絶海にあらず(下)
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絶海にあらず(下)

712円 (税込)

3pt

3.9

海を、わが庭のように駈ける。人智の及ぶかぎり、海とともに生きる。死ねば、海に還る――承平・天慶の乱の首謀者として将門とともにその名を知られる瀬戸内の「海賊」純友。海の民を率い、ついに朝廷の水軍との対決が! 夢を追い、心のままに生きた男の生涯を描く歴史巨篇。

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絶海にあらず のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 絶海にあらず(上)
    712円 (税込)
    京都・勧学院別曹の主、藤原純友。坂東への旅で若き日の平将門との邂逅を経て、伊予の地に赴任する。かの地で待っていたのは、藤原北家の私欲のために生活の手段を奪われ、海賊とされた海の民であった。「藤原一族のはぐれ者」は己の生きる場所を海と定め、律令の世に牙を剥く! 渾身の歴史巨篇。
  • 絶海にあらず(下)
    712円 (税込)
    海を、わが庭のように駈ける。人智の及ぶかぎり、海とともに生きる。死ねば、海に還る――承平・天慶の乱の首謀者として将門とともにその名を知られる瀬戸内の「海賊」純友。海の民を率い、ついに朝廷の水軍との対決が! 夢を追い、心のままに生きた男の生涯を描く歴史巨篇。

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絶海にあらず(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    利益の為に唐物交易を独占する京の藤原忠平と海は自由にすべきと考える伊予の藤原純友の戦い。純友のような男なら大勢の水師達が己の意思で集まって来るのも頷ける。最後の太宰府との海戦の切迫感は凄かった。小野好古との友情も熱くなる物があるし、登場人物は皆個性的で魅力ある人ばかりだ。

    0
    2013年05月12日

    Posted by ブクログ

    藤原純友の物語。同じ時代を生きた平将門は有名だけど、あまり知らずに読みました。公家の出ながら、海に生き、出世は望まず権力に立ち向かう男の姿が目の前に現れました^^
    上下巻あるけど、下巻は疾走し、一日で読み終えました。

    0
    2011年07月03日

    Posted by ブクログ

    平安時代中期に実在した藤原純友を中心に海の男たちの生き様を描いた歴史小説。

    北方謙三氏らしい“漢たちの物語”を思う存分堪能できる一作。主人公の純友がめちゃくちゃ良いんだよなぁ。公家なのに破天荒、でも公家らしいしたたかさもあって、最高。

    純友と敵対する忠平や良平も、越智安材も、それぞれの立場を考え

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    将門には、ほとんど光をあてずに、純友だけをクローズアップしていて面白い。作者の海への想いが集約されている。

    0
    2020年11月24日

    Posted by ブクログ

    カリスマがいる!
    一言で言うと、そんな感じだ。

    藤原純友という男は、カリスマなのだ。

    久しぶりに明るい男の話だった、と思った。
    北方さんにして・・・いや、明るくない男ばかり、というわけじゃないんだけどね。
    純友は、痛快なのだ。
    何かを深く考えているようで、思いつきで何かをしてしまう。
    そしてそれ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    純友の生き様が描かれた作品であるように思います。単純に面白かったが、登場人物が多かったか…。宇和島、佐田岬、喜多郡など自分の出自に関係する地名がよく登場したので思わず読んでしまったが…。

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

    瀬戸内の海賊となって乱をおこした藤原純友の事蹟を描く。
    同時期に乱を起こした平将門に比してやや知名度はおちるが、当時の政治の中心の藤原一門からなぜ、反乱がと不思議に思っていた。
    著者は、純友をものに捕われない自由な心の持ち主として、その勇躍する姿を描いている。同著者の「破軍の星」では、清冽なる天皇中

    0
    2011年04月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公純友は最後までこれといったピンチを迎えることなく、
    失った幹部も一人。
    結局楽々勝ってしまった。

    主人公が困ることがない展開は、読んでてストレスたまらないのはいいが、
    やっぱり盛り上がりに欠ける。

    0
    2011年06月13日

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