍、首の落ちた緑の軍法、両脚を失った馬麟・・・
水滸伝からの生き残りメンバーも大分削られてきたような気がします。
一方で呼延凌や花飛麟の成長が著しく危なっかしい所はあるものの九紋龍に次ぐ安定感が出て...続きを読むきたような気がします。
さて本巻は8巻で楊令伝の中間地点!童貫軍と楊令軍の戦いも佳境に入っていく中、残7巻でどんな事が起こるのか楽しみでなりません!
因みに前巻に続き本巻も子午山の話がありませんでした。子午山の話で少し癒されたいという思いがあります。
Posted by ブクログ 2018年02月06日
ついに決戦の火蓋が…と言っても、童貫は動かない。
周辺の小競り合いが本気の度を増して、ようやく楊令や童貫を動かそうかというところ。
しかし、本気で戦えばこそ、次々と死者も出る。
張清好きだったんだよなあ。
梁山泊のメンバーとしては珍しく好きな女とちゃんと結婚し、子どもも持ったし、なおかつ優秀な将校...続きを読むであったところ。
普通に格好いいと思う。
扈三娘は罪な女だよねえ。
彼女自身も幸せだったかというと、ちょっとよくわからないけれど。
花飛麟と関係を持てたということで、聞煥章に汚された自分をリセットして、晁蓋の元に行けたってことなのかなあ。
花飛麟はショックだよね。救われない。
今回郭盛はまだ死なずにすんだけど、楊令との別れをすませた時点でもう永くないだろう。
そして馬麟もまたあちらに行ってしまった。
世代交代は必要なことだけど、やっぱり寂しい。
Posted by ブクログ 2013年10月23日
楊令伝第8巻のポイントは扈三娘の戦死である。はるか年下の花飛麟と結ばれるのであるが、聞煥章の魔の手によって蝕まれた肉体は己で制御できず、望んで死に向かった印象である。
一方、金国は梁山泊の思惑どおり対宋開戦でまとまり南下を始める。それに対しても宋禁軍は対処せねばならなくなり、楊令と童貫の決戦の日が...続きを読む着々と近付いてくる。
世代交替が着々と進んでいき、花飛麟、呼延稜、禁軍の岳飛といったところが最前線に居り、戦いの風景が大いに変わってきたことを感じさせます。
Posted by ブクログ 2013年08月03日
梁山泊軍と宋禁軍との全面対決が熾烈を極めてきましたね!
両軍とも将校クラスに死者が続々と出てきており、いよいよ決着間近といった感じです。
次巻で楊令と童貫との直接対決そして決着ということになりそうで、楽しみな展開になってきました。
Posted by ブクログ 2013年05月26日
■一番切なかったシーンは、
張清が戦死したあと、史進が呟いた
「俺だけかよ」のセリフ。
楊令伝初期の頃、張清・呼延灼と3人で流浪の軍をしていた史進。
残された史進だけど、この後若者達に慰められているのも含めて好きなシーン。
Posted by ブクログ 2012年04月29日
戦場の花、扈三娘も落命し、
梁山泊軍の主力は楊令をはじめ
花飛麟、呼延凌ら第二世代に移っていく。
一方、この戦を最後にと期する童貫も、
岳飛を育て上げる事で禁軍の次代を託そうとする。
愚帝と佞臣のもと、力を失い、衰退していく宋国にあって
何のために闘うのかが分かりづらくなってきた第八巻。
Posted by ブクログ 2012年03月05日
ほぼ一冊まるごと戦闘場面の第8巻。
睨み合いから局地戦へ。そして総力戦。期は熟し遂に楊令軍と童貫軍が対峙。そう、これはもはや梁山泊軍と宗禁軍というよりも楊令軍と童貫軍の戦いなのだ。
戦いの中で、自分を見失うものが居り、成長するものが居る。
全15巻の折り返しとなる第8巻。
「いつ死んでも、構わん。せ...続きを読むいぜい、華々しく、九紋龍の死に方をすればいい。ただ、俺の思いを言うと、死なないで貰いたい。なにがあっても、生き延びて、また会いたいと思う」…戦場に流れる鉄笛の音が哀しい。
Posted by ブクログ 2012年03月03日
楊令と童貫がついに激突
歴史的には1126年ころ
金が宋に侵攻をはじめる。これを契機に梁山泊軍と宋禁軍の戦いは、つばぜり合いから本格的な戦いに。
激戦の中で、花飛麟が扈三娘への思いを告げるなど、登場人物それぞれの思いがあらわになる。
スピーディーで激しい戦いの場面の中に、人の思いがこぼれてくる。
Posted by ブクログ 2012年02月12日
張清、扈三娘、馬麟・・・前作水滸伝での生き残りの百八星が死に始めますが、涙が溢れてくるような熱い散り方が減ったような・・・。童貫軍との死闘もまだまだこれから、ということで今後に期待です。
Posted by ブクログ 2012年02月03日
激戦です、生死の狭間で光を放つ漢たちの佇まいが心に迫ります。巻末に楊令が史進にかかる言葉には人を思う温かさに裏打ちされ、おもわず涙が滲みました。さてこの決戦の結末は・・・次月まで夢想が続きます。
Posted by ブクログ 2012年01月29日
宋軍と梁山泊軍はいよいよ決戦の中、両軍とも司令官級の武将が次々と倒れていく。はらはらドキドキのクライマックス。しかし、巻はやっと半ばを過ぎたばかり。今後のどのような展開になるのか?
Posted by ブクログ 2012年01月29日
宋禁軍vs梁山泊軍の戦いが始まりました。
今回もたくさん死んでいきます。
しかもかなりあっさりと。
正直、登場人物インフレが激しく、頭がついていかなくなりつつあったので、
人員整理は助かります。でも、寂しい。特に張清なんて、「え!」という亡くなり方だし。
この巻では、「死ぬときはあっさり死ぬ」...続きを読むという考えが貫かれているように
感じました。
だけど、あっさり死んでも、残った人間には深く刻み込まれている、と。
8巻は、9巻での童貫vs楊令に向けて布石のように感じるので、
正直、話しの展開がもっさりしているように受け止めました。
なので星4つ。お膳立てはできたから、次巻に期待!
Posted by ブクログ 2017年10月12日
激闘に次ぐ激闘。
主要登場人物が次々に散る。
とはいえ、水滸伝では、常に童貫に先手を取られていた感のあった梁山泊軍だが、今回は逆に押し気味で進めている。
決着はもう間近だ。