北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 九 遥光の章

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    ネタバレ

    最初の章
    楊令の史進に対する「豹子頭林冲を思い出せ」のセリフからが、本当に手に汗握り、心臓がドキドキしました。
    今後の展開も楽しみ。

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    2012年02月26日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    「俺の部下だった。俺の片腕だった。死ねと言えば、あっさりと死にに行くようなやつだった。そんな男に、殿軍をやらせたのだ」
    張清の手が、握りしめられている。
    「あの時の戦闘はな」
    「言うなよ、李俊。あそこでは、関勝を含めて、いろんなやつが死んだ。俺は、自分が死を避けたのではないか、という気がしてならないのだ。単廷珪は、俺の部下だ。死ねと言えば、黙って死ぬ部下だ。そんな男に、死ねというのは、指揮官ではない」
    「自分を、責めすぎるな、張清」
    「いや、李俊。張清は自分を責め続ければいい。指揮官とは、自分を責め続ける業を背負うものだ、と俺は思う」
    楊令の声に、一瞬だけ暗い響きが入り混じった。
    「単廷珪殿が

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    2012年02月25日
  • 楊令伝 九 遥光の章

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    やっぱり大興奮。
    今回は最初の章に尽きる。ヨーレー対ドーカンの決着、クライマックスに向けての盛り上がりが半端なくて、全く目が離せなかった。それにしても最後、男泣きました。
    でもこの後、どうやって物語を盛り上げていくのかがちょっと不思議。まだあと6巻残ってるはずだけど…

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    2012年02月23日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    上で今までの敵の中で生きると決めた楊四郎、その後の兄弟達の苦悩や敵であった人たちが新生、自分の父母という記憶が戻っても決意して生きて行くその生きざまがすごい。兄弟達もそれぞれすごいと思ったがう~ん。暫くぶりに読みふけった作品でした。

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    2012年02月18日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    ううーきたきたきた。ここぞという時に風みたいにビューっと。黒、青、赤の騎馬隊。そして散ってく漢たち。けど死なないでほしい。生き延びて、再び会いたいと思う。私もそう思う。気づいたら泣いてます。

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    2012年02月05日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    戰、戰、戰!前巻から続く戦いの中で漢達の思いが交錯し、そして散っていく。死と隣り合わせの時間の中で浮かび輝く生に、読み手の僕の血も熱くならずにいられない。戦いはまだ終わらない。決戦が次の巻で待っている。

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    2012年02月01日
  • 楊令伝 八 箭激の章

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    ネタバレ

    大乱戦。
    往年の英雄たちがいる。
    光を放ちながら生きている。生ききっている。
    そして新たなヒーローがやってくる。
    いよいよ、次巻は決戦なのか?
    早く読みたい!

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    2012年01月31日
  • 楊令伝 三 盤紆の章

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    ネタバレ

    楊令伝第3巻のポイントは、方臘の叛乱が拡大する江南へ、ついに童貫の宋禁軍に出動。聞煥章の秘められた野望に揺れる燕雲十六州。そして、梁山泊の頭領に楊令がつく。いよいよ激戦の予感を残し、第4巻へ。

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    2012年01月16日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    「自分で作るのではなく、自分で望むのでもなく、意味というものは、自然に湧き出てくる、と私は思います。人は、意味が湧き出ないところで生きるべきではない、と私は自分に言い聞かせています。」

    意味は作るものだと思っていた。でも、意味はそこにあり、そこでこそ生きるべきと言う考え方もあるのか。意味にはそんな側面もあるのかと思い、柔軟に意味について考えなきゃ。


    「かつて、梁山泊の現場の軍人たちが言ったことの意味も、いまになってわかってきている。頭では理解できないことが、戦では起きる。まず、そこからはじめるべきだった。

    いまも昔も現場大事なのか。

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    2012年01月14日
  • 楊令伝 七 驍騰の章

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    ネタバレ

    あの呼延灼が・・・。
    そして穆凌という新しい星が生まれる。

    ついに梁山泊軍と童貫軍の本格的な衝突が始まった。
    呼延灼と史進の戦いがメインだった今回、次は呼延灼の弔い合戦に楊令が動き出す。

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    2012年01月01日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    ネタバレ

    悲しいなぁ…本当に悲し過ぎる。
    なんでこんな事になってしまったんだろう。

    石幻果は、記憶を取り戻さないままの方が幸せだったかもしれない。
    第二の人生を歩み始めた彼は、本当に生まれ変わったかのように見えた。
    でも、身体には間違いなく偉大な父・楊業の血が流れている。

    過去を取り戻した石幻果は、一体どんな選択をするんだろうか…
    下巻を読むのがちょっとだけ怖い。

    もちろん楊家贔屓だけど、耶律休哥は敵ながらどこか抗い難い魅力がある。

    「水滸伝」で楊志から楊令の手に渡った吹毛剣はここからきたのかと
    思わず嬉しくなってしまうエピソードがありました。

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    2011年12月31日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    ネタバレ

    扈三娘の件は胸が熱くなる。
    豹子頭林冲の魂が生きている。

    そして楊令が変わり始めた。
    童貫も変わり始めた。
    次の巻ではきっと大きく物語が動く気がする・・・。

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    2011年12月12日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    待望のヨーレー伝の最新巻。熱い漢達の中、今回一番印象に残ったのは女剣士・コサンジョー。ブンカンショーとついに決着が…って感じでした。

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    2012年02月06日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    南北それぞれで動きが増えてきた2巻。特に南で絶大な力を身につけつつある方臘が第三勢力として今後の戦いにどう絡んでくるのかに期待。

    楊令の動き、岳飛の登場など、今はまだ多くの糸が読者の前に出現する時期。これらが紡がれる時がとても楽しみ。

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    2011年11月30日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    宋の南北での戦いが終わり、ついに梁山泊と宋との戦いが目前に迫ってきた。そんな中、扈三娘の息子が誘拐され、扈三娘自身も聞煥章に捉えられてしまう。どうなるのかと息を飲む展開である。
    楊令の人間的な側面を見せる場面もあり、戦がないが、なかなか面白い巻である。

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    2011年11月24日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    ネタバレ

    楊令伝第2作のポイントは、岳飛が童貫と、そして楊令とは戦慄の遭遇をする場面であろう。後の展開を予想するだけで身震いが起きてくる。そして、呉用の読みを誤らせた方臘の存在感が俄然増してくる。

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    2011年11月27日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    「弱さを恥と思わないのが、方臘(ほうろう)の強さと言ってもいい」
    分かっているけど、難しい。
    弱さを補うのではなく、受け入れること。そして、強さを伸ばしたいと思う。

    「人は、自分がそうだと思っている以外の、自分というものがある。」 
    自分は何者なのか。どれが本当の自分なのだろうか。
    それはどんな人(豪傑)でも考えることなのか。

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    2011年11月15日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    楊令伝の第5巻、物語に大きな一区切りがついた。ただ、これは次の大きな物語の序章のよう。これから生き残った漢達の物語がどう進むのか、楽しみでなりません。

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    2011年11月10日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    南方戦、緊張感というか、緊迫感が凄まじい!ビリビリする!

    童貫様には『水滸伝』 時代からいつも鳥肌たてられてるなぁ。
    このひとの麾下軍が平原に現れる描写を読む時の、背筋がゾクゾクする感覚がたまらないんだ!
    童貫様、愛しとーと!


    南方戦線に比べて、北方戦線・梁山泊はなんかイマイチだるい感じ?

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    2011年11月08日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    梁山泊が崩壊し、宗江が死んで革命は終わったかに見えた。
    けれど、志を受け継ぐ者たちが、友のため、仲間のため、
    死んだもののために再び立ち上がろうとしていた。
    相変わらず読者を惹きつけるストーリーで、
    水滸伝の登場人物の二世達も現れて、ますます面白くなってます!
    あの人はほんとに楊令なのか!?
    ラストのヒキは非常に北方謙三らしいです。

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    2011年10月24日