北方謙三のレビュー一覧

  • 水滸伝 十 濁流の章

    Posted by ブクログ

    折り返し地点の第10巻でございます
    え?もう?っていうね

    ハードボイルドを始め、この『水滸伝』でもそうなんだけど無骨な漢たちを描くことから、無骨な文章を、荒々しいとっつきにくい文章を想像するかもしれませんが、ぜんぜんそんなことなくて非常に読みやすいんだよね
    一度試しになにか読んでみてほしいです
    余計な修辞がないんでまどろっこしい感じがない、キャラがしっかりしているので、いちいち説明しなくとも会話で物語が進むのも読みやすいポイント
    交わされる会話は荒々しいけどね

    さて本編は梁山泊軍が呼延灼率いる精鋭の部隊とぶつかり、初の大敗を喫しますか、ここで高俅が大きな存在感を発揮してくれます
    『北方水滸

    0
    2023年09月19日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

    Posted by ブクログ

    馳星周さんの解説を読んで前巻のワタクシの感想がズバリだったな〜と自己満足に浸っております

    そうなんです
    完全に理解しました
    『北方水滸伝』は一〇八人の死に様を語る長い物語だったのです
    敵や市井の人々にも魅力的な人がたくさんでてきますので一〇八以上の死に様ですね

    すげー!
    すげーよ北方アニキ!

    今回は補充巻でした
    なに?補充巻て?
    そんなん自分で確かめてほしい

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第四十九位の好漢、地闘星の火眼狻猊(かがんさんげい)鄧飛です

    火眼とは赤い目という意味でオリジナルでは人肉を食べてそうなったとされてます、恐っ
    『北方水滸伝』では宋の北に位置

    0
    2023年09月18日
  • 水滸伝 八 青龍の章

    Posted by ブクログ

    もう、いろんなバリエーションで死んでいくやん。゚(゚´Д`゚)゚。

    あれか?一〇八星で一〇八種類の死に方考えようの会名誉会長か!

    それにしても非道い
    ほんと小説家って良くあんな非道いこと考えるよね
    確かに李富と馬桂はにっくき仇やけど、あんな仕打ちせんでも…
    非道い。゚(゚´Д`゚)゚。
    もう小説家全員サイコパスや!(極論)

    ちなみに今回ワタクシが一番猛った場面は飛竜隊の隊長を務めるOh!Yeah!じゃなかった王英が援軍として祝家荘に向かったという記述ですw
    扈三娘とOh!Yeah!じゃなかった王英が『北方水滸伝』でどんなふうに結ばれるのか興味津津

    というわけで多大な犠牲を払いつつ官軍と

    0
    2023年09月17日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    チンギス最終巻。
    親近感の無い世界の物語になかなか入り込めなかったが、さすが北方謙三!終盤にはチンギスの顔は北方謙三そのものにしか見えなくなってきた。
    現代でも歴史でも、日本でも海外でも、常に北方節が冴えわたります。
    気取ったオヤジが大好きです。

    0
    2023年09月17日
  • 三国志 二の巻 参旗の星(新装版)

    Posted by ブクログ

    本書になりいよいよ曹操や龍備、呂布などが戦で大活躍の端緒が語られて時の経つのを忘れて夢中になって読み耽ってしまった。昔若かかりし頃読みしことを思い出しながら---雄大でスケールの大きい物語は人を魅了させる。次はどんな話しになるか楽しみだ。

    0
    2023年09月17日
  • 水滸伝 七 烈火の章

    Posted by ブクログ

    もう、どんどん死ぬやん。゚(゚´Д`゚)゚。

    いよいよ宋江が梁山泊に入山し、晁蓋と並びたち官軍いや宋国との本格的な戦争へと突き進んでいきます
    そしてそして次巻ではオリジナル水滸伝では前半最大の山場となる祝家荘との戦いへと続いていきそう
    『水滸伝』のスーパーアイドル一丈青扈三娘も登場し、こちらは青蓮寺の天才参謀聞煥章となにやらありそうな感じ
    全ての男の子に勇気を与える存在の王英先生はまだ到着してません!ヤバい!早く来て!

    はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー!
    今回は第二十九位の好漢、天罪星の短命二郎(たんめいじろう)阮小五です
    元漁師、阮三兄弟の次兄ですね
    オリジナルでは他の兄弟と

    0
    2023年09月13日
  • 水滸伝 六 風塵の章

    Posted by ブクログ

    梁山泊対青蓮寺の構図がどんどん表面化して進んでいく巻です
    わりと静かな巻なのに面白い
    やっぱり裏側の描き方が上手いからなんだよ
    上手いしちゃんとしてる
    だから戦の説得力が凄い

    梁山泊側はどんどん人が集まります
    特筆すべきは青州軍の将軍、秦明と副官花栄、その部下黄信の合流です
    若いヤツが多い梁山泊にあって苦み走った大人の漢秦明が渋い!しぶカッコイイ!
    第六巻は秦明の巻と言ってもいいかも

    そして青蓮寺側も遂に天才参謀聞煥章が登場!あっという間に青蓮寺を自分色に塗り替えて行きます
    完全に出来上がってるチームに経験のない若造が入っていくのは難しいし、才能があったらあったで嫉妬されるはずですが、圧倒

    0
    2023年09月13日
  • 水滸伝 五 玄武の章

    Posted by ブクログ

    やってくれたなー!
    やってくれはりましたなー!

    一〇八星、集結しないんかーい!ってね
    『水滸伝』一番の胸熱クライマックス、一〇八星大集結!!描かれないんかーい!っていうね

    もう『水滸伝』違うやん
    それやってもうたら『水滸伝』違うやん
    そもそも『水滸伝』てのはね
    洪信ていうお馬鹿さんが、天界を追放された一〇八の魔星の封印を解いちゃうところからお話が始まってだね
    それがいかにまた集まってくるかって物語なわけでね
    それが一〇八星集結するまえに死んじゃう人出て来るんかーい!

    いやーやっぱすげーわ
    すげーわ北方謙三アニキ
    分かる、分かるよ
    こんな賊徒どもがしっかり官軍にマークされまくった状態で、1

    0
    2023年09月07日
  • 水滸伝 四 道蛇の章

    Posted by ブクログ

    今後の大活劇に向けて静かに時を重ねる第四の巻です
    こういった大長編では仕込みの回ともいえる落ち着いた巻が必ずあるんですが、そんなんも超面白い『北方水滸伝』でございますよ

    これまでも何度か書いてるんですが、面白いヒロイックファンタジーを産み出すには、いかに魅力的な敵を生み出せるかにかかっていると思うんです
    え?『水滸伝』てヒロイックファンタジーだったの?っていうのは今いいじゃない
    今いいじゃないそれは

    で、この『北方水滸伝』はめちゃくちゃ魅力的な李富という敵を生み出しています(もちろんアニキの創作キャラ)

    いやもうこの李富がさ、ちょっと油断すると好きになっちゃいそうなのよ
    もう悩みまくりで

    0
    2023年09月08日
  • 水滸伝 三 輪舞の章

    Posted by ブクログ

    ぐぅおおおお!
    腹立たしい!
    めちゃくちゃに腹立たしい!
    誰が誰に何を言うとんねん!
    何をしれっとまとめとんねん!
    何をしれっとまとめて旅立っとんねん!
    (ノ`Д´)ノ彡┻━┻

    わいは許さんで!
    宋清は許してもわいは許さんで!

    いやもう、小説読んでここまで腹立ったのは久しぶりだわ
    久しぶりぶりだわ!(そうでもない感)

    つまりは北方謙三アニキにしてやられてるってことですわな
    ここまで感情を揺さぶられるって凄いことやんな

    はい!一〇八星全然違うやん!のコーナー!
    第二回は、梁山泊第十七位の好漢、天暗星の青面獣(せいめんじゅう)楊志です

    第三巻前半の主人公と言っていい楊志で建国の英雄を父祖

    0
    2023年09月05日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    草原に生まれ草原を生きてきたチンンギスの最後の戦いが描かれる。巨星落つ、天は一つだから地も一つ…、チンギスの想いは果てしない。ここに壮大な物語が完結。

    0
    2023年09月03日
  • 水滸伝 二 替天の章

    Posted by ブクログ

    梁山泊の敵となる青蓮寺も輪郭がさだまりつつある第二巻でございます

    官軍の諜報機関みたいな存在なんだけど
    うーん、この青蓮寺チームがまた良いのよ!
    彼らなりの志もありそうで、なんていうかカッコいい敵が生み出されていて参りました

    そりゃあそうよ!高俅みたいな軟弱な奴らじゃ、北方梁山泊の敵役は務まりませんよ!

    突然ですが、一〇八星全然違うやん!のコーナー!(ドンドンドンパフー!)
    はい、『北方水滸伝』後発も後発のワタクシですが、さらに信者を増やすために微力ながら少しでもこの魅力を伝えたく、『北方水滸伝』が好漢たちをいかに鮮やかに生まれ変わらしているかオリジナルと比較しながら語って行きたいと思い

    0
    2023年09月02日
  • 水滸伝 一 曙光の章

    Posted by ブクログ

    第一章を読み終えると同時に、長い長い旅の始まりを告げる鐘が打ち鳴らされるのが聞こえた

    ぶったまげた!
    なんだこれは?なんなんだこれは?

    『水滸伝』じゃないじやないか!
    いや『水滸伝』なんだけども、確かに外側は『水滸伝』なんだけども、中身はぜんぜん違う
    もちろん『水滸伝』は読んだことがある
    未完に終わったが吉川英治の『新・水滸伝』も読んでいる
    その上でぜんぜん違うと感じるのだ

    人物の造形力が図抜けている
    そして元々あった器にひとりひとり新たな「魂」を入れ込んでいる
    しかもそれぞれに重なることもなく、魅力的で、納得感もある「魂」
    これを登場人物全員にやっている

    信じられない
    信じられないが

    0
    2023年08月28日
  • 岳飛伝 五 紅星の章

    Posted by ブクログ

    南宋軍の岳飛と金国ウジュ二人の繰り広げる戦は、二国の対立、民のための戦、個人的な戦争の度の言葉も当て嵌まらない次元の戦いとなる。

    一方、南の方でサトウキビから砂糖を作ろうとする秦容の陣営も仲間が増え、本格的な砂糖作りに向かっていくようです。
    ラム酒も副産物として出来ているようです。

    また、西の方では韓成が奥さんと子供とうまく行っていないようですが、重要な仕事に関わっていく気配を感じます。


    岳飛伝5巻が久しぶりすぎて水滸伝や楊令伝が昔のことのように忘れてしまいそうです。

    たまに、黒旋風や豹子頭の事を思い出さなくてはと思いました。

    0
    2023年08月20日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終わったぁ,ほっとしたぁ~ホラズムの掃討戦も終わり,通ったことのない道の脇で気になったのは黒水城だった。アウラガに落ち着くことなく,東に海を見に行き,副官であるソルタホーンが知らせてきたのは,帝国各地で叛乱が起きる兆しで,どうやらホラズムの太后が残した砂金で,アウラガを臨める黒水城の主ウキが盟主らしい。金出身の公主の子だと言うが,どうやらマルガーシを担ぎ出そうとしているのだ。チンギスも四子のトルイと甥のボロルタイだけを帯同した。長い押し合いから,一気に衝突し,チンギスは脇腹を抉られながら,剣を握るマルガーシの右手を飛ばしていた。春先の衝突で,チンギスは首を差し出したが,馬から落ちたのはマルガー

    0
    2023年08月20日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    チンギス紀最後に相応しい一冊になった。今までにない苛烈な戦いの後の静寂はテムジンの草原で最後を終える。最後まで漢を絵描ききった北方氏に感謝!

    0
    2023年08月20日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    終わった。チンギス紀、長い長い物語に幕が降りた。謙三作品は男っぽい文体で独特の作風人の心をと言うより小生の心をギュッと鷲掴みにしてくれる。感無量だ。さて次はどんな作品を?待っている。

    0
    2023年08月14日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

     大水滸伝シリーズも、これで完結だろうか。最終巻は、やや蛇足感がないでもないが、チンギス紀の流れを振り返り、ラストにつながっていくという点で、やはり最終巻にふさわしい。

    0
    2025年12月07日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長子ジョチ、妹でポオルチュの妻テムルンが死ぬ
    たいこうの亡霊が金を用意しマルガーシを中心にした黒水軍との戦い
    マルガーシが右手を失いチンギスが脇腹を損傷
    二人の傷が癒え再びあい見える
    チンギスの誘いに乗ったマルガーシを殺す
    その傷が徐々にチンギスの体を蝕む
    最後はポオルチュとソルタホーンを伴い大地に帰る

    0
    2023年07月29日
  • チンギス紀 十七 天地

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楽しみにしていた「チンギス紀」最終巻。
    テムジン、十三歳の時から彼の生涯、そして周りの国の人々を読んでこられた事、私の人生のある意味糧となりました。
    もう、完結編。だけどいつもこの本は寄り添ってくれているという想いを持ちたい。

    終焉に向けての登場人物たちの描き方、そしてかつての闘いに散っていったライバルたちへの思い出。
    どこを開いても胸が熱くなる言葉たち。
    「唐突に始まって唐突に終わる。人の生にも似て」
    そして広大な大地を墓とする旨を伝え、
    不意に視界がなくなったという文章。
    全十七巻、すべての言葉を心に刻みたい。

    0
    2023年07月29日