北方謙三のレビュー一覧

  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    ネタバレ

     北と南の叛乱が終わった。どちらも官軍が勝った。官軍が勝ったのに、官軍は勝っていない。
     梁山泊の戦いがようやく次巻から始まるのかな・・・。楊令と童貫の置かれている状況が変わりすぎているし、そもそも宋対梁山泊という構図すら小さくなってきているし・・・。これからどうなっていくのか楽しみだ。

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    2011年10月24日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊家将の続編。

    前回は宋の中における楊家、楊家における楊業が中心的だったが、今回は北方オリジナルなので、視点が前作と全く異なる。

    涙無しには見れない傑作です。

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    2011年10月14日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    「そうやって思い出してくれる弟がいて、おまえの兄貴は幸せだ」
    「違うな、項充。思い出してしまう人間を持った、俺たちが幸せなんだ」

    人の死を考えたとき、そんな見方もあるんだって思った。

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    2011年10月11日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    ネタバレ

    花飛麟、ヤバイです。

    いま生きていたら、アーチェリーでオリンピック金メダルとかなんだろうなぁ。


    そして、とうとう王母様が亡くなってしまう。
    子午山の子供たちの、静かな語り合いは、
    とても胸打つものがあります。

    聞煥章と李富の、当人同士が出てこない戦いも、
    注目です、まさに暗闘。

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    2011年10月02日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    毎月ハードカバー版の方を衝動買いするのをこらえて待ってるんだが、水滸伝から登場してた人物からの世代交代が進んでいく流れが少し悲しくもある。

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    2011年09月25日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    ネタバレ

    北方水滸伝の続編。
    あの楊令が題名になってしまうくらいの続編なのに、
    第1巻では、最後にちろっと出てくるだけ。

    でも、その”ため”の過程がいい感じ。

    童貫との戦いを生き残った同志たちのその後を描きつつ、
    少しずつ楊令に近づいていく。

    そして同志たちの子息が育ち、
    彼らの葛藤や未熟なところも魅力的。

    方臘の存在も気になるところだが、
    今回も王進再生工場では泣かされるんだろうなぁ、と期待。

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    2011年09月23日
  • 楊令伝 三 盤紆の章

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    方臘が本格的に乱を始める。
    童貫率いる金軍には岳飛が加わり、梁山泊には楊令が頭領として戻ってくる。

    幻王軍が遼を侵略する様子や、呉用がだんだんと方臘に魅了されていくあたりが面白い。
    あと子午山の話も。

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    2011年09月07日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    ネタバレ

    棺桶に入れたい一冊。

    北方節が炸裂。
    楊家将から続く続編で、こちらは兄弟愛を中心に描かれている。

    こっから青面獣楊志や楊令に心意気が繋がっていくのだと思うと、
    ぐっとくるものがある。
    (水滸伝や楊令伝に全然関係はしないけれど)

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    2011年08月31日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    二日で読破。
    楊令・方臘・岳飛と役者も揃い、いよいよ物語が動き出す。
    明日にでも三巻目を買いに行ってくる!

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    2011年08月30日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    一気に読み切った。後水滸伝、長編の始まりとしてテンション上がってきた!北方水滸伝読んでない人がいきなりコレ読むのは冒険なんで、読んでない人はそちらを読んでからだな。以降の巻もまとめ買いしてしまうかな、コレは。

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    2011年08月28日
  • 檻

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    文句なしに傑作。何回も読み返しているが、滝野と同じくらいの年になって、若い頃と感じ方が変わったのがわかる。檻から出ること、今自分は檻から出たつもりでいるが、本当にそうなんだろうか?うまく心情を文字に落とせないが。もう一度、読み返すかな。

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    2011年08月25日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    水滸伝3年くらい前に読み終わって、楊令伝ずっと読みたかった。
    それが文庫で出てて、買って読みました。

    最高でしたー。北方謙三さんの文章力でしょうか、あの世界にどっぷり浸かれました。
    人の名前が多いから、誰だったか忘れている部分も多かったですが、何とか思い出してきました。

    水滸伝もそうでしたが、一人ひとりに輝くものがあるのが良いですね。
    あと、全員に志があるとかではないのも、人間味があって好きです。

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    2011年08月07日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    楊令伝の第二巻。ちょっともう、ほんとに読み進める度続きを切望してしまう!今回は同志たちそれぞれの気持ちの面にも触れていてよかったです。

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    2011年08月01日
  • 絶海にあらず(下)

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    藤原純友の物語。同じ時代を生きた平将門は有名だけど、あまり知らずに読みました。公家の出ながら、海に生き、出世は望まず権力に立ち向かう男の姿が目の前に現れました^^
    上下巻あるけど、下巻は疾走し、一日で読み終えました。

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    2011年07月03日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    楊家将・血涙 全4巻の最終章。
    宗にとっての楊家軍の立ち位置の変遷をみていると、国の繁栄に対して、政治と軍との距離感というか関係性を考えさせられる。ここでは楊家に感情移入してしまっていたので、虚しさを感じてしまったが…
    石幻果は自分自身と決着をつけながら、かつては孤高の白い狼だった耶律休哥と親子以上ともいえる絆を深め、耶律休哥は軍人としてこの上ない死に方で人生の幕を閉じる。このように遼軍側は、よりパーソナルな人間ドラマが描かれているように感じた。
    今までのように盛り上がりや期待感に溢れた劇的な感じではなく、終盤は沈静化ともいえる終わりかたなので、3冊続いた疾走感は失速していく感じがあったが、落

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    2011年06月14日
  • 血涙(上) 新楊家将(ようかしょう)

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    前作「楊家将」の終盤で気になったままだった四郎のその後から物語は始まる。
    前作に対して遼軍側の視点から多く描かれているが、やはり変幻に視点を操りながら物語が進んでいく疾走感はハンパない。思わず寝食のタイミングを逃してしまうほど。

    今までは男たちの生き様や格好良さに惚れぼれするばかりだったが、ここへきて石幻果や耶律休哥、蕭太后、瓊峨姫たちの見せる家族愛や親子愛、人間愛などを感じることができて、女性から見ても 楊家将・血涙 合わせた4巻の中で最も満足感が大きい巻だったかな。

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    2011年06月14日
  • あれは幻の旗だったのか

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    レビューが一件も無いが、これこそが隠れた名作というものだ。
    学生運動時代、日本に本物の革命を起こそうとした男たちの物語。
    そこに思想はなく、ただただ実戦主義というだけ。
    おそらくは、思想にしばられて身動きの取れなかった学生運動を見てきた作者の、痛烈な一撃なのだろう。

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    2011年03月09日
  • 替天行道/北方水滸伝読本

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    こういった類の本は割とさらっと読むのだが、これはじっくりと読ませてもらいました。北方謙三の生き様がはっきりと伝わります。これを読んだあとにもう一度19冊読み直したいと思わせます。もちろん楊令伝も。

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    2011年02月16日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    ネタバレ

    楊家将の続編。

    楊家将下巻、最後の戦で父楊業をはじめ多くの兄弟を失た。
    残った六郎、七郎、が中心になり楊家を再興して行く物語。

    楊家の娘九妹、亡くなった長男延平の息子延光も加わり
    残った家臣たちも武将としてだけではなく、それぞれの仕事を
    新しくもち遼と戦っていく。

    楊家を再興するに当たり、武だけではなく物資や馬を集めるという
    仕事に生き残った武将や前の戦で負傷をおった者たちがあたり
    いかにして楊家を再興していくかまでもが描かれている。

    遼の耶律休歌軍には、新たに石幻果という武将が加わりこれでま以上に
    強くなっていく。
    石幻果の過去が謎でそれが徐々に明かされていく。
    楊家がこの物語では主

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    2011年01月20日
  • 血涙(下) 新楊家将(ようかしょう)

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    読み終わった!!
    何だろこの高揚感!そして、宋と云う国に対して湧き上がる苛立ちは!
    いや、もう国家ってこんなもんかと割り切るしかないのかなー。
    楊業の無念さや六郎の絶望に心が痛みます。
    素晴らしかった!!

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    2010年12月12日