北方謙三のレビュー一覧
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杖下に死す 北方謙三
柳生新陰流の達人、光武利之(実は代々御庭番の家系・村垣淡路守定行の妾腹の子)と大塩平八郎の養子で東町奉行所同心の大塩格之助との不思議な友情をベースに利之の自分探し?の物語。
眠狂四郎のようにニヒルではないが、群れず独歩行タイプの利之。御庭番の家系もあって、なんとなく親父の命であちこちを旅し、隠密らしからぬ隠密の役目も果たしてきた。
その流れから別に大塩を探れと言われた訳ではないが結果として大塩平八郎に接近遭遇することになる。
大塩平八郎の乱とはなんであったのか『政』が庶民のためであったことはこれまでも、これからもないだろう。
1837年(天保8年)大塩平八郎の乱
大 -
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巨大な宋国が倒れて、定石通り群雄が割拠し、それぞれの小国家が形を成してきた。いよいよこれから、それぞれがしのぎを削って戦い合う、といった段階か。梁山泊の行末も気になる。
でも今回のハイライトは、何といってもホーキョクの最期の場面。最初の登場からインパクトは強くて(ネガティブな意味で)、“こんな奴が108人の中にいたの!?”って感じだったけど、どんどん魅力的な人物に成長していって、その成長がまた嬉しかったりして…そんな感じで、おそらく北方水滸伝の中で、最も原作から飛躍した漢。いなくなったのはすごく残念だけど、ハイライトになるような死に様を与えられてよかった。
これがなければ、トコーの自殺が一番衝 -
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遂に、梁山泊と宋禁軍との戦いに終止符が打たれました。
戦に自分の生涯をかけた禁軍の元帥童貫が、
替天行道を掲げた梁山泊頭領の楊令によって討たれ、
梁山泊の勝利によって宋は敗れました。
元帥あっての禁軍。
禁軍あっての宋という国の存在。
ここ数年、形骸化していた宋の政治は、この敗北によって脆く崩れていきます。
宋を倒すことに力を注ぎ、新しい国を建てることを夢見て長年戦ってきた梁山泊。
いざ、勝利をおさめ、実際に国を建てることに直面した梁山泊がどのような国造りをしていくのか。
なんだか、梁山泊の勝利を応援しながら読み進めてきた分、終わってしまった虚無感がぬぐえません・・・