北方謙三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宋と遼の戦いがいよいよ決大詰め。
耶律休哥軍と楊家軍、そして石幻果と六郎の血の涙を流す戦いが決着する。
最後の六郎と石幻果が剣を交えるシーンは、圧巻で切なくて壮絶で感動的です。まさに熱い心と涙なしでは読めないシーンだと思いました。
太后視点のエピローグも、ああ終わったんだ…という感じがすごく出ていて、登場人物の心にぽっかり穴が空いているように、読んでいる私にもぽっかり穴が空いてしまったような気持ちになりました。
それから、英材のセリフ。ここから、北方水滸伝に楊家の血が繋がって行くのかと思うと、北方水滸伝がついつい読みたくなっちゃいました。特に4巻とか5巻とか6巻とか!